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2015年6月24日 (水)

PETER NERO PLAYS LOVE IS BLUE/Peter Nero (1968年)

米国のイージーリスニング系ピアニスト、ピーター・ネロが1968年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
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Original LP front cover

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所有CD(2 in 1)のジャケットの表/ケースの裏

全11トラック中、バカラック作品は1トラック

2. I SAY A LITTLE PRAYER (2:54)


米国のイージーリスニング系ピアニスト、ピーター・ネロが1968年1月にリリースしたアルバムです。

ピーターさんについては、前回ご紹介したバカラック・カヴァー・アルバム 『 IMPRESSIONS 』 の記事をご覧ください。あまり詳しい情報はありませんけど^^; → こちら

その 『 IMPRESSIONS 』 の前作に当たるアルバムが本作です。アルバムタイトルは、正確には 『 ピーター・ネロが弾く “ 恋はみずいろ ” と偉大な10曲 』 。「 恋はみずいろ 」 といえば私的にはポール・モーリアのバージョンが真っ先に思い浮かぶのですが、もともとはルクセンブルクのヴィッキーという女性歌手がユーロ・ヴィジョン・コンテスト1967で歌ったのがオリジナルなんですね。てっきりポール・モーリアがオリジナルだと思ってました^^;。

ま、それはともかく、バカラック・カヴァーはT-2. 「 小さな願い 」 。オリジナルはディオンヌ・ワーウィックで、1967年8月31日リリースのアルバム 『 The Windows of the World 』 に収録され、10月にシングル・カットされて12月に全米4位を記録するヒットとなりました。本作は1968年1月1日のリリースですから、オリジナルがヒットするかしないかのタイミングでピーターさんはレコーディングしたってことですよね~。素早いっ! アレサ・フランクリンがカヴァーしてシングル・リリースするのは1968年7月ですから、当然それより前ですし。

ストリングスやチェンバロがメロディの最初のフレーズを重ねて25秒間も変奏していく、なんともバロック風のイントロがとても印象的です。曲全体のアレンジもバロック風。1コーラス目はピーターさんのピアノが主旋律を弾き、2コーラス目の途中からピーターさんはアドリヴに移り他の楽器が主旋律を奏でます。ちゃんと変拍子もオリジナル通りやってくれますし、サビの後のピアノのリフレインもオリジナリティがあります。私はけっこう好きなカヴァーです。

ここからはオマケです。ピーターさんは、 『 IMPRESSIONS 』 や本作以外のアルバムでもちょくちょくバカラック作品を取り上げてレコーディングしています。MP3データも持ってないので聴けてないのですが、備忘録を兼ねて以下に記します。尚、ベスト盤やコンピ盤は省きます。
『 Reflectons 』 (1964)  RCA Victor
  ・WIVES AND LOVERS
『 The Screen Scene 』 (1966)  RCA Victor
  ・WHAT'S NEW PUSSYCAT?    *1
『 Nero-Ing In On The Hits 』 (1967)  RCA Victor
  ・ALFIE
  ・CASINO ROYALE
『 PETER NERO PLAYS LOVE IS BLUE 』 (1968)  RCA <本アルバム:曲名は省略>
『 IMPRESSIONS 』 (1968)  RCA Victor <紹介済み:曲名は省略>
『 Midnight Cowboy 』 (1969)  Columbia
  ・THE APRIL FOOLS
『 I'll Never Fall In Love Again 』 (1970)  Columbia
  ・RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD
  ・I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
『 Peter Nero Plays Music From Great Motion Pictures 』 (1972)  RCA
  ・WHAT'S NEW PUSSYCAT?    *1と同じバージョン
『 Summer Of '42 』 (1972)  CBS
  ・(THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU


【データ】
『 PETER NERO PLAYS LOVE IS BLUE and ten other great songs 』
Peter Nero

LP:1968年1月1日リリース (所有CDは、 『 IMPRESSIONS 』 との2 in 1、2013年リリース)
レーベル:RCA (所有CDは、英国VOCALION)
番号:LSP 3936 (所有CDは、CDLK 4484)

