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2015年5月

2015年5月27日 (水)

KARIMA (2010年)

イタリアの女性ポップ・シンガー、カリマが2010年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを4曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
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全11トラック中、バカラック作品は4トラック

1. JUST WALK AWAY (4:06)
2. I'VE GOT MY MIND MADE UP (5:13)
3. WAITING FOR CHARLIE (TO COME HOME) (4:19)
11. COME IN OGNI ORA <live version> (5:23)


イタリアの女性ポップ・シンガー、カリマが2010年にリリースしたアルバムです。

カリマさんは1985年5月28日生まれ。ん? 明日が30歳の誕生日ではないですかっ! 1日早いけれど、Happy birthday KARIMA !

経緯はよくわかりませんが、2009年2月のサンレモ音楽祭で、バカラック爺&マリオ・ビオンディと一緒に 「 COME IN OGNI ORA 」 を歌いました。この曲は、ミュージカル 『 SOME LOVERS 』 のためにバカラック爺がSteven Saterと書いた曲のうちの1曲で、原題は 「 EVER OTHER HOUR 」 。カリマさんとマリオ・ビオンディがイタリア語詞をつけて歌ったんだそう。同年、『 Amare le differenze 』 というシングル?に収められイタリアでヒットしました。その人気っぷりは、ブログ 『 バカラックマジックでまったりと 』 でまったりさんがこれまで何度も取り上げておられます。いろんな方が歌ってる映像もワンサカ載せておられます。リンクを置いておきますので、是非ご覧になって下さい。

  ① 2011/ 3/ 5 の記事  : まったりさんがブログで紹介された最初の記事
  ② 2011/ 6/27 の記事  :  カリマさんとマリオ・ビオンディのデュエットを紹介
  ③ 2014/ 4/23 の記事  :  オリジナルとイタリアでの人気の秘密を紹介

んで、そのカリマさんがデビュー・アルバムとして2010年にリリースしたのが本作です。バラードタイプの曲からR&Bテイストの曲まであり、比較的落ち着いた雰囲気の大人のポップス・アルバムといった印象。スタジオ録音10曲 + ライヴ録音1曲の全11曲が収められているのですが、なんといってもそのうちバカラック作品が4曲もあり、しかもその全てがバカラック爺のプロデュースという、なんとも贅沢なアルバムなのです。

まずはヒット曲のT-11. 「 COME IN OGNI ORA 」 。ライヴ録音で、クレジットには live @ Auditorium Parco della Musica Roma と書いてありました。ローマのどこかですね^^;。6/8拍子のバラード曲なのですが、とても張りのあるエネルギッシュな歌唱で、聴いていてほれぼれします。クレジットによると、ミュージシャンはバカラック・バンドの面々。たぶん、ローマでのバカラック公演にカリマさんがゲスト出演して歌ったのでしょう。歌い終わって観客が拍手するなか、バカラック爺が “ KARIMA ! ” と紹介している声が入っています。そのあとカリマさんをハグしたんでしょうねー。

同じくミュージカル 『 SOME LOVERS 』 からの一曲が、T-1. 「 JUST WALK AWAY 」 。♩≒120のミディアム・テンポ。しっかりした8ビートの曲で、基本は短調なんですが、イントロや間奏で短調から長調に転調するところなど、いかにもバカラックだなぁ~というところも垣間見えます。英語詞のままカリマさんは歌っているのですが、イタリア語でも英語でもカリマさんの力強い歌唱は変わりません。

T-2. 「 I'VE GOT MY MIND MADE UP 」 は、1979年公開のイタリア映画 『 TOGETHER? 』 のオリジナル・サウンド・トラックに収められた一曲。この映画のサウンド・トラックは、全篇バカラックが作曲/編曲/指揮を担当。この曲はポール・アンカが作詞して、マイケル・マクドナルドが歌っています。変拍子と転調がある複雑な構成のこの曲を、カリマさんは堂々と歌っておられます。

そして、T-3. 「 WAITING FOR CHARLIE (TO COME HOME) 」 は、1961年のエッタ・ジェイムスがオリジナル。2006年にトレインチャが歌って表に出てくるようになった一曲です。カリマさんのダイナミックな素晴らしい歌唱は、トレインチャに負けず劣らずです。この曲も、まったリさんがすでにブログでカリマさんが歌ってる動画を取り上げておられます。 → こちら

このアルバムのライナーには、レコーディング中にカリマさんとバカラック爺が一緒にいる写真がたくさん載ってました。カリマさん、嬉しそうですねー。
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…と記事を終えようと思ったのですが、色々調べているうちに、カリマさんが今年(2015年)3月にバカラック集をリリースしていた事実が判明! さっそくAmazonで注文しました。といっても、日本のAmazonでは直接取り扱っていなくて、海外のマーケット・プレイス品を注文した次第。早く聴きたいなぁ。


