SEASONS OF MY SOUL/Rumer (2010年)
英国の女性シンガーソングライター、ルーマーが2010年にリリースしたデビューアルバムです。ボーナス・トラックとしてバカラック・カヴァーを1曲収録!
(画像は全てクリックすると大きくなります。PCじゃないと上手くいきませんが^^;)
全14トラック中、バカラック作品は1トラック
※ 尚、T-12~13はUS盤と日本盤向けボーナス・トラック
T-14は日本盤のみのボーナス・トラック
12. ALFIE (2:53)
英国の女性シンガーソングライター、ルーマーが2010年にリリースしたデビューアルバムです。
ルーマーは、父親の仕事の関係で1979年にパキスタンで生まれ、以後世界を転々として5~6歳のころ英国に帰国。長い下積みを経て2010年にアトランティックと契約、遅咲きのメジャー・デビューを飾ります。
アルバムは自作曲が中心ですが、映画の主題歌らしいデヴィッド・ゲイツのT-11. 「 グッバイ・ガール 」 とバカラックのT-12. 「 アルフィー 」 のカヴァーが収録されています。因みに、T-12~14. の3曲がボーナス・トラックで、T-14. は日本盤のみです。
彼女の声について、英国のメディアはカレン・カーペンターやキャロル・キングを引き合いに出して絶賛したそうです。聴いてみますと、カレンとはちょっと違うかなぁと感じました。キャロル・キングとか、意外や前回記事の伊東ゆかりの方が近いと思います。アルトとメゾ・ソプラノの中間くらいで、ソフトで薄いヴェールが掛かったような声です。
アルバムは全体的にスローで落ち着いた大人の楽曲が多いです。ルーマーの声質を活かす方向でしょうか、サウンドもふわっとした感じに仕上がっています。特にT-2~5. あたりはスローでもタイプの違う楽曲で、ソングライターとしての資質もなかなかと思います。
んで、T-12. 「 アルフィー 」 ですが、ピアノ、ベース、ギター、ヴィブラフォン、トランペットによる演奏をバックに、凝ったアレンジはせずにじっくりゆったりと歌っています。私は全く女性にモテませんが、年上の女性からやさしく諭されてる“モテ男のアルフィー”になったような錯覚に陥りました(笑)。
ルーマーの評判はバカラックの耳にも入ったとかで、ライナーによるとバカラックは ─ 無駄な装飾やディーヴァ・トリックを使わずに素直に歌うのは素晴らしい。ルーマーは、聴く人に何かを届けられるシンガーだ。 ─ と褒めたそうです。そして、バカラックは、 『 ルーマー・シングス・アット・クリスマス 』 という企画でルーマーに大きなチャンスを与えました。その企画で、バカラックはルーマーに 「 SOME LOVERS (サム・ラヴァーズ) 」 という歌を提供していて、2013年にリリースされた6枚組のコンピCD 『 Burt Bacharach: Anyone Who Had A Heart: The Art Of The Songwriter 』 のDISC4 / T-19. (2:33) に収録されています。
ジャケット写真だとお顔がよくわからないので、ジャケットの中の写真と帯を載せておきます。
【データ】
『 SEASONS OF MY SOUL 』
Rumer
CD:2010/11/1リリース (所有CDは、2011/3/9リリースの日本盤)
レーベル:ATLANTIC (所有CDは、ATLANTIC / ワーナーミュージック・ジャパン)
番号:5052498257522 (所有CDは、WPCR-13994)
Produced by Steve Brown
All Vocals and Backing Vocals: Rumer
T-12. 「 ALFIE 」 はボーナス・トラックのためクレジット無し
リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/2/17)
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