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2014年2月23日 (日)

The Sound of Bacharach & David/HAZELL DEAN (1981年)

英国の女性シンガー、ヘイゼル・ディーンのデビュー・アルバムにして、なななんとバカラック・カヴァー集です!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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1. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART)
2. TO WAIT FOR LOVE
3. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME
4. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF
5. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
6. TRAINS AND BOATS AND PLANES
7. ANYONE WHO HAD A HEART
8. WALK ON BY
9. WISHIN' AND HOPIN'
10. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
11. MESSAGE TO MICHAEL

収録時間約35分


英国の女性シンガー、ヘイゼル・ディーンが1981年にリリースしたデビュー・アルバムです。

彼女のこと全く無知だったのですが、Wink(ウィンク)のヒット曲 「 愛が止まらない ~Turn It Into Love~ 」 のオリジナルを歌った方なんですねー(゜o゜)。1956年生まれで1975年にデビュー。最初はポップスでシングルを出し1981年にデビュー・アルバム(本アルバムです)も出すのですが、全くヒットしなかったようです。そんな彼女ですが、1983年にリリースしたシングルが転機となり、以降80年代後半にかけてストック・エイトキン・ウォーターマンのプロデュース・チームと組んでユーロビート・シーンで活躍しました。前述の 「 Turn It Into Love 」 もその頃~1988年~の曲です。

さて、そんな全くヒットしなかったデビュー・アルバムがバカラック・カヴァー集になったいきさつとは? リイシュー盤のライナーは彼女の直筆で、いきさつについても長文のコメントを寄せています。例の如く私の超意訳でかなり端折ってますし多少の誤りはあると思いますが、お許しくださいm(__)m

─ 何から話そうかしら…。このアルバムは、BBCで放送してもらえる事をもくろんだ(私はそうは思わなかったけれど)カーリン・ミュージックのためのセッションだったわ。私のキャリアの最初の頃(70年代中頃)、ソングライターでプロデューサーのポール・カーティスと仕事をしていて、ポールはカーリン・ミュージックの所属だったの。カーリン・ミュージックからバカラック&デイヴィッドの曲を歌わないかって言われて二つ返事でOKしたわ。(私の考える)最も偉大なソングライター・チームなのよ、どうして断れるかしら。唯一の問題は、ストレートに歌わなければいけなかったこと。声を揺らさずに、アドリブも無しで…。言い換えると、自分の思うように歌ってはいけなかったの。それが辛かったわ。聴いてもらえばわかるけど、バック・ヴォーカルもストレートで、もう”カワイイ”って感じ。バック・ヴォーカルも全てポールと私だけで歌ったの(まさにカーペンターズよね)。これを聴くと70年代を思い出すわ。このアルバムは私の最も早い時期のレコーディングのひとつで、レコーディング・スタジオは新鮮で刺激的だったし、もちろん好きだったわ。それと、このアルバムをレコーディングしたスタジオは、私のキャリアで重要となるストック・エイトキン・ウォーターマンのチームとレコーディングしたスタジオと同じなの! スゴいでしょ! ─

収録曲は11曲。全てバート・バカラックとハル・デイヴィッドのコンビによる楽曲です。カヴァー定番曲が殆どですが、ちょっとマイナーなT-2. 「 TO WAIT FOR LOVE 」 やT-11. 「 マイケルへのメッセージ 」 も取り上げています。バックはギター・ベース・ドラムに加えて管楽器やストリングスも参加。アレンジは、基本的に各曲のオリジナル或いはヒットヴァージョンを下敷きにしたもので、これと言った“売り”も無いし確かに売れなさそうです。でも、彼女の歌声は張りが有って聴き心地がいいいですし、T-1. 「 ユール・ネヴァー・ゲット・トゥー・ヘヴン 」 のギターの刻み、T-2. の木管楽器(オーボエやバリトンサックス)の動き、T-9. 「 ウィッシン・アンド・ホーピン 」 の間奏でのバックコーラスのフレーズなど、じっくり聴くと細かいスパイスが効いているのがわかって、もう一度聴いてみようかという気になります。

勿体ないなぁと思うのは、とても1980年頃の音とは思えない一聴して古臭いと感じる音作り。アレンジや演奏じゃなく、ミックスダウンがあっさりし過ぎてるんじゃないかなぁ。なんか聴き映えしなくって…。クレジットによると、原型のマスター・テープは紛失していて、vinyl(LP)から最新の技術を使用してリマスターされたとのこと。その点での音質劣化も少なからずあるのかもしれません。

ライナーに、“オリジナルLPの写真”と“ポール・カーティスとのツーショット写真”が載っていましたので、アップしておきます。このLPは放送局他用の非売品なんですねー。
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original LP front cover / These two photos was taken for a record sleeve

このCD、今年1月28日にリリースされ即購入したのですが、もうすぐ2月26日には日本盤がリリース。日本盤がリリースされることを知っていたら輸入盤買わなかったのに(T_T)。悔しいので、日本盤発売より前に記事をアップした次第。本音を言うと、日本盤のライナーを参照して記事書きたかったっす。


【データ】
『 The Sound of Bacharach & David 』
HAZELL DEAN

LP:1981年リリース (所有CDは、2014年1月28日リイシューの輸入盤)
レーベル:CARLIN MUSIC (所有CDは、CHERRY POP)
番号:CMC 1004 (所有CDは、CRPOP 145)

Produced by Paul Curtis
Recorded at a studio called The Vine Yard Stadios in the Borough
↓日本盤を貼りつけておきます(涙)

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