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2015年8月26日 (水)

雪と花の子守唄 ~バカラック・ララバイ集~ /V.A. (2009年)

日本のアーティスト達による、子守唄仕立てのバカラック・カヴァー集です!

(画像はすべてクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
Img013aa Img013ab

1. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ 千葉はな ~  F
2. THE APRIL FOOLS  ~ コトリンゴ ~  F
3. PAINTED FROM MEMORY  ~ サイゲンジ ~  M
4. MAGIC MOMENTS  ~ 土岐麻子 ~  F
5. THE WINDOWS OF THE WORLD  ~ 永山マキ ~  F
6. ODDS AND ENDS
7. ALFIE  ~ さかいゆう ~  M
8. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  ~ 千葉はな ~  F
9. ME, JAPANESE BOY I LOVE YOU  ~ おおはた雄一 ~  M
10. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  ~ Rachael Dadd ~  F
11. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  ~ ルースフォンチ ~  M
12. COME TOUCH THE SUN
13. SOMEDAY  ~ アン・サリー ~  F

※ ヴォーカル有りの曲は FFemale-女性)、又は MMale-男性)と表記

収録時間約57分


Img014a_2日本のアーティスト達による、子守唄仕立てのバカラック・カヴァー集です!  2009年のリリースです。

あっ、最初に断っておきますが、今回は人の褌(ふんどし)で相撲を取って記事を書いていきます。あしからずm(__)m

プロデューサーの鈴木惣一朗が、おとなが聴ける子守唄集シリーズとして 『 りんごの子守唄 』 (ビートルズを題材にしたララバイ集で、赤盤・青盤・白盤の3作品がリリースされています)に続いて企画したアルバムです。

─ 去年観に行ったバカラックのライヴがすごく良くて、〈もう、やるしかない!〉と。そしたら偶然、その年がバカラック生誕80周年だったらしくて、タイミング的にもバッチリだった。バカラックのカヴァー集っていろんな人がやってるけど、そういう王道なミュージシャンだからこそ、僕のオルタナティヴな感覚が良い感じで活かされるんじゃないかな、とも思ったんですよね。 ─

ご本人がインタビュー記事 『 ララバイ・プロデューサー、鈴木惣一朗が語る、BBカヴァーの魅力と極意 』 で仰ってます。鈴木さんも2008年のコンサートを聴きに行かれたんですねー。他にも、バカラックの曲の印象やプロデュースの考え方など話しておられます。是非クリックしてご覧ください。

参加アーティストは、知る人ぞ知る実力派の皆さん方。 『 雪と花の子守唄 公式サイト 』 の<ARTIST>をクリックしますと、各アーティストの簡単な紹介コメントがあります。さらに、そのアーティストの公式サイトへ繋がるリンクも貼ってあります(一部のリンクは切れてますが^^;)。こちらもぜひ参照くださいませ。

全体的には、ヴィブラフォンやペダル・スティール・ギターを多用したしっとりしたサウンド。子守唄って名前の通り聴いてて眠くなるかというと、これがそうでもないんですね~。音数は少なめだけど、耳あたりが良いわけではない…というか。アルバムの途中でひょいひょいっと色彩が変わるんです。ところどころ細かい隠し味もあったりして。

ファニーなアレンジのT-4. 「 マジック・モーメンツ 」。途中に突然3回鳴る電話の呼び出し音は、いったい何なんだ?  重いベースのイントロで始まるT-5. 「 世界の窓と窓 」 の色彩は暗いですし。T-6. 「 オッズ・アンド・エンズ 」 はズンチャッ、ズンチャッのリズムがどこかユーモラスです。T-9. 「 ミー・ジャパニーズ・ボーイ 」 なんて、ライトなサンバにアレンジしちゃってて楽しい限り。

こんなの聴いてたら、次の曲どうなるんだろう?って気になって眠れないじゃないですか(笑)。

個人的に好きなのは、子守唄っぽいT-1~3.の流れ。
T-1. 「 遥かなる影 」 のイントロはバカラック版をベースにしていて、大変珍しいです。T-2. 「 幸せはパリで 」 は浮遊感漂うまったりしたアレンジにコトリンゴの鼻声が絶妙にマッチしてます。エンディングの最後に聴こえる“ため息”もグー。T-3. 「 ペインテッド・フロム・メモリー 」 はエルヴィス・コステロとバカラックの共作曲ですが、素敵な子守唄になってます。いい曲だなぁと改めて思いました。

