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2013年9月

2013年9月29日 (日)

愛をさがして ~ Is There Anybody Our There? ~/飯島真理 (1995年)

シンガーソングライターの飯島真理が1995年にリリースしたマキシシングルCDです! バカラックの新作を収録!

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1. IS THERE ANYBODY OUR THERE? (4:16)
3. 愛をさがして ~ Is There Anybody Our There? ~ (4:21)
4. 愛をさがして ~ Is There Anybody Our There? ~ (TV Mix)  (4:15)

※ C/WのT-2.はバカラック作品ではありません


シンガーソングライターの飯島真理が1995年にリリースしたマキシシングルCDです。”ポップスの巨匠”バート・バカラックとのコラボレーションによって生まれたニュー・ソング!(帯より借用しました^^;)

飯島真理は、1983年にデビューし、1984年には 「愛・おぼえていますか」 がヒット。1989年に音楽プロデューサーのジェームス・スチューダーと結婚してL.A.に渡りスチューダーとの共同制作で作品を発表。1999年離婚後もL.A.を拠点にインディーズで活動しているそうです。(全く知らないのでウィキペディアより要約しました)

T-1.「IS THERE ANYBODY OUR THERE?」 は、バカラック、ジョン・ベティス、ジェームス・イングラム、パフ・ジョンソンによる共作で、T-3,4 「愛をさがして」 はその曲に飯島真理が自身の訳詞を付けたものです。ジョン・ベティスはカーペンターズの楽曲でも有名な作詞家、ジェームス・イングラムは大物シンガーソングライター、パフ・ジョンソンはアメリカの女性シンガーソングライターです。ちなみに、パフ・ジョンソンは2013年6月に癌でお亡くなりになりました、合掌。

さて、楽曲ですが、全体的にはそれほどバカラックフレーバーを感じないものの、突然音階が高くなったりするなどメロディにはそれらしさが出ていると思います。彼女は芯のある伸びやかな歌声でこの曲を歌っていて、なんとなくバカラックの曲を歌える歓びも感じられます(気のせいかな…)。

CDジャケットに載っていた彼女のバカラックへの感謝の言葉を引用しておきますね。

Very Special Thanks To : Burt Bacharach
  Thank you for letting me sing this great song!
  It was a great honor that I could get to meet you in person. Thank you.


【データ】
『愛をさがして ~ Is There Anybody Our There? ~』
飯島真理

マキシシングルCD:1995年8月25日リリース
レーベル:MOON Records
番号:AMCM-4224

Produced by HumBerto Gatica
Executive Producer : Burt Bacharach
Words & Music : Burt Bacharach, John Bettis, James Ingram, Puff Johnson
「T-3,4」Japanese Words : 飯島真理
Arrangements & Keyboards : Aaron Zigman
Guitar : Michael Landau
Sax solo : Brandon Fields
Background Vocals : The Waters - Maxine, Julia & Oren

2013年9月25日 (水)

BORN TO LOVE/Peabo Bryson & Roberta Flack (1983年)

ピーボ・ブライソンとロバータ・フラックが1983年にリリースしたアルバムです! バカラックの新作2曲を収録!

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全9トラック中、バカラック作品は2トラック

2. BLAME IT ON ME (4:13)
5. MAYBE (3:19)


ピーボ・ブライソンとロバータ・フラックが1983年にリリースしたアルバムです。

1992年のセリーヌ・ディオンとの 「ア・ホール・ニュー・ワールド」 、1993年のレジーナ・ベルとの 「美女と野獣」 などのヒットで知られるピーボ・ブライソン。デュエットでバラードを歌うシンガーというイメージが定着していますが、その10年前くらいはロバータ・フラックともデュエットしていました。

このアルバムからはT-1. 「TONIGHT, I CELEBRATE MY LOVE」(愛のセレブレイション)のヒットが生まれましたが、他の収録曲はあまり知られていないようです。スローバラード~ミディアムテンポの楽曲が収められているのですが、そのなかにバカラックの新作が2曲あるんです。

T-2. 「BLAME IT ON ME」 はスローバラードで、ちょっとシリアスな雰囲気のある曲です。二人ともしっとり歌っています。もちろん作詞はキャロル・ベイヤー・セイガーでございます。

