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2016年8月

2016年8月31日 (水)

DISCIPLINE/Desmond Child (1991年)

米男性ソングライター/プロデューサーのデズモンド・チャイルドが1991年にリリースしたアルバムです。バカラックの書き下ろし曲を1曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいかないかも^^;)
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全10トラック中、バカラック作品は1トラック

8. OBSESSION (5:47)  ~ Duet with Maria Vidal ~


Img240cd 米男性ソングライター/プロデューサーのデズモンド・チャイルドが1991年にリリースしたアルバムです。

それにしても、紛らわしい名前ですな。てっきりディスティニーズ・チャイルド似のパチモン女性グループだと思ってましたょ^^;。ディスチャは1997年デビューなのでそんなワケはないんですけどね。

1953年フロリダ生まれ。大学時代に DESMOND CHILD AND ROUGE というバンドを結成し、1978~79年にアルバムを2枚リリースするも解散。その後、ソングライター/プロデューサーとして、キッスの 「 I WAS MADE FOR LOVIN' YOU (ラヴィン・ユー・ベイビー) 」 やボン・ジョヴィの 「 LIVIN' ON A PRAYER (リヴィン・オン・ア・プレイヤー) 」 をはじめ、アリス・クーパー、ボニー・タイラー、マイケル・ボルトン、シェールらに楽曲を提供して数々のヒット曲を生み出しました。その彼がアーティストとして制作したのが本アルバムでございます。 ~ Wikiやライナーより ~

収録曲は、2曲(T-3,10.)を除いて自作または誰かとの共作曲。サウンド的には、ロック系の曲とポップ/AOR系の曲が半々くらい…といった印象。

んで、バカラック作品はT-8. 「 OBSESSION (オブセッション) 」 。デズモンド・チャイルドとの共作による、♩≒96のミディアム・スローな曲。イントロの美しい旋律を始め、メロディはバカラックの匂いが漂っています。Aメロが7小節で、それに続くBメロが6小節。この辺りにもバカラック色の濃さを感じます。リズムはバカラックっぽくないけれど、印象に残る曲に仕上がっています。曲名になっている obsession という英単語は “ 取りつくこと、取りつかれていること ” という意味。だからか?(笑)

デズモンド・チャイルドと一緒に歌ってるのは、女性シンガーのマリア・ヴィダル。なかなか良いコラボレーションだと思ったら、彼女は DESMOND CHILD AND ROUGE の元メンバーでした。ナットクです。

1991年は、バカラックとキャロル・ベイヤー・セイガーが離婚する年。仕事の面でも徐々に二人が離れ始めたことがわかる曲です。


【データ】
『 DISCIPLINE 』 (邦題:ディシプリン)
Desmond Child

CD:1991年6月17日リリース (所有CDは、1991年7月25日リリースの日本盤。ライナーは伊藤政則氏)
レーベル:Elektra/WEA (所有CDは、WEAミュージック/ワーナー・パイオニア)
番号:9-61048-2 (所有CDは、WMC5-395)

Produced by Desmond Child and Sir Arthur Payson
Arranged by C.J. Vanston
T-8. 「 OBSESSION 」
  Written by Desmond Child and Burt Bacharach
  Keyboards – C.J. Vanston
  Drums – Vinnie Colaiuta
  Saxophone – Brandon Fields
  Vocals – Desmond Child and Maria Vidal

2016年8月28日 (日)

GREATEST HITS 1979-1990/Dionne Warwick (1989年)

ディオンヌ・ワーウィックが1989年にリリースしたベスト・アルバムです。バカラック作品を3曲収録!(既存2曲+新曲1曲)

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全12トラック中、バカラック作品は3トラック

1. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR (4:16)
3. LOVE POWER (4:32)
7. TAKE GOOD CARE OF YOU AND ME (4:36)

収録時間約49分


ディオンヌは1979年にワーナーからアリスタに移籍しました。本アルバムはアリスタ時代のベスト・アルバムというべきもので、1989年10月にリリースされました。

以下の表は、本アルバムの全12曲をシングル・リリース順に並べたもの。既存の曲は9曲だけで、最後の3曲は本アルバムで初めて聴くことができる新曲です。これら新曲3曲は、1989年秋~1990年にシングル・リリースされています。T-6. 「 WALK AWAY 」 は英国だけのリリースだったみたいですが。
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バカラック作品は3曲。T-1. 「 愛のハーモニー 」 (アルバム 『 FRIENDS 』 収録)、T-3. 「 ラブ・パワー 」 (アルバム 『 RESERVATIONS FOR TWO 』 収録)という既存の2曲と、新曲のT-7. 「 TAKE GOOD CARE OF YOU AND ME (ふたりのハーモニー) 」 でございます。

