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2014年5月11日 (日)

LA LA MEANS I LOVE YOU/THE DELFONICS (1968年)

デルフォニックスが1968年にリリースしたデビュー・アルバムです。バカラック・カヴァーを2曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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全11トラック中、バカラック作品は2トラック

6. ALFIE (2:50)
9. THE LOOK OF LOVE (3:19)


フィラデルフィア・ソウルの3人組ヴォーカル・グループ、デルフォニックスのデビュー・アルバムです。

アルバム・タイトルにもなったT-7. 「 ララは愛の言葉 」 は全米2位(R&Bは4位)となり、以降たくさんのアーティストにカヴァーされていることは皆様ご存知の通りです。

本アルバムを聴いてみますと、デルフォニックスのヴォーカルもいいですが、何より素晴らしいと感じるのはトム・ベルによるアレンジ。特にホルンが奏でるオブリガートが絶品で、流麗なストリングスも印象的です。

収録されているバカラック・カヴァー2曲も素晴らしいアレンジが光っています。T-6. 「 アルフィー 」 のイントロ、小節の1拍目にピアノとベースがジャン!とやったあと、2~4拍目にヴァイオリンがピチカートでポロポロポンポンポンポンと弾いてます。この個性的なイントロを聴くだけで、曲への期待感が高まります。T-9. 「 恋のおもかげ 」 では、特にホルンが印象に残ります。イントロ・アウトロで吠え、歌っているバックで印象的なオブリガートを奏で、間奏では主役となりメロディを吹いてます。

トム・ベルのことばかり書いてしまいましたね^^;。ここまで書いちゃったので、ついでにトム・ベルの写真も載せちゃいましょう。ライナーの一部に小さく3枚の写真が並んでました。真ん中の写真がプロデューサーのトム・ベルとスタン・ワトソン。なんか、左のデルフォニックスの方がダサく思えるのはワタクシあるでおだけ?(笑)。
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【データ】
『 LA LA MEANS I LOVE YOU 』
THE DELFONICS

LP:1968年リリース (所有CDは、2001/6/5リイシューの輸入盤)
レーベル:Philly Groove (所有CDは、Buddha Records)
番号:LP 1150 (所有CDは、74465-99804-2)

Produced by Stan Watson and Thom Bell
Arranged by Thom Bell
Conducted by Thom Bell

リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/2/18)
Amazonリンク(リイシューCD)(リイシュー 2 in 1 CD


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バカラックの曲がちょっと入ったアルバム」カテゴリの記事

コメント

 ズズです。また遊びに来させてもらいました。

デルフォニックスですか。何も知りませんでした。本当に勉強になります。
あるでおさんのページを少しずつ読む楽しさが、日々のビタミン剤に
なっています。

 毎日犬の散歩をしていますが、その時の私の最近のハミング(満足に英語で歌えない)
は「To Wait For Love(小声)」です。
 先日CD化された布施明のアルバムにも収録されていましたが、あるでおさんのページで
山下達郎版があるのを思い出し、今は「RARITIES」を引っ張り出し毎日聞いています。
ゆったりとしたバカラックの曲はもちろん素晴らしいですが、やはり達郎サウンドが心地よい。
富士山を眺めながら柴犬とバカラック。意外と合います(笑)。

 ところであるでおさんは山下達郎「サンデー・ソング・ブック」はお聞きになってますか?
放送で言ってましたが、
御本人は今回のバカラックコンサートには行かなかったとのこと。それは作曲家のコンサートだからだと。
(御本人自身ひねくれてると言ってましたが…。ちなみに奥さんは行ったようですね)
ちょっと前には放送でバカラック自伝のプレゼントがあり、本の出版を知ることができて
すぐに購入して読むことができました。過去に数回バカラック特集があった時、ネオ・ファンだった
私はディオンヌ・ワーウィックは一切扱わない山下達郎のこだわりの放送に驚いたものです。
今回の来日で、また新しいバカラック特集をひそかに期待していたのですが、
今のところ予定がなさそうで残念です。

 しかし今は、あるでおさんやまったりさんのページがいつでも読める幸せがあるから充分ですが。

ズズさん、おはようございます!