T-5. 「MAYBE」 もスローバラードですが、甘いけど塩もまぶされていて大人の美しいメロディに思わずうっとりします。そして、セカンドコーラスからは、派手ではありませんが感情を込めて歌い上げます。このT-5は隠れた名曲だと思っています。なお、作詞はキャロル・ベイヤー・セイガーですが、クレジットによるとマーヴィン・ハムリッシュも作者に名を連ねています。何かいわくがありそうですね、むふっ。ちょうどまったりさんがご自身のブログ 『バカラックマジックでまったりと』 でハムリッシュを取り上げられたばかり! 気になる方は是非こちらをご覧になってください~。「MAY BE」 もちょろっと出てますょ。


【データ】
『BORN TO LOVE』 (邦題:愛に生きて)
Peabo Bryson & Roberta Flack

LP:1983年リリース (所有CDは、たぶん1990年リイシュー盤)
レーベル:Capitol (所有CDは、MCI music)
番号:? (所有CDは、MUSCD508)

「T-2,5」
Produced by Burt Bacharach, Carol Bayer Sager
Musicians ↓
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2013年9月22日 (日)

Close to Bacharach/平賀マリカ with Manhattan Jazz Quintet (2007年)

女性ジャズシンガー、平賀マリカのバカラック・カヴァー集! 共演はマンハッタン・ジャズ・クインテット!

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1. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
2. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
3. ALFIE
4. THE LOOK OF LOVE
5. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
6. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
7. WIVES AND LOVERS
8. A HOUSE IS NOT A HOME
9. ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO)
10. GOD GIVE ME STRENGTH
11. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
12. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
13. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR

収録時間 約56分


女性ジャズシンガー 平賀マリカがマンハッタン・ジャズ・クインテットと録音したバカラック・カヴァー集です。

変化球が多い日本の女性ジャズシンガーのなかで、彼女は数少ないストレートを投げるジャズシンガーって感じがします。要は本格派ってことなんですけど。あっ、いい悪いを言ってるんじゃないですからね。

一方、共演のマンハッタン・ジャズ・クインテットはリーダーでピアノのデビッド・マシューズを中心にベース、ドラムス、トランペット、サックスという2ホーン編成。このクインテットが歌手を迎えて演奏するのはこのアルバムが初めてなんだそうです。

んで、出来たアルバムはスイング感にあふれたものとなりました。アレンジはデビッド・マシューズで、2ホーンをよく生かしたアレンジという印象です。彼女の歌も安定感があって安心して聴けます。私が好きなのは、T-9.の 「ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO)」 。軽いスイングなんですが、この曲のこういう感じ、新鮮に感じました。

このアルバムは、第41回(2007年度)スイングジャーナル誌主催ジャズ・ディスク大賞ボーカル賞(国内部門)に輝きました。その受賞を記念したコンサートが2008年4月23日にサントリーホールのブルーローズ(小ホール)であり、私も聴きに行きました。歌はアルバムで聴いた印象とあまり変わりませんでしたが、落ち着いていながら聴く人を和ませる彼女のパーソナリティに好感を持ちました~。

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平賀マリカ アニバーサリーJAZZコンサートのプログラム(表紙/見開き左/見開き右)


【データ】
『Close to Bacharach』
平賀マリカ with Manhattan Jazz Quintet

CD:2007年6月20日リリース
レーベル:P-JAZZ
番号:MYCJ-3044

Produced by Shigeyuki Kawashima
Arranged by David Matthews

平賀マリカ/Hiraga Marika - vocal
Manhattan Jazz Quintet
 David Matthews デビッド・マシューズ - piano
 Lew Soloff ルー・ソロフ - trumpet
 Andy Snitzer アンディ・スニッツァー - tenor sax
 Charnett Moffett チャーネット・モフェット - bass
 Victor Lewis ビクター・ルイス - drums

Recorded at:
 Sear Sound Studio, NY, December 16 & 17, 2006
 The Studio, NY, December 18 & 19, 2006
 Onkio Haus, Tokyo, January 17 & 18, 2007

2013年9月18日 (水)

On My Way/宮本貴奈トリオ (2013年)

ジャズ・ピアニスト宮本貴奈の日本デビューアルバム! バカラック・カヴァー1曲を収録!

