Nadecico/中本マリ (2003年)
ジャズシンガーの中本マリが2003年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!
(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)

全12トラック中、バカラック作品は1トラック
12. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE (4:43)
拙ブログも3年目を迎えました。今年もよろしくお願い致します。記事検索用にINDEXを作ってみました(右上のウェブページのところ、アーティスト順で)。最小限の簡単な内容なのですが、それでも作っていて目が疲れました
。
さて、3年目の初っ端にご紹介するアルバムは『 Nadecico 』。ジャズシンガーの中本マリが音楽活動35周年を記念して2003年にリリースしたアルバムです。
マリさんは、スイングジャーナル誌の読者人気投票で1978年から8年連続ヴォーカル部門第一位に選出されるなど、日本を代表する女性ジャズシンガーのひとり。ですが、私にとっては、大好きなバカラック・カヴァー集『 イン・スタイル 』の印象が強いんですよね。実際、拙ブログの第一回記事で取り上げたくらいですから。
さて本アルバム、12トラック全てデュオ曲で構成されています。山本剛(ピアノ)、市川秀男(ピアノ)、中牟礼貞則(ギター)、岩崎大輔(ピアノ)と各々3曲ずつをコラボレーション。チョイスされた楽曲はよく知られた曲ばかり。耳離れが良くて、ザラッとした肌触りのリネンのような、熱すぎずクールすぎず、かといって癒し系でもない、そんなマリさんの歌い方は各曲に共通していてとても印象深いです。
んで、バカラック・カヴァーはT-12.「 世界は愛を求めてる 」。マリさんの落ち着いた歌唱に、しっとりしたピアノがマッチしています。気持ちに着かず離れずいてくれる音楽って言うんでしょうか。この曲は『 イン・スタイル 』でも歌っています。演奏スタイルが全く違うので比較はできないですが、本アルバムの方がより円熟味を感じました。
他には、じっくり歌うT-6.「 センド・イン・ザ・クラウンズ 」、途中から軽くスウィングするT-10.「 ウォッチ・ホワット・ハプンズ 」が私のお気に入り。
“ヤマトナデシコ”は日本人女性の清楚な美しさをナデシコの花に見立てて言う美称。本アルバム『 なでしこ 』を聴いて、決して目立たないけれど落ち着いたたおやかな女性をイメージしたあるでおでした~。(花のことなんかほとんど分からんクセに…
)
【データ】
『 Nadecico 』
中本マリ
CD:2003年7月23日リリース
レーベル:JVC Records / ビクター エンタテインメント
番号:VICJ-61128
Produced by Hiroshi Suruga
中本マリ - VOCALS
山本剛 - PIANO (T-1~3.)
市川秀男 - PIANO (T-4~6.)
中牟礼貞則 - GUITAR (T-7~9.)
岩崎大輔 - PIANO (T-10~12.)
Recorded at JVC Aoyama Studios, Tokyo, Japan; April 3-6, 2003
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