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2016年5月25日 (水)

TOGETHER?/O.S.T. (1979年)

バカラックが音楽を担当した1979年の映画 『 TOGETHER? 』 のサントラ盤です。

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいかないかも^^;)
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1. I DON'T NEED YOU ANYMORE  featuring Jackie De Shannon  F
2. I THINK I'M GONNA FALL IN LOVE
3. IN TUNE  featuring Libby Titus  F
4. IF WE EVER GET OUT OF HERE
5. ON THE BEACH
6. I'VE GOT MY MIND MADE UP  featuring Michael McDonald  M
   / Reprise : I DON'T NEED YOU ANYMORE  featuring Jackie De Shannon  F
7. FIND LOVE  featuring Jackie De Shannon  F
8. LUISA
9. I'VE GOT MY MIND MADE UP

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Famale-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約36分


Img190ccバカラックが音楽を担当した1979年の映画 『 TOGETHER? 』 のサントラ盤です。

…と書きましたが、詳しく説明すると以下のようになります。

1979年公開のイタリア映画で、原題は 『 AMO NON AMO 』 。英語に訳すと ‟ I Love You, I Love You Not ” になるんだそう。出演はジャクリーン・ビセット、マキシミリアン・シェル、テレンス・スタンプ等で、内容は男女の愛憎劇。撮影は英語でおこなわれ、イタリア語に吹き替えてイタリア公開。音楽は、Goblin (ゴブリン) というイタリアのプロウレッシヴ・ロック・バンドが担当しました。

米国公開に際し 『 TOGETHER? 』 というタイトルに差し替えられ、サウンドトラックの音楽も差し替えられました。日本では劇場公開されませんでしたが、ヴィデオはその米国公開版が出たらしいです。タイトルは 『 ジャクリーン・ビセット/抱いて… 』 。残念ながら私は未見でございます^^;。

作曲、編曲、指揮をバート・バカラック、作詞をポール・アンカ、リビー・タイタス(T-3.のみ)が担当。ゲスト・ヴォーカリストとして、ジャッキー・デシャノン、リビー・タイタス、マイケル・マクドナルドをフィーチャーしています。

ジャッキー・デシャノンが歌ったT-1. 「 アイ・ドント・ユー・エニモア 」 は、ミディアム・テンポのしっとりした曲。1970年代中盤以降の曲に見受けられる難しすぎるメロディではなく、時折挟む変拍子とクセはあるけど美しいメロディ・ライン。本アルバムの中ではバカラックの良さが最も感じられる曲だと思います。アルバムと同じ1979年1月にシングル・リリースされ、全米86位という記録が残っています(RCA 11902、A面)。

同じくジャッキーが歌ったT-7. 「 ファインド・ラヴ 」 は、ワルツで速いテンポの緊張感あるナンバー。T-1. 「 アイ・ドント・ユー・エニモア 」 のカップリングとしてシングル・リリースされました(RCA 11902、B面)。

T-3. 「 イン・チューン 」 は、のちにドナルド・フェイゲンと結婚するリビー・タイタスが歌っています。リビー・タイタスは作詞も担当。メロディラインがぶつ切りのこの曲、私はあまり魅力を感じません。

T-6. 「 アイヴ・ゴット・マイ・マインド・メイド・アップ 」 は、マイケル・マクドナルドが歌っています。サポート・ヴォーカルとしてクレジットされている女性シンガーは、モートネット・ジェンキンスという方。スロー・ミディアムのバラードっぽい曲。メロディは平板的で記憶に残りません。サビで盛り上げるアレンジもいたって凡庸。本アルバムのなかでは力を入れた曲だと思うのですが、ソングライティング力は落ちているなぁ…と感じざるを得ません。マイケル・マクドナルドの歌唱もそれほど印象に残らず。2010年にカリマがカヴァーしています。

T-2. 「 アイ・シンク・アイム・ゴナ・フォール・イン・ラヴ 」 、T-4. 「 イフ・ウィ・エヴァー・ゲット・アウト・オブ・ヒア 」 、T-5. 「 オン・ザ・ビーチ 」 、T-8. 「 ルイーザ 」 はインスト曲。これらは1970年代中盤以降のバカラック作品らしいフュージョン・タッチの曲。あと、T-9. もインスト曲(T-6. のインスト版)です。

─  わたしはポール・アンカと組み、ジャクリーン・ビセットが主演した 『 抱いて… 』 というだれも見なかった映画のサウンドトラックを手がけた。この時期、わたしのキャリアはすっかり干上がり、あまりにも長くヒットから遠ざかっていたせいで、ラジオ局はわたしの音楽をすっかりBGMあつかいしていた。わたしの書く曲はいっさいオンエアされず、おのずと活動はステージが中心になった。 ─

↑バカラック自伝の一節です。なんて自虐的なコメント!(笑)。でも、これじゃBGM扱いされても仕方ないっすね…。


【データ】
『 TOGETHER? 』 (邦題:トゥギャザー?)
O.S.T.

LP:1979年1月リリース (所有CDは、2012年12月26日リイシューの日本盤。世界初CD化。ライナーは長門芳郎氏)
レーベル:RCA (所有CDは、SONY MUSIC ENTERTAINMENT)
番号:ABL1-3541 (所有CDは、SICP-30011)

Produced by Burt Bacharach and Paul Anka for Lefco Productions
Orchestrations by Burt Bacharach and Jeremy Lubbock
Original music composed and conducted by Burt Bacharach
Songs by Paul Anka and Burt Bacharach (T-1,2,6,7,9.)、Libby Titus and Burt Bacharach (T-3.)、Burt Bacharach (T-4,5,8.)
With special guest artists - Michael McDonald, Jackie De Shannon and Libby Titus
Background vocals - Venetta Fields, Maxine Willard andJulia Tillman
Additional background vocals - Jackie De Shannon and Paul Anka
Supporting vocal on T-6. - Mortonette Jenkins

Recording at Capital Records, Hollywood

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