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2015年5月10日 (日)

Can't Take My Eyes Off You/Nicki Parrott (2011年)

歌う女性ジャズ・ベーシスト、ニッキ・パロットが2011年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを2曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
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全13トラック中、バカラック作品は2トラック

10. I SAY A LITTLE PRAYER (5:08)
12. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART) (3:35)


歌う女性ジャズ・ベーシスト、ニッキ・パロットが2011年にリリースしたアルバムです。
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ニッキさんはオーストラリア出身で、最初はフルートとピアノを習っていたのですが15歳の時にダブル・ベースに転向。1994年にアメリカへ渡り、2000年からはレス・ポールのバンド・メンバーとしても活動。現在は、アルト・サックス奏者の姉リサ・パロットと共にニューヨークで活躍しているそうです。

CDのジャケットにはどこにも歌ってる写真がありませんでしたが、YouTubeで色々映像を観ますと、ウッド・ベースを弾きながらマイク・スタンドで歌うというスタイル。こんなユニークな方、いらしたんですねー。

本アルバムの録音参加メンバーは、ボーカル&ベースのニッキさん、テナー・サックスのハリー・アレン、アルト・サックスの姉リサ・パロット、ヴィブラフォンのチャック・レッド、ピアノのジョン・ディ・マルティーノ、ドラムのアルヴィン・アトキンソンの6名(↑のメンバーの写真にはお姉さんが写ってなくて残念)。ヴァイブが入っていることで、ニッキさんの甘いシルキー・ボイスとも相まって、全体的にドリーミーな雰囲気を醸し出しています。

収録曲は、ジャズのスタンダードと60年代ポップスが半々くらい。60年代ポップスの代表がT-1. 「 君の瞳に恋してる 」 やT-4. 「 恋のダウンタウン 」 でしょうか。そして、同じく60年代ポップス枠で取り上げられたのが、バカラック・ナンバーの2曲です。

T-10. 「 小さな願い 」 はアレサ版を基にしたノリの良い演奏。ニッキさんはあまり奇を衒わず歌っています。1コーラス目のあとの間奏のアドリヴはテナー・サックス→ピアノで、ニッキさんのベースのアドリヴは無し。もう1曲は、T-12. 「 ユール・ネヴァー・ゲット・トゥ・ヘヴン 」 。演奏もニッキさんの歌唱も、オリジナルのディオンヌ・ワーウィック版のテイストがぷんぷん匂う仕上がり。2コーラス歌って転調した後の間奏のアドリヴはピアノ→ヴァイヴと、これまたニッキさんのベースのアドリヴは聴かれませんでした…、ちょっと残念(>_<)。

ニッキさんの歌、良く言えばニュートラルなのかもしれませんが、余り心に響かないんですよねー。シンガーとして私はそれほど魅力を感じません。ライヴとかでダブル・ベースを弾きながら歌う姿に接すれば、また違う感覚になるのかもしれませんが。

71wzjisaxl_sl1050_71peddn8apl_sl1050_ここからはオマケです。MP3データしか所有してないカヴァーをご紹介。

Eddie Metz Jr. Trioが2009年にリリースしたアルバム 『 Bridging the Gap 』(左) で 「 ONE LESS BELL TO ANSWER / 悲しみは鐘の音とともに 」(4:18) を歌っています。ニッキさんはこのトリオのメンバーでベースを弾いてるのですが、アルバムの全13曲中この曲だけはヴォーカルも担当。テナー・サックスのハリー・アレンとトロンボーンのジョン・オールレッドも加わったしっとりした演奏をバックに、ニッキさんは甘くシルキーに歌っています。

ニッキさん自身は、2013年にリリースした映画主題歌ばかりを取り上げたアルバム 『 The Look of Love 』(右) でバカラック・カヴァーを2曲取り上げています。まずは 「 恋の面影 」(3:53) 。テンポはちょっと速めの♩≒112ですが、この曲ではあまり例が無い三連リズム。シャッフルともちょっとノリが違うタイトなフィーリングで、ニッキさんもこれまでよりは表現力のある歌を聴かせます。もう一曲は 「 雨にぬれても 」(3:17) 。スウィングのリズムなのですが、ニッキさんの歌からはそれほどスウィング感を感じないんですねー、う~ん困ったな。

GW休みボケが抜けたのはいいけれど、反動で(?)語り口がスパイシーになってしまったあるでおでした^^;。


【データ】
『 Can't Take My Eyes Off You 』 (邦題:君の瞳に恋してる)
Nicki Parrott

CD:2011年9月21日リリース (所有CDは2012年10月17日リリースの廉価盤)
レーベル:ヴィーナス・レコード(日本) (所有CDも同じ)
番号:VHCD-1057 (所有CDは、VHCD-78258)

Produced by Tetsuo Hara
  Nicki Parrott - vocals & bass
  Harry Allen - tenor sax
  Lisa Parrott - alto sax
  Chuck Redd - vibraphone
  John Di Martino - piano
  Alvin Atkinson - drums
Recorded at Avatar Studio in New York on March 23 & 24, 2011

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