Producers: Jim Foglesong
Arranger & Conductor: Frank Hunter
Recorded in New York

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バカラックの曲がちょっと入ったアルバム」カテゴリの記事

コメント

こんばんわぁ。


 実は私がイージーリスニング少年になったきっかけは この「恋は水色」なのでありました。そのきっかけは中学3年生の時、確か2月か3月でしてもう卒業式を待つ開放感たっぷりの時にクラスメートの誘いで放送部の部室に行きました。その時、部室には顧問の先生がおられて 一緒に行ったクラスメートはアナウンス室と調整室で遊んでいたのですが 私は部室にあるレコードの棚に見とれておりました。そしたら その顧問の先生がいろいろと話しかけてくれまして 私の家にはグレン・ミラーのレコードと映画音楽のレコード(私が初めて買ったレコードがアントン・カラスの「第三の男」と「鉄道員」のシングル盤2枚っきりだと話しましたら 先生が聴かせて下さったのがこの「恋は水色」(もちろんポール・モーリア楽団)であったのです。もう、魅了されましたねぇ。先生があきれるまで何度も繰り返し聴かせていただきました。すぐ後にヴィッキーさんの歌もラジオか流れてきましたが あくまでポール・モーリアさんの作曲作品に歌詞をつけて歌っておられるんだと思ってました。その年の10月にバカラックさんと出会うまでの半年余りがイージーリスニング少年時代だったのです。

 ところがこの年の(たぶん)5月頃ポール・モーリアさんのライブ番組がテレビで放映されていたのです。しかしながら(!)その音の貧相なこと・・・・(絶句)しかも作曲はポール・モーリアさんではなく、アンドレ・ポップさんでオリジナルがヴィッキーさんだったと知ったのでした。

 ショックでした。高校では迷いなく放送部に入ったのですが その時に先輩にその話をしたら ライブではマイクの本数も限定され スタジオ録音のようにはならないのが普通(当時ですよ)だと言われて 純真無垢(私のことですよ 当時ですけど) 以来ライブ盤には強い抵抗がありまして それと同時にイージーリスニングに対しても距離を置くようになってしまったのです。そういう背景があって バカラックさんのサウンドやメロディやしかもご自身で作曲されているということにのめり込んでしまったのでした。

 いつかこのエピソードは自分のブログ内で紹介しようかと考えていたのですが あるでおさんのこの文章を読んで思わずコメントさせていただきました。

 イージーリスニング少年時代にこのレコードを知っていたら・・・・なぁんてカラックさんに惹かれていたかどうかは自信はありませんが 映画音楽少年時代の私はアントン・カラスさんのツィターや「鉄道員」のギターとか どちらかと言えば乾いた音が好みであったのが ピアノの音色の良さに気付かせてくれたのは ポール・モーリアさんやピーター・ネロさんやフェランテ&タイシャーさんがきっかけでありました。

 それからバカラックシンガーと言ってもいいトレインチャさんが今年ユーロ・ヴィジョン・コンテストに参加なさっておられますね。オランダ代表でしたが14位であったそうな・・・。

 またもや雑文でございました。

 

まったりさん、こんばんは!!

まったりさん渾身のエッセイ(と呼ばせてもらいます)を拝読して、タイムマシンに乗って純真無垢なまったりさんを見に行きたい…と真剣に思ってしまったあるでおでございます。自身のブログに取っておいたネタを披露くださり、誠にありがとうございました!

「 恋はみずいろ 」 がイージーリスニング少年時代の始まりの曲だったんですねー。私の家に初めてステレオセットがやってきたのが1975年。そのステレオ購入後に初めて父が買ってきたLPがポール・モーリアさんでございました。当時小学6年だった私はエレクトーンの発表会で 「 オリーブの首飾り 」 を弾くことになり、父が私のためにと買ってきてくれたのです。それまでは卓上プレーヤーしかなかったので、ステレオ(当時流行っていたシステム・コンポーネントでした)の大音量で聴くポール・モーリアさんの絢爛豪華なサウンドは、強烈なインパクトがありました。そのLPは私の愛聴盤となり、「 蒼いノクターン 」 、「 エーゲ海の真珠 」 、「 恋はみずいろ 」 、「 ラヴ・チャイルド 」 、「 サンシャイン 」 などは特によく聴いたものです。あぁ~、懐かしや。

