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2014年8月

2014年8月31日 (日)

Free'n' Easy featuring The Songs of Burt Bacharach (1998年)

英国のポップ系バンド、Workshy(ワークシャイ)がプロデュースしたバカラック・カヴァー集です。

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1. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE                                   F
2. I SAY A LITTLE PRAYER                                                         F
3. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME              M
4. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN                                             F
5. ALFIE                                                                                    F
6. THE LOOK OF LOVE                                                               F
7. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU                                                 M
8. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF                        M
9. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
10. WALK ON BY                                                                          M
11. MAKE IT EASY ON YOURSELF                                                  M
12. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART)      M
13. ANYONE WHO HAD A HEART                                                   M
14. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU

※ 曲名右のF/Mはメインヴォーカルを示しています … Female: 女性、Male: 男性、無印: インスト曲
収録時間約47分


英国のポップ系バンド、Workshy(ワークシャイ)がプロデュースしたバカラック・カヴァー集です。

ワークシャイは、結成時は3人でしたが、セカンド・アルバムリリースの1992年からはChrysta Jones(女性)とMichael McDermott(男性)によるデュオとなりました。英国では知名度が低いのに何故か日本で人気となったバンドで、セカンド・アルバム以降は日本のレコード会社(ポニーキャニオン)と契約してアルバムの供給も日本からおこなったんだそうです。 ← な~んにも知らないのでウィキりました。

本アルバムは英国レーベルによる制作です。クレジットをみるとワークシャイのお二人もヴォーカルで参加しているんですが、契約の関係でワークシャイ名義に出来なかったんでしょうかね。制作されたいきさつはともかく、ライナーノーツにはこう書いてありました。いつもの超意訳で…  ─ ワークシャイの二人(クリスタ・ジョーンズとマイケル・マクダーモット)が本プロジェクトのプロデュースを担当し、マイケルの弟トニーを含む「90年代ストリート・ソウル」シーンのミュージシャンを集めてバカラックの曲に新鮮な解釈をもたらしている。英国の才能の粋を集めたこのアルバムは、繊細でゴージャスでとてもエモーショナルな演奏で満足以上の仕上がりである。しかし、これらは全て、英国の才能の粋から真の天才作曲家に向けた敬意の印なのである。 ─

まぁ、なんという称賛ぶり! んで、聴いてみますと、オリジナル或いはヒットしたバージョンのコピーみたいなアレンジが多いし演奏面でも特に凝ったところは無いしで、膨らんだ期待は一気にしぼんでしまいました。“英国の才能の粋”がこれとは…^^; 特にシンセ・ストリングスがチープな音色で、かなり損してますね~。全体的には“ヴォーカル入りイージーリスニング”といった印象です。

ただ、いくつかキラリと光るところもありまして。T-4. 「 恋よさようなら 」 は、ディオンヌではなく、英国1位を記録した米カントリー歌手Bobbie Gentryのバージョン(1969年)を下敷きにしていてニヤッとさせられました。また、T-5. 「 アルフィー 」 はピアノだけをバックにクリスタ(たぶん)が感情込めて歌っていて、本アルバムの中では出色です。

516xcfqjwnlここからはオマケとして、MP3しか所有していない曲をご紹介。
ワークシャイは、1994年8月19日リリースのアルバム 『 ソウル・ラブ 』 で 「 小さな願い 」 をカヴァーしています。日本テレビ系 「 世界まる見え!テレビ特捜部 」 のエンディング・テーマだったそうで、バカラックファンでなくてもご存知の方がいらっしゃるんじゃないでしょうか。1994年7月21日にはこの曲のシングルを先行リリースしています。「 小さな願い 」 のカヴァーは、ディオンヌ・ワーウィク又はアレサ・フランクリンのバージョンどちらかを下敷きにしていることが多いのですが、ワークシャイのそれはアレサ版の影響があるもののかなり独自のアレンジと軽いボサの音作りで、オシャレな雰囲気のカヴァーとなっています。どうせなら、この延長線上でカヴァー・アルバムも制作して欲しかったですね~。


