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2014年4月 6日 (日)

LIVE IN JAPAN/Burt Bacharach (1971年)

1971年5月7日、新宿厚生年金会館で行われたバカラック初来日公演のライヴ・アルバムです。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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Original LP front/back cover

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帯/ジャケット内側

1. ALFIE / DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
2. WALK ON BY
3. COME TOUCH THE SUN
4. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
5. THE LOOK OF LOVE
6. Medley
   A. DON'T MAKE ME OVER
   B. ANYONE WHO HAD A HEART
   C. WHAT'S NEW PUSSYCAT?
   D. WIVES AND LOVERS
   E. 24 HOURS FROM TULSA
7. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
8. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
9. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
10. BOND STREET
11. A HOUSE IS NOT A HOME
12. ALFIE
     WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
13. PROMISES, PROMISES
14. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE -REPRISE

収録時間約50分


前回記事で2008年のライヴ・アルバムをご紹介しましたが、バカラックはもう1枚ライヴ・アルバムをリリースしています。1971年5月7日の新宿厚生年金会館でのライヴ録音である本アルバムです。同年に日本で、3年後に英国でリリースされただけで、米国では発売されなかったそうです。

クレジットに詳しいパーソネルが書かれていないのでよくはわかりませんが、アメリカから連れてきたバンド&コーラスに、東京ロイヤル・フィルハーモニックが加わった編成と思われます。

収録曲は1971年時点でのヒット集 ─ といった趣ですが、T-3. 「 太陽をつかもう 」 は映画 『 明日に向って撃て 』 からの一曲で、最近のライヴでは聴けない曲です。それとT-13. 「 プロミセス・プロミセス 」 が演奏されているのも嬉しいですねー。ブロードウェイミュージカル 『 プロミセス・プロミセス 』 のタイトル曲ですが、これも最近のライヴでは聴けないですから…。この変拍子の鬼のような曲を一度でいいから生で聴いてみたいものです。

2008年のライヴ・アルバムでは男女3人のシンガーがかわるがわるリードを取って歌っていましたが、本アルバムはインストルメンタルが多くて、コーラス隊もT-12.&-14. 「 愛を求めて(世界は愛を求めている) 」 でメインヴォーカルを務める以外は裏方のバック・コーラスに徹しています。とはいえ、ちゃんとバカラックさん自身も歌っておられます。T-4. 「 雨にぬれても 」 とT-11. 「 ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 を歌い、T-7. 「 ディス・ガイ 」 とT-12. 「 アルフィー 」 でもちょびっと歌声を聴かせてくれます。40代前半ということもあり若くて勢いがある歌声なのですが、最近のバカラック爺の音程も殆どない囁くような歌の方が私には魅力的に感じられるんですよね~。

本アルバムが2006年にリイシューされるまでの紆余曲折をライナーに詳しく記しているのは、日本のバカラック第一人者の坂口修氏。①1997年のバカラック3度目の来日公演の前に、本アルバムを来日記念盤として再発させてほしいとお願いしにLAまで行き、バカラック本人の承諾を得る。②発売直前にバカラック本人から出したくないとFAXが届く。③再度お願いして発売にこぎつける。④(理由は不明ですが)完成していた数千枚のCDは全てスクラップに。⑤それから約10年経って、2006年にバカラック新作アルバム 『 アット・ディス・タイム 』 が出たおかげでやっとリイシュー!

いや~、坂口さん、やっぱスゴイです。


【データ】
『 LIVE IN JAPAN 』
Burt Bacharach

LP:1971年8月 日本リリース/1974年英国リリース (所有CDは、2006/6/21リイシューの日本盤)
レーベル:A&M/キング (所有CDは、ユニバーサル・ミュージック)
番号:GP 205 (所有CDは、UICY-93067)

Produced by Burt Bacharach & Phil Ramone
Arranged & Conducted by Burt Bacharach
Recorded Live at THE KOSEI-NENKIN HALL MAY 7, 1971 TOKYO
BURT BACHARACH & HIS ORCHESTRA
Special Thanks to TOKYO ROYAL PHILHARMONIC

↓2006年リイシュー盤(LPのレプリカ = ダブルジャケット仕様の紙ジャケ)


※ 本アルバムは2012年にも東京ジャズ来日記念盤としてリイシューされていますが、Amazonを見る限りジャケットは普通の紙ジャケのようです。未確認ですが^^;。

