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2016年5月 1日 (日)

VERY DIONNE/Dionne Warwick (1970年)

ディオンヌ・ワーウィックの14作目となるスタジオ録音アルバムです。バカラック作品を5曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいかないかも^^;)
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Original LP front cover/back cover

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所有CDのケース表/ケース裏

全10トラック中、バカラック作品は5トラック

1. CHECK OUT TIME
2. YESTERDAY
3. WE'VE ONLY JUST BEGUN
4. HERE'S THAT RAINY DAY

5. THE GREEN GRASS STARTS TO GROW
6. THEY DON'T GIVE MEDALS (TO YESTERDAY'S HEROES)
7. WALK THE WAY YOU TALK
8. MAKE IT EASY ON YOURSELF  <Live Version>
9. GOING OUT OF MY HEAD
10. I GOT LOVE

<BOUNUS TRACKS>
11. WHO GETS THE GUY
12. AMANDA
13. HE'S MOVING ON

14. CALIFORNIA
15. THEY STAY IT'S WONDERFUL
16. IF I RULED THE WORLD
17. LET IT BE ME (JE T' APPARTIENS)

18. ONLY LOVE CAN BREAK A HEART
19. MAKE IT EASY ON YOURSELF  <Duet With B.J. Thomas>
20. THEY DON'T GIVE MEDALS (TO YESTERDAY'S HEROES)  <Duet With B.J. Thomas>
※T-11~20.はCDリイシュー時のボーナス・トラック

収録時間約31分 (ボーナストラック含まず)


ディオンヌ・ワーウィックの14作目となるスタジオ録音アルバムです。1970年12月のリリースで、ディオンヌにとってセプター・レーベル最後のスタジオ録音アルバムとなりました。

全10曲中、バカラック&デイヴィッド作品は5曲。そのうち3曲が書き下ろしです。

T-1. 「 チェック・アウト・タイム 」 : ディオンヌがオリジナル。ミディアム・スロー&4拍子のこの曲、アルバムのなかで私が一番好きな曲です。ピアノによる2小節の力強いイントロに続いて、メジャー・ナインス(C#M9)という分厚いコードのストリングスに乗っかってディオンヌが歌い始めます。アルバムの冒頭からいきなりどこか知らない世界へ連れていかれたよう。なんなんですかね、このバカラックのアレンジは。曲の構成は、イントロ - A - A - B - A - アウトロ。Aは、繰り返しのないドラマチックなメロディ、重心の低い8ビート、不思議なコード進行が特徴の16小節(途中一か所だけ2拍子になる1小節と間奏を含めて)。Bも16小節ですが、リズムが細かく軽くなり2分音符を4つ繋げたシンプルなメロディが3回続いた後、ドラムスとディオンヌが掛け合いをする緊張感あるサビを展開します。もう一度Aを繰り返したあと、Bに似た感じのアウトロでフェードアウト。曲の構成やコードがどうなってるのか、何度も聴きました。でもわかんない(>_<)。この曲の楽譜が欲しいっ!
この曲のカヴァーは聴いたことがありません。誰かカヴァーしてほしいなぁ。大変そうだけど。

T-5. 「 ほほえみのグリーン・グラス 」 : ディオンヌがオリジナル。1970年11月にシングル・リリースされました(SCE-12300、A面)。全米43位。イントロでチューバとギターが掛け合う、明るく軽快でどこか牧歌的な印象の曲です。カヴァーは数例しかありません。これまで紹介してきたなかでは、フランク・チャックスフィールドがカヴァーしています。

T-6. 「 悲しきイエスタデイズ・ヒーロー 」 : カヴァーです。TVミュージカル 『 オン・ザ・フリップ・サイド 』 で主役のリック・ネルソンが歌ったヴァージョンがオリジナル。シングル 「 ほほえみのグリーン・グラス 」 のカップリング曲となりました(SCE-12300、B面)。ディオンヌ版はオリジナルのコピーといってもいいでしょう。それにしても、なぜこの曲を…。

T-7. 「 ウォーク・ザ・ウェイ・ユー・トーク 」 : ディオンヌがオリジナル。シングル 「 フー・ゲッツ・ザ・ガイ 」 のカップリング曲となりました(SCE-12309、B面)。ミディアム・テンポで、ジャズっぽいフィーリングが印象的なスタイリッシュな曲です。カヴァーは、バカラックのセルフ・カヴァーくらいしか私は知りません。セルジオ・メンデスもカヴァーしているようですが、私は未聴でございます。

