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2014年10月19日 (日)

JUST A LITTLE LOVIN'/Shelby Lynne (2008年)

米国の歌手、シェルビー・リンが2008年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを2曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PCじゃないとうまくいきませんが^^;)
Img741a Img741b

全10トラック中、バカラック作品は2トラック

2. ANYONE WHO HAD A HEART (3:33)
5. THE LOOK OF LOVE (3:20)


米国のカントリー系歌手/ソングライターのシェルビー・リンが2008年にリリースした、ダスティ・スプリングフィールドのトリビュートアルバムです。

シェルビーは1968年生まれ。1989年にデビュー・アルバムをリリースして、本アルバムが10作目のオリジナル・アルバムだそうです。収録曲は、T-9. だけがシェルビー自作曲で、他はダスティ・スプリングフィールドが歌った曲。プロデュースはフィル・ラーモン、録音とミックスはアル・シュミットと、どちらも大御所! バックはキーボード、ドラムス、Eベース、アコースティック・ギター。全体的に音数が少ない大人な雰囲気のサウンド。落ち着いているけれど、暗くはなくてクリアで澄んだ空気感を醸し出しています。カントリーっぽさは感じません。シェルビーの歌声は張りと艶があり、微妙なビブラートに特徴があります。歌、上手いです。

バカラック・カヴァーは、T-2. 「 恋するハート 」 と、T-5. 「 恋のおもかげ 」 の2曲。「 恋するハート 」 は、ディオンヌが1963年に歌ったのがオリジナルで、ダスティは翌1964年にカヴァーしています。歌い出しの音は、ディオンヌは"E"、ダスティが"D"、シェルビーが"B"と、少しずつキーが低くなってます。シンプルでジャジーなサウンドをバックに、シェルビーは静かに情感込めて歌っています。カッコイイです。

「 恋のおもかげ 」 はダスティが1967年の映画 『 カジノ・ロワイヤル 』 の劇中歌として歌ったものがオリジナル。歌い出しの音は、ダスティの"A♭"に対してシェルビーは全三度低い"E"で、テンポもダスティの♩≒100に対して♩≒88とゆったり。「 恋するハート 」 と同様、落ち着いたジャジーなサウンドとシェルビーの憂いを含んだ歌唱が素敵です。

他の曲では、ダスティの代表曲といえるT-3. 「 この胸のときめきを 」 とT-4. 「 二人だけのデート 」 のカヴァーが秀逸です。特に 「 二人だけのデート 」 は、ダスティやベイ・シティ・ローラーズのヴァージョンとはかなり異なり、ゆったりとしたテンポでボサノヴァっぽいギターの刻みが新鮮です。リラックスして歌うシェルビーの歌声も心地良いです。

本アルバムは、全米アルバムチャートで41位となり、シェルビーのアルバムの中では最もヒットしたんだそう。それも納得の出来だと思いました。


【データ】
『 JUST A LITTLE LOVIN' ~ INSPIRED BY DUSTY SPRINGFIELD ~
Shelby Lynne

CD:2008/1/29リリース (所有CDは、2008/2/5リリースのEU盤)
レーベル:LOST HIGHWAY/UMG (所有CDは同じ)
番号:B0009789-02 (所有CDは、0602517448254)

Produced by Phil Ramone
Recorded and Mixed by Al Schmitt
Musicians:
Rob Mathes - Keyboards
Gregg Field - Drums
Kevin Axt - Electric and Upright Bass
Dean Parks - Guitars

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バカラックの曲がちょっと入ったアルバム」カテゴリの記事

コメント

この方はライブでは「ウィッシングアンドホピン」(英語の綴りが不安なのでカタカナで)を歌っておられます。初めてこの作品を見ましたときに険しい目線がすごく気になりまして いろいろと調べてみましたら すごい人生を歩んでおられたことがわかりました。彼女が7歳のときにご両親が離婚なさっているのですが 彼女の目の前で父親が母親を射殺し、そしてご自身もその銃で自殺なさっておられるんだそうです。そのカノジョが歌う「ウィッシングアンドホピン」をどうやって私のブログでご紹介しようかと逡巡しているうちに年月が経ってしまいました。そして、この「Anyone Who Had a Heart 」を歌っておられるのか・・・。彼女にとっては意味深い作品なのでは・・・と思って聴いておりました。

まったりさん、こんにちは!

シェルビー・リンさんに関する情報ありがとうございます。それは大変な人生ですね…。彼女の歌には何か心に染み込んでくるような感じがするのですが、そんな体験が少なからず影響しているのでしょうか…。

ワタクシあるでおは、小さい時分より歌を聴いても「歌詞」は耳に残らなくて歌声は「音色」なんですね~。でも、拙ブログを書くようになって初めて、歌詞にも(まだ少しですが)関心が向くようになってきました。今回のまったりさんのコメントを読んで、ハル・デイヴィッドさんの書いた歌詞の世界をもっと理解しよう…と思った次第です~。

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