HERE WHERE THERE IS LOVE/Dionne Warwick (1966年)
ディオンヌ・ワーウィックの6作目のアルバムです。バカラック作品を6曲収録!
(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
Original LP front cover/back cover

所有CD (2 on 1) のジャケットの表/ライナーの裏表紙
全10トラック中、バカラック作品は6トラック
1. GO WITH LOVE
2. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
3. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF
4. HERE WHERE THERE IS LOVE
5. TRAINS AND BOATS AND PLANES
6. ALFIE
7. AS LONG AS HE NEEDS ME
8. I WISH YOU LOVE
9. I NEVER KNEW WHAT YOU WERE UP TO
10. BLOWIN' IN THE WIND
収録時間約28分
ディオンヌ・ワーウィックの6作目のスタジオ録音アルバムです。1966年12月リリース。
5作目の『 HERE I AM 』からほぼ1年ぶりのリリース(ライヴアルバムの『 DIONNE WARWICK in Paris 』を除いて)。収録曲のうちバカラック作品は6曲。ディオンヌへの書き下ろしは2曲と少なく、他の4曲はカヴァー。バカラック手抜きか?とも思うのですが、映画やTVの仕事が増えてきてバカラック自身が忙しくなってきた影響なんでしょうか…。
ただ、これらのカヴァー曲が強力だったためでしょう、本アルバムはヒットして全米18位に、R&Bでは1位となります。初のゴールド・アルバムにも輝きました。
T-1.「 ゴー・ウィズ・ラヴ 」: ディオンヌがオリジナル。アルバムと同じ1966年12月リリースのシングル「 ANOTHER NIGHT 」のカップリング曲でした(SCE 12181、B面)。ゆったりした6/8拍子の曲。音程が上がったり下がったり、バカラックらしいメロディ。特にサビ、ディオンヌは張りのある声で歌い上げます。音程が高くてもエキセントリックにならないところがいいですね~。カヴァーは、バーバラ・アクリン版しか聴いたことないです。
T-2.「 世界は愛を求めてる(愛を求めて)」: カヴァー。オリジナルはいわく付きのジャッキー・デシャノンで、1965年に全米7位となりました。いわくについてはこちらをご覧ください。何故か本アルバムのリリースから3年も経った1969年12月に、シングル「 恋よさようなら 」のカップリング曲となります(SCE 12273、B面)。ジャッキー版と同じといっていいドリーミーなアレンジ。私はディオンヌよりもジャッキーの方がこの曲に声質が合ってて好きなのですが、ハル・デイヴィッドは違うようです。彼はこう語っています(所有CDのライナーより、私のヘボ訳で)。 ─ この曲は100枚以上のレコードになったけど、私(ハル・デイヴィッド)のフェイヴァリット盤はディオンヌさ。彼女はどんな曲でも自分の曲のように私の歌詞を解釈してくれるのさ。 ─ さすが、作詞家ならではのコメントですねー。
T-3.「 恋のとまどい(心は乱れて)」: カヴァー。オリジナルは、セプターレーベルの大先輩であるトミー・ハント(1962年9月にシングルA面でリリース)。ディオンヌも本アルバムを出す前の1966年10月にシングルをリリース(SCE 12167、A面)。全米26位のヒットとなりました。1964年に英国で大ヒットしたダスティ・スプリングフィールド版はパワフルな歌唱が魅力ですが、ディオンヌ版はダスティ版より品がありますね。もちろん、バカラックのアレンジもその傾向。ちなみに、映画『 ベスト・フレンズ・ウェディング 』でキャメロン・ディアスが熱唱したのは、ダスティ版ではなくディオンヌ版のカラオケでございます。ダスティ版は米国では1965年にシングルリリースされたのですが、ヒットしてませんからね…。
