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2015年3月18日 (水)

IT WAS A GOOD TIME/Eydie Gorme (1971年)

米女性歌手のイーディ・ゴーメが1971年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを2曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
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Orijginal LP front cover/back cover

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所有CD(2 in 1)のジャケット表/ケース裏/帯

全10トラック中、バカラック作品は2トラック

5. TO WAIT FOR LOVE (3:15)
7. A HOUSE IS NOT A HOME (3:25)


米女性歌手のイーディ・ゴーメが1971年にMGMからリリースしたアルバムです。ゴーメについては前回記事を参照ください。

本アルバムは、前回記事で取り上げたアルバム 『 TONIGHT I'LL SAY A PRAYER 』 の次作となります。プロデュース&アレンジは引き続きドン・コスタが担当。バックもギター、ドラムス、パーカション、ベースにオケが加わったもので前作とほぼ同様ですが、アルバム全体の印象は前作よりもポップで明るいです。春から夏にかけてのウキウキした感じと言えばイメージしていただけるでしょうか。

前作で取り上げたロジャー・ニコルズ&ポール・ウィリアムス(T-1. 「 SOMEBODY WAITING 」 )やバカラック&デイヴィッドに加えて、若手ソングライターの曲も取り上げています。デビッド・ゲイツのT-2. 「 イフ 」 、キャロル・キング&ジェリー・ゴフィンのT-3. 「 GOIN' BACK 」 とT-8. 「 OH NO NOT MY BABY 」 、ジェイムズ・テイラーのT-4. 「 FIRE AND RAIN 」 などがそうです。

んで、バカラック・カヴァーは2曲。T-5. 「 トゥ・ウェイト・フォー・ラヴ 」 は曲の構成面ではオリジナルとほぼ同じで特に凝ったところはありませんが、軽いタッチのドラムスだったり控えめなストリングスや音を短く切る金管あたりの、いかにも肩の力を抜いた感じのアレンジがこの曲によく合っています。女性のカヴァーが少ない曲なのでどうかなぁと思ったのですが、ゴーメの歌唱もバックに劣らず軽くてふわっとしていて、ドリーミーとまでは言いませんがクリーミーな雰囲気を醸し出しています。好カヴァーと思います。

もう1曲は、T-7. 「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 。こちらはオケがゴージャスに奏でるアレンジで、pp からff までダイナミック・レンジが広いです。ゴーメも思いっきり歌い上げていて、さすがの歌唱力です。曲に合わせて歌い分けるゴーメの表現力は大したものだと思います。

さて、ここからはオマケです。ゴーメには他にもバカラック・カヴァーがありまして。1968年にRCAからリリースしたアルバム 『 Eydie 』 で、「 THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU 」 と 「 WHAT AM I DOING HERE? 」 をカヴァーしています。前者は 「 ディス・ガイ 」 の女性版です。でも、後者がピンと来なくって。確認したら、ブロードウェイ・ミュージカル 『 プロミセス・プロミセス 』 で、本番で使われなかった曲のひとつでした! → こちら  なんてマニアックな! 同じ1968年にColumbiaからリリースしたアルバム 『 THE LOOK OF LOVE 』 でも1曲、「 THE LOOK OF LOVE 」 をカヴァーしています。これら2枚のアルバムは、AmazonでもiTunesでも見つかりませんでした。う~ん、聴いてみたい!


【データ】
『 IT WAS A GOOD TIME 』
Eydie Gorme

LP:1971年リリース (所有CDは、2 in 1 の日本仕様輸入盤、2014/12/3リリース)
レーベル:MGM Records (所有CDは、GLMUSIC Co.(US) / ULTRA-VYBE)
番号:SE 4780 (所有CDは、GL 229 / CDSOL-8198)

Produced & Arranged by Don Costa

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バカラックの曲がちょっと入ったアルバム」カテゴリの記事

コメント

お礼が遅くなり申し訳ありません。『波路はるかに』のモヤモヤが、まったりさんまで加わって教えて頂きすっかり晴れました。あるでおさん、まったりさん、バカラック知識最強のお二人に感謝します。ありがとうございました。