【データ】
『 Free'n' Easy featuring The Songs of Burt Bacharach 』
アーティスト名義なし

CD: 1998年リリース
レーベル:E2, a division of Music Collection International Ltd (UK)
番号:ETDCD 010

Produced by Chrysta Jones and Michael McDermott for Workshy Productions
Vocals: Chrysta Jones, Alan Cowley, Camelle Hinds, Michael McDermott, Tony McDermott
Programming: Michael McDermott
Keyboars: Jeannette Mason
Guitar: John Parricelli
Harmonica: Adam Glasser
Trumpet: Duncan Mckay
Drums: Crispin Taylor
Recorded in London, October/November 1997

2014年8月27日 (水)

Alfie/David Hazeltine Trio (2006年)

デヴィッド・ヘイゼルタイン・トリオが2006年にリリースしたバカラック・カヴァー集です。

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1. IN BETWEEN THE HEARTACHES
2. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
3. THE LOOK OF LOVE
4. WALK ON BY
5. A HOUSE IS NOT A HOME
6. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
7. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
8. ALFIE
9. I SAY A LITTLE PRAYER
10. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU

収録時間約59分


デヴィッド・ヘイゼルタイン・トリオが2006年にリリースしたジャズ・バカラック・カヴァー集です。

デヴィッド・ヘイゼルタイン(1958年生まれ)は、米ミルウォーキー出身のジャズ・ピアニスト。本アルバムは、自身のトリオで録音し、日本のヴィーナスレコードからの第6弾としてリリースされたアルバムです。メンバーのデヴィッド・ウィリアムス(ベース)とジョー・ファンズワース(ドラムス)は共演仲間で、気心が知れてる仲だそう。

チョイスされた10曲は全てバート・バカラック&ハル・デイヴィッドによるナンバーで、アルバムの冒頭を飾るT-1. 「 イン・ビトウィーン・ザ・ハートエイクス 」 以外は有名曲ばかりです。賑やかでノリの良い演奏が多いし、メロディとアドリブのバランスもいい塩梅なので、ジャズはなんかよくわかんなくて…と敬遠気味の方でも気軽に聴くことが出来ます。

そんななかで印象に残ったのは、ベースが主役を張るT-4. 「 ウォーク・オン・バイ 」 、ピア ノのアドリブがご機嫌なT-8. 「 アルフィー 」 、これまたゴキゲンにスウィングするT-10. 「 遥かなる影 」 あたり。T-8. やT-10.のように原曲のイメージからかけ離れたアップテンポな演奏でも、どこか節度のあるところがヘイゼルタインの魅力なのかな~と思いました。

一方、個人的にちと残念だったのがT-9. 「 小さな願い 」 。この曲の特徴である2/4や3/4の変拍子部分を、4/4で演奏しているんですよね~。こうすると間延びするので好きじゃないんです。そのあとのアドリブに支障があったんでしょうか…。バークリー音楽大学准教授でもあるヘイゼルタインだったら、なんとか変拍子のまま演ってほしかったです。って、准教授は関係ないか(笑)


【データ】
『 Alfie Burt Bacharach Song Book 』(邦題:アルフィー)
David Hazeltine Trio

CD:2006年7月19日リリース
レーベル:ヴィーナスレコード
番号:TKCV-35375

Produced by Tetsuo Hara & Todd Barkan
David Hazeltine - piano
David Williams - bass
Joe Farnsworth - drums
Recorded at The Studio in New York on March 31, 2006

2014年8月24日 (日)

STUART LITTLE/O.S.T. (1999年)

映画 『 スチュアート・リトル 』 のサウンド・トラックです。バカラック書き下ろし曲を1曲収録!

