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2016年10月30日 (日)

DIONNE SINGS DIONNE Ⅱ/Dionne Warwick (2000年)

ディオンヌ・ワーウィックのリメイク・アルバム第2弾です。バカラック&デイヴィッド作品を9曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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全11トラック中、バカラック作品は9トラック

1. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
2. ANYONE WHO HAD A HEART
3. WHAT A FOOL BELIEVES
4. IN BETWEEN THE HEARTACHES
5. THE LOOK OF LOVE
6. I SAY A LITTLE PRAYER
7. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
8. DON'T MAKE ME OVER
9. THEN CAME YOU
10. MESSAGE TO MICHAEL
11. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART)

収録時間約43分


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1998年リリースの 『 DIONNE SINGS DIONNE 』 に続く、ディオンヌ・ワーウィックのリメイク・アルバム第2弾です。

ライナーによると、米国ではインターネットを通じてのリリースのみ。日本では公式にショップリリースされる許可が出たとかで、CDの帯にも “ 日本独占発売 ” の文字が…。実際、Discogs で調べても本作は日本盤しか見当たりません。世界で日本だけOKだったのはナゼなんでしょうねー。

『 DIONNE SONGS DIONNE 』 (以後DSDと略します) と違い、9曲あるバカラック&デイヴィッド作品は全てリメイクです。『 DSD 』 では思い切ったヒップポップ系のアレンジが特徴でしたが、本作は元のディオンヌ版をベースにコンテンポラリーな味付けの曲が多いです。

そんな本作で一番の力作は、ジョージ・デュークがプロデュースしたT-4. 「 イン・ビトウィーン・ザ・ハートエイクス 」 。フュージョン・タッチの渋いアレンジにエモーショナルなディオンヌの歌が見事にハマっています。ヒップポップ色が強いT-8. 「 ドント・メイク・ミー・オーヴァー 」 は 『 DSD 』 のテイストに近いでしょうか。異色なのはT-7. 「 遥かなる影 」 で、6/8のR&B調アレンジが意外とイケます。

『 DSD 』 と本作の両方で取り上げられた唯一の曲がT-6. 「 小さな願い 」 。この曲の特徴である変拍子をキチンとやってくれてるのはいいのですが、シンセで代用したトランペットの音色がチープで残念。本作全般で言えることなのですが、ストリングスやオケをシンセで代用しているんですね。お金をかけれないという事情があるんでしょうが、どうしても元曲と比べてしまう訳で…。

ディオンヌの声の劣化も気になります。ディオンヌはところどころメロディをフェイクして歌っているのですが、その方が効果的だから…ではなく、高い音域で声が苦しいのがバレないように…というのがミエミエなんです。ちなみに、代表的な4曲のキーはすべて元曲より二度半↓。
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キーを元曲より下げて歌っていてコレですから…。ライヴでならともかく、プロとしてこれは如何なものかと…(エラそうにスミマセン)。

バカラック作品以外についても簡単に触れておきましょう。T-3. 「 ホワット・ア・フール・ビリーブス 」 はドゥービー・ブラザーズのカヴァー。涼しげなボッサ・アレンジが新鮮です。T-9. 「 ゼン・ケイム・ユー 」 はスピナーズとのデュエットで1974年に全米1位になった曲のリメイク。元曲のテイストを再現しています。


【データ】
『 DIONNE SINGS DIONNE Ⅱ 』 (日本語ライナーノーツ:村岡裕司氏)
Dionne Warwick

CD:2000年4月21日リリース
レーベル:ビクター エンタテインメント
番号:VICP-61016

Produced by Michael Lloyd (T-1,5,6,11.)
Produced by Steve Tyrell. Arranged by Guy Moon and Steve Tyrell (T-2.)
Produced by Zane Giles and Kevin Dorsey (T-3.)
Produced by George Duke (T-4.)
Produced by Damon Elliott (T-7.)
Produced by Tim Miner (T-8,9,10.)

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