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2014年5月

2014年5月28日 (水)

WELCOME TO THE PLEASURE DOME/FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD (1984年)

英国のバンド、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのファースト・アルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

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全16トラック中、バカラック作品は1トラック

9. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE (3:09)


英国のバンド、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドが1984年にリリースしたファースト・アルバムです。

1983年のデビュー曲 「 RELAX 」 がとにかく大ヒットしましたね~、このバンド。この曲のミュージック・ビデオが当時よくTVで流れてました。ディスコでもたくさん掛かったそうですね。いや~、懐かしい。

本アルバム、「 RELAX 」 を始めとしてテクノ・ポップって言うんですか?そんな曲が多いですね。殆どがオリジナル曲なのですがカヴァーも何曲あって、そのうちの1曲がバカラック・カヴァーのT-9. 「 サン・ホセへの道 」 です。

本アルバムでは 「 SAN JOSE 」 と表記されている 「 サン・ホセへの道 」 、意外や実に爽やかなカヴァーでして、アルバムの中では超異質な存在といっていいと思います。下敷きになったバージョンはディオンヌ・ワーウィックのもので、ヴォーカルのホリー・ジョンソンも叫ぶことなく優しく歌っています。高音域ではちょっと声つらそうですし、別人のようでなんか可笑しい^_^;。誰かがこの曲を演りたくてチョイスしたんでしょうねー。伝統的にバカラック人気が高い英国ですから不思議はないですけれど。

どーせなら 「 RELAX 」 風の 「 サン・ホセへの道 」 も聴いてみたいと思ったあるでおでした。


【データ】
『 WELCOME TO THE PLEASURE DOME 』
FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD

LP:1984年10月リリース (所有CDは、1985年リリースの米国盤?)
レーベル:ZTT Records (所有CDも同じ)
番号:? (所有CDは、UD-53199)

Produced by Trevor C. Horn
Frankie Goes To Hollywood
  Holly Johnson, the voice
  Brian Nash, guitar
  Peter Gill, drums
  Mark O'Toole, bass ans vocals
  Paul Rutherford, vocals and 'I came to dance'

2014年5月25日 (日)

SWITCHED-ON BACHARACH/Christopher Scott (1969年)

モーグ・シンセサイザーにより奏でられる、脱力系のバカラック・カヴァー集!

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1. THE LOOK OF LOVE
2. ALFIE
3. WALK ON BY
4. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
5. WIVES AND LOVERS
6. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
7. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
8. I SAY A LITTLE PRAYER
9. THE APRIL FOOLS
10. WHAT'S NEW PUSSYCAT?

収録時間約28分


謎の人物、クリストファー・スコットがモーグ・シンセサイザーで奏でる、脱力系のインスト・バカラック・カヴァー集です。1969年リリース。

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クリストファー・スコットについては、CDの紙ジャケ裏にも日本盤ライナーの解説にも全く情報が載っておらず、どこの誰なのかさっぱりわかりません。

一方のモーグ・シンセサイザーは、1964年に初めて制作され、『 スウィッチド・オン・バッハ 』が1968年に世界的大ヒットになって一躍有名になりました。尚、日本盤ライナーによると、日本では長年“ムーグ”と呼ばれてきたそうですが、のちに発明者ロバート・モーグ博士自身により訂正されたそう。

鍵盤一体型で持ち運びできる“ミニ・モーグ”は1970年から、同時に複数の音を発音できる“ポリ・モーグ”は1973年辺りから使われ始めます。ということは、本アルバムがリリースされた1969年当時のモーグ・シンセサイザーは、部屋に何台もの弁当箱を置き、それをケーブルでつないで単音を出す…、まだそういう代物だったわけですね。