 そして調子に乗り、図々しくお教え願いたいことがもうひとつ。ここ数年モヤモヤしています。それは『Any Day Now』に関しての裏歌(?)です。以前友人からもらったバカラックのオムニバスCDを聞いたところ、伴奏は『Any Day Now』、歌は別物という曲がありました。

(似たものと言えば『ひょっこりひょうたん島』のオープニングとエンディングの歌のような、同時に歌うとぴったり一つの曲となるような。他にはミュージカル映画『チキ・チキ・バン・バン』の中の『オルゴールの人形』と『すてきなトゥルーリー』、映画『五つの銅貨』、小泉今日子主演映画『快盗ルビィ』の『たとえばフォーエバー』、薬師丸ひろ子『未完成』などなど。記憶の米櫃を叩いて出したけれどわかりにくくてすみません。こうした歌は音楽ならではの楽しさがあり大好きです。)

 そのCDは車のHDに録音させたので、タイトルも曲名も不明です。本体のCDも段ボール箱のどこに入ってるのか行方不明です。また暇を見て探してみますが、あるでおさん、もしかしてご存じないでしょうか。

 これは作品ができる時に、もともと二曲を合わせて楽しむようにという意図があったのでしょうか。それとも作曲作りのスケジュールの余裕がなくて無理やり一つの曲から二つを作り出したのでしょうか。バカラックはそんなことはしないとは思いますが。もし何かおわかりでしたら教えてください。

ズズさん、おはようございます!

“バカラック語”でお話しできる方にお越しいただき、私の方こそ感謝! 感謝です。まったりさんほど深く掘り下げることは出来ませんが、守備範囲は広い方かなと思っております(たとえザルでも^_^;)。問い合わせ等何なりとお申し付けくださいませ。

さて、今回のお問い合わせの件。思い当った曲はあったのですが、誰が歌っててどんな曲名か、さっぱり記憶にございませんでした。でも、ズズさんが書かれたヒント ~バカラックのオムニバスCD~ を手掛かりに確認したところ、見つけることが出来ました!

トミー・ハントの 「 LOVER 」 と言う曲がそれです。『 The Sound Of Bacharach 』 (℗ℂ2001、英国Demon Music Group の Westside レーベル、番号WESA 894) というコンピCDに収められています。英語のライナーには ─ オリジナルのチャック・ジャクソン 「 ANY DAY NOW 」 と同じ編曲者(Bert Keyes)とプロデューサー(Luther Dixon)。1962年に録音されたが1986年リリースのLP 『 YOUR MAN 』に収録されるまで発表されなかった。 ─ と書いてあります。

いずれ、このコンピCDも拙ブログでご紹介する時がくると思いますが、その際にはズズさんも登場していただいて本件じっくり書きたいと思います~。

本当なら今日未明に記事をアップするはずが、まだ記事が完成しておらずアップできていません。なんとか今日中に…^^;

あるでおさん、ズズさん こんばんわぁ~~~


図々しくも横入りさせていただきますねぇ~。

ズズさんのご質問につきましては かつて私も疑問を抱き記事にしましたところ、ある方から慈愛に満ちたコメントをいただいたことがございます。

よろしければ拙ブログ「バカラックマジックでまったりと ANY DAY NOW 」で検索してみてください。

改めまして 我がブログはあるでおさんのコメントでなりたっているブログだと再認識させられました。

まったりさん、こんばんは~!

「 バカラックマジックでまったりと ANY DAY NOW 」 で検索しました。
あれま、そんなことをコメントに書いていたとは!?
完っ璧に忘れてました^^;。

最近は、頭髪のみならず記憶までどんどん抜ける、あるでおです(>_<)。

いつかそのコンピCDを拙ブログでご紹介する時には、
ズズさんに加えてまったりさんにも登場いただかねばっ!
当然ですよねっ!!!