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全14トラック中、バカラック作品は1トラック

8. WALKING TALL ~ Lyle Lovett ~ (3:21)


1999年の米映画 『 スチュアート・リトル 』 のオリジナル・サウンド・トラックです。

映画自体は、リトル家に養子入りした小さなネズミ“スチュアート”が巻き起こす騒動を描いたコメディとのこと。未見なのでこれ以上は書こうにも書けません^^;。

サウンド・トラックは、最初の11トラックがポップ/ソウル系の楽曲で、有名どころではT-3. のトリーシャ・イヤーウッドなんかがいます。T-12,13. は、この映画の音楽を担当したアラン・シルヴェストリによるスコア的作品。最後のT-14. はT-3. の別ミックス・バージョンとなっています。

んで、T-8. 「 ウォーキング・トール 」 がバカラック書き下ろし曲。バート・バカラック = ティム・ライスによる共作で、歌っているのはカントリー系シンガーソングライターのライル・ラヴェット。彼は渋い声の持ち主で、以前ご紹介したB.J.トーマスの2013年のアルバムでもトーマスとデュエットしたりしています。

このサントラの他のポップ/ソウル系の曲と較べると、今風でも昔風でもなく全然目立たない楽曲なのですが、何回聴いてもなかなか覚えられないメロディだったりちょっとした変拍子や転調に、1990年代中頃~後半にかけてのバカラックっぽさが感じられます。間奏のミュート・トランペットも特徴的ですし、このピアノのタッチはバカラック自身でしょうか。ライナーにはミュージシャンがクレジットされていないので確たることは言えませんが、プロデュースにバカラックが関わっていますし間違いないと睨んでいます。

この曲は、私の師匠であるまったりさんのブログで初めて知りました。そのブログ記事で、まったりさんはこの曲のライヴ映像をアップされています。未聴の方は是非ご覧になって下さいませ! → こちら


【データ】
『 STUART LITTLE 』
O.S.T.

CD:1999年11月29日リリース (所有CDは、2000年6月14日リリースの日本盤)
レーベル:Motown (所有CDは、ポリドール)
番号:? (所有CDは、POCT-1159)

Exective Producers for Album: Kedar Massenburg, Bruce Carbone, Ken Ross
T-8. 「 WALKING TALL 」
  Written by Burt Bacharach & Tim Rice
  Produced by Burt Bacharach & Eliot Lurie

2014年8月20日 (水)

SLIGHTLY LATIN/Roland Kirk (1966年)

米国のジャズ・ミュージシャン、ラサーン・ローランド・カークが1966年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

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全9トラック中、バカラック作品は1トラック

1. WALK ON BY (2:32)


米国の盲目のジャズ・ミュージシャン、ラサーン・ローランド・カークが1966年にリリースしたアルバムです。

ローランドはマルチ・ホーンを操る、ユニークなミュージシャン。何種類もの楽器を演奏出来ただけでなく、複数の管楽器(サックスやトランペットなど)を首に巻きつけさらにはフルートや謎の電子楽器を吊るし、取っ替えひっ替え更には同時に2本吹くという超絶技巧の持ち主でした。本アルバムのライナーによると、 ─ いつもより大型の編成でレコーディングに臨んだローランドは、何曲かでバッキング・ヴォーカルを採用すると共に、スタジオの優れた音響バランスとナイト・クラブのくつろいだ雰囲気をドッキングさせる意味で、スタジオ・ライヴの方式も取り入れている。 ─  確かに臨場感に溢れるアルバムです!

バカラック・カヴァーは、T-1. 「 ウォーク・オン・バイ 」 。イントロ(=アルバムの初っ端)から他の奏者も含めてブイブイ吹きまくり、ローランド本人は奇声もあげてAメロに突入! この曲では、ローランドはバリトン・サックスとテナー・サックスをメインに吹いているようですが、他にも掛け声を掛け手拍子をして盛り上げています。曲の尺は2分半と短いですが、熱い演奏です!