ミュージシャンのクレジットは記載されてないのですが、紙ジャケ裏には ─ The rhythm works - guitar, bass, drums - was supplied by live musicians ─ と書かれてました。シンセだけでポップな曲を演奏するのはまだまだ難しかったんでしょう。とはいえ、いかにも未来的・宇宙的な当時のシンセらしい音がイントロで聴けるT-5.「 素晴らしき恋人たち 」と、猫の鳴き声を模した音がgoodなT-10.「 何かいいことないか子猫チャン 」は、本アルバムならではのバカラック・カヴァーだと思います。

シンセの音色以外は全体的に割とまともなアレンジで、ヒットしたバージョンから大きく外れていません。ポップと言えばそうです。でも、聴いていて脱力感を感じるのは何故?(笑)。アレンジャーはデイヴ・ミュレイニーというお方。彼はのちに、ガーション・キングスレイがオリジナルを書き、モーグ・ユニットのホット・バターが1972年にヒットさせた「 ポップコーン 」のアレンジも手掛けたんだとか。なるほど、ポップなわけですね。

クリストファー・スコットは、同じDECCAレーベルに続編『 モア・スウィッチド・オン・バカラック 』を残したそうですが、どうもリイシューされていないみたいです。聴いてみたいようなそうでないような…(苦笑)。

続編の『 モア・スウィッチド・オン・バカラック 』、結局中古LPを入手しました。記事はこちら。(2020年2月9日追記)


【データ】
『 SWITCHED-ON BACHARACH 』 (邦題:スウィッチド・オン・バカラック)
PERFORMED ON THE MOOG SYNTHESIZER BY CHRISTOPHER SCOTT

LP:1969年リリース (所有CDは、2003/9/26リイシューの日本盤、紙ジャケット、ライナー:松永良平氏)
レーベル:DECCA/MCA (所有CDは、ビクター・エンタテインメント/UNIVERSAL MUSIC)
番号:DL 75141 (所有CDは、UCCU-9031)

Produced by METRO TALENTS LTD.
Arranged and Conducted by Dave Mullaney

2014年5月21日 (水)

BACK TO BACK BACHARACH/CASINO ROYALE (1999年)

カジノ・ロワイヤルという名のグループが1999年にリリースした、バカラック・カヴァーアルバムです!

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1. I SAY A LITTLE PRAYER
2. BABY IT'S YOU
3. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME
4. THE LOOK OF LOVE
5. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
6. WHAT'S NEW PUSSYCAT?
7. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
8. ANY DAY NOW
9. BOND STREET
10. WIVES AND LOVERS
11. WALK ON BY
12. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
13. (THE MAN WHO SHOT) LIBERTY VALANCE
14. WISHIN' AND HOPIN'
15. TOWER OF STRENGTH
16. THE BLOB
Plus Special Bonus Track-a-rach. CASINO ROYALE

収録時間約50分 (含ボーナストラック)


米国のバンド、カジノ・ロワイヤルが1999年にリリースしたバカラック・カヴァーアルバムです。

えっ、カジノ・ロワイヤルって007のパロディ映画のことじゃないの? その通りでございまして、その映画タイトルをグループ名にしちゃったんですねー。CDのライナーには何も書いてなかったのですが、Amazonのアルバム紹介にこう書かれてました。 ─ このサンフランシスコのバンドは、バート・バカラックの誕生日を祝う一回限りのカヴァー・バンドとして結成されました。 ─  前回記事とはサンフランシスコ繋がりとゆーことで今回ご紹介することにしました。

このバンド、確認したら今でも活動してまして(゜o゜)。バンドのウェブサイトを覗いてみたところ、60年代、70年代、80年代のポップス/ロック/ソウルをレパートリーとして、各種イベントに呼ばれて演奏しているようです。連絡先の住所がロサンジェルスになっているので、拠点をロスに移したんでしょうかね。

さて本アルバム、ジャケットだけ見るとなんとなくチープなサウンドを想像してしまいますが、全然そんなことはありません。3人の女性シンガーを含み、メンバーは10人。スタジオ録音ですが、まるでライヴを聴いてるみたいに楽しい演奏です。フェード・アウトする曲が少なくて終止形の曲が多いこともその一因かも。