(画像は全部クリックすると大きくなります)
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全11トラック中、バカラック作品は1トラック

5. A HOUSE IS NOT A HOME (6:01)


ジャズ・ピアニスト宮本貴奈の日本デビューアルバムです。

彼女は1997年からず~っと欧米で活躍してきたジャズ・ピアニスト。2013年初めに一児の母となったことを機にしばらくは日本を拠点に活動することにしたとのことで、これが日本デビューとなるわけです。

このアルバムのコンセプトは 「旅」 で、世界を旅して故郷に帰ってくるようなイメージで作ったと本人がライナーに記しています。そして、彼女のペンによるオリジナル曲の他、音楽的に大きな影響を受けた6人の偉大なるピアニスト/作曲家に敬意を表して、彼らの曲を6曲カヴァーしています。

そのカヴァー6曲のうちの1曲が、バカラック・カヴァーのT-5 「A HOUSE IS NOT A HOME」 です。非常にリリカルで優しい彼女のピアノにベースがしっとりとかぶさり、何かを語りかけられているような気持ちになりました。華麗なアドリブで魅せたりするわけではありませんが、曲の持ち味を出そうという意図がとても感じられます。素敵な演奏です。

実は、このアルバムの発売記念コンサートのひとつに、私行ってきました。住んでいるところから一番近い会場である、8/3の茨城県結城市 第18回 つむぎの郷 サウンドフェスタです。屋外ステージですが、ここだけは無料だし^^;気軽に聴けるな~と。

このアルバムのレコーディングメンバーによるトリオ。ラストの出演で20時頃~スタート。セッティングをしている間に司会者の質問に答えていましたが、彼女は会場がある結城市の出身なんですねー。ご主人が赤ちゃんを抱っこしてステージに現れたり、ホームに帰ってきた感が溢れていました。

演奏は、エネルギッシュで素晴らしかったです。3曲目の途中からの雷雨で私は泣く泣く会場を後にしたのですが、雷雨の中でも演奏を続けたそうです。前日の古河市のライブでは、ゲスト参加したTOKUさんのヴォーカルで「A HOUSE IS NOT A HOME」を演奏したという情報もあって期待したのですが、どうもこの日は演奏しなかったようですね…。もし演奏されていたら、びしょ濡れになりながらでも会場にとどまればよかった~と後悔したことでしょう。

ともあれ、これからもバカラック・カヴァーを取り上げていっていただけたらなぁと思います。

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CDに封入されていたチラシ/第18回つむぎの郷サウンドフェスタで筆者撮影(2013/ 8/3)


【データ】
『On My Way』 (オン・マイ・ウェイ)
宮本貴奈トリオ

CD:2013年 6月26日リリース
レーベル:Spice of Life
番号:SOL JP-0013

Produced by Takana Miyamoto
宮本貴奈トリオ
 宮本貴奈/みやもとたかな - piano
 Matt Penman/マット・ペンマン - bass
 Ulysses Owens Jr./ユリシス・オーウェンズ・ジュニア - drums
Recorded by Tom Tedesco at Tedesco Studios, Paramus, NJ on Sep. 10th & 11th 2012

2013年9月15日 (日)

ライブの感想 PROMISES,PROMISES in Concert  May 9, 2012

ブロードウェイ・ミュージカル 『プロミセス、プロミセス』 のコンサートを2012年5月に観に行きました。そのときの感想をアップします。1年4か月も前の話なのですが、前回の記事で2012年9月の東京ジャズフェスの感想もアップしちゃいましたから、もうヤケクソです(笑)。

このコンサートについては、コンサートHPから引用した以下文章を参照ください。拙ブログで取り上げる理由は、ひとえに音楽が全曲バート・バカラックだからです。

コンサート概要   ─  出世のために上司にアパートを貸している主人公とその上司の恋人とのラブストーリー、ブロードウェイ・ミュージカル 「プロミセス・プロミセス」 。1960年公開の名作映画 「アパートの鍵貸します」 を原作に、脚本:ニール・サイモン、音楽:バート・バカラックで、1968年にブロードウェイで初演、2010年にリバイバル上演された。その 「プロミセス・プロミセス」 をバート・バカラックの珠玉の名曲と共にコンサートバージョンでお贈りする。 ─  (コンサートHPより要約)

【お断り】 このコンサートの7か月後の12月15~23日に、場所も同じ新国立劇場の中劇場で待望のミュージカル公演がありました。私も12/17の公演を観に行きましたが、ミュージカルですのでこのブログでは紹介しないこととします。まぁ、感想メモを記してないので書こうと思っても書けないのですが…