このT-7. 「 ふたりのハーモニー 」 は、バカラック&セイガーにジェリー・ゴフィンを加えた3人による共作曲。どういう経緯でゴフィンが共作することになったんでしょうか。ちなみにこの3人は 「 HANG YOUR TEARDROPS UP TO DRY (涙の軌跡) 」 という曲も共作していて、1991年のスタイリスティックスのアルバム 『 LOVE TALK (ラブ・トーク) 』 に収録されています。

「 ふたりのハーモニー 」 は♩≒66のバラード曲。「 ラブ・パワー 」 でもご一緒したジェフリー・オズボーンとのデュエット。この二人は声質や絡み具合といった点での相性も良くて、グッド・コラボレーション。…なのですが、拍子の頭がズレておっとっと…てな具合になる箇所が多く、ゆったりしたテンポなのに聴いていて落ち着きませ~んcoldsweats01。まぁ、バカラックらしいっつーことで。

この曲、本アルバム以外ではなかなか聴けない曲ですが、今ならiTunesで1曲だけダウンロードもできますし、わざわざ本アルバムを購入しなくてもよろしいかと。アリスタ時代の代表的なディオンヌのヒット曲が聴きたいとゆーのであれば別ですが。購入する際、欧州盤や豪州盤は収録曲が異なりますのでご注意ください(T-9,10,12. がカットされ、別の5曲がチョイスされています)。


【データ】
『 GREATEST HITS 1979-1990 』
Dionne Warwick

LP/CD:1989年10月リリース
レーベル:ARISTA
番号:AL-8540/ARCD-8540

Executive Producer: Clive Davis
T-7. 「 TAKE GOOD CARE OF YOU AND ME 」
  Written by Burt Bacharach, Carole Bayer Sager, Gerry Goffin
  Produced by Burt Bacharach & Carole Bayer Sager
  Duet with Jeffrey Dsborne

2016年8月24日 (水)

BE YOURSELF/Patti LaBelle (1989年)

パティ・ラベルが1989年にリリースしたアルバムです。バカラックの書き下ろし曲を1曲収録!

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全11トラック中、バカラック作品は1トラック

10. NEED A LITTLE FAITH (4:00)


米国のシンガー、パティ・ラベルが1989年にリリースしたアルバムです。

本アルバムは、1986年にリリースされて全米1位となったアルバム 『 WINNER IN YOU 』 の次作にあたります。ブラコン系のダンス・ナンバーが5曲(T-3~7.) とバラード系の曲が6曲(T-1,2,8~11.) 収録されています。

バカラック作品はT-10. 「 NEED A LITTLE FAITH 」 。バカラック&セイガーの共作で、♩≒67という非常にゆったりとした4ビートのバラード曲。メロディにオクターヴ近い跳躍があったり、Aメロやサビに2拍子の小節を挿入したり(いわゆる変拍子)、Aメロが10小節あったりと、バカラック色が濃い曲です。パティ・ラベルもさぞかし歌いにくかったことでしょう。それでも、サビで派手に歌い上げているところは彼女らしいです。

この曲のミュージシャンは、同じ1989年にリリースされたジューン・ポインターのアルバム 『 JUNE POINTER 』 のバカラック作品 「 WHY CAN'T WE BE TOGETHER 」 とシンセが違うだけであとは同じ。しかも、ジューン・ポインターとデュエットしたフィル・ペリーが今回バックコーラスで歌っています。 だから何だって? …いえ、あの~、たまたまですかねぇ…^^; 

ちなみに、ダイアン・ウォーレン作のT-1. 「 IF YOU ASKED ME TO 」 は、1989年6月公開の映画 『 License to kill (007 消されたライセンス) 』 のエンディング曲として使われたもので、全米チャート79位、R&Bチャート10位、AC(アダルト・コンテンポラリー)11位と健闘しました。そして、3年後にはセリーヌ・ディオンがカヴァーして全米4位になりました。


【データ】
『 BE YOURSELF 』
Patti LaBelle

LP/CD:1989年6月26日リリース
レーベル:MCA
番号:MCA 6292/MCAD-6292

Produced by James R. "Budd" Ellison (T-3,9,11.)
Produced by Prince (T-4,6.)
Produced by Stewart Levine (T-1.)
Produced by Raymond Jones & Sami McKinney (T-2.)
Produced by Full Force (T-5.)
Produced by Narada Michael Walden (T-7.)
Produced by Alan Roy Scott & Allan Dennis Rich (T-8.)
Produced by Burt Bacharach & Carole Bayer Sager (T-10.)
Executive Producer: Patti LaBelle
T-10. 「 NEED A LITTLE FAITH 」
  Written by Burt Bacharach & Carole Bayer Sager
  Arranged by Burt Bacharach
  Piano/Midi-DX7: Randy Kerber
  Bass: Neil Stubenhaus
  Guitar: Dan Huff
  Drums: Jeff Porcaro
  Synthesizers: Michael Boddicker
  Percussion: Lenny Castro
  Background Vocals: Phil Perry, Joe Pizulo, Oren Waters, Julia Waters, Maxine Waters & Stephanie Spruill

2016年8月21日 (日)

JUNE POINTER/June Pointer (1989年)

ポインター・シスターズのジューン・ポインターが1989年にリリースした2枚目のソロ・アルバムです。バカラックの書き下ろし曲を1曲収録!