収録曲は16曲+スペシャル・ボーナス・トラック1曲。ボーナス・トラックの曲名はジャケット他には記載ありませんが、聴いてみたら、映画 『 カジノロワイヤル 』 のテーマ曲でした。しかも、映画のオープニングに流れるインスト版じゃなくて、エンドタイトルで流れる歌詞入りバージョンを再現しています(゜o゜)。やることがニクいですね~。

アレンジは特に凝ったことはしていません。下敷きとなったバージョンのコピーといっていいと思います。各曲の下敷きとなったバージョンを以下に記します。右側の ( ) は本アルバムのリード・ヴォーカルが女性 (F) か男性 (M) かを示しています。これを見ても下敷きをちゃんと再現したい意図が窺えますね~(^^)。

<各曲の下敷きとなったバージョン>
1. ディオンヌ・ワーウィック (F)
2. ザ・シレルズ (F)
3. ルー・ジョンソン (M)
4. セルジオ・メンデス&ブラジル'66 (F)
5. ディオンヌ・ワーウィック (F)
6. トム・ジョーンズ (M)
7. ディオンヌ・ワーウィック (F)
8. カーラ・トーマス (F)
9. バート・バカラック (-)
10. ジャック・ジョーンズ (M)
11. ディオンヌ・ワーウィック (F)
12. ディオンヌ・ワーウィック (F)
13. ジーン・ピットニー (M)
14. ダスティ・スプリングフィールド (F)
15. ジーン・マクダニエルズ (M)
16. ファイヴ・ブロッブス (M)
Plus Special Bonus Track-a-rach. ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス (M)

オマケとして、彼らのウェブサイトのリンクを貼っておきます。バンドの紹介ビデオ(約5分)もありました。御大バカラックやジャッキー・デシャノンも賛辞のコメントを寄せてます(Testimonials というところをクリック下さい。ちょっと胡散臭いですが^_^;)。お暇でしたら是非! → こちら


【データ】
『 BACK TO BACK BACHARACH 』
CASINO ROYALE

CD:1999年リリース
レーベル:Double Play Records (San Francisco, CA)
番号:DP 007

Produced by Scrote
Casino Royale
  Suzan Z, Danny Shorago and Lisabell - vocals
  Scrote - guitar, b. voc
  Pulot - keys, b. voc
  Jamison Reed - saxes, b. voc
  Peter Anastos and Chris Barnes - trumpets, flugelhorns, b. voc
  Steve Lew - bass
  Wes Anderson - drums

2014年5月18日 (日)

SUNSHINE OF YOUR LOVE/Ella Fitzgerald (1970年)

エラ・フィッツジェラルドが1970年にリリースしたライヴアルバムです。バカラック・カヴァーを2曲収録!

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全12トラック中、バカラック作品は2トラック

3. THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU (4:25)
10. A HOUSE IS NOT A HOME (4:10)


Img618a_2 米国のジャズ・シンガー、エラ・フィッツジェラルドが1970年にリリースしたライヴアルバムです。

なお、リリース時のジャケットは左のヤツです。このジャケットのリイシュー盤も出ていますが、私が所有しているCDは上のジャケットでございます。あしからず。

エラの公式サイトを覗いてディスコグラフィを確認したところ、50年以上に及ぶキャリアの間に、200以上のアルバム/およそ2,000曲のレコーディングをしたと書いてありました。いや、凄い。本アルバムは1968年10月の録音。エラは1917年4月生まれですから、51歳の時のパフォーマンスですね。エラが最も多くのアルバムを残したVerve(1958~1966年)からリリースした最後のアルバムみたいです。

The_fairmont_hotel_3 サンフランシスコは The Fairmont Hotel の Venetian Ballroom でのライヴ録音。ホテルの公式HPに載っていた写真を左にコピペしましたが、いや~、なんて豪華な装飾のお部屋なんでしょう。右側がステージみたいですね。

