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2016年9月11日 (日)

FRIENDS CAN BE LOVERS/Dionne Warwick (1993年)

ディオンヌ・ワーウィックが1993年にリリースしたアルバムです。バカラック&デイヴィッドの書き下ろし曲を1曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいかないかも^^;)
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全10トラック中、バカラック作品は1トラック

1. SUNNY WEATHER LOVER (4:09)


ディオンヌ・ワーウィックが1993年にリリースしたアルバムです。

スタジオ録音アルバムとしては 『 DIONNE WARWICK SINGS COLE PORTER 』(1990年) に続くものですが、あれはコール・ポーターをカヴァーした企画盤。純粋なスタジオ録音アルバムということでは、 『 RESERVATIONS FOR TWO 』(1987年) 以来約5年半振りとなります。

ディオンヌは1940年12月生まれ。本アルバムをリリースした1993年を52歳で迎えました。おぉ! 今の私と年齢同じじゃないですか。ディオンヌもこの先の方向性をどうしていくか、いろいろ試行錯誤していただろうと推察します。

出来上がった本アルバムは、ポップ、ブラコン寄りの曲、バラード曲などが入ったものでした。“ 私はポップスの本流を進むのよ!” …ということなんでしょう。ジャケット写真は、これまでのディオンヌのアルバムのちょっとダサい感じとは一線を画すシンプルで飾らないもの。これはイイ感じです。

アルバムの目玉は、ホイットニー・ヒューストンとデュエットしたバラード曲T-5. 「 LOVE WILL FIND A WAY 」 になるのでしょうか。しかし、二人の良さがあまり生きてない曲&プロデュースでなんとも残念。出来が良いのは、アルバム・タイトルにもなっているT-4. 「 FRIENDS CAN BE LOVERS 」 。ミディアム・テンポのブラコン寄りの曲なんですが、自然と体を揺らしたくなるノリの良いナンバーで、アダルト・コンテンポラリーとしても十分。本アルバムからの第3弾シングルとしてリリースされましたが、残念ながらチャートには入らず。ちなみに作者は英国のシンガーソングライター、リサ・スタンスフィールド (プロデューサー2人と合わせた3人による共作)。

前置きが長くなりました^^;。バカラック作品はT-1. 「 サニー・ウェザー・ラバー 」 の1曲。ハル・デイヴィッドと久しぶりにコラボした曲で、本アルバムのディオンヌ版がオリジナルです。♩≒68のゆったりとした8ビート・バラード。メロディは、バカラックにしては幾分メロディの上下動(高低差)がおとなしめな印象。若い頃と較べるとディオンヌも音域狭くなってますからねー。ただ、サビの後半に入る変拍子はバカラックならでは。しかも、挿入される変拍子は、よく見られる “ 2拍子の小節 ” ではなく “ 3拍子の小節 ” なんですねー。以下にサビ(8小節)の構造を示します。ただし、譜割りは私の想像なので正しいかどうかは保証しません^^;。曲線はメロディのフレーズを示しています。
Photo

3拍子の変拍子が挿入された曲といえば、「 I SAY A LITTLE PRAYER (小さな願い) 」 が有名です。世に出たのは1967年ですから、バカラック&デイヴィッドの全盛期です。その頃の感覚が蘇ってきたのかもしれません。この曲は本アルバムからのシングル第2弾としてリリースされましたが(ASCD-2477)、チャート・インならず。

この 「 サニー・ウェザー・ラバー 」 より以前のバカラック&ハル・デイヴィッド作品というと、1975年のステファニー・ミルズのアルバム 『 FOR THE FIRST TIME 』 まで遡らなければいけません。18年ぶりですよー。

─  キャロル(・ベイヤー・セイガー)と別れると別の作詞家とも組みはじめ、なんだかいろいろな相手とデートしているような気がした。わたしは再び冷え切った時期を迎え、2年ほどいっさいヒットを出せずにいたが、とりあえずハル(・デイヴィッド)とはよりを戻すことができた。わたしたちは1993年5月、ASCAPの創立者賞を2人で授与されたのを機に公式に和解した。そのころにはどちらもディオンヌとの関係を修復していたので、わたしたち3人はまた口をきく仲になった。 ─ (バカラック自伝より)

本アルバムがリリースされた1993年1月は、公式和解の4ヵ月前。しかも、実はこの曲、1989年に作られたんだそう。バカラックとデイヴィッドの仲は少しずつ修復していったんですねー。良かった良かった。

なお、T-10. 「 I SING AT DAWN 」 は岸洋子の 「 夜明けの歌 」 。ディオンヌ自身が訳した英語詞で歌っています。この曲だけ曲調・アレンジとも明らかに日本の歌謡曲調。けっこう違和感あり(笑)。


【データ】
『 FRIENDS CAN BE LOVERS 』 (邦題:フレンズ・キャン・ビー・ラバーズ)
Dionne Warwick

CD:1993年1月20日リリース
レーベル:Arista
番号:07822-18682-2

Produced by Barry J. Eastmond (T-2,3,7,8.)
Produced by Ian Devaney & Andy Morris  (T-4,6.)
Produced by Burt Bacharach & Barry J. Eastmond (T-1.)
Produced by David Elliot (T-5.)
Produced by Harvey Mason & Dionne Warwick (T-9.)
Produced by Masaki Kudo, Associate Producer: Joe Kloess & Rob Shrock (T-10.)
Executive Producer: Clive Davis
T-1. 「 SUNNY WEATHER LOVER 」
  Written by Burt Bacharach & Hal David
  Arranged by Burt Bacharach & Barry J. Eastmond
  Keyboards: Randy Kerber
  Synthesizers: Michael Boddicker, Burt Bacharach, Barry J. Eastmond
  Guitars: Dean Parks
  Bass: Anthony Jackson
  Drum Programming: Sammy Merendino
  Background Vocals: Curtis King Jr., Yolanda Lee, Dolette McDonald, Dionne Warwick

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