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2012年5月9日(水) 13:00開場 13:30開演
新国立劇場 中劇場
S席(1階席) 15列 68番

新国立劇場の中劇場、お客さんの入りは8割程度。おばさま方がが圧倒的に多かった。昼間だからかであろう。18:30からの夜公演ではおばさま層が減り、もっと若い演劇/ミュージカルファン層が多かったのではと思われる。演劇関係者もちらほら。全体的に大人の雰囲気。別売りのプログラムを買い(1,000円)、わくわくしながら始まるのを待った。

 ・第一幕 70分 Promises,Promises(全19曲)
 ・休憩  15分
 ・第二幕 70分 バカラック名曲集(全11曲)

バンドは9名、ステージの後ろで演奏。STAGEA(エレクトーン)も活躍していて、ちょっと嬉しかった。

第一幕はPromises,Promisesブロードウェイ2010年版に沿った曲目を全てフルサイズで踊り付きで歌い、チャック役の中川晃敦さんがMCも兼任して曲間にストーリーを補足的に説明する・・というスタイル。さすがは中川晃教さん、MCで観客を盛り上げていた。観客も中川さんのファンが相当数いた模様。ミュージカルに興味にない私でも知ってるし。

原作の時代設定は1960年代だが、衣装など60年代の雰囲気で非常に良かった。1968年版ではなくリバイバル2010年版が元になっているので、「小さな願い」 「ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム」 も入っていた。事前に映画 「アパートの鍵貸します」 のDVDを観たり、まったりさんのブログで予習していったのでかなり予備知識はあったが、全曲日本語訳で歌ってくれたこともあって 「あぁこんな内容の歌だったんだ~」 と、新たな発見が多々あり新鮮だった!

第二幕は、バカラックの代表曲全11曲を、一部の曲は踊り付きで歌っていた。歌詞は英語と日本語が半々くらい。第二幕のMCは立花裕人さんで、曲間では立花さんが第一幕のメインキャストに一人ずつ感想などをインタビューしていた。皆さんそろって仰っていたのが 「バカラックの曲を歌うのは難しい。だけど歌えた喜びも大きい」 ということ。 「特に訳詞の曲は、原曲とブレスの位置が違っていたりして一層難しかった」 と、その話しぶりには実感がこもっていた。ラストは 「恋よさようなら」 を全員で・・。でもこの曲の終り方は派手ではないので、ラストにもってくるのはちょっとつらかったと思う・・。

第二幕のセットリストを以下ご紹介。尚、1曲目では、本間さんがタップダンスのお手本をやったあと、アンサンブルの方に無茶振りして笑いを取っていた。

01. Raindrops Keep Fallin’ On My Head 雨にぬれても
    本間憲一 + アンサンブル (英)
02. Walk on By ウォーク・オン・バイ
    アンサンブル (英)
03. Do You Know the Way to San Jose? サン・ホセへの道
    紫城るい (訳詩)
04. Always Something  There to Remind Me 愛の想い出(愛のウェイト・リフティング)
    アンサンブル (訳詩)
05. The Look of Love 恋のおもかげ
    浜畑賢吉 (訳詩)
06. What’s New, Pussycat? 何かいいことないか子猫ちゃん
    戸井勝海 + Cat4名 (英)
07. (They Long to be) Close to You 遥かなる影
    彩乃かなみ (英)
08. What The World Needs Now Is Love 愛をもとめて
    紫城るい (英+訳詩)
09. That’s What Friends Are For 愛のハーモニー
    彩乃かなみ、戸井勝海 (訳詩)
10. Arthur’s Theme ニューヨーク・シティ・セレナーデ(アーサーのテーマ)
    中川晃教 (英)
11. I’ll Never Fall in Love Again 恋よさようなら
    全員 (訳詩)

アンコールは無く、カーテンコール。この辺はコンサートというよりは演劇風。カーテンコールのBGMは 「何かいいことないか子猫チャン」 だった。

全体的にはコンサートとミュージカルの合いの子?のようなステージだった。バカラックの曲ばかりを踊り付きでなんてそうそう体験できない。やっぱ生で聴く音楽は最高だ!