バックの演奏は、前半6トラック(T-1~6. つまりLPのA面)がビッグバンド、後半6トラック(T-7~12. LPのB面)がトミー・フラナガン・トリオによるコンボ。ビッグバンドは、The Ernie Heckscher Band という Venetian Ballroom 専属のバンド。トミー・フラナガン・トリオのリズム隊も加わって、フラナガンが指揮も担当しています。

ビートルズやクリームのヒット曲から、A. C. ジョビン、M. ルグランや D. エリントンまで、ヴァラエティに富んだ選曲。ビートルズのT-1. 「 ヘイ・ジュード 」 はファンキーに歌い、クリームのT-2. 「 サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ 」 ではパワフルな歌唱を聴かせる一方、しっとりしたバラードも素晴らしいです。まさになんでもござれの表現力。スッゲー。

そして、バカラック・カヴァーの2曲。これらも当時のヒット曲としてチョイスされたものですね。T-3. 「 ディス・ガール 」 は、1コーラス目はいたって抑え目に歌っていますが、2コーラス目で熱を帯びてところどころでシャウトしてます。T-10. 「 ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 も最初はしっとり。2コーラス目はちょいとメロディを崩してして歌います。この崩しっぷりが素晴らしい。そしてエンディングで20秒くらい静かにシャウトしてから終わるのですが、これまたカッコイイ。

スタンダード曲は少ないですが、ジャズ・ヴォーカルを聴いたな~という気分になりました。ライヴ盤としては録音も非常にクリアで優秀と思います。エラのアルバムはこの1枚しか所有していないし名盤なのかどうかもわかりませんが、私にとっては“当たり”のアルバムでした~。

51cotjv9c0l_sl500_aa280__341hyzrxptkl_2515uer7f5xl_sl500_aa300__5 ここからはオマケです。MP3でしか所有していないエラのバカラック・カヴァーをご紹介。Pablo時代のライヴ録音ばかりでございます。

1966年リリースの 『 THE STOCKHOLM CONCERT, 1966 』 <左> から 「 素晴らしき恋人たち 」 (2:13)。D.エリントンのビッグバンドをバックに歌っております。

1970年リリースの 『 IN BUDAPEST 』 <中> から3曲。バックはピアノ・トリオです。 「 雨にぬれても 」 (5:43) は ♩≒67 というゆったりしたテンポでじっくり歌っているのですが、3:40頃に咳を2回してから照れ隠しなのかちょっと声が大きくなります。4:10頃4ビートから8ビートにリズムが変わってからのシャウトがカッコイイです。「 恋よさようなら 」 (2:49) は割とオーソドックスですが、アウトロの最後にエラが一発 “ Never ! ” と叫ぶのが面白い。「 ディス・ガイ 」 (5:02) は 「 I'm Gonna Sit Down and Write Myself a Letter 」 という非バカラック曲とのメドレー。曲名は THIS "GUY'S" と表記されているのですが、エラは THIS "GIRL'S" と歌っています。やっぱりね。

1971年リリースの 『 ELLA a NICE 』 <右> から 「 遥かなる影 」 (2:52)。バックはピアノ・トリオ。もちろん下敷きはカーペンターズです。曲の途中でいきなり10秒程度 “ We've only just begun, To live ” と 「 愛のプレリュード 」 を歌っちゃうし(笑)。ただ、この曲にシャウトは合わないな~と思いました。

他にも、コンピレーション・アルバムの中にエラの他のバカラック・カヴァーが入ってたりするのですが、それらはコンピレーション・アルバムの記事でご紹介することとします。


【データ】
『 SUNSHINE OF YOUR LOVE 』
Ella Fitzgerald

LP:1970年リリース (所有CDは、1996/11/5リイシューの輸入盤)
レーベル:MPS Records/Verve (所有CDは、Motor Music GmbH/PolyGram)
番号:MPS LP 15.250 (所有CDは、314 533 102-2)