81xq03rfm8l_sl1500_51fg4a9dtcl71yc3jzcael_sl1500_ここからはオマケです。MP3でしか所有していないローランドのバカラック・カヴァーをご紹介。

1967年リリースの 『 NEW PLEASE DON'T YOU CRY BEAYTIFUL EDITH 』 <左> から 「 アルフィー 」 (2:55)。ピアノ・トリオをバックに、おとなしめにテナーでメロディを吹くローランド。ハードな演奏しかしないのかしらん?と思っていましたが、そうでもないんですね~。最後はアルト(?)との2本吹きで“らしさ”を見せていますが。

1969年リリースの 『 VOLUNTEERED SLAVERY 』 <中> から 「 小さな願い 」 (8:00)。ローランドのバカラック・カヴァーで最も有名なのはこの曲でしょう。演奏が始まるまでの45秒間、ローランドは怪しげな電子楽器を鳴らしながら何かを叫んで演奏するメンバーを鼓舞。演奏が始まるやイントロからハードでソウルフルな熱いノリノリの演奏は、スゴイの一言! 別の演奏ですが、YouTubeでもこの曲のライヴ映像を観ることが出来ます。未見の方は是非!

1973年リリースの 『 BRIGHT MOMENTS 』 <右> から 「 ユール・ネヴァー・ゲット・トゥ・ヘヴン 」 (9:41)。このアルバムはライヴ盤なんですが、この曲は10分弱! 1分間の長いイントロのあと、1コーラスめはローランドがメロディを吹きます。2コーラスめはローランドがアドリヴを披露。3コーラスめ以降はピアノ、ドラムス、さらにローランドがアドリヴを重ねていき、最後にまたローランドがメロディを吹いて…。こちらも熱くハードな演奏でございます。

暑い時期には熱い音楽を聴いて吹き飛ばせ!   ということで今回ご紹介させていただきました~。自分は暑さに負けて一週間ブログをサボったんですけどね(笑)。


【データ】
『 SLIGHTLY LATIN 』 (邦題:スライトリー・ラテン)
Roland Kirk

LP:1966年リリース (所有CDは、1997年12月21日リリースの日本盤)
レーベル:LIMELIGHT (所有CDは、PolyGram)
番号:? (所有CDは、PHCE-3094)

Produced by Hal Mooney
Arranged by Roland Kirk + Garnett Brown
Corus Arrangement: Coleridge Perkinson
Roland Kirk and his Orchestra
  Roland Kirk: ts, stritch, manzello, bs, fl, piccolo, chanter
  Virgil Jones: tp
  Martin Banks: flh
  Garnett Brown: tb
  Horance Parlan: p, celeste
  Eddie Mathias: b
  Sonny Brown: ds
  Montego Joe: cga
  Manuel Ramos: perc
Capitol Studios, NYC / November 16,17 1965

2014年8月13日 (水)

HEADED FOR THE FUTURE/Neil Diamond (1986年)

ニール・ダイアモンドが1986年にリリースしたアルバムです。バカラックの新曲(ニール・ダイアモンド、C・B・セイガーとの共作)を2曲収録!

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全10トラック中、バカラック作品は2トラック

3. I'LL SEE YOU ON THE RADIO (LAURA) (3:48)
9. ME BESIDE YOU (3:54)


米国のシンガー、ニール・ダイアモンドが1986年にリリースしたアルバムです。1982年リリースの 『 HEARTLIGHT 』 、1984年リリースの 『 PRIMITIVE 』 に続く、バカラック参加アルバム3部作の第3弾でもあります。

クレジットをみて驚きました。プロデューサー陣のなんとまぁ豪華なこと! セルフ・プロデュースは2曲のみで、他はデヴィッド・フォスター(2曲)、スティービー・ワンダー(1曲)、モーリス・ホワイト&グレッグ・フィリンゲインズ(3曲)等が名を連ねています。作家陣に目を移すと、デヴィッド・フォスター(1曲)、スティービー・ワンダー(1曲)、モーリス・ホワイト(1曲)に加えて、ブライアン・アダムス(1曲)やボビー・コールドウェル(2曲)の名前も有り、こちらもビッグ・ネームがずらり。ちょろっとシンセを弾いてるのがハービー・ハンコックだったり、バックもスゴイ。アルバム全体の印象は、打ち込みを多用したポップといったところですが、これだけ大勢のプロデューサーが絡んでいますので、散漫なところは否めません。この時期はこういうアルバム、多かったですからねー。

