At His Very Best/Engelbert Humperdinck (2000年)
英男性シンガー、エンゲルベルト・フンパーディンクが2000年にリリースしたベスト&新録盤です。バカラックの書き下ろし曲を1曲収録!
(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)

全20トラック中、バカラック作品は1トラック
5. NOTHING IN THIS WORLD (4:39)
英男性シンガー、エンゲルベルト・フンパーディンクが2000年にリリースしたベスト&新録アルバムです。
1936年、インドのマドラスに生まれ、戦後家族と一緒に英国に移りました。今回記事を書くまで知らなかったんですが、Wikiによるとトム・ジョーンズとともに1960年代から1970年代にかけて女性を中心に絶大な人気を誇ったんだそうです。私的には、バカラック作品「 I'M A BETTER MAN (FOR HAVING LOVED YOU) 」(1969年)のオリジナルを歌った人…としか知らなかったのですけど^^;。
本アルバムは、彼の1967~1969年のヒット曲12曲(T-9~20.)と、新たに録音した8曲(T-1~8.)を収めたものです。知らない曲ばかりと思ったら、T-20.「 ラスト・ワルツ 」はよく聴く曲でした。彼が歌ってたとは知らずに…無知ですね~自分。他にも、T-9.「 リリース・ミー 」、T-11.「 愛の花咲くとき 」などもヒットしたようですね。
で、新録曲の中にバカラックの書き下ろし曲がありまして。T-5.「 NOTHING IN THIS WORLD 」です。タイトルは直訳すると「 この世界に何もない 」。なんか変ですね(>_<)。レコード会社の方はどんな邦題を付けるんでしょうか。クレジットによると、共作者は本アルバムのプロデューサー(二人のうちの一人)でもあるNigel Lowis(ナイジェル・ロイス)。
曲は、テンポ♩≒63のスローバラード。バックはバンド+ストリングス。それに、薄いトランペットほんのちょっとだけ顔を出します。しっとりしたメロディにフンパーディンクの甘い歌声がからんで、実に心地よいです。お約束の変拍子もこっそり入れていて、Aメロからサビに至るブリッジのリズムがなんとなく 4拍子 - 2拍子 - 4拍子 - 2拍子 - 4拍子 のように聴こえるんですねー。このわずかな不安定感が、曲に味わいをもたらしているように思えます。地味なんですが、この曲、私は気に入っちゃいました(^^)。
ここからはオマケとして、MP3しか所有していない曲をご紹介。
フンパーディンクは、2001年にリリースしたアルバム『 I Want To Wake Up With You 』で「 ディス・ガイ 」(4:10) をカヴァーしています。このアルバムも本アルバムと同様、過去のヒット曲と新録が混在したアルバム。「 ディス・ガイ 」は軽いシャッフルのリズムにアレンジされてます。全体的に軽いテイストで、悪くはないのですがあまり印象にも残りません。
なお、私は未聴なのですが、フンパーディンクは他にも1970年のアルバム『 We Made It Happen 』で「 雨にぬれても 」を、1972年のアルバム『 In Time 』で「 遥かなる影 」をカヴァーしているようです。
【データ】
『 At His Very Best 』
Engelbert Humperdinck
CD:2000/3/27 リリース
レーベル:Universal Music TV (UK)
番号:844 974-2
Exective Producer: Tony Cartweight
T-2~5, 8.
Produced by Nigel Lowis
Associate Producer: Peter Oxendale
Arrangements by Peter Oxendale and Cliff Masterson
Recorded and Mixed by Gareth Lucking at Olympic Studios, London
T-1,6,7.
Produced by B. Graham
Recorded and Mixed at the Townhouse Studios, London
Musician ~ Discogsの情報より
Saxophone [Uncredited] – Gary Barnacle (T-2,3,5.)
Trombone [Uncredited] – Peter Thoms (T-3.)
Trumpet [Uncredited] – Stuart Brooks (T-3.)
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コメント
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あるでおさん、こんにちわっ
あるでおさんはご存知ないかもですが 我が国日本でも人気があったのですよ。それが証拠ににしきのあきらさんが和製トム・ジョーンズとして、もうお一人が(もう引退されたのか あまりお名前をみなくなりましたが)和製エンゲルベルト・フンパーティングとして芸能界を石鹸 いや、もとい席巻されたんですよ。
私みたいな邦楽知らずでも耳にしていたくらいですから 相当主婦層の方には人気があったそうな・・・。
ちなみに私の母は先代貴乃花より、大関魁傑のファンでありました。何でも私がしつこく聞き出したところ、お尻がセクシーであったそうな・・・。
ご参考まで。(全然参考にはなってはいませんが 当時の流行したものでした。)
投稿: まったり | 2015年11月14日 (土) 11時38分
まったりさん、こんばんは!
フンパーディンクさん、日本でも人気あったんですねっ!(゜o゜)
ホントに知りませんでした。
子ども時分、お袋からはそんな話、ちっとも聞かなかったですよ。
相撲は大関貴ノ花が好きと言ってましたが(笑)
投稿: あるでお | 2015年11月14日 (土) 23時55分