【データ】
『 KARIMA 』
Karima

CD:2010年4月13日リリース
レーベル:SONY MUSIC (EU)
番号:88697563362

Executive Producer: Mimmo D'Alessandro to D'Alessandro and Galli
(T-1~3.)
  Produced by Burt Bacharach
  Arrangement: Burt Bacharach, Patrick Williams (T-2,3.)
  Electric guitar & classic guitar: Paul Jackson, Jr.
  Piano & organ: Greg Phillinganes
  Bass: Nathan East
  Drums: John Robinson
  Percussion: Don Williams
  Soprano Sax: Dan Higgins
  Trumpet: Warren Luening, Charlie Davis (T-1.), Gary Grant (T-2,3)
  Orchestra arrangement: Burt Bacharach
  Conduct orchestra: Joel Derouin
(T-11.)
  Orchestra arrangement: Burt Bacharach
  Orchestra arrangement: Adi Yeshaya
  Violin: Elizabeth Ellen Chorley
  Electric bass: David Bruce Coy
  Drums & percussion: David Angelo Crigger
  Trumpet & flugelhorn: Thomas Jeffrey Ehlen
  Keyboard: David Joyce
  Piano & keyboard: John Robert Shrock
  Clarinet: Dennis John Wilson
  Chorus: Josephine Ellen James, John Pagano, Donna Lynn Taylor

2015年5月24日 (日)

恋愛小説/原田知世 (2015年)

原田知世が2015年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
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全10トラック中、バカラック作品は1トラック

9. THE LOOK OF LOVE (4:19)


Img941原田知世が2015年3月にリリースしたアルバムです。

彼女は1983年、主演した映画 『 時をかける少女 』 でデビュー。主題歌 「 時をかける少女 」 も歌いヒットします。女優業の傍ら、歌手としてもコンスタントに活動しているようで、ウィキペディアを見てびっくりしたのですが20枚以上もアルバムをリリースしています。また、高橋幸宏や高野寛などがメンバーのバンドpupaでもヴォーカルを担当しています。

んで、本アルバムは、CDの帯によれば ~ 短編小説の主人公を演じるように歌う、ラヴ・ソング・カヴァー・アルバム ~

ポップスを主体にジャズ・スタンダードも含めて、全て英語詞で歌っています。選曲も渋め。その曲の持ち味に沿ったアレンジの曲が多く、スロー・バラードからスウィング、ボサノヴァなどシンプルで心地良い演奏をバックに、ニュートラルでファニーな彼女の歌声がうまく乗っかって、全体的にふわっとした雰囲気を醸し出しています。ヴァーヴ・レーベルですが、ジャズというよりはポップ寄りかと。

バカラック・カヴァーはT-9. 「 恋の面影 」 なんですが、これがちょっと他の曲とは趣が違っているんですね。ドラムスとアコースティック・ベースがソリッドな8ビートのリズムを刻むなか、エレピ(フェンダー・ローズ)が全音符で和音を鳴らしギターとフリューゲル・ホーンとヴィブラフォンが妖しげなフレーズを差し込んできて、ちょっとアブナイ大人の雰囲気(どんなんじゃ)。彼女の歌はそれほど妖しげではありませんが、ビブラートもちょいと効かせて頑張って歌ってます。

Photoここからはオマケです。MP3データでしか所有していないカヴァーをご紹介。
彼女は、2007年の40歳の誕生日にデビュー25周年記念アルバム 『 music & me 』 をリリースしました。その中で 「 アー・ユー・ゼア 」 (4:40) をカヴァーしています。私、このカヴァー好きなんです。47秒もある長いイントロは、(私がこれまで聴いた)どのカヴァーにもないオリジナルなもの。全く派手さはないのですが、目立たない細かいところまで気配りが行き届いたアレンジが見事。何回聴いても飽きません。テイストがなんとなく高橋幸宏っぽいなと感じてはいたのですが、今回記事のために調べたらやっぱり編曲は高橋幸宏さんでした。その上、選曲まで。HMVのサイトに載ってたアルバムのセルフライナーノーツから、この曲のみこそっと転載します。HMVさん、ごめんなさいm(__)m

─ Are You There ?(バートバカラック カバー曲/選曲&編曲:高橋幸宏) 高橋幸宏さんがほんとにじっくりと選んで下さったこの曲。他に候補としてあがっていたのは Mari Wilson 、 Ms. John Soda 、 Lali Puna などの曲でした。そして最終的にわたしとゴローさんとで相談して、 Burt Bacharach 作、 Dionne Warwick が歌いヒットしたこの曲を選ばせていただきました。 1982 年に Mari Wilson がカバーした際のヴァージョンをイメージされたというアレンジも最高の仕上がりになってます。  ─ (注 ゴローさん:アルバムのプロデューサーである伊藤ゴローのこと)

Mari Wilson によるカヴァー、存在は知っていましたが聴いたことなかったんですよねー。早速YouTubeで見つけて聴いたところ、アレンジはほぼ同じでした。なぁ~んだ、そーゆーことか^^;。でも、全体的な出来は原田知世バージョンの方が上だと思います(^o^)。