そんな本アルバムの中で、2曲が Words and Music by Neil Diamond, Burt Bacharach and Carole Bayer Sager とクレジットされているバカラックの新曲で、アレンジはバカラック自身、プロデュースもバカラック&セイガーです。どちらもスローなバラード。T-3. 「 I'LL SEE YOU ON THE RADIO (LAURA) 」 は♩≒86くらいの4拍子。メロディラインはバカラックの香りがしますし、ダイアモンドもしっとり歌っていてアレンジもバカラックらしいなと思うのですが、淡々と流れて盛り上がらずに曲が終わってしまいます。T-9. 「 ME BESIDE YOU 」 は更に遅い♩≒72くらいの4拍子。この曲では変拍子も入っていてあぁバカラックだと感じましたが、メロディラインはT-3. ほどのバカラックっぽくはないかな。こちらも淡々とすすんで盛り上がらずに曲が終わるんですよね~。

同じスローな曲でも、デヴィッド・フォスターがプロデュースしたT-2. や、モーリス・ホワイト&グレッグ・フィリンゲインズがプロデュースしたT-10. は、流石に盛り上げています。好みは別にして、聴く側としては印象に残ります。

80年代中盤のバカラックは、(一部ヒットもあったものの)職業作曲家&プロデューサーとしてはなかなか難しかったんだろうなぁ…と実感したアルバムでした。ジャケット写真は前作よりマシだと思いますが(笑)。


【データ】
『 HEADED FOR THE FUTURE 』
Neil Diamond

LP:1986年リリース (所有CDはSONY表記がなく、SONYによるCOLUMBIA買収<1988年>以前のリリースとみられる輸入盤)
レーベル:COLUMBIA (所有CDも同じ)
番号:? (所有CDは、CK 40368)

T-3. 「 I'LL SEE YOU ON THE RADIO (LAURA) 」 、T-9. 「 ME BESIDE YOU 」
  Produced by Burt Bacharach and Carole Bayer Sager
  Arranged by Burt Bacharach
  Drums: Carls Vega
  Guitar: Dann Huff
  Bass: Neil Stubenhaus
  Keyboards: Randy Kerber
  Percussion: Paulinho da Costa
  Synthesizer: Burt Bacharach
  Background Vocals: Julia Tillman Waters,  Maxine Willard Waters, Stephanie Spruill
(T-3.)
   Sax: David Boruff
   Synthesizer: Robbie Buchanan
   Emulator Programmer: Todd Cochran
(T-9.)
   Synthesizer: David Foster
   Background Vocals: David Lasley

2014年8月10日 (日)

PRIMITIVE/Neil Diamond (1984年)

ニール・ダイアモンドが1984年にリリースしたアルバムです。バカラックの新作(ニール・ダイアモンド、C・B・セイガーとの共作)を3曲収録!

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全11トラック中、バカラック作品は3トラック

1. TURN AROUND (3:45)
5. SLEEP WITH ME TONIGHT (3:42)
6. CRAZY (3:41)


米国のシンガー、ニール・ダイアモンドが1984年にリリースしたアルバムです。1982年リリースの 『 HEARTLIGHT 』 に続く、バカラック参加アルバム3部作の第2弾でもあります。

全11曲のうち、6曲はダイアモンド自身のプロデュースでハウス・バンドによる演奏、アレンジもバンドメンバーによるものです。アルバム全体の印象はロック寄りのポップ…といった印象なんですが、これら6曲の影響が大きいかな。一方、他の5曲では、2名の外部プロデューサーが様々なミュージシャン / アレンジャーを起用していまして、その中の3曲が、Words and Music by Neil Diamond, Burt Bacharach, Carole Bayer Sager とクレジットされているバカラックの新曲でございます。

私はこのアルバムの事を、師匠であるまったりさんのブログ 『 バカラックマジックでまったりと 』 で知りました。その記事では、これら3曲のYouTube動画も貼られています。是非 『 バカラックさんとニール・ダイアモンドさん 』 をクリックしてお聴きになって下さい。チャート・アクションにも触れておられます。また、「 CRAZY 」 だけは 『 ニール・ダイアモンドさん 』 という記事でも取り上げていらっしゃいます。

