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2016年5月15日 (日)

LIVING TOGETHER/Burt Bacharach (1973年)

バート・バカラック、A&Mで4作目となるアルバムです。

birthday 祝・米寿! 1928年5月12日生まれのバカラック爺、まだまだ現役!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいかないかも^^;)
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Original LP front cover/back cover

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所有CDのジャケット表/ケース裏

1. SOMETHING BIG  M (ボーカルはバカラック自身)
2. MONTEREY PENINSULA
3. I COME TO YOU  FM
4. WALK THE WAY YOU TALK
5. THE BALANCE OF NATURE  M (ボーカルはバカラック自身)
6. LIVING TOGETHER, GROWING TOGETHER  FM
7. REFLECTIONS  F
8. LOST HORIZON  FM (男性ボーカルはバカラック自身)
9. LONG AGO TOMORROW
10. I MIGHT FRIGHTEN HER AWAY  FM (男性ボーカルはバカラック自身)

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Famale-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約37分


バート・バカラックがA&Mに移籍して4作目となるスタジオ録音アルバム。KAPP時代を含めるとバカラック名義としては通算5作目にあたります。

前作 『 BURT BACHARACH 』 から約2年半が経った1973年12月のリリース。2年半の間に何があったか…。ハル・デイヴィッドと音楽を担当した映画 『 失われた地平線 』(1973年2月公開) が失敗作の烙印を押され、報酬の取り分を巡ってハル・デイヴィッドと仲違い。結果、ワーナーと結んでいた契約(ディオンヌ・ワーウィックのニュー・アルバム用にハル・デイヴィッドと曲を書きプロデュースすること)も反故せざるを得ず、ディオンヌとも仲違いしてしまいました。

本作の全10曲のうち、その 『 失われた地平線 』 から5曲をセルフ・カヴァー。T-3. 「 アイ・カム・トゥ・ユー 」 、T-6. 「 リヴィング・トゥゲザー、グロウイング・トゥゲザー 」 、T-7. 「 リフレクションズ 」 、T-8. 「 失われた地平線(ロスト・ホライズン) 」 、T-10. 「 アイ・マイト・フライトゥン・ハー・アウェイ 」 の5曲で、全てヴォーカル入りです。

映画ということもあって時間の制約があったサントラ盤と異なり、歌詞を繰り返したりあらたに間奏を加えるなどして、一曲あたり3分以上になっています。なかでも、T-8. 「 失われた地平線(ロスト・ホライズン) 」 では、オカリナ、女性ボーカル、ピアノ、オケ、バカラックのヴォーカル、トランペットなどが旋律を奏で、ところどころに新たなモチーフによる間奏が流れたりテンポを遅くしたりと、凝ったアレンジを展開されます。サントラ盤では2分少々だったこの曲が5分にも及ぶ大作に! ─  今も 『 失われた地平線 』 のために書いた音楽は、悪くなかったと思っている。 ─  自伝でバカラック爺はこう書いています。本アルバムのこれらの曲には、バカラックのそんな自負心というか意地を感じます。

その他、1970年以降に各アーティストへ提供した曲から4曲をカヴァー。オリジナルのアーティストは、マーク・リンゼイ(T-1. 「 サムシング・ビッグ 」 )、ディオンヌ・ワーウィック(T-4. 「 ウォーク・ザ・ウェイ・ユー・トーク 」 、T-5. 「 ザ・バランス・オブ・ネイチャー 」 )、B.J.トーマス(T-9. 「 ロング・アゴー・トゥモロウ 」 )。

T-1. 「 サムシング・ビッグ 」 はバカラックのボーカルですが、実に堂に入ったもの。本アルバムから唯一シングル・カットされました(A&M 1489-S、カップリングは 「 リヴィング・トゥゲザー、グロウイング・トゥゲザー 」 )。

残る1曲が新曲のT-2. 「 モンタレー・ペニンシュラ 」 です。疾走感あるインスト曲で、もはやこれはフュージョンですね。曲名は、米カリフォルニア州の中央に位置するモントレー半島(ペニンシュラ=半島)のこと。この頃、『 失われた地平線 』 で傷心のバカラックはカリフォルニア州のデルマーというところに潜んでいたそうですが、デルマーはカリフォルニア州の最南部付近ですから直接の関係はなさそうですね^^;。ちなみに(やはりと言うか)この曲のカヴァーは見当たりません。

同じバカラック名義のアルバムでも、1967年の 『 REACH OUT 』 や1969年の 『 MAKE IT EASY ON YOURSELF 』 などのようにヒット曲のセルフ・カヴァーがあるわけでもなく、なんとも地味なアルバムです。今聴くと、あぁ こういう時期もあったんだねぇ と思えますが、当時リアルタイムに本アルバムを聴いたらどう感じたんでしょうか…。


【データ】
『 LIVING TOGETHER 』 (邦題:リヴィング・トゥゲザー)
Burt Bacharach

LP:1973年12月リリース (所有CDは、1996年7月10日リイシューの日本盤。ライナーは坂口修氏)
レーベル:A&M (所有CDは、ポリドール)
番号:SP 3527 (所有CDは、POCM-2054)

Produced by Burt Bacharach and Phil Ramone
Arranged and Conducted by Burt Bacharach
Burt Bacharach plays piano on all selections
Vocals on T-3. 「 I COME TO YOU 」 - Cissy Houston and Tony Middleton
Recorded at A&R Recording, New York and A&M Studios, Hollywood

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