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全10トラック中、バカラック作品は1トラック

3. WHY CAN'T WE BE TOGETHER (4:34)


ポインター・シスターズの末妹、ジューン・ポインターが1989年にリリースした2枚目のソロ・アルバムです。ポインター・シスターズについてはアルバム 『 SPECIAL THINGS 』 で軽く紹介しています。気が向きましたら参照ください。

このアルバム、曲ごとにプロデューサーが違うのですが、カシーフ (3曲)、ウンベルト・ガティカ (2曲)、ナラダ・マイケル・ウォルデン、デイヴィッド・フォスター、フィル・ラーモンなど錚々たる顔ぶれにビックリ。誰の人脈なんでしょうか。そして、アルバムのエグゼクティヴ・プロデューサーはなんとキャロル・ベイヤー・セイガー! アルバム全体としてはソウル/R&B系の曲とポップス系の曲が上手くブレンドされたものとなっています。

バカラックが提供している曲はT-3. 「 WHY CAN'T WE BE TOGETHER 」 。バカラック&セイガーとブルース・ロバーツの3人による共作です。♩≒118のシンプル且つノリがいい8ビートの曲で、ポップス系の仕上がり。ジューンはこの曲を米国男性セッション・シンガーのフィル・ペリーとデュエットしています。二人の掛け合いはバッチリ息が合っていて気持ちが良いです。1987年にディオンヌ・ワーウィックがジェフリー・オズボーンとデュエットした 「 LOVE POWER 」 にテンポや曲調も含めて近似性を感じます( アルバム 『 RESERVATIONS FOR TWO 』 に収録。ちなみに、『 RESERVATIONS FOR TWO 』 にはディオンヌとジューン・ポインターのデュエット曲も入っています)。

こんな “ ノリがいい ” 曲でさえ、バカラックはAメロを9小節にしたりBメロの最後に2拍子の小節を挟んだりと、余計なことをしています^^;。自分の色を出さなきゃ気が済まないんですねー、バカラックは。それでも、1980年代のバカラック作品のなかでは最もポップだと思います。プロデュースはバカラック&セイガーなのですが、エグゼクティヴ・プロデューサーのセイガーが後からもうひとつまみスパイスをまぶしてポップにしているのかもしれません。


【データ】
『 JUNE POINTER 』
June Pointer

LP/CD:1989年4月リリース
レーベル:COLUMBIA
番号:FC 44315/CK 44315

Produced by Kashif (T-8~10.)
Produced by Humberto Gatica (T-5,7.)
Produced by Rhett Lawrence (T-1.)
Produced by Narada Michael Walden (T-2.)
Produced by Burt Bacharach, Carole Bayer Sager (T-3.)
Produced by David Foster (T-4.)
Produced by Phil Ramone (T-6.)
Executive Producer: Carole Bayer Sager
T-3. 「 WHY CAN'T WE BE TOGETHER 」
  Written by Burt Bacharach, Carole Bayer Sager, Bruce Roberts
  Sung by June Pointer with Phil Perry
  Randy Kerber: Keyboards & MIDI DX7
  Neil Stubenhaus: Bass
  Dann Huff: Guitar
  Jeff Porcaro: Drums
  Larry Williams: Synthesizers
  Lenny Castro: Percussion

2016年8月17日 (水)

ARTHUR 2: ON THE ROCKS/O.S.T. (1988年)

米映画 『 ミスター・アーサー2 』 のサントラ・アルバムです。バカラックの書下ろし曲を2曲とリメイク曲を1曲収録!

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全10トラック中、バカラック作品は3トラック

1. LOVE IS MY DECISION (Theme from ARTHUR 2 ON THE ROCKS) (4:06)  ~ Chris De Burgh ~
6. THE BEST OF TIME (4:21)  ~ Burt Bacharach ~
10. LOVE THEME FROM ARTHUR (4:46)  ~ Burt Bacharach ~

収録時間約43分


米映画 『 ミスター・アーサー2 』 のサントラ・アルバムです。

1981年の 『 ARTHUR(ミスター・アーサー) 』 の続編で、ダドリー・ムーア、ライザ・ミネリ、それにジョン・ギールグッドの3人が再び共演し、1988年7月に公開されました。日本では未公開。ビデオはリリースされたらしいのですが私は未見です。