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バート・バカラックのアルバム」カテゴリの記事

コメント

 こんにちわっ!! まったりでございます。 思い返せば 私はこのバカラックさんが来日をされていたのはもちろん、バカラックさんの作品すら存じ上げなかった時なのでした。もちろん、後にこのアルバムは購入しましたが 聴けば聴くほど このコンサートに行けなかった(知らなかった)私を恨めしく思わせるアルバムでありました。あるでおさんと同じようにバカラックさんの音源を求め続けておられる鮒寿司さんは この時に大阪公演に行かれているんですよねぇ・・・。ハァ・・・・。
この時のライブ録音を当時のキングレコードさんは何度も許可をバカラックさんに求めているのですが 拒否されたとも聴いておられます。

厚生年金会館の音響設備に得心が行かなかったと言うのがその理由らしいのですが バカラックさんの音に対するこだわり方の一面を知った思いが 今蘇ってきます。フィル・ラモーンさんがプロデュースに携わっておられてキングレコードさんも相当に力(りき)を入れて録音されたとか・・・・。

 全て後から知ったことなんですけどねぇ・・・・・。

今回はやたらと・・・・・が出てきますけど、懐かしさと悔しさと入り乱れた心情をご理解くださいませ。

まったりさん! いや、まったり師匠!! コメントありがとうございます!!!

まったり師匠はこのアルバムのLP持っていらっしゃるんですね。それだけでも私には羨ましい限りです~(゚▽゚*) ← 羨望の眼差し

1971年のライヴ録音とは思えない各楽器の音がクリアに聴こえる素晴らしい録音だと思うのですが、これでもバカラックさんは満足しないなんて…。こだわり半端ないですねっ!

鮒寿司です。今やっとあるでおさんの「B.Bさんコンサート2014①と②」にコメントさせていただいてから訪れました。何かこのライブだけ、本当にこれだけ!あるでおさん、まったりさんに羨ましがられて、光栄です。
でもつくづく、高校3年の鮒寿司がその日大事な試合を欠席して(うそをついて)、71年「バートバカラック ビューティフルコンサート」(確かこんなタイトルだったと思います)に行ったのか、今でもわかりません。
あのアルバムは1時間未満しか収録されていませんが、実はそのとおりB.BさんのMCを入れて1時間程しかなかったのです。よってあれで公演の全曲なのです。あっという間に終わった感じでしたね。前座としてバカラックさんが連れてきた有望?なPOP(ロック)グループ(もう名前忘れました)が前半を担当した計2時間だったからです。
フルオーケストラとはいえかなりコンパクトな人員構成だったと思いますので、ひょっとしたら今回2014年と同スケールかも知れませんね。でもアルバムを聞いてみると恐ろしい程の重厚感と迫力はバカラックさんの操り方の妙かも知れませんね。
印象に残ったのはバカラックさんが登場する前に楽団員・バンドがリハーサルをする事でした。The LOOK Of LOVEの冒頭部分、サンホセへの道での間奏(トランペット)とか、公演前にもかかわらず、拍手が・・・それとバカラックさんの周りには4種類のキーボードが、よって四方にピアノ・オルガンがあり、もちろん「Bond Street」用の小ちゃなオルガンもありましたよ。最近You Tubeでアップされた1977カナダ公演の様子がインストゥルメンタル中心で似てるかも知れません。
物忘れがひどくなってきたのに何故かあの時の事は忘れられません!

鮒寿司さま、おはようございます! 長文のコメントありがとうございました!

1971年の伝説の初来日コンサートに行かれた鮒寿司さまと、こうしてネットを介して対話をさせていただけるという僥倖にめぐりあい、心から感謝申し上げる次第です!

4/9の拙ブログ記事でまったりさんへの返事コメントにも書きましたが、1971年当時私は小学2年生で、バカラックの「バ」の字も知りませんでした。ですから、鮒寿司さまから当時のコンサートの模様をきけて、羨ましいやら興奮するやらでございます。

ステージ上のピアノ/キーボードの配置など、よく覚えてらっしゃいますね! リハーサルの光景を見れるというのも何かほのぼの感があっていいなぁ~と思いました。それにしても、このアルバム=コンサート全てだったとは!? 本当にあっという間だったでしょうね。

今のバカラックのコンサートはシンガーズによる歌が前提のアレンジで、それはそれで良いのですが、昔のアルバムのようなインスト用の凝ったアレンジも生で聴いてみたいですね~。

1977年のカナダ公演? Youtubeで観てみます~。いろいろと情報ありがとうございました!