R413943413566981296434jpeg T-8. 「 涙でさようなら 」 : カヴァーです。オリジナルはジェリー・バトラー(1962年)。ディオンヌは1963年のファースト・アルバムでカヴァーしていました。本アルバムに収録されているのはライブ音源で、1970年9月にシングル・リリースされたものです(SCE-12294、A面)。このシングル、ナント全米37位を記録しています。
所有CDには、何故かこの曲だけ収録されていません(T_T)。仕方なく、単体でCD化されたもの(この曲に加えて、ボーナス・トラックとして他のライブ音源も充実しています)からダウンロードして聴きました。ファースト・アルバムのヴァージョンはちょっと跳ねるようなリズムでしたが、こちらはもっとゆったりした8ビートでディオンヌの歌唱をより引き立てているように感じます。
LPジャケットのクレジット(画像参照)をみてみますと、この曲は、A Blue Jac Production / Production Supervisor : Stan Green / Recording at The Garden State Arts Center と書かれています。ブルー・ジャック・プロダクションとは、バカラック・デイヴィッド・ディオンヌの3者で1962年に設立したプロダクション。アレンジは Larry Wilcox なるお方。1970年の夏、ニュージャージー州ホルムデルのThe Garden State Arts Center (現在は PNC Bank Arts Center という名称になってるそうです) で行われたコンサートでのライブ録音だそうです。

他には、ビートルズのT-2. 「 イエスタデイ 」 やカーペンターズでヒットしたT-3. 「 愛のプレリュード 」 をカヴァー。これらの曲のアレンジはバカラックではありません。至ってノーマルなカヴァーです。


さて、ここからは所有CDに入っているボーナス・トラックに含まれるバカラック&デイヴィッド作品5曲をご紹介。

R580527514031597292505jpeg T-11. 「 フー・ゲッツ・ザ・ガイ 」 : ディオンヌがオリジナル。1971年3月にシングル・リリースされ、全米57位となりました(SCE-12309、A面)。ウクレレと口笛が印象的なイントロで始まる曲で、曲調は 「 雨にぬれても 」 を彷彿とさせますね~。
この曲、シングルのクレジット(画像参照)を見るとバカラックがアレンジしたことになっていますが、所有CDのライナーによると Marty Paich がアレンジしたんだとか。アルバム 『 VERY DIONNE 』 のレコーディングが始まる前にバカラックは西海岸に移っていましたからね。ホントかどうかはわかりませんけれど…。ちなみに、Marty Paich は David Paich(TOTOのメンバー)のお父様でございます。

T-14. 「 カリフォルニア 」 : ディオンヌがオリジナルのようです。ズンチャチャリズムの賑やかな曲。このテイストは60年代前半頃に作曲したもののように感じるのですが、確認する術がありません…。

T-18. 「 オンリー・ラヴ・キャン・ブレイク・ア・ハート 」 : カヴァーです。オリジナルはジーン・ピットニー。どれかのアルバムのアウトテイクなのでしょうか…。

T-19. 「 涙でさようなら 」 : これはB.J.トーマスとのデュエット版。B.J.トーマスはディオンヌと同じセプター所属でしたから、こんなレコーディングもしていたんですね。未発表だったのですが、2004年に米国でCDリイシューされる時にボーナス・トラックとして初めて世に出たんだそうです。トランペットがA&Mしてます。

T-20. 「 悲しきイエスタデイズ・ヒーロー 」 : これもB.J.トーマスとのデュエット版。バックの演奏は、アルバム 『 VERY DIONNE 』 の 「 悲しきイエスタデイズ・ヒーロー 」 と同じですから、やはりこの頃のレコーディングってことですね。曲調含めてB.J.トーマスの歌はこの曲によくマッチしてるなと感じます。


ライブ音源の出目は? 「 カリフォルニア 」 はいったいどういう曲なの? B.J.トーマスとのデュエット曲の詳しいクレジットは?  …などなど、わからないことがたっくさん。本アルバムに限っては、安価な輸入盤の “ 4 ALBUM on 2CD ” じゃなくて、坂口修氏のライナーが充実しているであろう日本盤を購入すべきだったと、深く後悔するのでした。


【データ】
『 VERY DIONNE 』 (邦題:ヴェリー・ディオンヌ)
Dionne Warwick

LP:1970年12月リリース (所有CDは、2014年リリースのEU盤)
レーベル:SCEPTER RECORDS (所有CDは、Edsl/Rhino)
番号:SP 587 (所有CDは、EDSK 7053)

Produceed by Burt Bacharach and Hal David
Arranged by, Conductor - Burt Bacharach (T-1,5,6,7.)、Marty Paich (T-2,3,10.)、L. Wilcox (T-4,9.)
Arranged by Larry Wilcox (T-8.)

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