Img274cr_3Img273in_3 CDジャケットには Music by Burt Bacharah という記述がありますし、IMDbを見ても同様です。一方、サントラに収録されている10曲のうちバカラック作品は3曲のみ。バカラック作品以外を歌ってるアーティストは多士済々で、ブレンダ・ラッセル、タワー・オブ・パワー、カイリー・ミノーグ等の名前が見えます。なんと、ドナルド・フェイゲンも参加していて、ギタリストのスティーヴ・カーンとのデュオでセロニアス・モンクの曲を演奏しています。それらの曲はプロデュースを含めてバカラックはノータッチです。

T-1. 「 LOVE IS MY DECISION 」 とT-6. 「 THE BEST OF TIME 」 の2曲は、バカラック書き下ろし曲。T-1.の 「 LOVE IS MY DECISION 」 はこの映画の主題歌で、クリス・デ・バーが歌っています。バカラック&セイガーにクリス・デ・バーを加えた3人の共作による♩≒64のスロー・バラード。要所で変拍子が入るところはバカラック風味を感じますが、「ニューヨーク・シティ・セレナーデ 」 のようなキラキラした感じは無くってなんか普通の曲っぽいです。

T-6.の 「 THE BEST OF TIME 」 は、サックス(時折トランペットも絡みます)がメロディを吹くフュージョン・タッチのインスト・ナンバー。♩≒76とこちらもスローでメロウな曲なのですが、メロディ展開や転調の仕方にはバカラックらしさを感じます。

T-10. 「 LOVE THEME FROM ARTHUR 」 は、『 ARTHUR(ミスター・アーサー) 』 のサントラに入っていた 「 IT'S ONLY LOVE (貴方とともに) 」 をアレンジし直した曲です。テンポや曲調は同じなんですけどねー。曲名が同じならセルフ・カヴァーですが、曲名が違うからリメイク曲ってことになるのかなぁ…と。

ちなみに、T-4. 「 SPEED OF RIGHT 」 を歌ってるのは日本人歌手の Reimy (麗美) です。Wikiによれば、麗美が1988年にリリースした全曲英詞のアルバムの収録曲とのこと。1987年10月~1988年3月に放送された時任三郎主演のドラマ 『 あきれた刑事 』 と本作 『 ミスター・アーサー2 』 の挿入歌として使用されたほか、アメリカ・デビュー第1弾としてシングルカットされてダンス・チャートでそれなりにヒットしたそうです。


【データ】
『 ARTHUR 2: ON THE ROCKS 』
O.S.T.

LP/CD:1988年7月リリース
レーベル:A&M
番号:SP 3916/CD 3916 DX 003412

Executive Producers: David Anderle and Gary LeMel
T-1. 「 LOVE IS MY DECISION 」
  Written by Burt Bacharach, Carole Bayer Sager & Chris De Burgh
  Produced and arranged by Burt Bacharach & Carole Bayer Sager
T-6. 「 THE BEST OF TIME 」
  Written by Burt Bacharach
  Produced by Burt Bacharach
  Featuring Warren Luening - Trumpet, David Boruff - Saxophone
T-10. 「 LOVE THEME FROM ARTHUR 」
  Written by Burt Bacharach
  Produced by Burt Bacharach

調べたら米国ではブルーレイが出てる! CDと併せてリンクしておきます~(^^)
左:CD、右:ブルーレイ(ARTHUR/ARTHUR 2 - 2 MOVIE COLLECTION)

2016年8月14日 (日)

THEY DON'T MAKE THEM LIKE THEY USED TO/Kenny Rogers (1986年)

ケニー・ロジャースが1986年にリリースしたアルバムです。バカラックの書き下ろし曲を1曲収録!

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全10トラック中、バカラック作品は1トラック

5. THEY DON'T MAKE THEM LIKE THEY USED TO (4:32)


米カントリーシンガーのケニー・ロジャースが1986年にリリースしたアルバムです。

ケニー・ロジャースについては説明不要でしょう。1938年生まれということですから、バカラック爺よりちょうど10歳若いんですね。現在(2016年8月)までにスタジオ録音アルバムを32作リリースしているそうで、本アルバムは14作目にあたります。ジェイ・グレイドンをプロデューサーに起用したこともあって、ポップ/AORなアルバムでございます。だからでしょうか、USカントリー・チャートでは2作目からず~っと1桁をキープしてきたのに、本アルバムは16位と低調でした。

1曲あるバカラック作品は、アルバムのタイトルにもなっているT-5. 「 THEY DON'T MAKE THEM LIKE THEY USED TO 」 。キャロル・ベイヤー・セイガーとの共作で、書き下ろし曲です。プロデュースもこの曲だけはバカラック&セイガーが担当。ゆったりしたテンポで、前半は淡々と、後半ではそれなりに盛り上がるバラード曲。ちょっと普通と違う小節数(イントロは6小節、AメロやA'メロはそれぞれ9小節)、テンションコードを多用したコード進行、サビのメロディが判別しにくくてイマイチ盛り上がりに欠ける点、途中で変拍子(2拍子)をサラッと入れるところなど、控えめながらそういうところには良くも悪くもバカラックらしさを感じますね~。ケニー・ロジャースはさすがに落ち着きがある大人の歌いっぷり。初めてのバカラック作品で、歌いにくかったと思いますが^^;。

