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2015年4月12日 (日)

CHACKSFIELD PLAYS BACHARACH/Frank Chacksfield and his Orchestra (1971年)

フランク・チャックスフィールド楽団が1971年にリリースしたバカラック作品集です!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
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Original LP front cover

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所有CD(2 in 1)のジャケットの表/ケースの裏

1. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
2. ALFIE
3. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
4. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
5. PAPER MACHE
6. TRAINS AND BOATS AND PLANES
7. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
8. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART)
9. THE LOOK OF LOVE
10. TO WAIT FOR LOVE
11. THE GREEN GRASS STARTS TO GROW
12. WIVES AND LOVERS

収録時間約37分


イージー・リスニングのフランク・チャックスフィールド楽団によるバカラック作品集です。

フランク・チャックスフィールドは1914年英国生まれのイージー・リスニング/ムード音楽畑の方。1954年に、マックスウェル作曲の 「 引き潮 」 を冒頭と最後に浜辺の渚の音とかもめの鳴き声を入れ独自のストリング・アレンジを施して発売し、全英・全米でともにチャート1位になったそう。YouTubeでこの曲再生しましたが、聞き覚えのあるアレンジでした(^^)。他にも、1950年代~1970年代前半にかけて沢山LPを発表なさっているようです。本アルバムの様なLP一枚丸々アーティスト特集も、ビートルズ集(1970年)、サイモン&ガーファンクル&ジム・ウェッブ集(1970年)、コール・ポーター集(1972年)などをリリースしています。

…と、あれこれ調べても私にはこの程度の事しか書けません^^;。バカラックの他にイージー・リスニングにも造詣が深いまったりさんでしたら、もっと色々と解説なさるところなんでしょうけどねー。

さて、本アルバムです。1971年に英デッカからリリースされました。デッカお得意のフェイズ4録音でございます。(フェイズ4録音については、こちらの記事の中でちょろっと解説しております)

収録曲は12曲。T-1. 「 雨にぬれても 」 やT-7. 「 遥かなる影 」 などの超有名曲をはじめカヴァー定番曲が並んでいますが、中にはあまり知られていない曲も! T-5. 「 ペイパー・マシェ 」 、T-10. 「 トゥ・ウェイト・フォー・ラヴ 」 、T-11. 「 ほほえみのグリーン・グラス 」 の3曲がそれです。特に 「 ほほえみのグリーン・グラス 」 は、オリジナルのディオンヌ(1971年 『 VERY DIONNE 』 収録)以外には、Helena という女性シンガーのカヴァー(1972年)しか私は所有していません。

全般的には、あまり奇を衒わないイージー・リスニングです。でも、ストリングに頼りすぎずに木管や金管楽器を上手く活用したアレンジで、あまり退屈せず聴けます。このアルバムの良いところかと思います。

個々の曲に目を(耳を)向けると、なかなかユニークなアレンジも見られます。T-1. 「 雨にぬれても 」 は、ヴァイオリン、フルート、ホルン、トランペット、チェロ、 トロンボーン、シロフォンなど色んな楽器が次から次へと主旋律を取るのが面白いです。そうかと思えば、T-2. 「 アルフィー 」 では打って変わって、チェロがソロで主旋律の3分の2を奏でています。

T-9. 「 恋のおもかげ 」 では、イントロ及びエンディングのモチーフが変わっていてハッとさせられます。しかも管楽器が主役のアレンジで、イージーリスニングっぽさが薄くシンフォニックな印象。こういうの私は好きですね~。T-10. 「 トゥ・ウェイト・フォー・ラヴ 」 は、ところどころ入る“ヴォ~”とか“ヴォヴォッ”という合いの手(バス・トロンボーンが吹いてると思うんですが)がユニーク。あと、T-3. 「 恋よさようなら 」 は、ボビー・ジェントリーのヴァージョンの完コピといってもいいくらいのアレンジ。

チャックスフィールドさん、色々とやってくれますね~。…と思ったら、何々? アレンジャーはジョン・キーティング? なぁんだ、アレンジは別の人に任せてるんだ~。

R339464913408483294663jpegここからはオマケです。
所有CDは1965年リリースのアルバム 『 THE NEW LIMELIGHT 』 との2 in 1でして、この 『 THE NEW LIMELIGHT 』 にもバカラック・カヴァーが1曲入ってました。T-10. 「 HERE I AM 」 です。映画 『 何かいいことないか子猫チャン 』 (1965年) の挿入歌でディオンヌ・ワーウィックが歌ったのがオリジナル。オリジナルの雰囲気のままのアレンジで、主旋律はイングリッシュ・ホルンやストリングスが奏でています。こちらのアルバムも、アレンジャーはロナルド・ショーというお方。

