When You Walk In The Room/Jackie DeShannon (2011年)
米国の女性シンガー・ソングライター、ジャッキー・デシャノンが2011年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーでありセルフ・カヴァーの1曲を収録!
(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)

全11トラック中、バカラック作品は1トラック
9. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE (4:11)
米国の女性シンガー・ソングライター、ジャッキー・デシャノンが2011年にリリースしたセルフ・カヴァー集です。
ジャッキーは、シンガーとしてよりもソングライターとして実績を残した方だそうで、セルフ・カヴァーとして取り上げた10曲(11曲収録されていますがT-11.は新曲なので…)のうち、他の歌手に提供して(又はジャッキーが先に歌いそれがカヴァーされて)ヒットしたものが8曲。残り2曲が、自身の歌でヒットしたものなんだそう。
本作を聴いてみますと、バックはアコースティック・ギターとベースを軸とした(曲によってドラムスやシンセストリングス、エレキ・ギターが加わります)シンプルでフォーキーなもの。ジャッキーの歌がダイレクトに飛び込んできます。バカラック作品を歌っていた頃(1965年~1966年)の歌声はドリーミーな感じだったのが、本作の歌声は芯が太く深みが加わって心に響きます。
自身が歌ってヒットした2曲のうちの1曲が、バカラック作品のT-9. 「 世界は愛を求めてる 」 。原曲は3拍子ですが、それを4拍子にリアレンジ。バックはアコースティック・ギターとベースのみで、ギターのシンプルなリフ(1拍目、2拍目の裏、4拍目)がほぼ全編を貫いて骨太な印象。そしてなんと、キーは46年前のオリジナルと同じ! ジャッキーの歌声にオリジナルにあったピチピチ感や高揚感は無いですが、自分の歌としてしっかり表現しているように感じられました。オリジナルも好きですが、こちらもまた違った味わいで私は好きです。
他の曲については触れませんが、T-8. 「 BREAKAWAY 」 以外は初めて聴く曲でした。にもかかわらず、エヴァー・グリーンな雰囲気に包まれてゆったりと数回リピートして聴きました。休日の昼間のBGMにオススメです。
それにしても、ジャケ写見てもとても60歳台後半には見えません。容姿だけじゃなく、歌だって46年前と同じキーだし…。ジャッキーさんスゴイです!
【データ】
『 When You Walk In The Room 』
Jackie DeShannon
CD:2011年9月27日リリース
レーベル:RockBeat Records, CA, US
番号:ROC-CD-3007
Produced by Jackie DeShannon and Glen Matisoff
Exective Producer: Jim Pierson
Special Thanks: Steve Luxenberg - Acoustic Guitar
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