この曲は、1986年10月3日に公開された米映画 『 Tough Guys 』 のテーマ曲となり、映画のオープニングで使われたそうです。1986年暮れにシングル・カットされ、カントリー・チャートでは53位に低迷したもののアダルト・コンテンポラリー・チャートでは10位と健闘したみたいです。


【データ】
『 THEY DON'T MAKE THEM LIKE THEY USED TO 』
Kenny Rogers

LP/CD:1986年9月リリース
レーベル:RCA
番号:5633-1-R/5633-2-R

Produced by Jay Gradon (Except T-5.), David Malloy (T-1,6.), Kenny Mims (T-10.)
Produced by Burt Bacharach & Carole Bayer Sager (T-5.)
T-5. 「 THEY DON'T MAKE THEM LIKE THEY USED TO 」
  Music by Burt Bacharach
  Lyrics by Carole Bayer Sager
  Drums: John Robinson
  Bass: Neil Stubenhaus
  Guitar: Dann Huff
  Keyboards: Randy Kerber
  Synthesizers: Michael Boddicker

2016年8月10日 (水)

TAKE IT FROM ME/Glenn Jones (1986年)

米男性R&Bシンガー、グレン・ジョーンズが1986年にリリースしたセカンド・アルバムです。バカラック作品を1曲収録!

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全8トラック中、バカラック作品は1トラック

3. LOVE WILL SHOW US HOW (4:10)


米男性R&Bシンガー、グレン・ジョーンズが1986年にリリースしたセカンド・アルバムです。

グレン・ジョーンズは1962年、フロリダ州ジャクソンヴィル生まれ。最初はゴスペルを歌っていましたが、R&Bも歌うようになり1983年にRCAと契約、1984年にファースト・アルバムをリリースしました。1985年には、ディオンヌ・ワーウィックの 「 FINDER OF LOST LOVES 」 にデュエットのパートナーに抜擢 (ディオンヌの同名アルバムに収録)。それがきっかけとなって本アルバムにバカラック作品が取り上げられたのかもしれません。

全8曲のうち、アップテンポな曲とゆったりめの曲が半々。ゆったりめの曲のうちの1曲がバカラック作品のT-3. 「 LOVE WILL SHOW US HOW 」 でございます。実はこの曲、デイヴィッド・フォスターのアルバム 『 THE BEST OF ME 』 に収録のバカラック&フォスター共作曲 「 HEART STRINGS 」 に、あとから歌詞を付けてタイトルを変えたものなんです。

『 THE BEST OF ME 』 の記事でも触れましたが、まったりさんが以前ブログでグレン・ジョーンズのこの曲を動画付きで紹介しておられます。ぜひご覧になってください。 → こちら

歌詞を付けた Michael Jay は、セリーヌ・ディオンやカイリー・ミノーグなどに楽曲を提供したこともある作詞家。あるインタビューで彼は、 ─ 初期のコラボレーションのひとつがバカラックとデイヴィッド・フォスターだった ─ と語っているのですが、この曲のことを言ってるんでしょうねー。

「 LOVE WILL SHOW US HOW 」 をプロデュースしたのは LaLa。彼女はシンガー・ソングライターですが、ホイットニー・ヒューストンのデビューアルバム(1985年)に 「 YOU GIVE GOOD LOVE 」 を提供するなど、ソングライターのキャリアの方が知られています。ちなみに、本アルバムのリイシューCDのライナーに LaLa のこんなエピソードが載っていました。 ─ バカラックが電話してきてこう言ったの。私の仕事の大ファンだって。そして、「 LOVE WILL SHOW US HOW 」 を提供してくれるって。自分の曲以外をプロデュースするのは初めてだったんだけど、私は彼に言ったわ。ピアノを習い始めて最初に弾いたポップソングが 「 世界は愛を求めている 」 だったのよheart01って… ─

アレンジはオリジナルの 「 HEART STRINGS 」 をベースとしたもので、ブラコンというよりはAOR的なもの。グレン・ジョーンズの歌いっぷりは、男性R&Bシンガーとしてはどちらかというとソフトなタイプでしょうか。バラードのこの曲にはマッチしていると思います。

本アルバムの他の曲は、当時のブラコンものとして可もなく不可もなくといった感じ。残念ながらあまり印象に残りません。ごめんね、グレン・ジョーンズさん。


【データ】
『 TAKE IT FROM ME 』
Glenn Jones

LP:1986年7月リリース (所有CDは、2014年リイシューのUS盤)
レーベル:RCA (所有CDは、Funkytowngrooves USA / RCA, a division of Sony Music Entertainment)
番号:AFL1-5807 (所有CDは、FTG 375)