【データ】
『 恋愛小説 』
原田知世

CD:2015年3月18日リリース
レーベル:VERVE / UNIVERSAL CLASSICS & JAZZ
番号:UCCJ-2120

Produced by 伊藤ゴロー
All songs Arranged by 伊藤ゴロー
Strings Arranged by 伊藤ゴロー & 伊藤 彩
Horn Arranged by 伊藤ゴロー & 織田祐亮
原田知世 vocals
T-9. 「 恋の面影 」
  伊藤ゴロー electric guitar
  澤渡英一 Fender Rhodes
  鳥越啓介 acoustic bass
  小川慶太 drums
  織田祐亮 flugelhorn

2015年5月20日 (水)

IT'S THE GIRLS!/Bette Midler (2014年)

大御所女優/シンガー、ベット・ミドラーが2014年にリリースしたアルバムです。往年のガールズ・グループのヒット曲カヴァー集で、バカラック・カヴァーを1曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
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全15トラック中、バカラック作品は1トラック

4. BABT IT'S YOU (3:19)


大御所女優/シンガー、ベット・ミドラーが往年のガールズ・グループのヒット曲をカヴァーしたアルバムです。

ベット・ミドラーといえば、バカラックが音楽を担当した映画 『 イズント・シー・グレート 』 (2000年) で主演したことが思い出されます。1945年12月の生まれですから、今年の12月にちょうど70歳になるんですね! ジャケット写真を見てもとても70歳前とは思えませんね~。

その彼女が昨年2014年にリリースしたのが本アルバムで、'60年代の曲を中心にガールズ・グループのヒット曲を取り上げています。全15曲のうち6~7割は、その方面に詳しくない私でも聴いたこと有るくらい(曲名はピンとこなくても)の超有名曲をセレクトしています。原曲のテイストのままカヴァーしている曲が殆どですが、中にはスロー・バラードにアレンジした曲もあります。

スロー・バラードにアレンジしたうちの1曲が、バカラック・カヴァーのT-4. 「 ベイビー・イッツ・ユー 」 。この曲のオリジナルは1961年のシレルズですが、それや1963年のビートルズ版とはかなり異なるテイストです。最初はピアノだけをバックに歌い、途中から薄いストリングスやアコースティック・ギター、それに薄いマンボ系のリズムが加わります。そこに彼女の感情表現豊かな歌が乗っかり、独特の世界観を醸し出しています。

プロモーションとしてこの曲をTVスタジオで歌っておられる映像をまったりさんが今年(2015年)2月、ブログ “ バカラックマジックでまったりと ” にアップしておられます。実は私、まったりさんのブログを見てこのカヴァーの存在を知った訳でして^^;。まったりさんの解説も含めて、是非ごらんになってください。まったりさんのブログ記事 → こちら

本アルバムの他の曲も聴いて改めて思ったのですが、ベット・ミドラーさん、歌うますぎっ! なんなんでしょうねー、この表現力の幅の広さは。ある曲では可愛らしく、ある曲ではエネルギッシュに、ある曲では憂いを秘めて…。もっと彼女の歌を聴いてみたいです。

41d7pfx5drlここからはオマケとして、MP3データしか持ってないカヴァーをご紹介。
彼女は、2000年10月10日にリリースしたアルバム 『 Bette 』 で、「 ゴッド・ギヴ・ミー・ストレングス 」(6:31) をカヴァーしています。基本、オリジナルのコステロ版と同じテイストのアレンジですが、彼女の歌唱は感情表現の豊かさの点で明らかにコステロよりも↑。
あっ、まったりさんのブログ記事では、彼女の 「 ゴッド・ギヴ・ミー・ストレングス 」 の動画も併せてアップされています。
本当に彼女の歌は素晴らしいです~。


【データ】
『 IT'S THE GIRLS! 』
Bette Midler

CD:2014年11月4日リリース (所有CDは、2014年11月17日リリースのUK盤)
レーベル:Warner Bros / East West Records (所有CDは、East West Records)
番号:545542-2 (所有CDは、825646215331)

Produced by Marc Shaiman and Scott M. Riesett
All songs arranged and orchestrated by Marc Shaiman except T-3, 15.
Musicians:
  Drums – John "J.R." Robinson
  Drum Programming – Scott M. Riesett
  Electric Bass – Jimmy Johnson, Leland Sklar, Neil Stubenhaus
  Upright Bass – Michael Valerio
  Piano – Marc Shaiman, Randy Kerber
  B3 Organ – Larry Goldings
  Guitars – Andrew Synowiec, Dean Parks, George Doering, John Goux, Larry Saltzman
  Mandolin – George Doering, Larry Saltzman
  Ukulele – George Doering
  Banjo – Noam Pikelny
  Dobro – Michael Witcher
  Lap Steel Guitar – Doug Livingston
  Harmonica/Jaw Harp – Tommy Morgan
  Percussion – Alex Acuña, Luis Conte
  Jazz Violin/Fiddle – Gabe Witcher
  Clarinet/Saxes – Dan Higgins
  Tenor Saxophone – Bill Liston
  Baritone Saxophone – Greg Huckins
  Trumpet – Dan Fornero, Gary Grant, Willie Murillo
  Trombone – Bill Reichenbach Jr.
  Violin – Bruce Dukov, Josefina Vergara, Julie Gigante, Natalie Leggett, Robin Olson, Roger Wilkie, Tamara Hatwan
  Viola – Brian Dembow, Thomas Diener
  Cello – Andrew Shulman, Timothy Loo
  String Quartet – Andrew Shulman, Brian Dembow, Bruce Dukov, Julie Gigante
  All Sax Solos – Dan Higgins