「 To Wait For Love 」 を歌いながら犬の散歩ですか、なんて風流な! しかも富士山も見ながらとは! 犬もいないし富士山も見えませんが、iPodでバカラック・カヴァーばかりをシャッフルさせながら早朝散歩してますんで、今度 「「 To Wait For Love 」 のカヴァーばかりのプレイリストを作って散歩してみます~。

山下達郎さんの“サンソン”、以前から放送あるのは知ってましたが殆ど聴いておりませんでした。ズズさんはずっと昔から聴いておられるんですね~。1997年の来日時はバカラック特集を2週に亘ってやったとか、ネットであとから知るばかり。そんなあるでおも、数年前からエアチェックして、通勤のとき車のなかで聴くようになりました。5/11の放送ですよね、バカラックのコンサートは行かなかったとおっしゃったのは。有名曲以外で好きな曲として、「 To Wait For Love 」 と 「 Who Is Gonna Love Me? 」 を挙げておられましたっけ。

ということで、“サンソン”で聴いたネタを拙ブログにも使わせていただいたりしています。昨年、B.J.トーマスがセルフカヴァー・アルバム出されたことも“サンソン”で知り、それがきっかけでそのアルバムを記事にしました。また、先日3/22の放送でマンフレッド・マンの 「 My Little Red Book 」 がかかりましたよね~。『 何かいいことないか仔猫ちゃん? 』 のサントラを紹介する時に、その時の達郎さんのコメント、を引用しようと思っています。いつになるか分かりませんが(笑)

 あるでおさん、ご返事ありがとうございます。「バカラック語」で話せるなんて、
なんという幸せでしょうか。マンフレッド・マンの 「 My Little Red Book 」、放送したのですね。
まだ聞いてません。
録音機能付きのラジオでいつも布団の中で聞いているので、きっと爆睡中だったかもしれません。
今度改めて聞いてみます。

 幸せといえば、思いがけない時にバカラックの曲に出会った時に強く感じます。「サンソン」
もそうですが、最近は去年の暮れに小田和正の「クリスマスの約束」のコンサートをテレビで見ていたら、
終盤近くに松たか子、JUJU、小田和正の三人でで「世界は愛を求めている」を歌い出し、
感動しました。小田和正は曲の前に「バート・バカラックの曲で」と紹介。嬉しかった。

 あるでおさんはテレビドラマ「Glee」はご覧になっていますか。
私は、最初から見ていますが、「シーズン1」で「ドント・メイク・オーバー」の前奏が流れ、
(一瞬期待したけれど、歌はなくがっかりした)しばらくして「小さな願い」が歌われました。
ちょっと軽く歌ってみました程度が不満だったけれども、物語が現在の高校生が主役
なのだから、仕方ないと思いましたが、その後「ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム」と
「悲しみは鐘の音とともに」がバーブラ・ストライザンドの編曲版でしっかりと歌いこまれ、
バカラックとバーブラどちらも大好物な私はGleeを追い続けることになりました。
 しばらくバカラックの曲はないなあと思っていたら、「シーズン4」で「ターキー・ラーキー・タイム」
(プロミロミセス・プロミセス)をレイチェル達が歌いました。マッシュアップだったけれど。

 映画「オースティン・パワーズ」を見ていた時もそうだったけれど、突然バカラックの曲と
出会う驚きは本当に楽しいものです。バカラックCDを向き合って聞くのはもちろん楽しい
ことだけれど、また不意打ちにあってみたいズズでした。


ズズさん、こんばんは!

小田和正さんのコンサートで「世界は愛を~」ですか!? それはサプライズですね~。Gleeはシーズン1と2だけ観ました。「小さな願い」が登場したことを何かで(まったりさんのブログかな?)知って観たんだと思います。シーズン4で「ターキー~」を歌ったのは全く知りませんでした。

TVやラジオでいきなりバカラックソングが流れると嬉しいですよね。私が家で聴くのは殆どバカラックソングなものですから、こども達も知らず知らず洗脳されたらしく、「今日、TV番組のBGMでお父さんの好きな曲流れたよ」とか言ってくれたりします(^^)v

映画の中でのバカラックソング、まったりさんのブログで勉強しなければ!

ズズさん> 訂正です^^;

サンソンでマンフレッド・マンの 「 My Little Red Book 」 がかかったのは、3月16日でございました。謹んでお詫び申し上げますm(__)m

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