T-5. 「 SLEEP WITH ME TONIGHT 」 は80年代のバカラックの香りが感じられるものの、T-1. 「 TURN AROUND 」 とT-6. 「 CRAZY 」 ではそれが感じられずちょっと残念に思います。プロデュースやアレンジがバカラックじゃないからなぁ…と思ってクレジットを読むと、 「 CRAZY 」 だけはアレンジをバカラックが担当してました。これは誤植なんじゃないの~と疑っちゃいましたょ^^;。また、「 SLEEP WITH ME TONIGHT 」 のピアノがバカラックとクレジットされていました。ははぁ~ん、だからバカラックの香りがしたんだ…とこれだけは妙に納得しました…。

なお、T-5. 「 SLEEP WITH ME TONIGHT 」 は2年後の1986年にパティ・ラベルがカヴァーしています。 → こちら

それにしてもジャケット写真、もうちょっとマシなヤツは無かったんでしょうか。目と眉毛が怖くって(笑)。


【データ】
『 PRIMITIVE 』
Neil Diamond

LP:1984年リリース (所有CDはSONY表記がなく、SONYによるCOLUMBIA買収<1988年>以前のリリースとみられる輸入盤)
レーベル:COLUMBIA (所有CDも同様)
番号:? (所有CDは、CK 39199)

T-1. 「 TURN AROUND 」
  Produced by Denny Diante (デニー・ダイアンテ)
  Arranged by Michel Colombir (ミッシェル・コロンビエ)
  Drum: John Robinson
  Bass: Neil Stubenhaus
  Guitar: Marty Walsh
  Keyboards: Greg Phillinganes, Michel Colombir
  Synthesizers: Robbie Buchanan
  Percussion: Paulinho da Costa and Vince Charles
  Strings and Horns Arranged and Conducted by Michel Colombir
  Background Vocals: Richard Page and Steve George

T-5. 「 SLEEP WITH ME TONIGHT 」 , T-6. 「 CRAZY 」
  Produced by Richard Perry (リチャード・ペリー)
  Arranged by Jeremy Lubbock
  Drum: John Robinson
  Bass: Neil Stubenhaus
  Guitars: Dennis Herring and George Doering
  Fender Rhodes: Devid Foster
  Synthesizers: David Foster
  Additional Synthesizers: Michael Boddicker
  Percussion: Lenny Castro
(T-5.)
   Lead Guitar: Dennis Herring
   Piano: Burt Bacharach
   Additional Syntherizers: Steve Mitchell
   Strings Arranged and Conducted by Jeremy Lubbock
(T-6.)
   Background Vocals: Richard Page and Steve George
   Synthesizers Arranged and Conducted by David Foster

2014年8月 6日 (水)

PENNIES IN A JAR/Nikki Jean (2011年)

米シンガー、ニッキー・ジーンが2011年にリリースしたデビュー・アルバムです。バカラック書き下ろし曲を1曲収録!

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全12トラック中、バカラック作品は1トラック

5. PENNIES IN A JAR (3:45)


米女性シンガー、ニッキー・ジーンが2011年にリリースしたデビュー・アルバムです。

彼女はシンガー・ソングライターということなのですが、このデビューアルバムでは全12曲をビッグ・ネームのソング・ライター方と共作しています! 私が知ってる人だけでも、T-1. トム・ベル、T-2. ボブ・ディラン、T-6. ジェフ・バリー、T-7. キャロル・キング、T-9. ポール・ウィリアムス、T-10. ジミー・ウェブ、T-11. バリー・マン、T-12. カーリー・サイモン…とまぁもの凄い事になってるわけです。全体的にはポップスでして、T-3,4. あたりの懐かしい曲調が個人的には好印象でした。

んで、アルバム・タイトルにもなっている T-5. 「 ペニーズ・イン・ア・ジャー 」 が、バカラックと彼女との共作曲でございます。ちなみに、"JAR"とは広口の瓶のこと、例えば炊飯ジャーの"ジャー"です。ペニーは英国のペニー銅貨のことを指しているんでしょうか。曲は3/4拍子(或いはゆったりした6/8拍子)なのですが、音があちこち跳んでいて歌いづらそうな(笑)メロディを持つ、最近のバカラックらしいといえばらしい楽曲です。