あと、T-11~13.の流れも好きですねー。
T-11. 「 ディス・ガイ 」 は6分半近くにもなる長いアレンジ。最初のリリカルな感じが気持ち良いのと、演奏時間の3分の1にも及ぶ後奏が素敵です。T-12. 「 太陽をつかもう 」 はインスト。元々映画 『 明日に向って撃て! 』 サントラのインスト曲ですが、女性のハミングが心地よくって。本アルバムの中で一番子守唄に相応しいように思います。T-13. 「 SOMEDAY 」 はなんと未発表曲! 作詞はTonio K.ということなので最近の曲でしょうが…。でもねぇ、これがいい曲なんです。

最後に、 『 スペシャル鼎談!! 鈴木惣一朗 × 土岐麻子 × さかいゆう 』 をご紹介。是非是非覗いてみてください。パート1からパート4まで、私なんか到底及びもつかない深い内容ですょ。

※ 「 SOMEDAY 」 は未発表曲ではなくて、カヴァーでした。スウェーデンの女性シンガー、カローラが2001年にリリースしたアルバム 『 MY SHOW 』 に収録されたものがオリジナルです。 → こちら (追記 2015/11/4)


【データ】
『 雪と花の子守唄 ~ バカラック・ララバイ集 ~ 』
V.A.

CD:2009年3月10日リリース
レーベル:Living, Records Tokyo / LD&K
番号:LRTCD-032

Produced & Mixed by 鈴木惣一朗 (ワールド・スタンダード)
Recorded from Summer 2008 to Sprong 2009
Recorded at LD&K Waseda Studio, aLIVE Recording Studio, Pathway Studio
↓ ミュージシャンは以下クレジットを参照ください。
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コメント

あるでお 様

 はじめて書き込みさせていただきますが、いつも楽しく拝見しています。
 昨年のNHKホールの座席は、あるでおさんと同じ列だったようです。

 ところで、どうしても判らない記憶が不確かな部分があって、ご存知でしたら教えていただきたいのですが、1997年に来日した際に、東京国際フォーラムでの公演があったのですが、もちろんこの時も見ています。
 たぶん、その頃と不確かに記憶していますが、日本の月間雑誌「GQ」「SWITCH」「STUDIO VOICE」「VANITY FAIR」e.t.c.どこかの雑誌で、バカラック特集を組んだ特集号があったような気がしてるのですが、その時は立ち読みで済ませただけでしたが、往年の楽曲をカヴァーしたアーティストの一覧みたいなディスコグラフィーとかも当時の時点で網羅した資料本みたいになっていたので、
もう一回古本屋で捜してみたいなと思っているのですが、とにかく雑誌のタイトルが思い出せないので、もし、ご存知でしたら助けていただけないでしょうか?

bachalove さま

こちらこそ、はじめまして!
あるでおです。

コメント書き込みありがとうございます!
昨年のNHKホール、同じ列でしたか!!

1997年の東京国際フォーラム、私は11月25日(火)の公演に行きました。1階 5列 56番でした。(前の方でしたが端っこだったような…)

当時はまだ持ってるCDも少なく、コンサートで聴いたことがない曲がいくつもありました。あとでネットで検索したらセットリストとともに詳しい感想をHP(当時はブログなかったですもんね)にアップされてる方が何人もいらっしゃって、「 すっげ~な 」 と思ったものです。それらのページは印刷していまでもファイルに綴じてあります。

さて、お問い合わせの件ですが、残念ながら立ち読みも含めて当時雑誌でそのような記事を見た(読んだ)記憶はありません…^^;。

だいたい、「 サンデーソングブック 」 で1997年11月16日と23日の2週にわたって放送された 「 バート・バカラック来日記念特集 」 も聴いてなかったクチですので。そういうFM番組があることすら知らなかったんです、グスン。

師匠のまったりさん、或いはこれまでコメント下さったバカラックファンのみなさまのなかには、ご存知の方がいらっしゃるかもしれませんね。どなたかが書き込みされるのを期待しましょう!

雑誌でバカラックの記事を見つけて買ったのは、「 Esquire 1995年2月号 」 が最初です。「Burt Bacharach Interview マジック・モーメンツ バカラック、'60年代を彩ったメロディ。 」 というタイトルのインタビュー記事でした。インタビューと文は五十嵐正さん。カラーで3ページ。'60年代の特集だったようで、フィル・スペクターの紹介記事などと一緒に掲載されてました。その次に買った雑誌となると、コステロとの共作アルバムを出した1998年に飛んでしまいます(^^ゞ。

ご期待に沿えず申し訳ありませんでしたが、何かのご縁ですので今後ともよろしくお願いいたします。

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