↓視聴できる日本盤をリンクしてます

2015年5月17日 (日)

Glee: The Music, What The World Needs Now Is Love/O.S.T. (2015年)

米テレビドラマ 『 グリー 』 のシーズン6。その第6話は、なんと全曲バカラック! デジタル配信されたサントラをご紹介します。

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外ではうまくいきませんが^^;)
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1. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN (2:54)
2. BABY IT'S YOU (2:37)
3. WISHIN' AND HOPIN' (2:53)
4. ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO) (3:38)
5. PROMISES, PROMISES (2:56)
6. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU (3:28)
7. ALFIE (2:47)
8. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE (3:08)

合計時間約25分


既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、米テレビドラマ 『 グリー 』 のシーズン6。その第6話は “ What The World Needs Now ” というタイトルで、挿入歌が全てバカラックなんですっ! パチパチ

『 グリー 』 は私もシーズン1とシーズン2は観てました。シーズン1で 「 小さな願い 」 、「 悲しみは鐘の音とともに 」 、「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 のバカラック・カヴァーが使われたのは記憶に新しいところです。しかし、そのあとは観てなくって、全米で今年(2015年)の1~3月に放映されたシーズン6のことも、そしてこれがファイナル・シーズンになるということも、全く知りませんでした^^;。

シーズン6は日本ではスカパーのFOXチャンネルでこ4月より放送開始していて、第6話は5月18日放送予定とのこと。ナント、明日ですね! 一方、デジタル配信では既にシーズン6の全13話を視聴可能となってます(有料でレンタル又は購入)。でも、歌う場面だけであれば、8曲ともYouTubeで観る事が出来ます。

今回ご紹介するのはサントラなのですが、CDではありません。この第6話の全曲が入ったCDはリリースされないでしょうから 、迷わずiTunesで全8曲購入しました。YouTubeを観れば事足りるんですけどね。ドラマ中はカットしていて時間が短いですし、一応コレクターなものですから^^;。尚、拙ブログでのカテゴリー分けでは、カヴァー・アルバムとさせていただきました。


以下、各曲簡単に解説します。誰が歌ってるかを( )に役名で書いてます。

T-1. 「 恋よさようなら 」 (レイチェル&サム) … 男女のデュエットといえば、この曲が最初に歌われたミュージカル 『 プロミセス・プロミセス 』 でジル・オハラとジェリー・オーバックがデュエットした場面を連想しますが、男女の歌うパートは異なってます。特に意識をしたわけではなさそうですねー。

T-2. 「 ベイビー・イッツ・ユー 」 (メルセデス、ブリトニー、レイチェル&サンタナ) … ザ・シュレルズ版のカヴァーです。メルセデスがリードを取ってます。4人ともピンクのタイト・ドレス姿で歌ってます。

T-3. 「 ウィッシン・アンド・ポーピン 」 (ブリトニー、アーティ、ブレイン&サム) … ディオンヌ版のカヴァーのようです。何故かみんな天使姿で歌ってます。

T-4. 「 ニューヨーク・シティ・セレナーデ 」 (ニュー・ディレクションズ卒業生&在校生男子) … もちろんクリストファー・クロス版のカヴァー。男性陣、みんなタキシード姿にシルクハットを被って歌います。みんな頑張って歌っていて、なかなかいいパフォーマンスだと思います。

T-5. 「 プロミセス・プロミセス 」 (レイチェル) … ミュージカル 『 プロミセス・プロミセス 』 版のカヴァー。レイチェルは、この曲を歌いながらオーディション会場に向かい、オーディション会場でもこの曲を歌います。

T-6. 「 遥かなる影 」 (サム) … サムがアコースティック・ギターを弾きながら歌います。リズムはシャッフルなので一応カーペンターズ版がベースですが、タイト感がありつつフォーキーな肌触りがなかなかいい感じです。

T-7. 「 アルフィー 」 (サンタナ、ニュー・ディレクションズ卒業生&在校生) … シラ・ブラック版のカヴァーです。サンタナが頑張って歌ってます。

T-8. 「 世界は愛を求めてる 」 (ニュー・ディレクションズ卒業生、在校生&ウィル) … ジャッキー・デシャノン版のカヴァー。みんなが舞台で歌う、いいシーンです。

※ < 2015/7/5 追記> 私の勝手な予想は外れて、この第6話はCD化されました。しかもボーナス・トラックとしてシーズン1のバカラック作品付きで!(T_T) …ということで、CD版の記事は こちら