この曲に関する説明がライナーに載っています。テキトーな超意訳でスミマセン。 ─ ニッキーが誘われてバカラックのお宅に向かうと、彼はメロディをニッキーに聴かせました。「これまで、これほど恐いと思った事は無かったわ」、ニッキーは言います。「私にとって彼は伝説の人。彼は最も偉大な作詞家(ソングライターの殿堂は彼の名にちなんで命名された…ハル・デイヴィッド)といつも曲を作ってきたのよ。自分の最高の仕事をしなくちゃって、すごいプレッシャーだったわ。」 ニッキーは、彼の音楽に合う最適な言葉をみつけようと数週間もかけて詞と格闘しました。そして、アルバム・タイトル曲となるのに充分ふさわしい、特別な歌詞を思いついたのです。 ─

私はこの曲を、師匠であるまったりさんのブログ 『 バカラックマジックでまったりと 』 で初めて知りました。 「 バカラックさんの新曲が出ます! 」 という記事で、ニッキー自身によるピアノ弾き語りバージョンの動画を添えて紹介しておられます。是非ご覧になって下さい。

さて、本アルバムの日本盤にはボーナストラックが2曲入ってます。そのうちの1曲が 「 PENNIES IN A JAR (feat. Burt Bacharach) 」 (3:48) でして、なんとニッキーとバカラックのコラボ・バージョンなのです。バカラック爺、ちょっと歌ってます。バックの演奏も T-5. より若干シンプル、ピアノもバカラック爺が弾いてるようです。日本盤を買うんだったなぁ~。結局、iTunesでこの曲だけダウンロードしましたょ。


【データ】
『 PENNIES IN A JAR 』 (邦題:ペニーズ・イン・ア・ジャー)
Nikki Jean

CD:2011/8/10リリース
レーベル:S-Curve Records
番号:0731518012

Produced by S*A*M & Sluggo
Programming by Adam Pallin
Background vocals:Zelma Davis (T-1~12.)
T-5. 「 PENNIES IN A JAR 」
  Musicians:Drums by Nir Z, Flugelhorn by Greg Glassman

↓Amazonのリンクは日本盤にしました(^^)

2014年8月 3日 (日)

THE MUSIC OF BURT BACHARACH AND HAL DAVID/BRASILIAN TROPICAL ORCHESTRA (1999年)

ブラジリアン・トロピカル・オーケストラが1999年にリリースしたバカラック・カヴァー集です!

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1. ALFIE
2. I SAY A LITTLE PRAYER
3. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
4. REACH OUT FOR ME
5. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
6. THE LOOK OF LOVE
7. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
8. LIVING TOGETHER, GROWING TOGETHER
9. ONE LESS BELL TO ANSWER
10. MESSAGE TO M.ICHAEL
11. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
12. ANYONE WHO HAD A HEART
13. TRAINS AND BOATS AND PLANES
14. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
15. DON'T MAKE ME OVER
16. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME
17. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
18. PROMISES, PROMISES
19. WISHIN' AND HOPIN'

収録時間約64分


ブラジリアン・トロピカル・オーケストラという怪しげな楽団が1999年にリリースしたバカラック・カヴァー集です。

実は、1999年リリース時のタイトルは 『 THE AMERICAN SONGBOOK BURT BACHARACH 』 だったそうで、ブラジルのレーベルから出ています。ジャケットも、バカラックの顔(ちょっと緑がかっていて変ですが)をあしらったものでした。それを、2007年に英国のマイナーレーベルがタイトルとジャケットを変えてリイシューしたものがコレなんですね。ちょっと迷ったのですが、拙ブログでは所有CDのタイトル名で紹介することにしました。あしからずm(__)m