Producer: Hawk Wolinski (T-2,4,5,7.), La La (T-1,3,6,8.)
T-3. 「 LOVE WILL SHOW US HOW 」
  Written by Bart Bacharach, David Foster, Michael Jay

2016年8月 7日 (日)

Close to You: BACHARACH REIMAGINED/The Original London Cast Recording (2016年)

バカラックのヒット曲で構成されたシアターピース 『 Close to You: BACHARACH REIMAGINED 』 のオリジナル・ロンドン・キャスト・レコーディング・アルバムです。

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいかないかも^^;)
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CD1
1. Intro
2. ANYONE WHO HAD A HEART / THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU ~ Kyle Riabko and Company ~
3. THE LOOK OF LOVE / I SAY A LITTLE PRAYER / ARTHUR'S THEME ~ Stephanie McKeon, Anastacia McCleskey and Company ~
4. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU ~ Full Company ~
5. Psychedelic Interlude ~ Full Company ~
6. I COME TO YOU ~ Kyle Riabko and Company ~
7. MAKING LOVE ~ Kyle Riabko and Stephanie McKeon
8. San Jose Interlude ~ Full Company ~
9. THE WINDOWS OF THE WORLD / WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE ~ Greg Coulson, Renato Paris and Company ~
10. MESSAGE TO MICHAEL / DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE ~ Kyle Riabko and Company ~
11. THE SUNDANCE KID / MAGIC MOMENTS / TRAINS AND BOATS AND PLANES ~ Renato Paris and Company ~
12. DON'T MAKE ME OVER ~ Anastacia McCleskey
13. WALK ON BY ~ Stephanie McKeon
14. A HOUSE IS NOT A HOME ~ Kyle Riabko
15. MAKE IT EASY ON YOURSELF / Mash-Up (MAGIC MOMENTS, ALFIE, MAKING LOVE, THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU) ~ Stephanie McKeon, Kyle Riabko and Company ~

CD2

1. Percussion Section (REACH OUT FOR ME, BABY IT'S YOU, WISHIN' AND HOPIN', THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR, ANY DAY NOW) ~ Anastacia McCleskey and Company ~
2. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN ~ Greg Coulson, Renato Paris
3. MEXICAN DIVORCE ~ Daniel Bailen and Company ~
4. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF / ON MY OWN / (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME ~ Kyle Riabko and Company ~
5. Raindrops Interlude ~ Anastacia McCleskey and Kyle Riabko
6. ALFIE ~ Kyle Riabko
7. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE ~ Full Company ~
8. WHAT'S NEW PUSSYCAT? ~ Kyle Riabko
9. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD ~ Full Company ~

BONUS TRACKS ~ Kyle Riabko - All Vocals and Instruments ~
10. DEMO: ANYONE WHO HAD A HEART / THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
11. DEMO: THE LOOK OF LOVE / I SAY A LITTLE PRAYER / ARTHUR'S THEME
12. DEMO: (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
13. DEMO: I COME TO YOU
14. DEMO: MAKING LOVE
15. DEMO: San Jose Interlude
16. DEMO: MESSAGE TO MICHAEL / DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
17. DEMO: THE SUNDANCE KID / MAGIC MOMENTS
18. DEMO: DON'T MAKE ME OVER
19. DEMO: WALK ON BY (original version)
20. DEMO: WALK ON BY (revised version)
21. DEMO: I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN

収録時間CD1:約51分/CD2:約69分


バカラックのヒット曲で構成されたシアターピース 『 Close to You: BACHARACH REIMAGINED 』 のオリジナル・ロンドン・キャスト・レコーディング・アルバムです。

このシアターピースは、2013年の冬にニューヨークのオフ・ブロードウェイ(劇場はNew York Theatre Workshop)で初演。2015年の夏にロンドンのオフ・ウエストエンド(劇場はMenier Chocolate Factory)で公演したのち、同年10月初旬から翌2016年2月中旬まではウエストエンド(劇場はThe Criterion Theatre)で公演! 本アルバムは、そのウエストエンド公演バージョンでのレコーディングとなります。

リーダーの Kyle Riabko (何て読むのかなぁ… カイル・リアブコ? 以後、カイルと表記) は、1987年カナダ生まれ。2010年にバカラックのデモ録音にリード・ヴォーカリストとして雇われたことがキッカケでバカラックの音楽に興味を持つようになりました。当時カイルは22歳。カイルはギタリストでブルースやロックを聴いて育ったので、バカラックの音楽をギター中心にロックやブルースのスタイルで表現しようとしました。デモ・テープを作りバカラックに持ち込んだりしたそうです。その後、シアターピース(音楽を演奏するだけでなく、移動したりパフォーマンスするなど動きが加わる演奏法)にすることを企画し、ミュージシャンを集めて実現したんですねー。その行動力はハンパなくスゴイと思います。

