IT'S THE GIRLS!/Bette Midler (2014年)
大御所女優/シンガー、ベット・ミドラーが2014年にリリースしたアルバムです。往年のガールズ・グループのヒット曲カヴァー集で、バカラック・カヴァーを1曲収録!
(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
全15トラック中、バカラック作品は1トラック
4. BABT IT'S YOU (3:19)
大御所女優/シンガー、ベット・ミドラーが往年のガールズ・グループのヒット曲をカヴァーしたアルバムです。
ベット・ミドラーといえば、バカラックが音楽を担当した映画 『 イズント・シー・グレート 』 (2000年) で主演したことが思い出されます。1945年12月の生まれですから、今年の12月にちょうど70歳になるんですね! ジャケット写真を見てもとても70歳前とは思えませんね~。
その彼女が昨年2014年にリリースしたのが本アルバムで、'60年代の曲を中心にガールズ・グループのヒット曲を取り上げています。全15曲のうち6~7割は、その方面に詳しくない私でも聴いたこと有るくらい(曲名はピンとこなくても)の超有名曲をセレクトしています。原曲のテイストのままカヴァーしている曲が殆どですが、中にはスロー・バラードにアレンジした曲もあります。
スロー・バラードにアレンジしたうちの1曲が、バカラック・カヴァーのT-4. 「 ベイビー・イッツ・ユー 」 。この曲のオリジナルは1961年のシレルズですが、それや1963年のビートルズ版とはかなり異なるテイストです。最初はピアノだけをバックに歌い、途中から薄いストリングスやアコースティック・ギター、それに薄いマンボ系のリズムが加わります。そこに彼女の感情表現豊かな歌が乗っかり、独特の世界観を醸し出しています。
プロモーションとしてこの曲をTVスタジオで歌っておられる映像をまったりさんが今年(2015年)2月、ブログ “ バカラックマジックでまったりと ” にアップしておられます。実は私、まったりさんのブログを見てこのカヴァーの存在を知った訳でして^^;。まったりさんの解説も含めて、是非ごらんになってください。まったりさんのブログ記事 → こちら
本アルバムの他の曲も聴いて改めて思ったのですが、ベット・ミドラーさん、歌うますぎっ! なんなんでしょうねー、この表現力の幅の広さは。ある曲では可愛らしく、ある曲ではエネルギッシュに、ある曲では憂いを秘めて…。もっと彼女の歌を聴いてみたいです。
ここからはオマケとして、MP3データしか持ってないカヴァーをご紹介。
彼女は、2000年10月10日にリリースしたアルバム 『 Bette 』 で、「 ゴッド・ギヴ・ミー・ストレングス 」(6:31) をカヴァーしています。基本、オリジナルのコステロ版と同じテイストのアレンジですが、彼女の歌唱は感情表現の豊かさの点で明らかにコステロよりも↑。
あっ、まったりさんのブログ記事では、彼女の 「 ゴッド・ギヴ・ミー・ストレングス 」 の動画も併せてアップされています。
本当に彼女の歌は素晴らしいです~。
【データ】
『 IT'S THE GIRLS! 』
Bette Midler
CD:2014年11月4日リリース (所有CDは、2014年11月17日リリースのUK盤)
レーベル:Warner Bros / East West Records (所有CDは、East West Records)
番号:545542-2 (所有CDは、825646215331)
Produced by Marc Shaiman and Scott M. Riesett
All songs arranged and orchestrated by Marc Shaiman except T-3, 15.
Musicians:
Drums – John "J.R." Robinson
Drum Programming – Scott M. Riesett
Electric Bass – Jimmy Johnson, Leland Sklar, Neil Stubenhaus
Upright Bass – Michael Valerio
Piano – Marc Shaiman, Randy Kerber
B3 Organ – Larry Goldings
Guitars – Andrew Synowiec, Dean Parks, George Doering, John Goux, Larry Saltzman
Mandolin – George Doering, Larry Saltzman
Ukulele – George Doering
Banjo – Noam Pikelny
Dobro – Michael Witcher
Lap Steel Guitar – Doug Livingston
Harmonica/Jaw Harp – Tommy Morgan
Percussion – Alex Acuña, Luis Conte
Jazz Violin/Fiddle – Gabe Witcher
Clarinet/Saxes – Dan Higgins
Tenor Saxophone – Bill Liston
Baritone Saxophone – Greg Huckins
Trumpet – Dan Fornero, Gary Grant, Willie Murillo
Trombone – Bill Reichenbach Jr.
Violin – Bruce Dukov, Josefina Vergara, Julie Gigante, Natalie Leggett, Robin Olson, Roger Wilkie, Tamara Hatwan
Viola – Brian Dembow, Thomas Diener
Cello – Andrew Shulman, Timothy Loo
String Quartet – Andrew Shulman, Brian Dembow, Bruce Dukov, Julie Gigante
All Sax Solos – Dan Higgins
リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/2/13)
Amazonリンク
« Glee: The Music, What The World Needs Now Is Love/O.S.T. (2015年) | トップページ | 恋愛小説/原田知世 (2015年) »
「バカラックの曲がちょっと入ったアルバム」カテゴリの記事
- LOUNGE-A-PALOOZA/V.A. (1997年)(2024.10.27)
- SOUL/Lena Horne (1966年)(2024.09.29)
- I Who Have Nothing/Tom Jones (1970年)(2024.09.15)
- Marrakesh Express/Stan Getz (1970年)(2024.07.28)
コメント
« Glee: The Music, What The World Needs Now Is Love/O.S.T. (2015年) | トップページ | 恋愛小説/原田知世 (2015年) »
こんばんは、あるでおさん。
何と、ベッド・ミドラーももう70歳ですか。あの泣き笑いをしているような
おばちゃん顔が好きでした。
『イズント・シー・グレイト』もはまり役でしたが、私には20年前の映画
『フォー・ザ・ボーイズ』の演技と歌の印象が一番強く、
ベトナム戦争での慰問先で、兵士たちを前に静かに歌うビートルズの
『イン・マイ・ライフ』には感動しました(字幕はシドニー・シェルダン訳者顔負けの超訳?
だったかもしれないけど)。
今回のアルバム、70歳になってもガールズ・ポップに挑むとは、
その意気は若々しいですね。(といっても懐かしの曲が多く私には馴染みやすそう)
試聴したけれど良さそうですね。
『ベイビー・イッツ・ユー』もあるでおさん前回紹介のGleeでも歌われていたし、
本当時代を超えてゆく名曲ですよね。
投稿: ズズ | 2015年5月22日 (金) 18時58分
ズズさん、こんにちは!
コメントありがとうございますっ!
ズズさんは音楽のみならず映画についても造詣が深そうですね~。
私は、ベット・ミドラーが出てる映画といっても
『 イズント・シー・グレイト 』くらいしかわかりません^^;。
『 フォー・ザ・ボーイズ 』ですか…、今度観てみます~。
それにしてもベット・ミドラー、70歳だなんて信じられませんねー。
歌もそうですが、ジャケット写真見ても年齢当てられません(笑)。
アルバム全体のクォリティも高いですし、
「 ベイビー・イッツ・ユー 」のカヴァーをいくつか挙げよと言われたら
コイツを外すわけにはいかないなーって感じです。
投稿: あるでお | 2015年5月23日 (土) 15時14分