【データ】
『 Glee: The Music, What The World Needs Now Is Love 』 ~ from Glee Season6 Episode6 ~
O.S.T. (Glee Cast)

デジタル配信:2015年2月3日リリース
レーベル:Twentieth Century Fox
番号: -

2015年5月13日 (水)

東京ビッグ・バンド・デラックス vol.3/石川晶とカウント・バッファロー・オーケストラ (1995年)

1995年に東芝EMIからリリースされたビッグ・バンドのコンピレーション・シリーズ3タイトルのうちのひとつです。バカラック・カヴァーを8曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
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全20トラック中、バカラック作品は8トラック

7. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN (3:43)
8. ALFIE (3:33)
9. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU (4:22)
10. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD (3:42)
11. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE (3:11)
12. WIVES AND LOVERS (2:55)
13. THE LOOK OF LOVE (3:17)
14. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE (2:58)


1995年に、東芝EMIからビッグ・バンドのコンピレーション 『 東京ビッグ・バンド・デラックス 』 シリーズ全3タイトルがリリースされました。監修は、パラダイス山元さんです(リリース当時“東京ラテンムードデラックス”というマンボのバンドを率いておられました)。

  vol.1 (全20曲) TOCT-9184  演奏:宮間利之とニュー・ハード・オーケストラ
  vol.2 (全20曲) TOCT-9185  演奏:北野タダオとアロー・ジャズ・オーケストラ
  vol.3 (全20曲) TOCT-9186  演奏:石川晶とカウント・バッファロー・オーケストラ

─ 最近のテクノサウンドに代表される、電子音が幅をきかせている今だからこそ、大人数で奏でるアコースティックで重厚なビッグ・バンド・サウンドを聴くと、私なんかはホッとする。パソコンを操って、どんな楽器の音でも自由に一人で出来てしまう現代の技術は、大したものだが、やはり生の音にはかなわない。たしかに大勢のミュージシャンが一同に会して、スタジオでおレコーディングというのは経験上、費用もかかるし、段取りも大変だし、こんなことはパソコンでチョチョイのチョイなのにと、よく思ったりもする。時代とともに音楽のおかれる状況も刻々と変化してきている中で、やはりイイものは残して聴き継がれなければ~そんな思いから、幻と云われていた名演奏を、このたび全60曲、選ばせてもらいました。 パラダイス山元 ─

本アルバムは、このうちのvol.3でございます。

演奏は、石川晶とカウント・バッファロー・オーケストラ。晶は“あきら”と読みます。しかし、編曲が鈴木宏晶・松岡直也、という以外はクレジットがありません。同じ東芝EMIから同年リリースされたバカラック・コンピレーション・アルバム 『 バカラック スタイル 』(TOCT-8875) にも本アルバムのうち3曲が収録されていて、そのアルバムのライナーに載っているアーティスト紹介をちょいと引用します。そのアルバムでは、石川晶とカウント・バッファロー・ビッグ・バンド というアーティスト名表記となってますが、演奏内容は全く同じです(^^)v。

─ その風貌とダイナミックなプレイで知られる石川晶率いるカウント・バッファローがさらにスケールアップしたビッグバンドスタイルでバカラックに挑戦。総勢17人のプレイヤーが繰り広げる迫力ある演奏です。編曲はコルゲンの愛称でお馴染みの鈴木宏昌。再び4チャンネル・ステレオ・シリーズで 『 ダイナミック・ビッグ・バンド・プレイズ・バカラック 』 (昭和46年5月発売) より ─

C0d231d6_2石川晶さん(1934-2002年)は、ジャズ・ドラマー/スタジオ・ミュージシャン。いつの時代かわかりませんが、ドラムを叩いてる画像がありましたので置いておきます。いや~、確かにインパクトのある風貌ですね。

石川晶とカウント・バッファローは彼が結成したバンド(正しくは石川晶とカウント・バッファローズ)で、売れっ子スタジオ・ミュージシャンを多数擁したバンドだったようです。石川晶とカウント・バッファロー・ビッグ・バンドというアーティスト名は、ゲスト・ミュージシャンを入れてビッグ・バンド編成にしたからなんでしょうね。

13180_3Photo_4アルバム 『 ダイナミック・ビッグ・バンド・プレイズ・バカラック 』 は、本当は昭和47年(1972年)5月25日の発売らしいです。レーベルは東芝で、番号は TP-9502Z でした。中古レコード屋さんのサイトにジャケットの画像とアルバムの情報が載っていたので、ちょいと拝借して貼っておきます。おーっ、箱ジャケだったんだ。そして全8曲入り…。ということは、本アルバムはその1972年リリースのバカラック集を丸々収録してるってことじゃん! そーだったんだ! この記事を書くために調べてみて初めて知った事実です(^^)v

…ということで、1972年のビッグ・バンドによるバカラック・カヴァーです。全体的には、ダイナミックなアレンジとメリハリが効いててキレのある演奏が爽快です。録音も良いですし、古臭い感じもあまり受けません。8曲のうち5曲 ~ T-7. 「 恋よさようなら 」 、T-9. 「 ディス・ガイ 」 、T-10. 「 雨にぬれても 」 、T-13. 「 恋の面影 」 、T-14. 「 サンホセへの道 」 ~ はスウィングのリズムで、ビッグ・バンドらしい演奏と言えます。