このシアターピースについて、詳しいことは公式サイトをご覧ください。トレイラーやキャスト紹介(カンパニー = バンドのメンバーは7名)、公演の模様やレコーディングの様子などをご覧になれます。 → Close to You 公式サイト

Img272cd ピックアップしたバカラック作品は全部で33曲。CDのライナーの中に、それら33曲をアルファベト順にリスト化してありました(左)。ほとんどが有名曲ですが、なかには 「 I COME TO YOU 」 のようなレアな曲も含まれています。

この 「 I COME TO YOU 」 ( CD1のT-6. ) については面白いエピソードがあります。カイルが 『 LOST HORIZON (失われた地平線) 』 のサントラを聴いていい曲だなぁと思い数日後に何気なくこの曲をハミングしたら、それを聴いたバカラック爺が 「 いい曲だね~ 」 。驚いたカイルが 「 あなたの曲ですよ! 」 と言ったところ、「 憶えてない 」 と爺。笑っちゃいますねー(^^)。

さて、アルバムはCD 2枚組で36トラック入り。内訳は、本編24トラック+ボーナストラック12トラック。尚、ボーナストラックはすべてデモ音源(カイル1人によるパフォーマンス)です。

サウンドは、アコースティック・ギターを軸としたバンドものですが、曲によって楽器構成をかなり変えたりスティール・ギター、ウクレレ、チェロを使ったりしています。味付けは幅広く、ロック調やブルース調、ジャジーなテイストからブリティッシュ・ポップ的なものまでバラエティに富んでいて、とても今っぽいな~と思います。マッシュアップと明記されているのはCD1のT-15. だけですが、マッシュアップ的なアレンジのメドレーが目立ちます。米ドラマ 『 グリー 』 などとの近似性も感じました。

特に印象に残ったトラックをご紹介(あくまで主観によるものですょ)。

まずは CD1 から。「 恋の面影 」 、「 小さな願い 」 、「 ニューヨーク・シティ・セレナーデ 」 が一定のテンポ(♩≒96)で続くT-3. は、タイトな8ビートがカッコ良いです。アコースティック・ギターをバックに男女デュエットで歌うT-7. 「 メイキング・ラヴ 」 はフォーキーで新鮮。T-15. 後半のマッシュアップでは、「 マジック・モーメンツ 」 、「 アルフィー 」 、「 メイキング・ラヴ 」 の3曲が重なる部分があっておぉ~っとなりました。

CD2 に移ります。T-4. は、スティール・ギターのイントロが似合う 「 恋のとまどい 」 は想定内でも、続く 「 オン・マイ・オウン 」 まで違和感なくブルース調に仕上げていたのには唸りました。イントロがまんま 「 アルフィー 」 で、中間部の間奏で 「 雨にぬれても 」 、「 恋するハート 」 、「 恋の面影 」 、「 愛のハーモニー 」 、「 ディス・ガイ 」 の一節を次々に歌うT-7. 「 世界は愛を求めている 」 は、本アルバムのハイライトではないかと。

全体的に聴いていて感じるのは、歌唱や演奏に気持ちがこもっていること。カイルの情熱がメンバーやスタッフにすごく伝わっているんだと思います。ですから、聴いていて気持ちがいいです。

バカラック爺は、各公演のオープニングに来てくれたそうです。2016年6月下旬に開いた本アルバムのリリース記念パーティにも参上! そのパーティでの爺の写真が こちら。ちゃっかりメンバーの女性 (Stephanie McKeon) の腰に手を回してます。いやぁー相変わらずですねぇ、爺は。元気そうで何より(笑)


【データ】
KYLE RIABKO Close to You BACHARACH REIMAGINED
The Original London Cast Recording

CD:2016年7月1日リリース (配信は6月24日リリース)
レーベル:Entertainment 360 / Ghostlight Records (US)
番号:84497-02

Album Produced by Kyle Riabko
Musical Arrangements by Kyle Riabko
Album Exective Produced by David Lane Seltzer for Entertainment 360
The Band
  Kyle Riabko - Vocals, Guitars, Keyboards, Ukulele
  Daniel Bailen - Vocals, Electric Bass, Upright Bass, Cello, Guitar
  Greg Coulson - Vocals, Guitars, Keyboards
  Anastacia McCleskey - Vocals
  Stephanie McKeon - Vocals
  Renato Paris - Vocals, Keyboards
  James Williams - Percussion
Recorded at RAK Studios

2016年8月 3日 (水)

LIVE IN STUDIO/Gerry Gibbs Thrasher Dream Trio (2015年)

米ジャズ・ドラマー、ジェリー・ギブスがケニー・バロン & ロン・カーターとのトリオで放つ3作目。バカラック・カヴァーを3曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいかないかも^^;)
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全16トラック中、バカラック作品は3トラック