T-4.「 ヒア・ホエア・ゼア・イズ・ラヴ(愛の街角)」: ディオンヌがオリジナル。本アルバムのタイトル曲ですが、シングルでは1966年3月リリース「 マイケルへのメッセージ 」のカップリング曲という扱い(SCE 12133、B面)。3拍子のドラマチックな曲なんですが、1分7秒付近から1分34秒付近までの中間部は4拍子(たぶん)。この中間部が、そこまでする必要があるのか?って言いたくなるくらいすんごく拍子が取りにくいんです(>_<)。案の定といいますか、私が知ってるこの曲のカヴァーはたったの1バージョンだけです。
T-5.「 汽車と船と飛行機と(電車とボートと飛行機)」: カヴァー。オリジナルはバカラックで、アルバム『 HIT MAKER! 』の先行シングルとしてリリースされました。ディオンヌ版も1966年6月にシングルリリースされ(SCE12153、A面)、全米22位まで上がりました。テンポ・曲の構成ともオリジナルを基本的に踏襲していますが、よりソフトなアレンジです。
T-6.「 アルフィー 」: カヴァー。オリジナルは言わずと知れたシラ・ブラックで、映画『 アルフィー 』の宣伝用イメージソング(スコアはソニー・ロリンズが担当)。なお、シラがこの曲のオリジネーターなんですが映画には採用されず、米公開時にシェールが歌ったヴァージョンがエンディングに流れました。ディオンヌ版はのちに1967年3月リリースのシングル「 THE BIGINNING OF LONELINESS(孤独を知って)」 のカップリング曲となります(SCE 12187、B面)。B面にもかかわらず、全米15位となりました。アレンジの細かな違い(ピアノやハープのオカズが増えていたりホルンのオブリガートが異なっていたり…)はありますが、テンポ・曲の構成に加えて、キーもシラ版と一緒。コピーと言ってもいいくらいです。ただ、シラよりもディオンヌの方が表現力では一枚上だと思います。サビで ‟ アルフィ~~~ ” と歌う部分も、早めにディミヌエンドするディオンヌの方が私は好きですね。シラ版に劣らずディオンヌ版の「 アルフィー 」も名唱だと思います。
なお、「 アルフィー 」は1967年にアカデミー賞のベスト・オリジナル・ソング部門にノミネートされました(受賞は逃す)。映画の曲ですから、シラ・ブラックかシェール(米国公開ではシェール版が使われたため)が歌うのが普通だと思うんですけど、アカデミー賞のショウ(1967年4月10日)ではディオンヌが歌ったそうです。
本アルバム、他にはボブ・ディランの曲でピーター・ポール&マリーの大ヒットをカヴァーしたT-10.「 風に吹かれて 」なんて曲も収録されています。アルバムのセールスが良かったというのも、分かりますね。それにしても、アルバムのジャケット写真はなんなんでしょう? ディオンヌが写ってないから売れたという都市伝説もあるみたいですが。(笑)
【データ】
『 HERE WHERE THERE IS LOVE 』 (邦題:ヒア・ホエア・ゼア・イズ・ラヴ )
Dionne Warwick
LP:1966年12月4日リリース (所有CDは、1995年リイシューの2 on 1)
レーベル:SCEPTER RECORDS (所有CDは、SEQUEL RECORDS (UK))
番号:SCEPTER 555 (所有CDは、NEM CD 762)
Producer : Burt Bacharach & Hal David
Arranged By, Conductor - Burt Bachrach
リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/2/4)
Amazonリンク(リイシューCD)(リイシュー 2 in 1 CD)(リイシュー 4 in 1 CD)
(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいきませんが^^;)
Original LP front cover/back cover

所有CD (2 on 1) のジャケットの表/ライナーの裏表紙
全10トラック中、バカラック作品は6トラック
1. GO WITH LOVE
2. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
3. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF
4. HERE WHERE THERE IS LOVE
5. TRAINS AND BOATS AND PLANES
6. ALFIE
7. AS LONG AS HE NEEDS ME
8. I WISH YOU LOVE
9. I NEVER KNEW WHAT YOU WERE UP TO
10. BLOWIN' IN THE WIND
収録時間約28分
ディオンヌ・ワーウィックの6作目のスタジオ録音アルバムです。1966年12月リリース。
5作目の『 HERE I AM 』からほぼ1年ぶりのリリース(ライヴアルバムの『 DIONNE WARWICK in Paris 』を除いて)。収録曲のうちバカラック作品は6曲。ディオンヌへの書き下ろしは2曲と少なく、他の4曲はカヴァー。バカラック手抜きか?とも思うのですが、映画やTVの仕事が増えてきてバカラック自身が忙しくなってきた影響なんでしょうか…。
ただ、これらのカヴァー曲が強力だったためでしょう、本アルバムはヒットして全米18位に、R&Bでは1位となります。初のゴールド・アルバムにも輝きました。
T-1.「 ゴー・ウィズ・ラヴ 」: ディオンヌがオリジナル。アルバムと同じ1966年12月リリースのシングル「 ANOTHER NIGHT 」のカップリング曲でした(SCE 12181、B面)。ゆったりした6/8拍子の曲。音程が上がったり下がったり、バカラックらしいメロディ。特にサビ、ディオンヌは張りのある声で歌い上げます。音程が高くてもエキセントリックにならないところがいいですね~。カヴァーは、バーバラ・アクリン版しか聴いたことないです。
T-2.「 世界は愛を求めてる(愛を求めて)」: カヴァー。オリジナルはいわく付きのジャッキー・デシャノンで、1965年に全米7位となりました。いわくについてはこちらをご覧ください。何故か本アルバムのリリースから3年も経った1969年12月に、シングル「 恋よさようなら 」のカップリング曲となります(SCE 12273、B面)。ジャッキー版と同じといっていいドリーミーなアレンジ。私はディオンヌよりもジャッキーの方がこの曲に声質が合ってて好きなのですが、ハル・デイヴィッドは違うようです。彼はこう語っています(所有CDのライナーより、私のヘボ訳で)。 ─ この曲は100枚以上のレコードになったけど、私(ハル・デイヴィッド)のフェイヴァリット盤はディオンヌさ。彼女はどんな曲でも自分の曲のように私の歌詞を解釈してくれるのさ。 ─ さすが、作詞家ならではのコメントですねー。
T-3.「 恋のとまどい(心は乱れて)」: カヴァー。オリジナルは、セプターレーベルの大先輩であるトミー・ハント(1962年9月にシングルA面でリリース)。ディオンヌも本アルバムを出す前の1966年10月にシングルをリリース(SCE 12167、A面)。全米26位のヒットとなりました。1964年に英国で大ヒットしたダスティ・スプリングフィールド版はパワフルな歌唱が魅力ですが、ディオンヌ版はダスティ版より品がありますね。もちろん、バカラックのアレンジもその傾向。ちなみに、映画『 ベスト・フレンズ・ウェディング 』でキャメロン・ディアスが熱唱したのは、ダスティ版ではなくディオンヌ版のカラオケでございます。ダスティ版は米国では1965年にシングルリリースされたのですが、ヒットしてませんからね…。
T-4.「 ヒア・ホエア・ゼア・イズ・ラヴ(愛の街角)」: ディオンヌがオリジナル。本アルバムのタイトル曲ですが、シングルでは1966年3月リリース「 マイケルへのメッセージ 」のカップリング曲という扱い(SCE 12133、B面)。3拍子のドラマチックな曲なんですが、1分7秒付近から1分34秒付近までの中間部は4拍子(たぶん)。この中間部が、そこまでする必要があるのか?って言いたくなるくらいすんごく拍子が取りにくいんです(>_<)。案の定といいますか、私が知ってるこの曲のカヴァーはたったの1バージョンだけです。