一転、T-8. 「 アルフィー 」 は4ビートのバラード。イントロだけ何故か3拍子にアレンジしてますが全く違和感ありません。本篇ではトロンボーンがソロでメロディを吹きます。これがカッコ良くて。元トロンボーン吹きにはたまりません。T-11. 「 愛を求めて 」 は本来ワルツのこの曲をスピード感ある4ビートにアレンジ。ペットもボーンもサックスもバリバリ鳴らし、聴いてて体が動く動く。あるでお的にはこの曲がイチオシです。T-12. 「 素晴らしき恋人たち 」 も本来ワルツのこの曲をアップテンポの4ビートにアレンジ。野性味あふれる演奏が素晴らしい!

今回はバカラック・カヴァーの8曲だけでもうお腹いっぱい。あとの12曲は聴いてません、悪しからず。


【データ】
『 東京ビッグ・バンド・デラックス vol.3 』
石川晶とカウント・バッファロー・オーケストラ

CD:1995年10月25日リリース
レーベル:東芝EMI
番号:TOCT-9186

編曲:鈴木宏晶・松岡直也
演奏:石川晶とカウント・バッファロー・オーケストラ

2015年5月10日 (日)

Can't Take My Eyes Off You/Nicki Parrott (2011年)

歌う女性ジャズ・ベーシスト、ニッキ・パロットが2011年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを2曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
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全13トラック中、バカラック作品は2トラック

10. I SAY A LITTLE PRAYER (5:08)
12. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART) (3:35)


歌う女性ジャズ・ベーシスト、ニッキ・パロットが2011年にリリースしたアルバムです。
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ニッキさんはオーストラリア出身(1970年生まれ)で、最初はフルートとピアノを習っていたのですが15歳の時にダブル・ベースに転向。1994年にアメリカへ渡り、2000年からはレス・ポールのバンド・メンバーとしても活動。現在は、アルト・サックス奏者の姉リサ・パロットと共にニューヨークで活躍しているそうです。

CDのジャケットにはどこにも歌ってる写真がありませんでしたが、YouTubeで色々映像を観ますと、ウッド・ベースを弾きながらマイク・スタンドで歌うというスタイル。こんなユニークな方、いらしたんですねー。

本アルバムの録音参加メンバーは、ボーカル&ベースのニッキさん、テナー・サックスのハリー・アレン、アルト・サックスの姉リサ・パロット、ヴィブラフォンのチャック・レッド、ピアノのジョン・ディ・マルティーノ、ドラムのアルヴィン・アトキンソンの6名(↑のメンバーの写真にはお姉さんが写ってなくて残念)。ヴァイブが入っていることで、ニッキさんの甘いシルキー・ボイスとも相まって、全体的にドリーミーな雰囲気を醸し出しています。

収録曲は、ジャズのスタンダードと60年代ポップスが半々くらい。60年代ポップスの代表がT-1. 「 君の瞳に恋してる 」 やT-4. 「 恋のダウンタウン 」 でしょうか。そして、同じく60年代ポップス枠で取り上げられたのが、バカラック・ナンバーの2曲です。

T-10. 「 小さな願い 」 はアレサ版を基にしたノリの良い演奏。ニッキさんはあまり奇を衒わず歌っています。1コーラス目のあとの間奏のアドリヴはテナー・サックス→ピアノで、ニッキさんのベースのアドリヴは無し。もう1曲は、T-12. 「 ユール・ネヴァー・ゲット・トゥ・ヘヴン 」 。演奏もニッキさんの歌唱も、オリジナルのディオンヌ・ワーウィック版のテイストがぷんぷん匂う仕上がり。2コーラス歌って転調した後の間奏のアドリヴはピアノ→ヴァイヴと、これまたニッキさんのベースのアドリヴは聴かれませんでした…、ちょっと残念(>_<)。

ニッキさんの歌、良く言えばニュートラルなのかもしれませんが、余り心に響かないんですよねー。シンガーとして私はそれほど魅力を感じません。ライヴとかでダブル・ベースを弾きながら歌う姿に接すれば、また違う感覚になるのかもしれませんが。

71wzjisaxl_sl1050_71peddn8apl_sl1050_ここからはオマケです。MP3データしか所有してないカヴァーをご紹介。

Eddie Metz Jr. Trioが2009年にリリースしたアルバム 『 Bridging the Gap 』(左) で 「 ONE LESS BELL TO ANSWER / 悲しみは鐘の音とともに 」(4:18) を歌っています。ニッキさんはこのトリオのメンバーでベースを弾いてるのですが、アルバムの全13曲中この曲だけはヴォーカルも担当。テナー・サックスのハリー・アレンとトロンボーンのジョン・オールレッドも加わったしっとりした演奏をバックに、ニッキさんは甘くシルキーに歌っています。

