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2016年4月27日 (水)

I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN/Dionne Warwick (1970年)

ディンヌ・ワーウィックの13作目のスタジオ録音アルバムです。バカラック作品を7曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいかないかも^^;)
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Original LP front cover/back cover

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所有CDのケース表/ケース裏

全10トラック中、バカラック作品は7トラック

1. THE WINE IS YOUNG
2. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
3. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD
4. LONELINESS REMEMBERS WHAT HAPPINESS FORGETS
5. SOMETHING
6. PAPER MACHE
7. KNOWING WHEN TO LEAVE
8. LET ME GO TO HIM
9. DIDN'T WE?
10. MY WAY

収録時間約30分


ディオンヌ・ワーウィックの13作目のスタジオ録音アルバムです。

1969年3月リリースの前作アルバム 『 SOULFUL 』 は、バカラック&デイヴィッドの手を離れてメンフィスでレコーディングされたものでした。その前作から1年、再びバカラック&デイヴィッドがプロデュースしたアルバムです。

アルバム・リリースの少し前(1970年2~3月)、バカラックは、ミュージカル 『 プロミセス・プロミセス 』 のオリジナル・キャスト・アルバムでグラミー賞を受賞し、映画 『 明日に向って撃て! 』 ではアカデミー賞(劇・喜劇映画音楽賞、歌曲賞)とグラミー賞(映画・テレビサウンドトラック部門)を獲得するなど、絶頂期にありました。本アルバムは、その直後のリリースだったんですね。

全10曲中、バカラック&デイヴィッド作品は7曲。そのうち4曲が書き下ろしです。

T-1. 「 ワイン・イズ・ヤング 」 : ディオンヌがオリジナル。シングル 「 ペイパー・マシェ 」 のカップリング曲となりました(SCE 1285、B面)。ゆったりしたミディアム・テンポのしっとりしたメロディに、ふんわりとした転調。ワインが若い?とかいうタイトルですが、いやいやどうして、熟成したワインのような芳香を感じます。数例しかカヴァーがない超レア曲ですが、もっと評価されてよい曲だと思います。

T-2. 「 恋よ、さようなら 」 : ミュージカル 『 プロミセス・プロミセス 』 からディオンヌは前々作 『 PROMSES, PROMSES 』 で3曲カヴァーしていましたが、これは4曲目のカヴァーとなります。本アルバムに先駆けて1969年12月にシングルをリリース(SCE 12273、A面)。クリスマスの2日後に全米6位となり、アダルト・コンテンポラリー部門(当時はイージー・リスニング部門)ではディオンヌ初の1位にもなりました。他のカヴァーではボビー・ジェントリー版が1969年10月に全英1位になったのが有名ですが、USではシングルを出さなかったみたいです。
それにしても、ディオンヌの歌はなんて素晴らしいんでしょう。失恋から立ち直って前向きにすすもうとしている感じをふわっとした軽やかな歌唱でうまく表現していると思います。バカラックによる、自身のセルフ・カヴァーと基本的に同じながらもより洗練されたアレンジもいい感じです。ディオンヌを代表する1曲であることに間違いはないですね。

T-3. 「 雨にぬれても 」 : オリジナルは言わずと知れたB.J.トーマス。ディオンヌがワーナーに移籍した後の1972年5月、突然シングル化されました(SCE 12346、A面)。オリジナルよりスローなテンポのしっとりしたカヴァーです。でも、あまりパッとしません。あの特徴的なアウトロも(敢えてでしょうけど)ありませんし。

T-4. 「 ロンリネス・ハッピネス 」 : ディオンヌがオリジナル。シングル 「 レット・ミー・ゴー・トゥー・ヒム (恋に生きて) 」 のカップリング曲でした(SCE 1276、B面)。2分少々の短い曲ですが、アップテンポで疾走感があるナンバー。1975年にステファニー・ミルズがアルバム 『 FOR THE FIRST TIME 』 でカヴァーしていますが、それ以外のカヴァーは聴いたことがない超レア曲です。

T-6. 「 ペイパー・マシェ 」 : ディオンヌがオリジナル。「 レット・ミー・ゴー・トゥー・ヒム (恋に生きて) 」 に続くシングルとして1970年7月にリリース(SCE 12285、A面)。全米43位の中ヒットを記録しています。マリンバによるイントロがなんともおしゃれなこの曲、メロディも可愛らしいですが、独特な音色のオルガンやオカリナを隠し味的に使うバカラックのアレンジが素敵です。地味ですがディオンヌのバカラック作品のなかで私が好きな曲のうちのひとつです。カヴァーは少ないですが、リタ・ライスヨンジン永山マキなど、クセのあるアーティストがこの曲を取り上げているのが面白いです。

T-7. 「 去りし時を知って 」 : ミュージカル 『 プロミセス・プロミセス 』 からの5曲目のカヴァーでございます。1970年9月に 「 MAKE IT EASY ON YOURSELF (涙でさようなら) 」 のライブ・バージョン(アルバム 『 VERY DIONNE 』 収録)がシングル・リリースされた時のカップリング曲となりました(SCE 1294、B面)。「 恋よさようなら 」 と同様、バカラックのセルフ・カヴァーをベースとしたアレンジなんですが、ディオンヌの歌唱はなんだか平板的でイマイチです。

T-8. 「 レット・ミー・ゴー・トゥー・ヒム (恋に生きて) 」 : ディオンヌがオリジナル。「 恋よさようなら 」 に続くシングルとして1970年3月にリリース(SCE 12276、A面)。全米32位となりました。ミディアム・テンポの3拍子曲ですが、サビあたりではディオンヌの歌唱もソウルフルだったりします。ディオンヌ版しか聴いたことがない超レア曲でございます。

バカラック作品以外では、ビートルズのT-5. 「 サムシング 」 が印象に残りました。

所有CDのライナーによると、本アルバムの何曲かは、ディオンヌ/バカラック/デイヴィッドによる東海岸での最後のレコーディングだとか。映画のレコーディングのため、バカラック&デイヴィッドはカリフォルニアにいることが多かったらなんですって。この頃、ディオンヌはますますセプター・レーベルに不満を抱くようになります。レコード・セールスについてちゃんとした説明がないし、自分のレコードがあまりプロモーションされなくなってきたんじゃないかと…。そんな経緯から、ディオンヌは次作を最後にセプターを離れワーナーに移籍することになります。

本アルバムを聴いていてもそんなこと全然感じないんですけどねー。ジャケット写真はもうちょっとどーにかならんかったか…とは思いますけれど^^;。


【データ】
『 I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN 』 (邦題:恋よ、さようなら)
Dionne Warwick

LP:1970年4月リリース (所有CDは、2014年リリースのEU盤)
レーベル:SCEPTER RECORDS (所有CDは、Edsl/Rhino)
番号:SP 581 (所有CDは、EDSK 7053)

Produceed by Burt Bacharach and Hal David
Arranged by Burt Bacharach (T-1,4,6,7,8.)、Burt Bacharach and Larry Wilcox (T-2,3,5.)、Larry Wilcox (T-9,10.)
Conducted by Burt Bacharach

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