A THOUSAND KISSES DEEP/Chris Botti (2003年)
米ジャズ・トランペット奏者のクリス・ボッティが2003年にリリースしたアルバムです。バカラック作品を2曲収録!
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全11トラック中、バカラック作品は2トラック
3. THE LOOK OF LOVE (5:17)
8. THE LAST THREE MINUTES (3:32)
米ジャズ・トランペット奏者のクリス・ボッティが2003年にリリースしたアルバムです。
クリス・ボッティは1962年生まれ。1995年にアルバム・デビューし、本アルバムが6作目。内容的にはポップスとジャズのクロスオーバーといった感じでしょうか。えっ、それじゃフュージョンじゃないかって? う~ん、でもフュージョンではなんとなくしっくりこないような…。まっ、どうでもいいか。
バカラック作品は2曲で、カヴァーと書き下ろし新曲が1曲ずつ。カヴァーはT-3. 「 恋の面影 」 で、コンテンポラリーな味付け。打ち込みの8ビートに乗って拍子の頭で弾くベースが実にクール。1コーラス目はクリス・ボッティが旋律をまったりと吹きます。2コーラス目は女性シンガーが歌い、3コーラス目は前半がクリス・ボッティのアドリブでサビが女性シンガーという構成。歌っている女性はカナダ人のシャンタール・クレヴィアジックです。
そして、書き下ろし新曲がT-8. 「 ザ・ラスト・スリー・ミニッツ 」 。クレジットによれば、バカラックと Andre Young の共作とあります。Andre Young とはプロデューサー/ラッパーのドクター・ドレーのこと。なるほど、♩≒88のテンポで流れるヒップポップ系の8ビートのドラム・ループはそーゆーことなのね。クリス・ボッティがミュートをつけて吹くトランペットのメロディはあまり動きのないもの。んで、このメロディ、どこかで聴いたことあると思ったら、2年後の2005年にバカラックがリリースしたアルバム 『 AT THIS TIME 』 収録の 「 GO ASK SHAKESPEARE(ゴー・アスク・シェイクスピア) 」 と全く同じ! 「 GO … 」 は歌詞付きなので、曲名も変えたんでしょうねー。
クリス・ボッティのトランペットは繊細で、物憂げな曲にはピッタリと思います。でも、アルバム自体は私の好みではないです。バカラック作品の2曲もなんだか中途半端で…。クリス・ボッティさんごめんちゃいm(_ _)m
【データ】
『 A THOUSAND KISSES DEEP 』
Chris Botti
CD:2003年9月30日リリース
レーベル:COLUMBIA
番号:CK 90535
Produced by Steve Lindsey
T-3. 「 THE LOOK OF LOVE 」
Printz Board - Drum Programming
Mike Elizando - Bass
Keefus Ciancia & Jim Cox - Keyboards
Steve Lindsey - Piano & Keyboards
Dean Parks - Acoustic Guitar
Smokey Hormel - Electric Guitar
Chantal Kreviazuk - Vocal
Strings Arranged and Conducted by Mort Lindsey
T-8. 「 THE LAST THREE MINUTES 」
Written by Burt Bacharach, Andre Young
Keefus Ciancia - Moog Voyager & Keyboards
Jim Cox - Fender Rhodes & Keyboards
Doyle Btamhall - Guitar
Lenny Castro - Bongos
※ クレジットに記載はありませんが、全曲 Chris Botti が Trumpet を吹いています。
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