ニッキさん自身は、2013年にリリースした映画主題歌ばかりを取り上げたアルバム 『 The Look of Love 』(右) でバカラック・カヴァーを2曲取り上げています。まずは 「 恋の面影 」(3:53) 。テンポはちょっと速めの♩≒112ですが、この曲ではあまり例が無い三連リズム。シャッフルともちょっとノリが違うタイトなフィーリングで、ニッキさんもこれまでよりは表現力のある歌を聴かせます。もう一曲は 「 雨にぬれても 」(3:17) 。スウィングのリズムなのですが、ニッキさんの歌からはそれほどスウィング感を感じないんですねー、う~ん困ったな。

GW休みボケが抜けたのはいいけれど、反動で(?)語り口がスパイシーになってしまったあるでおでした^^;。


【データ】
『 Can't Take My Eyes Off You 』 (邦題:君の瞳に恋してる)
Nicki Parrott

CD:2011年9月21日リリース (所有CDは2012年10月17日リリースの廉価盤)
レーベル:ヴィーナス・レコード(日本) (所有CDも同じ)
番号:VHCD-1057 (所有CDは、VHCD-78258)

Produced by Tetsuo Hara
  Nicki Parrott - vocals & bass
  Harry Allen - tenor sax
  Lisa Parrott - alto sax
  Chuck Redd - vibraphone
  John Di Martino - piano
  Alvin Atkinson - drums
Recorded at Avatar Studio in New York on March 23 & 24, 2011

2015年5月 6日 (水)

PLAYS BURT BACHARACH/Ivan Paduart (2013年)

ベルギーのジャズ・ピアニスト、イヴァン・パドゥアが2013年にリリースしたバカラック・カヴァー集です!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外でうまくいきませんが^^;)
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1. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
2. WIVES AND LOVERS
3. ALFIE
4. GOD GIVE ME STRENGTH
5. THE LOOK OF LOVE
6. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
7. A HOUSE IS NOT A HOME

収録時間約40分


Ivan_paduartベルギーのジャズ・ピアニスト、イヴァン・パドゥアが2013年にリリースしたバカラック・カヴァー集です!

イヴァンは、ブリュッセルで1966年に生まれ、10歳でピアノを始めます。17歳の時にジャズに出会い、自身のクィンテットで1990年に初アルバムをリリース。ビル・エヴァンスとハービー・ハンコックに影響を受けたというピアニストです。

本アルバムは、テナーサックスを加えたクァルテット。各曲とも、1コーラス目はサックスがメロディを奏で、以降ピアノがアドリヴを、またサックスに戻って…あとは適当に(笑)という仕立てになっています。

ゴリゴリとアドリヴしまくる訳ではないですが、かといって静かで退屈するようなこともありません。聴いていて戸惑うような難解さはないのですが、取っつき易くもありません。大人のジャズといった印象です。スミマセン、こんなんじゃ分かりませんね^^;。

記事を書くにあたり、本アルバムを5回は聴きました。けれど、あまり各曲の記憶が残っていません。先程、“大人のジャズ” とかなんとか表現しましたが、要するにBGM化してしまったんですねー、私の中で。歌が入っていないインスト物っていうのはある程度そーゆー傾向が有るのは否めませんが、本アルバムは大人のBGMとしての収まりが抜群にいいのだと思います。うん、BGMに最適ですょ、是非!

そんなんでこのブログの記事になるんかいっ!と突っ込まれそうなので、6回目を聴き始めたところ、1曲目でポンっと手を叩きました。T-1. 「 ディス・ガイ 」 です。R&B系シャッフルのリズムには、思わず体が動き出してしまいます。こんな曲調の 「 ディス・ガイ 」 は聴いたことがないです(たぶん)。本アルバムのオススメですょ、うんっイチオシ!

まったりさんのプレッシャーもあって、残り少ないネタの中から今回ジャズのCDを取り上げました。でも、私あるでおは決してジャズ方面詳しい訳ではありません。世界各国にたくさんいらっしゃるバカ・コレクター((C)坂口修氏)と同様、バカラック・カヴァーをコツコツ蒐集するうちジャズ系もそれなりに集まっただけでございます、ハイ。

GW休みボケのためか、いつもに増して軽~い文体のあるでおでした。ご容赦をm(__)m


【データ】
『 PLAYS BURT BACHARACH 』
Ivan Paduart

CD:2013年2月3日リリース
レーベル:September (Belgium)
番号:SEPT 5169

Musicians
  Ivan Paduart: Piano, arrangements
  Bob Malach: Tenor sax
  Jay Anderson: Double bass
  Clarence Penn: Drums
Recorded in June 2012 at Sear sound studio by James Farber, N.Y.C.
Mixed in August 2012 at Crescendo studio by Pino Guarraci and Eric Davids, Genk
Masterd in October 2012 at Electric city by Alan Ward, Brussels

2015年5月 3日 (日)

WHEN RONAN MET BURT/Ronan Keating & Burt Bacharach (2011年)

