« ライブの感想 三善香里 at The BAR BARBRA Nov. 13, 2015 | トップページ | My Favorite Songs/小野リサ (2015年) »

2015年11月22日 (日)

世界は愛を求めてる。 ~野宮真貴、渋谷系を歌う。~/野宮真貴 (2015年)

ピチカート・ファイヴのヴォーカリスト、元祖渋谷系の女王こと野宮真貴が2015年(今年)リリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲(2バージョン)収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外ではうまくいきませんが^^;)
Img103aa_2 Img101ab_2
初回限定盤の表/裏

全13トラック中、バカラック作品は2トラック

2. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE (2:58) ~ Duet with Corinne Drewery ~
13. 世界は愛を求めてる [WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE 日本語ヴァージョン] (3:02)


Img094aaImg097abImg_1864_2Img_1932cc_4ピチカート・ファイヴのヴォーカリスト、元祖渋谷系の女王こと野宮真貴が2015年(今年)11月にリリースしたアルバムです。

CDパッケージの外装フィルムに貼ってある帯に書いてあるコピーを並べてみます。 ─ 究極の選曲、渋谷系の歴史をここに収録。世界を巻き込む、渋谷系オールタイムベスト! / 90年代に世界を席巻した渋谷系の“進化系アルバム”。 / 21世紀のスタンダード・ナンバー(12+1) ─ なんか、気合が入ってます。

私が所有してるのは初回限定盤なのですが、パッケージも凝っています。左から3番目の写真を見てもらうとわかるように、全56ページの本そのものなんですね。CDは、裏表紙の内側に貼ってある紙製のスリーブに、上から挿入して収納します。

アルバムの拝啓は? 野宮真貴さんって? 渋谷系とは? …てなことをよくご存じない方は、私と同好の志であるまったりさんが痒いところに手が届くブログ記事を書いておられますのでそちらをご覧になってください。「 野宮真貴さんのインタビュー記事 」 、「アルバム紹介ダイジェスト動画 (3分弱) 」 、「 ラジオ番組の録音で野宮真貴さんと坂本美雨さんの対談 (15分弱) 」 、「 渋谷系とは何だったのか? (栗本斉さんのテキストで、アルバムのライナーに掲載されてる文章と同じ) 」 、「 野宮真貴さんと坂口修さんの対談 (詳しすぎるアルバム解説) 」 、「 コリーンがアルバムに寄せたメッセージ動画 (1分弱) 」 など、リンクも充実しています。さすがのまったりさんでございます。 → 『 バカラックマジックでまったりと 』

今回はまったりさんにおんぶにだっこですねー^^;。ついでにもう一丁、手抜きしちゃいましょう。野宮真貴さんの公式サイトに本アルバムの特設ページがあります。そこでは全曲試聴できますし、各曲の解説文はアルバムのライナーの文章と同一です。そして、各曲解説の写真はInstagramとリンクしてます! こちらもご覧になってください。 → 『 世界は愛を求めてる 特設ページ 』

アルバムのプロデューサーは、あのバカラック研究の第一人者として名高い坂口修さん。音楽プロデューサーだったんですねー、坂口さん。今まで知りませんでした^^;。

ということで、バカラック・カヴァーはT-2. 「 WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE 」。スウィング・アウト・シスターのコリーン・ドリューリーとのデュエット。オリジナルの3拍子を全面的に4拍子にリアレンジ。この曲でここまで明るくてウキウキするヴァージョンは記憶にありません。野宮さん力強くまっすぐな声に引っ張られどっかに連れていかれそうになります。コリーンさんの声は野宮さんほど強くないので、コリーンさんがリードの時になんとか戻ってくる感じ(笑)。

T-13. 「 世界は愛を求めてる 」 は、ボーナストラック。ピチカート・ファイヴのメンバーだった小西康陽さんが訳詞を担当され、野宮さんが日本語で歌ってます。演奏はT-2.と一緒。小西さんの日本語詞はシンプルで心にすっと入ってきます。日本語で歌ってもいいですねー、この曲。

アルバム全体を通して、ウキウキ感が漲ってます。特にEPOがオリジナルのT-9. 「 音楽のような風 」 はウキウキ感の頂点かなと。
知ってる曲は半分くらいでしたが、佳曲ぞろいですし。私、このアルバムけっこう気に入りました。