 一日でも早く「バカラック語」を片言でもいいから会話できたらいいなぁと切に願っているまったりでございますぅ~

 ズズさんから その内なぜに 「 Make the Music Play 」と「 Let the Music Play 」が同じメロディなのにタイトルが違うのか?とか 「(They Long to Be )Close to You 」と( )が付くのか?等と ご質問が来ないかと期待に胸いっぱい(○っぱいではございません)のまったりなのでございますぅ。

まったりさん、「バカラック語」については私も同感です~。

ズズさん、まったりさんが口を開けて質問を待っていらっしゃいます。
気になることがお有りでしたら、質問を投げてみてください。
まったりさんからストライクの返球が返ってくると思いますよ~。

万が一しっぱい(Oっぱいじゃないですよ)して暴投になっても、
補欠で「球拾い」のあるでおがバックアップしますんで(笑)。

 あるでおさん、こんにちは。
4いよいよ月になりました。日課の犬の散歩時の最近のハミングは『ハスブルック・ハイツ』から『幸せはパリで』になりました。パーシー・フェイスの流れるような女性コーラスは春らしく多幸感に溢れています。もちろん英語力はないし大雑把な性格なので原詩ですべて歌えるわけではなく、道を歩く人がいない時を見計らって、いい加減に口ごもって歌うだけですが。幸い毎日聞かされている犬は迷惑そうな顔をしていないのが救いです。

 さて『エニイ・デイ・ナウ』問題(?)のお応えありがとうございました。まったりさんまで加わってくださりとても嬉しいです。最強のおふたりですね。バカラック語が通ずる幸せ、それも師匠とお呼びしたいぐらいのお二人に相手をしてもらえて感激です。
 以前私が20年前にバカラックの東京公演に行くことを職場で「勇気」を出して周囲に言っても、また新しい職場で去年のNHKホールでの公演に行くと言っても皆ぼやけた笑いのみ。(言っても仕方ないのについ嬉しくて口がすべって)
『世の中には言っていいことと言っても仕方のないことがある』、とSF作家が昔言っていましたが…。でも今は『幸せはパリで』じゃなくて『幸せはまったりとあるでおで』です。

 さて『エニイ・デイ・ナウ』の裏歌(?)トミー・ハント『LOVER』の意図は何だったのでしょうか。バカラックのお戯れなのか、何とか捻り出した仕事の義務(ノルマ)だったのでしょうか。

 最近、日本で一番カヴァーされていると言われる大滝詠一作詞・作曲の『夢で逢えたら』のアン・ルイス版で『Dream Boy』が、『夢で逢えたら』と同一コードで作られていることを知りました。作者自身がそう書いているし、歌のラスト近くには両方の歌が被って流れています。そんなお遊びなのか、それとも小椋佳がかつてラジオで説明していましたが、梅沢富美男に提供した『夢芝居』をそのまま転調すると芹洋子(?)に提供した曲になるとかいう(うろ覚えですみません)。こちらはノルマなのでしょうね。

『エニイ・デイ・ナウ』問題(?)またその後何かお分かりになったらお教えください。
 また、まったりさんには濃い質問はもうないのですが、薄口の質問をそのうちさせていただきます。

ズズさん、おはようございます!
散歩にはいい季節になりましたよね。
私も冬の間サボっていた朝のウォーキングを再開したのですが、
サボリぐせが抜けなくてあまり歩けてません。

ズズさんがお書きになった
> (言っても仕方ないのについ嬉しくて口がすべって)
のくだりは、私も経験あります(笑)。
わかる人、周りにはいませんでした^^;。

> 『夢で逢えたら』のアン・ルイス版で『Dream Boy』が、
> 『夢で逢えたら』と同一コードで作られていることを知りました。
ズズさんは、こういった曲に対する感性が高いですね~。
私はトミー・ハントの 「 LOVER 」 ですら記憶から消えちゃってましたからね~。
違いは歴然ですね!

これからもバカラック語でコメントを下さいませませ。
じゃ、これから歩いてきます(^^)v!!

