« ソフィスティケイテッド・レディ/伊藤君子 (1995年) | トップページ | BACK TO BACHARACH/Michael Ball (2007年) »

2015年1月25日 (日)

THE LOOK OF LOVE/Valerie Joyce (2007年)

米女性ジャズシンガー、ヴァレリー・ジョイスが2007年にリリースしたバカラック・カヴァー集です!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外ではうまくいきませんが^^;)
Img801 Img802

1. WALK ON BY
2. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
3. ALFIE
4. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
5. A HOUSE IS NOT A HOME
6. THE LOOK OF LOVE
7. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
8. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR
9. I SAY A LITTLE PRAYER
10. ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO)

収録時間約50分


米女性ジャズシンガー、ヴァレリー・ジョイスが2007年にリリースしたバカラック・カヴァー集です。

ヴァレリーは、米国人の父親と日本人の母親を持つハーフ。日本に生まれ、横浜のインターナショナル・スクールに通う傍らクラシック(ソルフェージュ、ピアノ)に親しみます。1991年からワシントンに住み、大学でクラシックの勉強をしつつ、ジャズに覚醒してしまうんですね。大学卒業後はシアトルに移り、昼間は仕事/夜はジャズ・ピアニストとして活動。その後、2004年に契約したチェスキー・レコードからジャズ・ヴォーカルのアルバムを2枚リリース。1作目のアルバム 『 NEW YORK BLUE 』 に続く2作目が本アルバムでございます。

取り上げたバカラック・カヴァーは有名曲ばかり。ヴァレリーの太くハスキーな声は、大人のセクシーさが漂っています。ですが、どの曲も似たような歌い方なんですねー。“ 歌い上げる系 ” ではなく “ 囁き系 ” に分類されるシンガーではあるのですが、それにしてももうちょっと表現力の幅があればいいのになぁ…と思います。

では、演奏はどうなんでしょう。バックは、デヴィッド・ヘイゼルタインのピアノ・トリオ。ヴァレリーの歌唱に合わせてか、まったりした演奏が目立ちます。ドラムも、スティックよりブラシを使う方が多いです。ライブハウスで酒飲みながら聴きたい雰囲気…。

でも、注意して聴くと、あちこちでリズムを工夫しているのに気が付きます。T-2. 「 世界は愛を求めている 」 は軽いスウィング調ですし、T-5. 「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 は意表を突いて3拍子にアレンジ。T-4, 「 遥かなる影 」 はボサ風味に味付けし、T-7. 「 雨にぬれても 」 はアップテンポで爽快に。

ただ、ちょっと理解に苦しむのがT-9. 「 小さな願い 」 での変拍子の料理法。Aメロの2拍子部分を4拍子にしているのはよくあることなので良しとして、問題なのは、サビの<4拍子 - 3拍子 - 4拍子>を<4拍子 - 3拍子 - 5拍子>にしちゃってる箇所。変拍子を嫌って<4拍子 - 4拍子 - 4拍子>にすることはあっても、このパターンは珍しいです。聴いていてなんか落ち着かないんですよねー、ココ^_^;。

チェスキー というレーベル、音質には拘りを持ってるようで、英語なんでよくは分からないんですが録音方法についてライナーに詳しく載せてます。ミュージシャンとマイクの位置関係の図も載せてたり。ワンポイントマイクでの録音のようですが、4チャンネルの特殊なマイクを使っていてSACDはマルチ・チャンネルで収録しているとのこと。(ハイブリッドSACDで、CDは当然2チャンネルです)
Img803_2 Soundfieldmkv_3

ここまで録音に拘るんなら、「 小さな願い 」 もオリジナル通りの変拍子でやって欲しかったなー(笑)。


【データ】
『 THE LOOK OF LOVE 』 ~ THE MUSIC OF BURT BACHARACH ~
Valerie Joyce

SACD:2007年9月25日リリース
レーベル:Chesky Records
番号:SACD332

Produced by David Chesky
Executive producer - Norman Chesky
Recording Engineer - Nicholas Prout
  Valerie Joyce - vocals
  David Hazeltine - music director / piano
  Tony Reedus - drums
  Paul Gill - bass
Recorded at St. Peter's Episcopal Church, New York City.
Fazioli Concert Grand Piano coutesy of Klavier House, New York City.
Microphone: Soundfield Mark 5 (modified)

« ソフィスティケイテッド・レディ/伊藤君子 (1995年) | トップページ | BACK TO BACHARACH/Michael Ball (2007年) »

カヴァーアルバム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/591595/61000472

この記事へのトラックバック一覧です: THE LOOK OF LOVE/Valerie Joyce (2007年):

« ソフィスティケイテッド・レディ/伊藤君子 (1995年) | トップページ | BACK TO BACHARACH/Michael Ball (2007年) »

★ リンク ★

  • くう・ねる・時々・じゃず
    とても凛としていて、でも柔らかい歌声が魅力のジャズ・シンガー、三善香里さんの公式ブログです。
  • My Willful Diary
    shoppgirlさんが、「心に留めておきたい音楽とあれこれ」をたおやかな言葉で綴っていらっしゃる、素敵なブログです
  • バカラックマジックでまったりと
    バカラックさんをこよなく愛するまったりさんのブログです。バカラックファンとして大先輩でブログの師匠さんでもあります。
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

最近のトラックバック