たびたび、こんにちは。
熱いコメントに釣られて出て来ました。

71年の武道館公演を観ています。座った席は今で言うアリーナの左後方でしたけど、
今と比べると、さすがに当時40代のバカラックは精悍でパワフルでした。
コーラス陣は(女性3人だったかなぁ。)演奏陣と一体化した感じでしたね。
彼等の位置もバンドの最後方、確か最上段に位置していたような気がします。
後で新宿公演の方がライブ盤でリリースされたものだから羨ましく思ったものでした。

その他細かいことは忘れていますが、ライブ盤はマストアイテム化しています^ ^
ご参考までに。

Shinlaさん、こんばんは!

Shinlaさんも1971年の来日公演をご覧になってるんですね(゜o゜)!! しかも武道館!!! 武道館でも公演あったとは知りませんでした。…と言うより、1971年の日本公演のスケジュール(いつどこで)、このアルバムの日付と場所くらいしか知らないものですから…^^;。

当時のバカラック爺(あっ、当時は爺じゃありませんね)を五感で感じることが出来たShinlaさんは、私からしたら超々羨ましいです!! 今ではこのアルバムのようなA&Mアルバムの再現とも言える演奏、生では聴けないでしょうから。コーラス陣のステージ上の位置も、あくまでバックコーラスだから最後方&最上段だったんでしょうね。

そして、LPでこのアルバムをお持ちなんですね。まったりさんもそうコメントしておられましたし。貴重な宝物でしょうね。

私にとっては、皆さんが1971年当時のことをこうして書き込んで下さることが大変貴重な宝物でございます。コメントどうもありがとうございました!

 鮒寿司さんと京都でお会いさせていただき この来日コンサートのことを尋ねました。確か鮒寿司さんは大阪フェスティバルホールでご覧になられたの由。

 実は私、ずぅっと疑問に思っていたことがございました。と、申しますのは私がバカラックさんを知ってからなのですが バカラックさんのベスト盤を購入いたしました。財源(お小遣い)の限られている私が何故に購入したかと申しますと この頃はバカラックさんの作品(新作)が出ず、近況を知りたくて解説書目当てであったのでございます。しかしながら 最新情報は得られず がっかりしたのでした。

 そのアルバムはたぶん「 MAX20 」と言うシリーズもので当時画期的な両面に10曲ずつ収められたアルバムでして 見開きにバカラックさんの(座席に座っておられる写真なので)半身像が写っていました。
 よくよく見ていましたらバカラックさんの後方の窓がでかくって飛行機ではなく 新幹線の車輛であることは容易にわかりましたが 何故にバカラックさんが新幹線に乗っておられたのかがわからなかったのです。東京公演の後、大阪までの移動中のお写真だったのかもとようやく納得できた次第です。

 そしてバカラックさんの左手の指(何指かは忘れましたが)にバンド・エイドが巻き付けられていまして 当時バカラックさんを神の存在のように思っていた私はバカラックさんでもお怪我なさるんだぁ・・・と感心していたことも思い出しました。(つくづく馬鹿な私です。)
 その頃はまだバンド・エイドは庶民の生活用品とは言えない高級なものでした。大阪育ちの私が指なんぞに怪我をしますと「唾塗っとき」で母の愛情ある一言で済まされていた時代でございました。

まったりさん、こんにちは!

まったりさんをはじめ、鮒寿司さん、shinlaさんから頂いたコメントをあらためて読み返しました。このアルバムのLPを皆さん持っていらっしゃるんだ~、と今更ながら思いました。四十年以上も前のことなのに、その語り口も火傷しそうなくらい熱いし!

それにしても、ベスト盤のジャケットの細かいところまでご覧になってたんですねー。見つめ過ぎてジャケットに穴が開いたんじゃないですか? 今はもう手放されたのでしょうか? だとしたらその記憶力もスゴイです!

「 バンド・エイド 」 、昔は高級品でしたよね。特に、缶に入った 「 バンド・エイド 」 なんてもう憧れでしたね~。家には 「 サビオ 」 しかなかったです。それも親の許可がなければ使えなかったなぁ。よほどのことがない限り 「 赤チン 」 でした~。

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