Produced by Norman Granz
T-3. arranged by Frank de Vol
T-10. arranged by Tommy Flanagan
T-1-6.
  Orchestra conducted by Tommy Flanagan
T-7-12.
  Tommy Flanagan - piano
  Frank de la Rosa - bass
  Ed Thigpen - drums
Recorded in San Francisco in October, 1968

2014年5月14日 (水)

Another Life/Espiritu (1997年)

エスピリトゥが1997年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録…

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全14トラック中、バカラック作品は1トラック

13. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU (4:26)

女性シンガーのエスピリトゥ こと ヴァネッサ・キノネスが1997年にリリースしたクラブ系サウンドのセカンド・アルバムです。

彼女は、曲を書くときの自分 Vanessa Quinones <ヴァネッサ・キノネス>と、プロデュースする時の自分を分けて考えたいと、Espiritu <エスピリトゥ>という名前をアーティスト名にしたそうです。画家である母親がペルー人、船の仕事に携わっている父親がフランス人という家庭に生まれた彼女は、ペルー、パリ、カナリア諸島、スペインといった場所に移り住み、10代でパリのナイトクラブで歌い始めます。その後オリジナル曲を作りはじめ、渡英してからはロンドン等を拠点に活動したらしいです。(彼女のこと全く知らないものですから、ここまで全てライナーより引用しました^^;)

1995年にリリースしたファースト・アルバム 『 オールウェイズ 』 はポップ/ラテン色が強いものだったようですが、本アルバムはクラブ系のサウンド。(私には深海魚がウネウネしてるようにしか思えない)ドラムン・ベースの上に、シンセ・パッド系の音が乗っかり、コードも有るのか無いのかビミョーな曲が殆ど。ガーシュイン・カヴァーのT-5. 「 アイ・ラヴ・ユー・ポーギー 」 と、バカラック・カヴァーのT-13. 「 遥かなる影 」 以外は全て自作曲で、私にはさっぱりわからない曲だらけです…^^;。

その 「 遥かなる影 」 もクラブ系の気だるいサウンドでコーディネート。全編に亘って、一小節のなかの2拍目と3拍目の裏にギターのリフが入ってこれがいいアクセントになっているのと、間奏のゆるい音色のトランペットがバカラック感をちょっぴり醸し出しているのは、少し評価できるポイントでしょうか。囁くようなエスピリトゥの歌はあまり印象に残らないですが。

ちなみに、「 遥かなる影 」 は日本盤のみのボーナストラック。この曲が入ってなかったら店頭で決して手に取らない類のアルバムですね…(苦笑)。


【データ】
『Another Life』 (邦題:アナザー・ライフ)
Espiritu

CD:1997年8月4日リリース (所有CDは、1997年9月10日リリースの日本盤)
レーベル:Deconstruction (所有CDは、東芝EMIよりリリース)
番号:? (所有CDは、TOCP-50240)

Produced by Espiritu
T-13. 「遥かなる影」はボーナス・トラックということもあってか、ミュージシャンのクレジットは不明です…

2014年5月11日 (日)

LA LA MEANS I LOVE YOU/THE DELFONICS (1968年)

デルフォニックスが1968年にリリースしたデビュー・アルバムです。バカラック・カヴァーを2曲収録!

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全11トラック中、バカラック作品は2トラック

6. ALFIE (2:50)
9. THE LOOK OF LOVE (3:19)


フィラデルフィア・ソウルの3人組ヴォーカル・グループ、デルフォニックスのデビュー・アルバムです。

アルバム・タイトルにもなったT-7. 「 ララは愛の言葉 」 は全米2位(R&Bは4位)となり、以降たくさんのアーティストにカヴァーされていることは皆様ご存知の通りです。

本アルバムを聴いてみますと、デルフォニックスのヴォーカルもいいですが、何より素晴らしいと感じるのはトム・ベルによるアレンジ。特にホルンが奏でるオブリガートが絶品で、流麗なストリングスも印象的です。