それにしても、まったりさんは当時からピーター・ネロさんをご存じだったんですねぇ~。ましてやフェランテ&タイシャーさんなんて、今日初めて聞いたアーティスト名ですょ^^;。

拙文を元イージーリスニング少年のまったりさんの目に晒すのはお恥ずかしい限りなのですが、どうか大目に見てやって下さいませm(__)m

あるでおさん、ご無沙汰しています。ズズです。
 犬の散歩の時たまに夏富士が見える夜は点在している山小屋の灯りが見え、さらに特に空気の澄んだ夜は登山の人たちの照明でジグザグの帯まで見える日があります。そんな気分のいい夏の夜の散歩の時に口ずさむ歌は、最近は「恋は異なもの(ペトゥラ・クラーク版)」。夏の夜の散歩には何の関係もありませんね。バカラックで夏物の歌ってあるのでしょうか。
 (ダスティ・スプリングフィールドの「恋のとまどい」(映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』でキャメロン・ディアスがカラオケで調子っぱずれで歌ったシーンのほうが印象が強いけど)で『サマー・ローズ』という言葉が出てくるぐらいしか私は知らないのですが)

 やはり夏の音楽の私の定番は「夏の日の恋」に限る。さんまは目黒にかぎる的な考えだけど、あの演奏はとても聞き心地が良くて毎年もう何十年も聴いています。コーラス版もいいですね。ディスコ版はちょっとかな。
 あるでおさんとまったりさんがイージー・リスニングの話をしていたので割り込ませてもらいました。私もまったりさんと同じイージー・リスニング少年だったのです。ピーター・ネロ、フェランテ&タイシャー、嗚呼!懐かしい。
 上京していた時に頻繁に聞いていたのがFM東京の「ジェット・ストリーム」。田舎出の学生にとって何とオシャレな都会的な番組だったのか。これで「ムード音楽」と言っていた田舎少年は「イージー・リスニング少年」になって鍛えられたのです。(なんのこっちゃ)
 でもまったりさんがブログにお書きになっていた、ウェルナー・ミューラーがリカルド・サントスだったとは知りませんでした。何十年来の驚きでした。

 バカラック話に戻すと、私はパーシー・フェイスのバカラックものでは「幸せはパリで」の流れるような女性コーラスが大好きですが、「ワイブズ・アンド・ラバーズ」のダイナミックな迫力ある演奏にはぶっ飛びました。素晴らしい!
バカラックの音楽はいろんな料理方法でいくらでも楽しめるものですね。
あるでおさん、まったりさんを少しでも目指し、まだまだ奥深いバカラック道の探求は続くのです。

ズズさま、こんばんは!

山小屋の灯りが見える富士の情景、どんなだろうと想像してしまいます。散歩のBGMの 「 恋は異なもの 」、ペトゥラ・クラーク版って指定あるところが流石です。まったりさんのブログに動画ありましたね。こちとら、朝のウォーキングは梅雨の頃からサボりまくりでございます^^;。

バカラックで夏物?? 思い浮かびません(>_<)。よくよく頭を巡らせてみますと、季節感とリンクしたバカラックソングと訊かれて、ピンとくる曲ないですね~。

それにしても、ズズさんもまったりさん同様 「 イージーリスニング少年 」 だったんですねー。ウェルナー・ミューラー? リカルド・サントス?? 私にはちんぷんかんぷんですょ。

そんな私でもパーシー・フェイスはわかります。最初は管楽器がブイブイ鳴らし、途中から柔らかい音色のストリングスと合体する 「 ワイブズ・アンド・ラバーズ 」 、私も好きです。他にも女性コーラスと流麗なストリングスのパーシー・フェイス版 「 プロミセス・プロミセス 」 も好きでございます。あぁ~、聴きたくなりました。

ウォーキングにも増して更新サボりがちの拙ブログではございますが、暖かく見守り下さいませm(__)m

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