VOICE/Alison Moyet (2004年)
英国の女性シンガー、アリソン・モイエが2004年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを2曲収録!
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全12トラック中、バカラック作品は2トラック
6. GOD GIVE ME STRENGTH (5:35)
12. ALFIE (3:32)
英国の女性シンガー アリソン・モイエが2004年にリリースしたアルバムです。
アリソン・モイエは1982年に英国のテクノポップ男女デュオYazoo (ヤズー)のヴォーカルとしてデビューしましたが、翌1983年にYazooは解散。以後、彼女はソロシンガーとして活動していきます。
本作はソロシンガーとして6枚目のアルバムで、全曲カヴァーとなっています。チョイスされた曲は、ミッシェル・ルグランの 「 風のささやき 」 「 これからの人生 」、ガーシュインの 「 私の彼氏 」、ビゼーのオペラ 『 真珠採り 』 からアリア 「 耳に残るは君の歌声 」、ジャック・ブレルの 「 懐かしき恋人の歌 」、スタンダードの 「 バイ・バイ・ブラックバード 」 など、とっても渋い。プロデューサーとアレンジは、アート・オブ・ノイズの元メンバーでもあるアン・ダドリー。ストリングスをバックに、あるいはジャズコンボをバックに、低く太めの声でじっくりを聴かせる曲が多いです。なんか、ジャズ・シンガーのアルバムみたい。
昔からエルビス・コステロのファンだったと彼女はライナーで書いていますが、コステロの 「 オールモスト・ブルー 」 とバカラックとの共作T-6. 「 ゴッド・ギヴ・ミー・ストレングス 」 を取り上げています。「 ゴッド・ギヴ・ミー・ストレングス 」 は原曲とほぼ同じコンセプトのアレンジと構成で、気持ちが入ったヴォーカルに心打たれます。
私が所有しているリイシュー盤は、バカラック・カヴァーのT-12. 「 ALFIE 」 がボーナストラックとして追加されています。たぶんバックは「 ゴッド・ギヴ・ミー・ストレングス 」 と同じと思われ、しっとり彼女は歌っているのですが、なぜかそれほど心に響かないんですよね。極めて感覚的なものですが…。だからボツになったのかなぁ…。
【データ】
『 VOICE 』
Alison Moyet
CD:2004/ 9/ 6 (所有CDは、2004/10/12にリイシューされたもの。輸入盤)
レーベル:Sanctuary (所有CDも同じ)
番号:SANCD270 (所有CDは06076-86337-2)
Produced and Arranged by Anne Dudley
Executive producer : John Williams
Recorded at Angel Studios, London, UK
T-6. 「 GOD GIVE ME STRENGTH 」
Voice : Alison Moyet
Piano/Organ : Anne Dudley
Bass : Steve Pearce
Guitar : John Parricelli
Drums : Ralph Salmins
Flugel Horn/Trumpet : Derek Watkins
Saxophone : Jamie Talbot
Strings :
Leader/Violin : Rolf Wilson
Violins 10, Violas 4, Cellos 4, Double Bass 1
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