GIVE ME THE REASON/Luther Vandross (1986年)
ルーサー・ヴァンドロスのEPICで5枚目のアルバム。バカラック・カヴァーを1曲収録!
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全9トラック中バカラック作品は1トラック
9. ANYONE WHO HAD A HEART (5:46)
R&Bシンガーのルーサーが2005年に54歳で亡くなってからもう8年になるんですね…。彼がソロアーティストとしてデビューしたEPICで、5枚目にリリースされたアルバムです。
ルーサーのバカラック・カヴァーといえば、1981年のデビューアルバムに収められ、シングルカットもされてヒットした「 A HOUSE IS NOT A HOME 」が有名ですが、次にカヴァーしたのがこのアルバムのラストを飾る T-9.「 恋するハート 」なんですね。とてもゆったりした(でも緊張感ある)テンポで最初は静かにそして感情を込めてルーサーは歌っていきます。
CDのライナーに、ルーサーがこの曲をカヴァーした理由がわかるエピソードが紹介されていて、じ~んときます。ちょっと引用しますね…
─ 実は、この曲こそが、彼の今日の成功の全ての原点なのである。彼はこう振り返る。「僕はいつでも自分に音楽の才能があると信じていた。でも、音楽で身を立てようと決心したのはブルックリン・フォックス・シアターで行われたマレー・ザKのショウを見たときだった。そこでディオンヌ・ワーウィックが赤いシフォンのドレスに身を包み、歩きながら ANYONE WHO HAD A HEART を歌ったんだけど、その時のことを今でもよく覚えている。彼女は、僕の目の前を横切って歩き、その瞬間、僕は音楽で一生暮らしていこうと決心したんだ。」 ─
この曲はアルバムの中の一曲であってヒットしてないのですが、ルーサーの死後に出たトリビュートアルバム 『 So Amazing: An All-Star Tribute to Luther Vandross 』 のなかでエルトン・ジョンが歌っていますし、ルーサーの曲として認識されていたんだと思います。
個人的な話ですが、1986年に就職して、それまではレンタルレコード → カセットテープにダビングしていたのが、給料を貰えるようになって自分でCDを買い始めたその何枚目かがこれでした。まだ所有CDが少なかったこともあり、よく聴いた想い出のCDです。
【データ】
『 GIVE ME THE REASON 』 (邦題:ギブ・ミー・ザ・リーズン)
Luther Vandross
CD:1986年リリース
レーベル:EPIC (所有CDは、日本盤でEPIC/SONY)
番号:EK 40415 (所有CDは、32・8P-170)
Produced by Luther Vandross & Marcus Miller
リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/2/23)
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