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2014年9月28日 (日)

THE LOOK OF LOVE/TRIJNTJE OOSTERHUIS (TRAINCHA) (2006年)

オランダの歌手、トラインチェ・オースターハウス(英名トレインチャ)のバカラック作品集第一弾!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外はうまくいきませんが^^;)
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1. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
2. THE LOOK OF LOVE
3. A HOUSE IS NOT A HOME
4. I SAY A LITTLE PRAYER
5. WAITING FOR CHARLIE (TO COME HOME)
6. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
7. FALLING OUT OF LOVE
8. WALK ON BY
9. ALFIE
10. ANYONE WHO HAD A HEART
11. THIS HOUSE IS EMPTY NOW
12. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
13. THE WINDOWS OF THE WORLD
14. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR

収録時間約58分


オランダの歌手、トラインチェ・オースターハウス(英語綴りだとトレインチャ:以後この名前で呼びます)のバカラック作品集第一弾! 

トレインチャは、教会音楽作詞家のハーブ・オースタルハウスを父親に、ヴァイオリニストのジョセフィーヌ・メリーフを母親に持つ音楽一家に育ちました。ポップ・グループ、”トータル・タッチ”のフロントとして活躍後、ソロになってからは数々のジャズやポップスのスターと共演を果たし、オランダ皇太子のウェディング・パーティでのライヴなど数々のショーを成功させた経歴を持ちます。2004年にブルーノートと契約、2006年にリリースしたのが本アルバムです。

オランダのメトロポール・オーケストラ(ジャズ/ポップ系)をバックに、コンサートでも聴いているかのような雰囲気の音作り。トレインチャの声はブライトで太く、オケに負けていません。収録曲は14曲全てバカラック・カヴァー(日本盤には 「 恋するハート 」 のライヴを1曲追加)。有名曲ばかりではなく、3曲ほど余り知られていないバカラック作品をチョイスしています。そして、その3曲はアルバムの中でも力作といえる出来ではないかと思います。

T-5. 「 ウェイティング・フォー・チャーリー 」 は1962年のEtta James(エタ・ジェイムス)がオリジナル。ボブ・ヒリアードとの共作です。トレインチャの歌い方はエタ・ジェイムスを彷彿とさせます。T-7. 「 フォーリング・アウト・オブ・ラヴ 」 は2000年のアレサ・フランクリンがオリジナル(のはず…自信ないです)。ジェッド・リーバー及びジェリー・リーバーとの共作です。アレサほどではないですが、ソウルフルなトレインチャの歌唱を聴くことができます。T-11. 「 ディス・ハウス・イズ・エンプティ・ナウ 」 は1998年のエルヴィス・コステロとのコラボアルバム収録曲。既にスタンダードの風格が漂うこの曲を、トレインチャは感情込めて歌っています。

T-1. 「 サン・ホセへの道 」 こそイントロからノリノリの金管が象徴するように楽しい雰囲気ですが、全体的にはスロー~ミディアムテンポでグッと大人の雰囲気。T-9. 「 アルフィー 」、T-10. 「 恋するハート 」 などに顕著ですが、流麗&しっとりしたストリングスを活かしたアレンジが目立ちます。個人的には、楽しい雰囲気のアレンジがあと数曲あったらなぁ…と思います。

とはいえ、T-14. 「 愛のハーモニー 」 は大胆にもアコースティック・ギター1本だけをバックにトレインチャが一人で歌うというシンプルなアレンジ。個人的にはこの曲が本アルバムで一番好きだったりします。

ライナーに載っていたバカラックとトレインチャのコメントを超意訳&要約して、本記事を終えることとします。

─ トレインチャのこのアルバムは、私の期待を遥かに超えたものなんだ。全ての始まりは、トレインチャ所属のレコード会社から送られてきたCDとDVDだった。それらを視聴して吹っ飛んだよ。トレインチャはLAに来て私に尋ねきてくれてね。一緒に演りませんか、何か2曲選んでくださいと。私が選んだのは、「 ウェイティング・フォー・チャーリー 」 と 「 ディス・ハウス・イズ・エンプティ・ナウ 」 。彼女とのレコーディングは良かったね。パットウィリアムズとヴィンス·メンドーサのアレンジは見事だし、世界で最も偉大なエンジニアの一人、アル・シュミットが飛んで来てくれて録音とミックスを担当してくれた。私は、この仕事に誇りを持っているよ。彼女は輝いていて、本当に素晴らしい! ─ バート・バカラック

─ バート・バカラックのソングブックを聴いて、こんなにたくさんのマスターピースをどうやったら作ることが出来るただろうって、信じられなかったわ。このアルバムには私のお気に入り14曲が含まれているけど、他にもたくさん歌われている曲があるの。私は、全ての曲に全身全霊を込めて歌ったわ。バートの力が、演奏する2曲でピアノに伝わってできたこのアルバムは、私にとってとても名誉なことよ。彼の曲は既に半世紀の間、人々の心に住んできて、これからも永遠に生き続けるわ。私がこのレコード作りを楽しんだよりももっと、皆さんもこのレコードを聴いて楽しんでね! ─ トレインチャ


【データ】
『 THE LOOK OF LOVE BURT BACHARACH SONGBOOK  』
TRIJNTJE OOSTERHUIS (TRAINCHA) METROPOLE ORCHESTRA

CD:2006/11/20リリース
レーベル:BLUENOTE
番号:0946 3768392 7

Produced by Patric Williams
Conductrd by Vince Mendoza
All arrangements by Patric Williams, except T-6,7,9,10.: Vince Mendoza
Recording and mixed by Al Schmitt
Recorded at MCO Studio, Hilversum

Piano on T-5,7. by Burt Bacharach
Piano recorded at Village Recorder, Los Angeles, CA
Rehersal Pianist : Rob Shrock
Backing Vocals : Lodewijk van Gorp, Jasmin Tusjadia and Caroline Dest
Guitar : Peter Tiehuis
Drums : Martijn Vink
Bass : Aram Kersbergen
Piano : Hans Vroomans
Guitar on T-14. by Peter Tiehuis

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コメント

あるでおさんへ

 これはとてもいい作品ですねぇ。

最近の作品(?)では最高傑作と言ってもいいのではないでしょうか。歌詞の中身はわかりませんが この歌唱力はすごいと思ってます。
(何より、オーケストラがバックなので ヴォーカルだけでなく、演奏も楽しめますしねぇ。)

もっとどんどん、出し惜しみをなさらずに アルバムのご紹介をお願いします。(私を救うと思って)

まったりさん、おはようございます!

朝から降り始めた雨が徐々に強くなってきました。
予定されていた自治会の運動会が雨天中止となり、
やっと一服できる~、とPC向かっておるところです。

このところ、公私にドタバタしてまして…。
単に記事をサボっていただけでございます。
出し惜しみなんて余裕のある芸当、私には出来ませんょ~。

次回予定はトレインチャのバカラック作品集第二弾です。
毎週、日曜日と水曜日の零時に公開するようにしておるのですが、
直近二回もすっ飛ばしたので、なんとか今日中にアップします~。

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