T-5.「 汽車と船と飛行機と(電車とボートと飛行機)」: カヴァー。オリジナルはバカラックで、アルバム『 HIT MAKER! 』の先行シングルとしてリリースされました。ディオンヌ版も1966年6月にシングルリリースされ(SCE12153、A面)、全米22位まで上がりました。テンポ・曲の構成ともオリジナルを基本的に踏襲していますが、よりソフトなアレンジです。
T-6.「 アルフィー 」: カヴァー。オリジナルは言わずと知れたシラ・ブラックで、映画『 アルフィー 』の宣伝用イメージソング(スコアはソニー・ロリンズが担当)。なお、シラがこの曲のオリジネーターなんですが映画には採用されず、米公開時にシェールが歌ったヴァージョンがエンディングに流れました。ディオンヌ版はのちに1967年3月リリースのシングル「 THE BIGINNING OF LONELINESS(孤独を知って)」 のカップリング曲となります(SCE 12187、B面)。B面にもかかわらず、全米15位となりました。アレンジの細かな違い(ピアノやハープのオカズが増えていたりホルンのオブリガートが異なっていたり…)はありますが、テンポ・曲の構成に加えて、キーもシラ版と一緒。コピーと言ってもいいくらいです。ただ、シラよりもディオンヌの方が表現力では一枚上だと思います。サビで ‟ アルフィ~~~ ” と歌う部分も、早めにディミヌエンドするディオンヌの方が私は好きですね。シラ版に劣らずディオンヌ版の「 アルフィー 」も名唱だと思います。
なお、「 アルフィー 」は1967年にアカデミー賞のベスト・オリジナル・ソング部門にノミネートされました(受賞は逃す)。映画の曲ですから、シラ・ブラックかシェール(米国公開ではシェール版が使われたため)が歌うのが普通だと思うんですけど、アカデミー賞のショウ(1967年4月10日)ではディオンヌが歌ったそうです。
本アルバム、他にはボブ・ディランの曲でピーター・ポール&マリーの大ヒットをカヴァーしたT-10.「 風に吹かれて 」なんて曲も収録されています。アルバムのセールスが良かったというのも、分かりますね。それにしても、アルバムのジャケット写真はなんなんでしょう? ディオンヌが写ってないから売れたという都市伝説もあるみたいですが。(笑)
【データ】
『 HERE WHERE THERE IS LOVE 』 (邦題:ヒア・ホエア・ゼア・イズ・ラヴ )
Dionne Warwick
LP:1966年12月4日リリース (所有CDは、1995年リイシューの2 on 1)
レーベル:SCEPTER RECORDS (所有CDは、SEQUEL RECORDS (UK))
番号:SCEPTER 555 (所有CDは、NEM CD 762)
Producer : Burt Bacharach & Hal David
Arranged By, Conductor - Burt Bachrach
リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/2/4)
Amazonリンク(リイシューCD)(リイシュー 2 in 1 CD)(リイシュー 4 in 1 CD)
« ライブの感想 三善香里 at Apple Jump Feb. 16, 2016 | トップページ | ON THE FLIP SIDE/O.S.T. (1966年) »
「ディオンヌ・ワーウィックのアルバム」カテゴリの記事
- ODDS & ENDS SCEPTER RECORDS RARITIES/Dionne Warwick(2018年)(2023.01.01)
- she's back/Dionne Warwick (2019年)(2019.06.16)
- ディオンヌ・ワーウィック・グレイテスト・ヒッツ/Dionne Warwick (1989年/1990年)(2017.05.24)
- DIONNE WARWICK LIVE/Dionne Warwick (2006年)(2017.04.30)
- FEELS SO GOOD/Dionne Warwick (2014年)(2017.01.08)
« ライブの感想 三善香里 at Apple Jump Feb. 16, 2016 | トップページ | ON THE FLIP SIDE/O.S.T. (1966年) »


コメント