収録されているバカラック・カヴァー2曲も素晴らしいアレンジが光っています。T-6. 「 アルフィー 」 のイントロ、小節の1拍目にピアノとベースがジャン!とやったあと、2~4拍目にヴァイオリンがピチカートでポロポロポンポンポンポンと弾いてます。この個性的なイントロを聴くだけで、曲への期待感が高まります。T-9. 「 恋のおもかげ 」 では、特にホルンが印象に残ります。イントロ・アウトロで吠え、歌っているバックで印象的なオブリガートを奏で、間奏では主役となりメロディを吹いてます。

トム・ベルのことばかり書いてしまいましたね^^;。ここまで書いちゃったので、ついでにトム・ベルの写真も載せちゃいましょう。ライナーの一部に小さく3枚の写真が並んでました。真ん中の写真がプロデューサーのトム・ベルとスタン・ワトソン。なんか、左のデルフォニックスの方がダサく思えるのはワタクシあるでおだけ?(笑)。
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【データ】
『 LA LA MEANS I LOVE YOU 』
THE DELFONICS

LP:1968年リリース (所有CDは、2001/6/5リイシューの輸入盤)
レーベル:Philly Groove (所有CDは、Buddha Records)
番号:LP 1150 (所有CDは、74465-99804-2)

Produced by Stan Watson and Thom Bell
Arranged by Thom Bell
Conducted by Thom Bell

2014年5月 7日 (水)

GOING FOR A SONG/DANNIELLE & LOUISE (1997年)

オーストラリアの女性デュオ、ダニエル&ルイーズによる1960~1970年代のカヴァーアルバムです。バカラック・カヴァーを2曲収録!

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全14トラック中、バカラック作品は2トラック

2. I SAY A LITTLE PRAYER (3:55)
12. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE (3:12)


オーストラリアの女性デュオ、ダニエル&ルイーズがデビュー・アルバムとして1997年にリリースしたアルバムです。

この二人組、ジャケット写真の左側が Dannielle Gaha (ダニエル・ガハ)、右側が Louise Anton (ルイーズ・アントン)。それぞれ豊富なキャリアを持つ二人が、オーストラリアの国営放送ABCのある番組で一緒に歌ったことがきっかけでグループを結成。本アルバムでデビューしたんだそうです。

でも、ダニエル&ルイーズというグループ名、実は日本だけの仮の名前。本当の名前は、NISSAN CEDRICS 。そう、某車名の複数形です(笑)。日本にこのグループを紹介しようとしたところ某自動車メーカーからクレームがついてやむなく二人のファースト・ネームをグループ名にした次第。その自動車メーカーはオーストラリア国内にも進出していますが、名前については何の問題もなく了解が得られたそうです。日本ではこの洒落が通じなかったんですねー。

ジャケット写真の中央の赤いクルマ、ナントその車の初代モデル(゜o゜)。正確には、1960年に発売された縦目ヘッドライトの初期仕様ではなく、1962年のマイナーチェンジで横目4灯になったヤツ。しかも驚いたことに、この赤いクルマはオーストラリアはシドニーにある“Planet Cake”というケーキ屋さん特製の“ケーキ”でございまして、ジャケット裏面はそのケーキをむしゃむしゃ食べている写真でございます。こういうアソビゴゴロ、好きだなぁ(^^)v。

収録曲は全て1960~1970年代のロック/ポップス・カヴァーで、10cc、キッス、シカゴ、P.マッカートニー、ポリス、クィーン、ABBAなどの楽曲をチョイスしています。原曲よりも全体にポップな味付けですが、ミュージカル等で鍛えられた二人のヴォーカルは表現力がけっこうあって、バックの演奏も含めてちゃんと聴けるアルバムとなっています。なお、14曲あるうち最後の3曲は日本盤のみのボーナス・トラックとのこと。

んで、バカラック・カヴァーは2曲。T-2. 「 小さな願い 」 はディオンヌ・ワーウィックのバージョンが下敷きになったアレンジ。サビでは二人が気持ち良くハモっていて聴いていて楽しいカヴァーです。フェード・アウトじゃなく終止形で終ってるところも好感もてます。T-12. 「 サン・ホセへの道 」 もディオンヌのバージョンが下敷き…というか殆どコピー。ただ、こちらも終止形で終っていて、最後ハモリながらのハミングは素敵です。