1. WIVES AND LOVERS (6:09)
3. THE LOOK OF LOVE (4:35)  F
7. ALFIE (6:28)  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Famale-女性)、または M (Male-男性) と表記


米ジャズ・ドラマー、ジェリー・ギブスがケニー・バロン & ロン・カーターとの Thrasher Dream Trio(スラッシャー・ドリーム・トリオ) で録音した3作目のアルバムです。

Img255 ジェリー・ギブス(左の写真の人)は、1960年代半ば生まれのドラマー。Wiki をみると、Gerry "Thrasher" Gibbs と表記されています。thrasher という単語、知らなかったので辞書を引いてみました。動詞の thrash は 「 [ 罰として棒・むちで ] …を強く打つ 」 という意味で、その名詞形 thrasher は 「 強く打つ人 」 。「 強打 」 が特徴のドラマーってことかしらん。

ということは、Thrasher Dream Trio はさしずめ 「 強打の俺が作った夢のトリオだぜぃ! 」 ってな感じでしょうか。確かにギブスにとっては夢のトリオでしょう。ピアノのケニー・バロンとベースのロン・カーターはどちらもジャズ界のビッグ・ネームですからねー。

本アルバムはスタジオでライヴ録音されたもの。ゲスト・ミュージシャンとして一部の曲にトランペットのロイ・ハーグローヴと女性シンガーのカサンドラ・ウィルソンが参加しています。

Img256 レコーディング・メンバー全員が写っているこの写真を見てください。左からハーグローヴ、バロン、ギブス、ウィルソン、カーター。なぁんかギブスの態度、デカくないですかぁ? ハーグローヴ以外は皆さん目上の方ですよ! いくらリーダーだからって…、感じ悪いっすよギブスさん。

バカラック作品は3曲。T-1. 「 素晴らしき恋人たち 」 はトリオによるアップ・テンポで賑やかな、でもまぁ凡庸な演奏。ピアノやベースがアドリヴのとき、ドラムはもう少し控えめに叩いたほうがいいと思うのですが。「 強打 」 のギブスさんには無理な相談でしょうね^^;。

T-3. 「 恋の面影 」 はトリオにウィルソンのヴォーカルが加わった編成。ウィルソンの歌声は低音で若干かすれてるんですが、渋くて素敵です。途中からスウィングのリズムになり、最後はまた8ビートに戻って終わります。

T-7. 「 アルフィー 」 はハーグローヴも加わった5人編成での演奏。ウィルソンの歌唱は一段と渋いですし、ハーグローヴのフリューゲル・ホルンもこれまた渋い。ギブスもこの曲ではブラシ・ワークに徹して大人しくしています。バカラック作品3曲のなかでは最も出来がいいと思います。

他の曲では、T-15. 「 ガール・トーク 」 にテンションが上がりました。セッション・キーボード奏者のグレッグ・フィリンゲインズが1981年にリリースした初のアルバム 『 SIGNIFICANT GAINS(処女航海) 』 の冒頭に入ってたヤツがオリジナル。個人的にこのアルバムが大好きなもので、まさかこんなところで聴けるとは! トリオの演奏はイマイチですが、許すっ!


Gerry_gibbs_thrasher_dream_trio_3Were_back_1ここからはオマケです。MP3でしか所有していないバカラック・カヴァーをご紹介。

スラッシャー・ドリーム・トリオ初のアルバム 『 Gerry Gibbs Thrasher Dream Trio 』 (2013年リリース) <左> から 「 プロミセス・プロミセス 」 (4:25)。変拍子だらけのこの曲を良く取り上げたなぁと感心します。

トリオ2枚目のアルバム 『 We're Back 』 (2014年リリース) <右> から 「 小さな願い 」 (4:59)。これも変拍子が特徴的な曲。…ですが、「 強打 」 のギブスさんは、Aメロにある2拍子の部分もサビの3拍子の部分も、4拍子で叩いてやがんの。アドリヴならいざ知らず、普通にメロディを演奏する場面ぐらいはオリジナルの変拍子でやれってーの!

今日はコメントがちょっと辛口になってしまいました。見た目の印象の悪さでバイアスがかかったのかも…。気を悪くしないでくださいね、ギブスさん。


【データ】
『 LIVE IN STUDIO 』
Gerry Gibbs Thrasher Dream Trio

CD:2015年9月11日リリース
レーベル:whaling city sound (US)
番号:wcs 076

Produced by Gerry Gibbs for Thrasher Productions
Exective producer: Neal Weiss
Musicians
  Gerry Gibbs - drums
  Ron Carter - acoustic bass
  Kenny Barron - acoustic piano
w/Guests
  Roy Hargrove - trumpet & flugelhorn (T-5,7,11,16)
  Cassandra Wilson - vocals (T-3,7,13)
Recorded live at Systems Two Recording Studio, Brooklyn, NY on May 13 & 14, 2015

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