« Broadway for Orlandoの話題 & Rumer 新アルバムについて | トップページ | Close to You: BACHARACH REIMAGINED/The Original London Cast Recording (2016年) »

2016年8月 3日 (水)

LIVE IN STUDIO/Gerry Gibbs Thrasher Dream Trio (2015年)

米ジャズ・ドラマー、ジェリー・ギブスがケニー・バロン & ロン・カーターとのトリオで放つ3作目。バカラック・カヴァーを3曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいかないかも^^;)
Img252aa Img252bb

全16トラック中、バカラック作品は3トラック

1. WIVES AND LOVERS (6:09)
3. THE LOOK OF LOVE (4:35)  F
7. ALFIE (6:28)  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Famale-女性)、または M (Male-男性) と表記


米ジャズ・ドラマー、ジェリー・ギブスがケニー・バロン & ロン・カーターとの Thrasher Dream Trio(スラッシャー・ドリーム・トリオ) で録音した3作目のアルバムです。

Img255 ジェリー・ギブス(左の写真の人)は、1960年代半ば生まれのドラマー。Wiki をみると、Gerry "Thrasher" Gibbs と表記されています。thrasher という単語、知らなかったので辞書を引いてみました。動詞の thrash は 「 [ 罰として棒・むちで ] …を強く打つ 」 という意味で、その名詞形 thrasher は 「 強く打つ人 」 。「 強打 」 が特徴のドラマーってことかしらん。

ということは、Thrasher Dream Trio はさしずめ 「 強打の俺が作った夢のトリオだぜぃ! 」 ってな感じでしょうか。確かにギブスにとっては夢のトリオでしょう。ピアノのケニー・バロンとベースのロン・カーターはどちらもジャズ界のビッグ・ネームですからねー。

本アルバムはスタジオでライヴ録音されたもの。ゲスト・ミュージシャンとして一部の曲にトランペットのロイ・ハーグローヴと女性シンガーのカサンドラ・ウィルソンが参加しています。

Img256 レコーディング・メンバー全員が写っているこの写真を見てください。左からハーグローヴ、バロン、ギブス、ウィルソン、カーター。なぁんかギブスの態度、デカくないですかぁ? ハーグローヴ以外は皆さん目上の方ですよ! いくらリーダーだからって…、感じ悪いっすよギブスさん。

バカラック作品は3曲。T-1. 「 素晴らしき恋人たち 」 はトリオによるアップ・テンポで賑やかな、でもまぁ凡庸な演奏。ピアノやベースがアドリヴのとき、ドラムはもう少し控えめに叩いたほうがいいと思うのですが。「 強打 」 のギブスさんには無理な相談でしょうね^^;。

T-3. 「 恋の面影 」 はトリオにウィルソンのヴォーカルが加わった編成。ウィルソンの歌声は低音で若干かすれてるんですが、渋くて素敵です。途中からスウィングのリズムになり、最後はまた8ビートに戻って終わります。

T-7. 「 アルフィー 」 はハーグローヴも加わった5人編成での演奏。ウィルソンの歌唱は一段と渋いですし、ハーグローヴのフリューゲル・ホルンもこれまた渋い。ギブスもこの曲ではブラシ・ワークに徹して大人しくしています。バカラック作品3曲のなかでは最も出来がいいと思います。

他の曲では、T-15. 「 ガール・トーク 」 にテンションが上がりました。セッション・キーボード奏者のグレッグ・フィリンゲインズが1981年にリリースした初のアルバム 『 SIGNIFICANT GAINS(処女航海) 』 の冒頭に入ってたヤツがオリジナル。個人的にこのアルバムが大好きなもので、まさかこんなところで聴けるとは! トリオの演奏はイマイチですが、許すっ!


Gerry_gibbs_thrasher_dream_trio_3Were_back_1ここからはオマケです。MP3でしか所有していないバカラック・カヴァーをご紹介。

スラッシャー・ドリーム・トリオ初のアルバム 『 Gerry Gibbs Thrasher Dream Trio 』 (2013年リリース) <左> から 「 プロミセス・プロミセス 」 (4:25)。変拍子だらけのこの曲を良く取り上げたなぁと感心します。

トリオ2枚目のアルバム 『 We're Back 』 (2014年リリース) <右> から 「 小さな願い 」 (4:59)。これも変拍子が特徴的な曲。…ですが、「 強打 」 のギブスさんは、Aメロにある2拍子の部分もサビの3拍子の部分も、4拍子で叩いてやがんの。アドリヴならいざ知らず、普通にメロディを演奏する場面ぐらいはオリジナルの変拍子でやれってーの!

今日はコメントがちょっと辛口になってしまいました。見た目の印象の悪さでバイアスがかかったのかも…。気を悪くしないでくださいね、ギブスさん。


【データ】
『 LIVE IN STUDIO 』
Gerry Gibbs Thrasher Dream Trio

CD:2015年9月11日リリース
レーベル:whaling city sound (US)
番号:wcs 076

Produced by Gerry Gibbs for Thrasher Productions
Exective producer: Neal Weiss
Musicians
  Gerry Gibbs - drums
  Ron Carter - acoustic bass
  Kenny Barron - acoustic piano
w/Guests
  Roy Hargrove - trumpet & flugelhorn (T-5,7,11,16)
  Cassandra Wilson - vocals (T-3,7,13)
Recorded live at Systems Two Recording Studio, Brooklyn, NY on May 13 & 14, 2015

« Broadway for Orlandoの話題 & Rumer 新アルバムについて | トップページ | Close to You: BACHARACH REIMAGINED/The Original London Cast Recording (2016年) »

バカラックの曲がちょっと入ったアルバム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/591595/63987982

この記事へのトラックバック一覧です: LIVE IN STUDIO/Gerry Gibbs Thrasher Dream Trio (2015年):

« Broadway for Orlandoの話題 & Rumer 新アルバムについて | トップページ | Close to You: BACHARACH REIMAGINED/The Original London Cast Recording (2016年) »

★ リンク ★

  • くう・ねる・時々・じゃず
    とても凛としていて、でも柔らかい歌声が魅力のジャズ・シンガー、三善香里さんの公式ブログです。
  • My Willful Diary
    shoppgirlさんが、「心に留めておきたい音楽とあれこれ」をたおやかな言葉で綴っていらっしゃる、素敵なブログです
  • バカラックマジックでまったりと
    バカラックさんをこよなく愛するまったりさんのブログです。バカラックファンとして大先輩でブログの師匠さんでもあります。
2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

最近のトラックバック