とはいえ、ネットでブログをチェックすると、役者さんを観に来たであろうミュージカルファンと思われる方の 「何やこれ、第一幕はまだミュージカルやけど、第二幕はどこぞの場末のキャバレーのショーみたいやんか、おんどりゃ~」 的なコメントも見受けられた。まぁ、確かに第二幕はバカラックの曲をあまり知らない方にとってはちょっと引く内容だったかも…。

でもでも、バカラックファンの自分にとってはやはり贅沢で貴重な公演であった。

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会場の新国立劇場 / 新国立劇場エントランス

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中劇場(まだ開場前) / いくつかあった花のひとつ”浜畑さんへ”

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自分の席から舞台方向を撮影 / 自分の席から後方を撮影

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チラシ(表)

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チラシ(裏)

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プログラム(P1 CAST  MUSICIANS)

2013年9月11日 (水)

ライブの感想 TOKYO JAZZ FESTIVAL 2012 Sep. 8, 2012 the HALL "THE SONGS"

昨年のバカラック来日からもう一年が経ってしまいました。光陰矢のごとし…ですね。私は東京ジャズフェスに足を運んで生バカラックさんを満喫しました。ビルボードのライブも行きたかったのですが、高額チケットに平日ということもあって断念しました。

ということで、アルバム紹介はちょいと小休止させていただき、来日一周年を記念して昨年の東京ジャズを聴いた感想などをご紹介します。今さらなんじゃい! という声も聞こえてきますが…

なお、この感想文はライブの数日後にしたためたものです。誤まり等あるかもしれませんが、それも含めて何も修正を加えず掲載致します。あしからず~

---------------

2012年9月8日(土) 12:00開場 13:00開演
東京国際フォーラム ホールA
SS席 ¥9,500  1階 13列 66番

13:00~13:50 TAKE6
14:05~14:55 Ben E. King & 村田陽一 with HIS BIG BAND
16:10~17:10 Burt Bacharach

バート・バカラックが来日する…。その情報を耳にしたとき、“今度は大丈夫か?”という不安が最初に頭をよぎった。というのも、2010年3月の来日公演が背中を痛めたかなんかでキャンセルになったから…。なんといっても今年で84歳。またキャンセルになってもおかしくないよなぁ・・。公演の数日前になって、夜の部に出演予定のオーネット・コールマンが体調不良で来日できなくなった、な~んてニュースが流れたもんだから、なおさらである。前日、いや当日になっても心配だった。

会場についたのは12:30頃。いつもネットでお世話になっているまったりさんと初めてお会いしご挨拶。「今回はキャンセル無かったみたいだね。公演後にまた会いましょう」と待ち合わせ場所を決めて自分の席へ。

TAKE6のハーモニーは素晴らしかった。
ベンちゃんは貫禄あったけどさすがに高い声は苦しかった。

そして、いよいよバカラックのステージ! 2008年公演のときはフルオーケストラ+バンドという編成だったけど、今回はバンドのみ。女性ヴォーカル2人、男性ヴォーカル1人、ベース1人、ドラムス1人、キーボード2人、トランペット1人、木管持ち替え(サックス、フルート)1人、バイオリン1人、そして真ん中にはバカラックが弾くであろうピアノが…。

オープニングの"WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE"をバンドが演奏はじめて、おもむろに舞台袖から登場したのは、Mr. バート・バカラック! 「ステージの内容がどうこうじゃない、来てくださるだけでいい・・」とずっと願っていたので、もうお姿を見ただけで「あぁ、良かった~~」

バカラックは、東京JAZZのTシャツ・ジーンズ・スニーカーにブレザー。それがまたサマになってる。それでピアノを弾き、要所では中腰になってバンドに指示を出し、時々自らも歌う。84歳だぜぃ! 元気なんてもんじゃない、エネルギッシュそのもの! 1997年の来日公演、2008年の来日公演、これまでバカラックを2回生で見たけど、そんなに変わらん!

さて、オープニングのあとちょっとMC。'60年代にバカラックと組んで数々のヒット曲を紡ぎだした作詞家のHal David(ハル・デヴィッド)さんが9/1に亡くなったことに触れ、彼に捧げると(たぶん^_^;)言って、二人で作った曲をまず7曲メドレーで演奏。ちょっと一服して更に4曲をメドレーで演奏。

このあと、メドレーじゃなくじっくりと5曲を演奏。このなかでは、"MY LITTLE RED BOOK"を演奏してくれたのがとても嬉しかった。1997年と2008年の来日公演では全然やらなかったもん。生で初めて聴いたわけで、貴重!