51fvrp4ysl_2417s819pw8l_1_2ここからはオマケです。MP3でしか所有していないバカラック・カヴァーをご紹介。といっても、野宮真貴さんではなくてピチカート・ファイヴのものになりますが。
ピチカート・ファイヴが1994年にリリースしたアルバム 『 ウゴウゴルーガのピチカート・ファイヴ 』 (左)で、 「 ミー・ジャパニーズ・ボーイ 」 を日本語詞でカヴァー。また、1996年リリースのアルバム 『 great white wonder RARE MASTERS 1990~1996 』 (右) で 「 ミー・ジャパニーズ・ボーイ 」 のライヴ・ヴァージョンを収録。また、同アルバムにはライヴ録音の 「 WHAT'S NEW PUSSYCAT? 」 も収録。こちらは英語でゴキゲンに歌ってます。基本、オリジナルを尊重したアレンジなんですが、やはり野宮真貴さんの声が効いてるのか見事にピチカート節のカヴァーになってるのがサスガと思います。

Img104aaここからはオマケその2。
本アルバムのArt Direction & Photographerを担当しとられるのは信藤三雄さん。
デザイナー、アート・ディレクター、写真家、映像ディレクターとして、これまで手掛けたアナログ盤とCDのパッケージは1000枚を超えるんだそう。ピチカート・ファイヴやフリッパーズ・ギターなど、渋谷系アーティストの音楽パッケージもたくさんデザインしてこられました。
…てなことを、私はこの本を読んで知りました。『 ミュージック・ジャケット・ストーリーズ ~見て楽しむ特殊パッケージの世界~ 』 。発行元は “ 株式会社印刷学会出版部 ” という何やらお堅いトコロですが、ビジュアルたっぷりの軟らかい本です。こういう分野に興味がある方にはなかなか良書じゃないかと思います。



【データ】
『 世界は愛を求めてる。 ~野宮真貴、渋谷系を歌う。~ 』
野宮真貴

CD:2015年11月11日リリース
レーベル:A&M
番号:UICZ-9056 (初回生産限定盤)

Produced by 坂口修
編曲: スパム春日井/坂口修
Vocal, Chorus: 野宮真貴
Guest vocal: Corinne Drewery(T-2.), 村井邦彦(T-4.), カジヒデキ(T-3,10.)
Organ, Keyboards, Vibraphone, Glocken, Percussion, Chorus: スパム春日井
Piano, Organ, Chorus: 真藤敬利
Bass: 石田純
Drums: 平里修一

Guitar: カジヒデキ

Trumpet: 佐々木史郎
Saxophone: 庵原良司

[ 吉田宇宙ストリングス ]
Violin: 吉田宇宙、伊藤彩、 Viola: 菊地幹代、 Cello: 堀沢真己

↓ 初回生産限定盤/通常盤/ミュージック・ジャケット・ストーリーズ

« ライブの感想 三善香里 at The BAR BARBRA Nov. 13, 2015 | トップページ | My Favorite Songs/小野リサ (2015年) »

バカラックの曲がちょっと入ったアルバム」カテゴリの記事

コメント

2015年のワールドハピネスでは、
野宮さんとカジくんのデュエットで渋谷系歌われてましたね!
至福の時でした。

kiri さん、コメントありがとうございます!
あるでおです。

生で聴いたんですね、羨ましいです!!

私は'90年代当時 「 渋谷系 」 をスルーしたものですからよくわからないのですが、このアルバムの収録曲は好きな曲が多くって、今頃になって野宮さんと 「 渋谷系 」 に共感しました。

そういえば、最近購入した雑誌 『 & Premium 9月号 』 のなかで、31人が 「 私のノスタルジックな音楽。 」 というお題で3曲ずつセレクトしている記事があるのですが、野宮さんもトリで登場。野宮さんが紹介したのが1969~1971年のポップス3曲でして、それがどれも私のツボだったのでますます共感を深めているところです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/591595/62703423

この記事へのトラックバック一覧です: 世界は愛を求めてる。 ~野宮真貴、渋谷系を歌う。~/野宮真貴 (2015年):

« ライブの感想 三善香里 at The BAR BARBRA Nov. 13, 2015 | トップページ | My Favorite Songs/小野リサ (2015年) »

★ リンク ★

  • くう・ねる・時々・じゃず
    とても凛としていて、でも柔らかい歌声が魅力のジャズ・シンガー、三善香里さんの公式ブログです。
  • My Willful Diary
    shoppgirlさんが、「心に留めておきたい音楽とあれこれ」をたおやかな言葉で綴っていらっしゃる、素敵なブログです
  • バカラックマジックでまったりと
    バカラックさんをこよなく愛するまったりさんのブログです。バカラックファンとして大先輩でブログの師匠さんでもあります。
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

最近のトラックバック