« PRESENTING DIONNE WARWICK/Dionne Warwick (1963年) | トップページ | MAKE WAY FOR DIONNE WARWICK/Dionne Warwick (1964年) »

2016年1月13日 (水)

ANYONE WHO HAD A HEART/Dionne Warwick (1964年)

ディオンヌ・ワーウィックのセカンド・アルバムです。バカラック作品を7曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
R290941513695961355491jpeg R132012613443628306493jpeg
Original LP front cover/back cover

Img117 Img118
所有CD (2 in 1) のジャケットの表/ライナーの裏表紙

全12トラック中、バカラック作品は7トラック

1. ANYONE WHO HAD A HEART
2. SHALL I TELL HER
3. DON'T MAKE ME OVER
4. I CRY ALONE
5. GETTING READY FOR THE HEARTBREAK
6. OH LORD WHAT ARE YOU DOING TO ME
7. ANY OLD TIME OF THE DAY
8. MR. HEARTBREAK
9. PUT YOURSELF IN MY PLACE
10. I COULD MAKE YOU MINE
11. THIS EMPTY PLACE
12. PLEASE MAKE HIM LOVE ME

収録時間約33分


ディオンヌ・ワーウィックのセカンド・アルバムです。1964年2月のリリース。ファースト・アルバムからちょうど1年経っています。新人で売り出し中の歌手にしては、ちょっと間隔が空いてるような気がしますが…。

アルバム中、バカラック作品は7曲。全て、バカラック&デイヴィッドのペンによるもの。ただし、そのうち T-3. 「 ドント・メイク・ミー・オーヴァー 」 、T-4. 「 ひとり泣く 」 、T-11. 「 ジス・エンプティ・プレイス 」 の3曲はファースト・アルバムからの再収録曲なので、新録音は4曲のみ。ちょっと寂しい。この時期、バカラック&デイヴィッドは忙しかったんでしょうかねー。

ということで、その4曲について簡単にご紹介します。

T-1. 「 恋するハート 」  : ディオンヌがオリジナル。4枚目のシングルとして、1963年11月にリリース( SCEPTER 1262、A面 )。チャートは全米8位まで上がりました。英国のシラ・ブラックとの確執?はこちらでご紹介したとおりです。この曲、変拍子が特徴で、例えばAメロ冒頭 “ Anyone who ever loved could look at me / And know that I love you ” のフレーズは、│5/4│4/4│となっています。ポップスなのにいきなり5拍子ですよ(@_@)(│9/8│6/8│6/8│6/8│と表記してる楽譜もあります)。サビでは 8分の7拍子 なんて箇所もありますしね。バカラックも自伝で書いています。ディオンヌのステージを観に行ったとき、この曲でバンドの苦闘ぶりがありありと伝わってきたそうで、終演後に楽屋に行くとバンドの一員にこう言われたとか。 ─ なんであんた、あんなにやりにくい曲をつくるんだ? 8分の7拍子の小節なんてものが、この曲に必要か? ─ まぁ、その気持ちよ~くわかります^^;。
たっくさんカヴァーがある曲ですが、渋いルーサー・ヴァンドロス版(1986年)ゴージャスなモーリン・マクガバン版(1992年)あたりがそれぞれ個性が強くて印象に残っています。
そういや3日前(2016/1/10)、FM番組(サンデー・ソングブック)でのこと。「 この曲をお好きな方で 」 というリクエスト葉書を読んだ山下達郎さん、シラ・ブラック版を引き合いに出したうえでチョイスしたのはディオンヌ版でしたネ。 ─ どちらもいいんですが、これに限ってはバカラック自身のアレンジがですね、一日の長があるという感じでございます。ディオンヌ・ワーウィックの歌が素晴らしいんですね、これ。普段はあまりこう…わりと抑制して歌う人なんですが、このコーダのところわりとこうシャウトしているという、珍しいパターンでございます。本当にこのコード進行の巧みさというのは、これはもう舌を巻くというですね。 ─ 他にも、バカラックのなかで一番好きな曲のひとつ…とも仰ってました。貴重なコメントを聞くことができ、嬉しかったです。

T-7. 「 エニイ・オールド・タイム・オブ・デイ 」 : ディオンヌがオリジナル。1964年4月にリリースされた5枚目のシングル 「 ウォーク・オン・バイ 」 のカップリング曲となります( SCEPTER 1274、B面 )。ミディアム・テンポのドリーミーな曲。メロディが上がったり下がったりして歌いにくいと思うのですが、ディオンヌはそんな感じは全くみせずチャーミングに歌っています。カヴァーはそんなに多くはありませんが、軽快なスー・レイニー版(1966年)癒し系のアール・クルー(1989年)は私のお気に入りです。

T-10. 「 アイ・クッド・メイク・ユー・マイン 」 : カヴァーです。オリジナルは the Wanderers (1960年9月にシングルB面でリリース)。3連符の4拍子曲でドゥーワップっぽい曲調。ディオンヌ以外のカヴァーは聴いたことありません。

T-12. 「 プリーズ・メイク・ヒム・ラヴ・ミー 」 : ディオンヌがオリジナル。3枚目のシングルとして、1963年6月にリリース( SCEPTER 1253、A面 )。B面はファースト・アルバムに収録されていた 「 MAKE THE MUSIC PLAY 」 。ゆったりめのミディアム・テンポの曲で、ころころとメロディが展開していきます。ヒットしなかったみたいで、ディオンヌ以外のバージョンは聴いたことがありません。

バカラック作品以外の5曲も含めて、ディオンヌの歌唱には余裕が出てきました。でも、バカラック&デイヴィッドの新たな書下ろし曲は3曲しかないし、ちょっと物足りないアルバムです。ディオンヌの姿が見えないジャケットのアート・ワークは素敵なんですけどねー (どーゆー意味じゃ^^;) 。


【データ】
『 ANYONE WHO HAD A HEART 』 (邦題:エニイワン・フー・ハド・ア・ハート)
Dionne Warwick

LP:1964年2月リリース (所有CDは、1995年リイシューの2 in 1)
レーベル:SCEPTER RECORDS (所有CDは、SEQUEL RECORDS (UK))
番号:SCEPTER 517 (所有CDは、NEM CD 760)

クレジットは、所有CDのライナーに1曲だけ以下記述がありました。
T-1. 「 ANYONE WHO HAD A HEART 」
  bass - Russ Savakus
  guitar - Bill Suyker
  drums - Gary Chester
  keyboards - Paul Griffin, Artie Butler
  piano - Burt Bacharach
が、その他詳細不明です(T_T)

« PRESENTING DIONNE WARWICK/Dionne Warwick (1963年) | トップページ | MAKE WAY FOR DIONNE WARWICK/Dionne Warwick (1964年) »

ディオンヌ・ワーウィックのアルバム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/591595/63038313

この記事へのトラックバック一覧です: ANYONE WHO HAD A HEART/Dionne Warwick (1964年):

« PRESENTING DIONNE WARWICK/Dionne Warwick (1963年) | トップページ | MAKE WAY FOR DIONNE WARWICK/Dionne Warwick (1964年) »

★ リンク ★

  • くう・ねる・時々・じゃず
    とても凛としていて、でも柔らかい歌声が魅力のジャズ・シンガー、三善香里さんの公式ブログです。
  • My Willful Diary
    shoppgirlさんが、「心に留めておきたい音楽とあれこれ」をたおやかな言葉で綴っていらっしゃる、素敵なブログです
  • バカラックマジックでまったりと
    バカラックさんをこよなく愛するまったりさんのブログです。バカラックファンとして大先輩でブログの師匠さんでもあります。
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

最近のトラックバック