そして、バカラックが手掛けた映画音楽11曲のメドレー。バカラックは作曲家であって歌手ではないのだが、メドレーの中で"THE LOOK OF LOVE","RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD","WIVES AND LOVERS","ALFIE","A HOUSE IS NOT A HOME"を歌った! 他の皆さんもブログで触れているように、バカラックが歌った"ALFIE"が今回のハイライトだった。自分も感極まって、この"ALFIE"で涙ぐんだ…というか、泣いた(T_T)

"ALFIE"という曲は、音域が広く歌いこなすのはプロの歌手でもとても難しいと言われている。ピアノ弾き語りで、バカラックは囁くように歌う。声はかすれている。音程もかなりアバウト。でも、胸にジ~ンとくる。あぁ、こういう爺に自分もなりたい…。そう思った…。

"ALFIE"がメドレーの10曲目で、続く11曲目の"A HOUSE IS NOT A HOME"も最初はバカラックのピアノ弾き語りで後半バンドも加わりエンディング。自然発生的なスタンディングオベーション! アンコールは"ANY DAY NOW"。曲が終ってまたもやスタンディングオベーション! でも場内アナウンスが流れておしまい。単独公演じゃなくてジャズフェスのいちステージだかんね、仕方なし…。

公演後、まったりさんと約一時間、バカラック談議に花を咲かせた。しかし、まったりさんのマニアックさには足元にも及ばない^_^; また来日公演があったときに再会することを約束して会場を後に…。

9/8のあと、バカラック爺は9/10~12まで3日間、Billboard Live TOKYO に単独出演したのだが、平日夜だし、一緒に行ってくれる人もいないし、チケットは高いし(¥23,000!)、断念した…。でも9/8聴けたから満足! やっぱり音楽は生が一番とあらためて感じました~

おしまい


<セットリスト>

01. What The World Needs Is Love 世界は愛を求めている

RECORD MEDLEY 1 (2-8)
02. Don’t Make Me Over ドント・メイク・ミー・オーヴァー
03. Walk On By ウォーク・オン・バイ
04. This Guy’s In Love With You ディス・ガイ
05. I Say A Little Prayer 小さな願い
06. Trains & Boats & Planes 汽車と船と飛行機
07. Wishin' and Hopin'
08. (There’s) Always Something There To Remind Me 恋のウエイト・リフティング

RECORD MEDLEY 2 (9-12)
09. One Less Bell To Answer 悲しみは鐘の音とともに
10. I’ll Never Fall In Love Again 恋よ、さようなら
11. Only Love Can Break A Heart 恋の痛手
12. Do You Know The Way To San Jose サン・ホセへの道

13. Anyone Who Had A Heart 恋するハート
14. I Just Don’t Know What to Do with Myself 恋のとまどい
15. Waiting For Charlie (To Come Home)
16. My Little Red Book
17. (They Long To Be) Close To You 遥かなる影

MOVIE MEDLEY (18-28)
18. The Look Of Love 恋の面影
19. Arthur’s Theme ニューヨーク・シティ・セレナーデ
20. What’s New Pussy Cat 何かいいことないか子猫ちゃん
21. The World Is A Circle 地球は丸い
22. April Fools エイプリル・フール
23. Raindrops Keep Fallin’ On My Head 雨にぬれても
24. The Man Who Shot Liberty Valance リバティ・バランスを撃った男
25. Making Love メイキング・ラヴ
26. Wives & Lovers 素晴らしき恋人たち
27. Alfie アルフィー
28. A House Is Not A Home ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム

アンコール : Any Day Now エニィ・デイ・ナウ


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プログラムとチケット

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開演前 席からステージを見上げる。前から13列目でステージよく見えたが端っこ^^;

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バカラックが着ていた東京JAZZのTシャツ、思わず買っちゃった^_^;
左のハンドタオルはコンサートの前に行ったマリメッコ丸の内店でゲット!

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Tシャツの背中は出演者がプリントされてる!

2013年9月 8日 (日)

単行本 Anyone Who Had a Heart/Burt Bacharach (2013年)

バート・バカラックの自伝! 英文なので読めないよ~(T_T)
でも翻訳本がついに出る~~!!