届いたパッケージを開けて、いかにもチープでバッタ物系のジャケットを見たとき、 「 失敗したかな… 」 と思いました。そもそも、ブラジリアン・トロピカル・オーケストラって何者なの? ライナーに記載の紹介文を超意訳してみますと…  ─ ブラジリアン・トロピカル・オーケストラは、ブラジルのサンパウロとリオデジャネイロの最高のミュージシャンで構成されています。彼らは、アントニオ·カルロス·ジョビンのような偉大なラテン作曲家のみならず、ジョージ·ガーシュウィン、コール·ポーター、そしてバート·バカラックのような多くの国際的な作曲家の音楽をフィーチャーした、多くの素晴らしいアルバムを作ってきました。全て、ちょっぴりボサノバ感の漂うラテンスタイルで。 ─

クレジットを見ると…あれま~ストリングスがいない。ってことは、ストリングスはシンセかよ~。聴いてみますと、ジャケット同様チープな音作りに幻滅。管楽器系は生楽器なんですが、なんか生気の感じられない単調な音色。それに、紹介文の “ ボサノバ感の漂うラテンスタイル ” が聞いて呆れる。ラテンっぽい雰囲気それほど感じられず。どこがトロピカルなんじゃ~、責任者出て来いやっ!!

まぁ、買ったものはしゃーない。…と、聴いてるうちに、妙なことに気がつきました。アレンジが似てるんですよ。バカラック自身のセルフ・カヴァー・バージョンに!(゜o゜)

確認したところ、バカラック・セルフ・カヴァー・バージョンとほぼ同じアレンジ構成でした。以下の 『 』 は対応するバカラックのアルバムです。
  T-12, 13, 15, 16 → 『 PLAYS HIS HIT 』 (KAPP, 1965年)
  T-1, 2, 4, 6, 10, 11 → 『 REACH OUT 』 (A&M, 1967年)
  T-3, 5, 17, 18 → 『 MAKE IT EASY ON YOURSELF 』 (A&M, 1969年)
  T-14 → 『 BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID 』 (A&M, 1969年) インストバージョン
  T-7, 9 → 『 BURT BACHARACH 』 (A&M, 1971年)
  T-8 → 『 LIVING TOGETHER 』 (A&M, 1974年)
  ※ T-19. 「 ウィッシン・アンド・ホーピン 」 は、バカラックのアルバムに収録されてないため該当なし
T-7. 「 遥かなる影 」 のリズムがシャッフルだったり、T-14. 「 雨にぬれても 」 のアウトロがBJ・トーマス・バージョンだったりと、一部異なる部分もありますが、ここまでバカラック・セルフ・カヴァー・バージョンを下敷きにしてカヴァーしたアルバムはないと思います。

でもね、それだったらバカラックのアルバムを聴けばイイ訳で。マニア以外は手を出さないほうが無難ですねー。はぁ~、今回の記事はなんか疲れた~(>_<)


【データ】
『 THE MUSIC OF BURT BACHARACH AND HAL DAVID 』
BRASILIAN TROPICAL ORCHESTRA

CD:『 THE AMERICAN SONGBOOK BURT BACHARACH 』 として1999/1/1 リリース (所有CDは、2007/10/23 リリース)
レーベル:Movieplay Do Brasil Industria Ecomercio (所有CDは、Prestige Elite Records (UK))
番号:? (所有CDは、CDSGP0882)

Theo de Barros - Arrangements and Guitar
Rubens Donno - Acoustic Bass
Natan Marques - Guitar
Jota Resende - Piano / Keyboard Sampler
Roberto Sion - Saxophone / Clarinet / Clarone
Antonio Carrasqueria - Flite / Bass Flute
Proveta - Saxophone / Clarone / Clarinet
Ubaldo Versolato - Baritone Saxophone
Mario Rocha - French Horn
Ozeas Arantes - French Horn
Gil - Trumpet / Fligel
Valdir Ferreira - Trombone
Nahor Oliviera - Trumpet
Salvador Mansano - Oboe
Gilson Ferragutti - Accordian
Edsel Gomes - Mini Moog / Keyboard Sampler
Gambier - Effects / Percussion / Vocals
Ringo - Vocals
Aparecida Souza - Vocals

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