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2016年10月19日 (水)

DIONNE SINGS DIONNE/Dionne Warwick (1998年)

ディオンヌ・ワーウィックが1998年にリリースした、リメイク物主体のアルバムです。バカラック・カヴァーを8曲収録!

(画像は全てクリックすると大きくなります。PC以外では上手くいかないかも^^;)
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Original CD front cover/back cover

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所有CDのジャケット表/ケース裏 (曲順は Original CD と異なる)

全14トラック中、バカラック作品は8トラック
(以下、曲順は Original CD のもの)

1. WALK ON BY
2. I SAY A LITTLE PRAYER
3. REACH OUT FOR ME  ~ with El Debarge, Debarge & The Emotions ~
4. HIGH UPON THIS LOVE
5. LOVE BEGINS WITH YOU

6. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  ~ with Jonathan Butler ~
7. IF I WANT TO
8. I PROMISE YOU
9. HUMBLY I PRAY

10. ALL KINDS OF PEOPLE
11. BE MY NEIGHBOUR  ~ Duet with Tyrese ~
12. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  ~ with The Hip-Hop Nation United ~
13. AQUARELA DO BRAZIL
14. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  ~ with Celia Cruz & Pete Escovedo Orchestra ~

収録時間約61分


ディオンヌ・ワーウィックが1998年にリリースした、リメイク物主体のアルバムです。(リメイク: 過去の自身の曲のカヴァー)

1994年リリースの前作 『 AQUARELA DO BRASIL 』 を最後に、ディオンヌは15年間在籍したAristaを離れます。それ以後、ディオンヌは大手レーベルとは契約しておらず、本アルバムはインディ・レーベルからリリースされました。

本アルバムは、若い世代のプロデューサーと多彩なゲストの参加が特徴です。ディオンヌの次男であるデーモン・エリオットや Zane Giles が多くの曲をプロデュース。加えて、R&Bグループのデバージやエモーションズ、男性シンガーのジョナサン・バトラーやタイリース、ベテラン女性サルサ・シンガーのセリア・クルースなど、実に多彩なアーティストが参加。ヒップ・ホップ系の曲が目立ち、これまでにないディオンヌを聴くことができます。

全14曲のうちバカラック作品は8曲。7曲がリメイクで、1曲はカヴァーです。

先ずはリメイクものからご紹介。T-1. 「 ウォーク・オン・バイ 」 はスティーヴ・タイレルによるプロデュースで、オリジナルをちょっと今風に味付けした程度のアレンジも彼によるもの。彼はその昔、セプターレコードのA&Rマンとしてディオンヌのヒット曲作りに関わった御仁ですからね。特別出演みたいな感覚でしょうか。スティーヴ・タイレルについては、彼のアルバム 『 BACK TO BACHARACH 』 の記事を参考ください。

T-2. 「 小さな願い 」 、T-6. 「 愛の想い出(愛のウェイト・リフティング) 」 、T-12. 「 世界は愛を求めている 」 はヒップポップ系のアレンジ。ディオンヌにとってこのジャンルはあまり経験ないと思うのですが、頑張って歌っています。「 小さな願い 」 の変拍子は全て4拍子になってて、ちょっと残念。「 愛の想い出(愛のウェイト・リフティング) 」 はクールな仕上がりで、ジョナサン・バトラーも掛け合いでちょいと参加。「 世界は愛を求めている 」 では共演したヒップポップ・ネイション・ユナイテッドによるラップを全面的フィーチャー。おぉっ、ここまでやるかって感じ。

T-3. 「 リーチ・アウト 」 はR&B/ソウル系のアレンジ。エル・デバージ、デバージ、エモーションズも参加して、ダンサブルな仕上がり。この曲がこんな風に変わるなんて、なかなか新鮮です。そして、T-14. 「 サン・ホセへの道 」 はサルサ仕立て。賑やかでとにかく楽しい。セリア・クルースの貫禄もスゴイ。この曲、ホントはディオンヌもこんな感じで歌いたかったんじゃ…とすら思える出来です。

ディオンヌはレアな曲も1曲リメイクしています。T-10. 「 オール・カインズ・オブ・ピープル 」 はバカラックがオリジナルで、1971年のアルバム 『 BURT BACHARACH 』 に入ってる曲。ディオンヌもセプター時代にアシュフォード&シンプソンの 「 REACH OUT AND TOUCH SOMEBODY'S HAND 」 とメドレーで録音。ワーナー移籍後の1973年にセプターからリリースされたアルバム 『 FROM WITHIN 』 に収録されていました。まさかこの曲をリメイクするとは!

唯一のカヴァー曲は超レア曲と言ってもいいT-7. 「 IF I WANT TO 」 。この曲は米国クリスチャン音楽の女性シンガー、サンディ・パティがオリジナル。1994年のアルバム 『 FIND IT ON THE WINGS 』 に入ってる地味な曲で、これをカヴァーしたのは私の知る限りディオンヌだけだと思います。「 オール・カインズ・オブ・ピープル 」とこの曲は奇を衒ったところのないアレンジで、ディオンヌはオリジナルをトリビュートしてるんだなぁと感じられます。どうしても歌いたかったんでしょうね。

バカラック作品以外の6曲は、前作アルバム 『 AQUARELA DO BRASIL 』 のタイトル曲をカヴァーしたのを除いてどうやら新曲みたいです。ヒップポップ系の曲があるのかと思いきや、至って普通のポップスばかり。変なアルバムです^^;

※ 2016/12/28 訂正 T-10. 「 オール・カインズ・オブ・ピープル 」 はカヴァーではなくリメイクでしたので、該当箇所を訂正しました。


【データ】
『 DIONNE SINGS DIONNE 』
Dionne Warwick

CD:1998年リリース (所有CDは1998年リリースの欧州向け盤)
レーベル:Empire Music Group (所有CDは、River North Records)
番号:R 377645 (所有CDは、51416 1431 2)

Produced by Damon Elliott (T-6,11,12,13.)
Produced by Zane Giles (T-3,4.)
Produced by George Duke (T-7,8.)
Produced by Steve Tyrell (T-1.)
Produced by Damon Elliott and Teddy Harmon (T-2.)
Produced by Zane Giles and Kevin Dorsey (T-5.)
Produced by Tim Miner (T-9.)
Produced by Rob Shrock (T-10.)
Produced by Damon Elliott and Zane Giles (T-14.)
Executive Producer: Steven Devick & Dionne Warwick
T-1,2,3,6,10,12,14.
  Written by Burt Bacharach & Hal David
T-7.
  Written by Burt Bacharach & will Jennings

左:オリジナル、右:日本盤(所有CDと同一曲順、ボーナストラック2曲あり)

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