ったく、チャックスフィールドさんはいったい何をやってんだか…^^;。


【データ】
『 CHACKSFIELD PLAYS BACHARACH 』
Frank Chacksfield and his Orchestra

LP:1970年リリース (所有CDは、『 THE NEW LIMELIGHT 』 との2 in 1、2009年7月リリース)
レーベル:英国DECCA (所有CDは、英国VOCALION)
番号:PFS 4230 (所有CDは、CDLK 4380)

Producer: Tony D'Amato
Arrangements by John Keating

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カヴァーアルバム」カテゴリの記事

コメント

こんばんわぁ。

ご指名の栄誉にあずかりながら なかなかこれと言ったエピソードが見当たらず、沈黙のまったりなのでした。

 この件につきましては 何とかコメントをしなければと思いつつ そのまんまにしていた怠惰のまったり、もしくは先送りのまったりなのでもありました。

 イージーリスニング少年時代のまったりの時代の知識ではなく、最近見つけた事柄をここで述べさせていただきたく お邪魔させていただきました。

 1967年にバカラックさんは映画「 CASINO ROYALE 」の音楽を担当なさっています。サウンド・トラック盤はバカラックさんご自身名義。ただし、テ-マ曲はハーブ・アルパートさんに演奏を依頼されています。資料によりますと 作品名としては「 "Casino Royale" aka "Have No Fear,Bond Is Here" 」となっておりまして もちろんレコード会社はA&Mからです。(ビルボード誌pop部門で27位)そしてDusty SpringfieldさんはPhilipsレコードから「 The Look of Love 」を1967年7月に出されてます(同詩22位)
そしてRoland Shawさんがバカラックさんのサウンド・トラック盤では「 Flying Saucer - First Stop Berlin 」を「Let the Love Come Through 」としてDeccaレコードから出されました。

 ちなみにサウンド・トラック盤はColgems でして このアルバムも同誌22位になっていますが Roland Shawさんのはチャートインしていないようです。

 さて、何故に長々と書いてきたかと申しますと このRoland Shawさんはフランク・チャックスフィールド楽団の専属のアレンジャーであったそうなんです。

 ごめんなさい。これくらいの接点があったと言う事実だけをちょいと大げさに書いてみました。

 しつこくも関連動画のご案内をば・・・・。
サントラ盤の演奏はインスト物(もちろんバカラックさんの作品)→https://www.youtube.com/watch?v=Rl8w_A-e_h0

 Roland Shawさんの作品は 「The Breakaways and Roland Shaw Orchestra -Let the Love Come Through」→https://www.youtube.com/watch?v=4yAMlUGZzo0

 さらにしつこく・・・・・。このタイトルにあるThe Breakawaysさん達はバカラックさんの自伝本にも登場(しかも2か所も!!)しています。一つはバカラックさんの「PLAYS HIS HITS」の録音時に起用したことと、シラ・ブラックさんの「Alfie 」のスタジオ録音にも立ち会っているということが書かれていましたぁ。

To まったりさん

こんばんは~、あるでおです。

いや~、サスガです(^o^)
チャックスフィールドさんとバカラックさんのディープな“繋がり”を紹介くださり、ありがとうございます~!

Roland Shaw さんのカヴァー、初めて聴きました。The Breakways さん達の女性コーラスがなんとも味があっていいですね~。

2 in 1 CD のもう一方のアルバム 『 THE NEW LIMELIGHT 』 のアレンジャーがその Roland Show さんなんですが、専属アレンジャーだったんですねー。ったく、チャックスフィールドさんはホントにいったい何をやってたんでしょーねー(^^)。

それはともかく、The Breakways さん達がバカラック自伝本に登場してたなんて!? 全くもってスルーしてました。まったりさんは自伝本を相当読み込んでいらっしゃるんですねー、凄すぎ!

逆立ちしたって(そもそも逆立ちできないですが)、やっぱりまったりさんには敵いません。まったりさんは永遠に私のお師匠さんなのでございます。

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