ズズさん、あるでおさんへ

 私の全くの私見ではございますが 私的にはこの『Lover』の製作意図としましては バカラックさんは全く関知しておられないようです。どうやらこの「 Any Day Now 」を録音したときにこの音源がセプターレコードに保存されていたのを 再利用したようです。私の持っている資料はセレーヌ・ドミニクさんが書かれた物なのですが 巻末に彼がバカラックさんにインタビューされている箇所があるのです。やはりズズさんが持たれた疑問をバカラックさんにされています。で、バカラックさんのお答えとしましては「No."Any Day Now "was "Any Day Now"とおっしゃっています。文章としてはこれだけなのです。あっさりと否定なさっておられます。実は前段がございまして、「 Make It Easy on Yourself 」と言う有名曲も最初、Isley Brothersさん達が録音されたときは "Are You Lonely by Yourself"と言う曲名であったらしいのです。これはYou Tubeでもアップされていますので「The Isley Brothers Are You Lonely By Yourself (aka Make It Easy On Yourself) 1962 」で検索なさってくださいませ。
URLはこちらです。https://www.youtube.com/watch?v=-CdTeVkJIGAで検索なさってくださいませ。こちらについてもバカラックさんはご存知でなかったようです。
 まぁ、おおらかと言うかおおまかと言うべきなのか・・・・。それから「ブリジッド・バルドー」と言う曲もバカラックさん名義で存在しているのですが こちらについても全く覚えがないとおっしゃっています。

 あるでおさん、ズズさんへ しつこくも。 

歩かれるなら ぜひとも「 Walk on By 」か「Walk The Way You Talk 」がお薦めかもです。(笑)
私的には「Everybody's Out Of Town 」のリズムが歩くときには最適でしたけど・・・(過去形)

 それからズズさんへ「五つの銅貨」は昔むかぁし、学校から観に行った記憶がございます。調べてみれば文部省推薦の映画だったのですね。
 ズズさんご指摘のシーンもしっかりと覚えていますよ。ダニー・ケイさんとサッチモさんと女の子が三部合唱するシーンですよねぇ。女の子が大人二人のメロディに惑わされないように 耳を指で塞ぐシーンが微笑ましくって 成人してからも一度TVで見ました。コルネットと言う楽器がよくわからなくてクラリネットの親戚かってくらいにしか思っていなかったのですが ソロの演奏を聴くとホルンのような深みのある音ですごく気に入ってます。

まったりさん、ズズさんへ

2日連続でお天気なのはしばらくぶりだと思います。雨の日が多かったですからねー、ここのところ。
バカラックさんの来日コンサートから1年が経ちました。早いものです。昨年はここまで雨降らなかったと思うのですが、それがさっぱり想い出せないあるでおでございます^^;。

まったりさんへ

「 LOVER 」 はバカラックさんの意図は全くなかったんですか~。「 Make It Easy on Yourself 」 にも曲名にまつわるそんな話があったとは!? こんな話、昔は多かったんですね~。

これから早朝ウォーキングしてきます。いつもお供してくれる My iPod でまったりさんお薦めの曲を再生して歩いてみますね!

あるでおさんが本記事でおまけで書かれておられる、「 THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU 」をYou Tubeで聴きました。高音まですっきりと歌われておられて すごくいい感じでした。

安心して聴けるって言うか その歌声に身をゆだねられるというか いつか私のブログでもご紹介したいと切に願っております。一応あるでおさんが書かれておられる作品については音源がYou Tubeに無いか その所在だけは検索するようにしております。

い、いえ! 決してネタをパクろうとか そんな意識はごじゃいません。(ウソをつくとなぜか訛ってしまうまったりなのでございますぅ。

まったりさん、こんばんは!

情報ありがとうございます! さっそく、YouTubeでイーディ・ゴーメさんの 「 THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU 」、初めて聴きましたっ!!! まったりさんのおっしゃる通り、ブライトな声で高音まで歌っておられて、気持ちいいですね~。歌い方も、途中投げやり風になったりヴィブラートの掛け方を微妙に変えていたり…、なんか貫禄ありますよね。

あと、未視聴だった残りの2曲 ~ 「 WHAT AM I DOING HERE? 」 と 「 THE LOOK OF LOVE 」 もYouTubeで見つかりました。でも、 「 THIS GIRL'S IN LOVE WITH YOU 」 ほどではないような。まったりさんが言及しなかったのももっともかしらん。

とはいえ、 「 WHAT AM I DOING HERE? 」 は元々この曲自体がお蔵入りした曲ですから、取り上げてカヴァーしたことに意義がありますね!

いずれにせよ、情報提供ありがとうございました!

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