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今回ご紹介するのはアルバムではありません。バート・バカラックの自伝でございます。今年(2013年)の5月7日に発行されたハード・カバーの単行本でして、全編英文でございます。読めない~~(T_T)

バート・バカラックとロバート・グリーンフィールドの共著です。グリーンフィールド氏はバカラック氏に約半年間密着取材したということです。おそらく、グリーンフィールド氏がいろいろバカラック氏にインタビューしたり各種資料を参照するなどして文章に起こしたのでしょう。

内容をご紹介したいところですが、英文で書かれたこの本をとてもじゃないですが(1ページくらいなら頑張りますが…)読み込むことなど出来ません。あぁ~、こんなことなら学生時代もっと英語を勉強しておけばよかったぁ~~。

なんて後悔すると思ったら大間違い! そうなんです、待望の翻訳本がもうすぐ発刊されるんです!!!!!! 2013年9月30日にシンコー・ミュージック社より発売されます。タイトルはバート・バカラック自伝──心に愛の灯りをです。

さっそくアマゾンで予約注文しました~~! 今から楽しみです~~!


【データ】
『Anyone Who Had a Heart』 副題:My Life and Music
Burt Bacharach  with  Robert Greenfield

発行:2013/5/7
出版社:HARPER
304 pages

2013年9月 1日 (日)

BACHARACH! THE INSTRUMENTAL SIDE/Grant Geissman (1999年)

Grant Geissmanという方が全曲アレンジした、インストルメンタルのバカラック・カヴァー集です!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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1. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
2. THE LOOK OF LOVE
3. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME
4. TOLEDO
5. WHAT'S NEW PUSSYCAT?
6. GOD GIVE ME STRENGTH
7. I SAY A LITTLE PRAYER
8. ALFIE
9. MY LITTLE RED BOOK
10. A HOUSE IS NOT A HOME
11. WALK ON BY
12. WIVES AND LOVERS
13. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
14. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE

収録時間約60分


Grant Geissmanという方が全曲アレンジした、インストルメンタルのバカラック・カヴァー集です!

え~、実はジャケットにはアーティスト名が記されていません。「スタジオミュージシャンを集めてイージーリスニング向けバカラック集を作っちゃえ、今ブームだし売れるぜ」的なアルバムっぽくみえます。ジャケットの顔写真も「ちゃんと掲載許可を取ってるの?」てな微妙な雰囲気だし…。しかし、このアルバム、そこまでお気楽ではありません。レーベルもあのヴァレーズ・サラバンド(米国のサントラ/ミュージカル専門のレコード会社)ですしね。

バンドスタイルの演奏で、アレンジとギター/プログラミングを担当しているGrant Geissmanを中心に、ピアノ、ベース、ドラムスに加えて金管(トランペット系)と木管(フルート/クラリネット/サックス)の6名編成。

T-1~7までは、原曲のイメージに沿ったアレンジが多く、ここまではやはりイージーリスニングっぽいです。しかし、8曲目から風向きが変わります。

T-8.「ALFIE」はギター1本による演奏で、シブいです。T-9.「MY LITTLE RED BOOK」は宇宙っぽいイントロで始まったかと思えばシタールっぽい音色でギターが旋律を奏でて、なんとも意外なアレンジ。でもこれがイケてます(^^)v。T-10.「A HOUSE IS NOT A HOME」はピアノトリオ+ギターのカルテットでジャジーなもの。T-11.「WALK ON BY」だけは普通。T-12.「WIVES AND LOVERS」はこれまたピアノトリオ+ギターのカルテットでジャジー。T-13.「(THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU」はピアノソロで、まぁなんてリリカルな演奏でしょう。T-14.「WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE」は原曲のイメージに近いアレンジですが、メロディを吹くのはフリューゲルホルンとなんとバスクラリネット!

前半と後半でホントはプロデューサー違うんじゃない?って感じ。 このCDを聴くなら8曲目からですょ!(^^)v


【データ】
『BACHARACH! THE INSTRUMENTAL SIDE』
Grant Geissman

CD:1999年リリース
レーベル:VARESE SARABANDE
番号:302 066 073 2

Produced by Bruce Kimmel
Arranged by Grant Geissman
Musicians ↓
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    バカラックさんをこよなく愛するまったりさんのブログです。バカラックファンとして大先輩でブログの師匠さんでもあります。
2020年9月
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