Birgit Lystager/Birgit Lystager (1970年)
北欧の歌姫、ビアギッテ・ルゥストゥエアが1970年にリリースしたボサノヴァ~ソフトロックのアルバムです。バカラック・カヴァーを2曲収録!
全12トラック中、バカラック作品は2トラック
3. NAER VED DIG ((THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU) (3:37)
9. ALDRIG BLI' FORELSKET MER' (I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN) (3:09)
北欧はデンマークの歌姫、ビアギッテ・ルゥストゥエアが1970年にリリースしたボサノヴァ~ソフトロックのアルバムです。
未だもって彼女の名前を諳んじることが出来ません。当然彼女の事は全く知りませんので、いつものようにライナーを読んでお勉強…。と思ったのですが、日本語ライナーには彼女のバイオグラフィやキャリアの説明がありませんでした(T_T)。ということで彼女は謎の歌姫ということに致しましょう。
当時流行っていた欧米のポップス/ボサノヴァや、ジャズのスタンダードをチョイスして、全編デンマーク語で歌っています。デンマーク語だと何の曲かさっぱりわかりませんので、英語の曲名も併記されているCDの帯を左に貼りつけました。気になる方はクリックして拡大して確認ください。CDの帯の推薦文 「 北欧産ボサ~ソフトロックの最高峰! 」 に期待も高まります。
バカラック・カヴァーはT-3. 「 遥かなる影 」 とT-9. 「 恋よさようなら 」 の2曲。1970年ですから、「 遥かなる影 」 はもちろんカーペンターズ版が下敷きになっています。というか、ほぼコピーと言ってよいくらい。となるとポイントは彼女の歌ということになりますが、高音域の音程は微妙に低めですし歌い方も割と平板…。「 恋よさようなら 」 はディオンヌ版が下敷きになっていてこれもあまり特徴なく歌っています。 期待が大きすぎました、少なくともバカラック・カヴァーの2曲に対しては^^;。
ボサの名曲 T-1. 「 VORES EGET LILE SRED (Prety World) 」 はビアギッテも生き生きと歌っていて気持ちいいですし、ビートルズをボサで歌った T-2. 「 MANDEN PA HOJEN (Fool on the Hill) 」 は凝ったアレンジで素敵。このあたりの曲を聴くと帯の推薦文に納得です。あと、サンバの名曲 T-7. 「 CHRISTINA (Tristeza) 」 のアウトロで子供たちと一緒にラララと楽しげに歌ってるときにビアギッテが日本語で突然”いい感じ!”と叫んでるんですよ。まぁ、所謂空耳なんですが、笑っちゃいました。実はここがこのアルバムの一番の聴き処かも(笑)。
【データ】
『 Birgit Lystager 』
Birgit Lystager
LP:1970年リリース (所有CDは、2008/11/5リイシューの日本盤)
レーベル:Lystamusic I/S (所有CDは、ヴィヴィッド・サウンド)
番号:? (所有CDは、PDCD-017)
Producer: Leif Risell
リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/2/18)
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