アイルランドの男性シンガー、ローナン・キーティングが2011年にリリースしたバカラック・カヴァー集です!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
Img924 Img927

1. THE LOOK OF LOVE
2. WALK ON BY
3. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
4. ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO)
5. MY LITTLE RED BOOK
6. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
7. SOMETHING BIG
8. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF
9. THIS HOUSE IS EMPTY NOW
10. MAKE IT EASY ON YOURSELF

収録時間約39分


Img930_2アイルランドの男性ポップ・シンガー、ローナン・キーティングが2011年3月21日にリリースしたバカラック・カヴァー集です。

そうそう、このアルバムが出る事は、2011年の2月~3月初旬ころ、まったりさんのブログで知ったんです。まったりさん、ありがとうございました! さっそくAmazonで予約したのですが、震災があって…。それでも4月の中旬にはちゃんとCDが届きました。それは嬉しかったですね~。

ローナンは、1977年アイルランドのダブリン生まれ。1994年、16歳のときにボーイズ・グループ、ボーイ・ゾーンのリード・シンガーとしてデビュー。1999年からはソロ活動も開始。本アルバムがソロ8枚目のアルバムだそうです。

前年の2010年、ローナンがバカラック爺に連絡を取り企画を打診。バカラック爺とグレッグ・ウェルズの共同プロデュースでアルバムを制作することが決まって、ローナンは恍惚したとか(AmazonのProduct Descriptionに"he was ecstatic"という表現がありました)。アルバムのライナーで、ローナンは次のようにコメントしています。いつもの超意訳で…。

─ 最も偉大なソングライターと仕事をする機会を得て、僕は本当に光栄に思ってる。こんな幸運に巡り合える人間はほんの一握りなんだよ。今回、僕がそのひとりになれるなんて! バートは我々全てに刺激を与えてくれる存在なのさ。バート、ありがとう。
これまでで最も挑戦的なプロジェクトだったけど、最もやりがいを感じたプロジェクトだったってことは間違いないね。これらの曲を歌ったことは僕自身本当にチャレンジだったし、聴いてくれる皆さんもそう感じてくれると願ってるよ。 ─


バックは、バンド+オーケストラという編成。前述したとおり、バカラック爺は共同でプロデュースを担当。更にアレンジも、2曲手掛けています。選曲面では、カヴァー定番曲の他に、コステロとの共作曲(T-9.)をチョイスしているのがなかなか渋い。それに、T-5.やT-7.のレアな選曲が個人的には嬉しいトコロです。

ソプラノ・サックスとストリングスによる物憂げなイントロが流れてきて、荒涼なアイルランドの風景(行ったことないくせに^^;)をイメージしてしまったT-1. 「 恋の面影 」 。続くT-2. 「 ウォーク・オン・バイ 」 もイントロのゆったりとしたちょっと暗いストリングスの調べ。このアルバム、全体的にはこんな色調のアレンジが多いのですが、T-5. 「 マイ・リトル・レッド・ブック 」 はオリジナルのマンフレッド・マン版のほぼコピーのロック調。そりゃそうです、アレンジはバカラック爺(Pat Williamsと共同)ですもん。それと、T-7. 「 サムシング・ビッグ 」 もバカラック爺のアレンジで、こちらはもうオリジナルのMark Lindsay版の完コピと言っていいくらい。頑固だね~、バカラック爺は(笑)。

新鮮に感じたのは、T-8. 「 恋のとまどい 」 。この曲もソプラノ・サックスとストリングスによる物憂げなイントロで始まるのですが、スローな中にも明るさ~希望を感じる巧みなアレンジに唸りました。この曲をこんな風に料理するとは…。ローナンは、こういった曲ではちょっと泣き節の入った歌唱を、T-5.やT-7.ではノリの良い歌唱を聴かせてくれます。こういったノリの曲が多いとアルバムとしてバランスが良くなるんですけどね!


【データ】
『 WHEN RONAN MET BURT 』
Ronan Keating & Burt Bacharach

CD:2011年3月21日リリース(アイルランドでは先行して3月18日にリリース)
レーベル:Polydor (UK)
番号:2765649

Produced by Burt Bacharach & Greg Wells
Engineer, Mixed By Al Schmitt
Arranged By
  Burt Bacharach & Pat Williams (T-5.)
  Burt Bacharach (T-7.)
  Joel McNeely (T-1, 3, 6, 8.)
  Pat Williams (T-2, 9, 10.)
  Paul Buckmaster (T-4.)
Drums – Matt Chamberlain (All Tracks except T-5, 7.), John Robinson (T-5, 7.)
Bass – Nathan East
Guitar – Dean Parks, Greg Wells (T-10.)
Piano – Greg Phillanganes
Backing Vocals (All Tracks except T-1, 3.) – Arnold McCuller, Lynn Fiddmont, Marlena Jeter
Percussion – Alan Estes
Saxophone – Dan Higgins, Jeff Driskill
Trumpet – Warren Leuning
Additional Conducting - Marshall Bowen
Recorded at Capitol Studios, Hollywood, & Rocket Carousel Studio, Los Angels, CA

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