あと、ビックリしたのがT-6. 「 私はイエスがわからない 」 。曲の途中、2小節だけいきなりバカラック・ナンバー 「 アルフィー 」 の冒頭部分 “ What's it all about, Alfie? ” を歌っちゃうんですから! 彼女達、きっとバカラックファンなんでしょうね。


【データ】
『 GOING FOR A SONG 』
DANNIELLE & LOUISE (本当のグループ名は、NISSAN CEDRICS)

CD:1997年リリース (所有CDは、1998/3/15リリースの日本盤)
レーベル:WARNER MUSIC AUSTRALIA (所有CDは、イーストウエスト・ジャパン)
番号:? (所有CDは、AMCE-2554)

Produced by Paul Gray
Recorded by David Hemming and Adrian Bolland at Alberts Studios, Sydney
Vocal Arrangements by Louise & Dannielle
Piano & Keyboards : Paul Gray
Electric Guitars : Rex Goh
Acoustic Guitars : Peter Watson
Electric Bass : Leon Gaer
Acoustic Bass : Jonathon Zwartz
Drums : Hamish Stuart
Percussion : Tony Azzopardi
Trumpet : Bob Coassin
Saxophones : Tim Pram
Trombone : Herb Cannon
Violin : Ian Cooper & Rowan Martin

2014年5月 4日 (日)

the very best of Burt Bacharach/The Jet Set (1999年)

豹柄の布張りジャケットが異色な、バッタ物系のインスト・バカラック集です。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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DISC1
1. I SAY A LITTLE PRAYER
2. WALK ON BY
3. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
4. THE LOOK OF LOVE
5. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEA
6. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
7. WIVES AND LOVERS
8. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
9. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
10. THIS G'S IN LOVE WITH YOU
11. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME
12. TRAINS AND BOATS AND PLANES
13. A HOUSE IS NOT A HOME
14. CASINO ROYALE
15. MAKE IT EASY ON YOURSELF

DISC2
1. MAGIC MOMENTS
2. ANYONE WHO HAD A HEART
3. 24 HOURS FROM TULSA
4. BABY IT'S YOU
5. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART)
6. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF
7. WISHIN' AND HOPIN'
8. ALFIE
9. DON'T MAKE ME OVER
10. REACH OUT FOR ME
11. PROMISES, PROMISES
12. THE WINDOWS OF THE WORLD
13. ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO)
14. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR
15. ON MY OWN

収録時間約98分 (DISC1:約48分、DISC2:約50分)


アーティスト名が書かれていない豹柄の布張りジャケットが異色な、見るからにバッタ物系のCD2枚組30曲入りのインスト・バカラック集です。

ジャケット内側に Performed by The Jet Set と書かれています。それ以外にミュージシャンのクレジットはありません。聴く限り、ドラムス、ギター、エレピの他は、シンセで管や弦の各種楽器の音を出しています。そのシンセの音が平板でチープなところが本アルバムのクォリティを低めてしまった要因かなぁ。歌入りであればここまで言わないのですが…。アレンジもオリジナルやヒットしたバージョンを下敷きにしたもので、インスト物であればここで特徴を出してほしいのですが、特別印象に残るものではありません。

バッタ物系でも時には掘り出し物があったりしますが、本アルバムはハズレの類かと…。風変わりなジャケットが面白いので取り上げた次第です、ハイ。GWですし、手抜きさせていただきました~^^;。


【データ】
『 the very best of Burt Bacharach 』
The Jet Set

CD:1999年リリース
レーベル:Grobal Television / BMG(UK)
番号:RADCD139

Produced and Arranged by Stewart and Bradley James
Executive Producer : Nic Moran

※Amazonのリンクは割愛しました、悪しからず。

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