« AT THIS TIME/Burt Bacharach (2005年) | トップページ | THIS GIRL'S IN LOVE/Rumer (2016年) »

2016年11月27日 (日)

MY FRIENDS & ME/Dionne Warwick (2006年)

ディオンヌ・ワーウィックが女性ばかりとコラボしたリメイク集です。バカラック作品を多数収録!

Img314aa Img314bb

全13トラック中、バカラック作品は9トラック

1. WALK ON BY  ~ with Gloria Estefan ~
2. MESSAGE TO MICHAEL  ~ with Cyndi Lauper ~
3. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ with Mya ~
4. I'LL NEVER LOVE THIS WAY AGAIN  ~ with Gladys Knight ~
5. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  ~ with Kelis ~
6. Déjà Vu
7. I SAY A LITTLE PRAYER  ~ with Reba McEntire ~
8. ANYONE WHO HAD A HEART  ~with Wynonna Judd ~
9. THEN CAME YOU  ~ with Lisa Tucker ~
10. WISHIN' AND HOPIN'  ~ with Olivia Newton-John ~
11. LOVE WILL FIND A WAY  ~ with Cheyenne Elliott ~
12. THE WINDOWS OF THE WORLD  ~ with Angie Stone, Chanté Moore, Deborah Cox, Da Brat ~
13. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  ~ with Celia Cruz ~

収録時間約49分


1998年の 『 DIONNE SINGS DIONNE 』 (略称:DSD)、2000年の 『 DIONNE SINGS DIONNE Ⅱ 』 (略称:DSDⅡ)に続いて2006年にリリースされた、リメイク盤の第3弾! ‟ またリメイクかよ ” と思う人もいたでしょうね。私もそうでした。そのあたりはディオンヌもKY(危険予知)したようで、編み出したソリューションは “ 女性アーティストとのコラボによるリメイク集 ” 。

CDのライナーに寄せたディオンヌのコメントを少し引用します(私による超意訳です、あしからず…)。 ─  これらの曲はどれも私の人生の中でとても特別な存在なの。今回新しい生命(いのち)を吹き込むことができたのは、私にとって最高の喜びだったわ。彼女たちの惜しみない協力が無かったらこのプロジェクトはとても実現できなかったでしょう。“ 感謝します ” という言葉を何度言っても足りないぐらいね…。 ─

ディオンヌの全米№1ヒットは、スピナーズと共演した 「 THEN CAME YOU 」 (1974年)と、ディオンヌ&フレンズ名義の 「 THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR (愛のハーモニー) 」 (1985年)の2曲。いずれもソロではなく他アーティストとのコラボ曲です。また、アリスタ・レーベル時代のシングル曲のおよそ3分の1はデュエット・ナンバーでした。このことからもわかるように、ディオンヌにとってデュエットをはじめとしたコラボ曲はけっこう得意分野。この企画は確かにナルホドと思わせてくれます。まぁ、私はひねくれ者なので、他人の力を借りざるを得ないほどディオンヌのパフォーマンスは低下したのか…と思っちゃいましたが^^;。

閑話休題、ディオンヌの呼びかけに協力してくれた女性アーティストは15名。グロリア・エステファン、シンディ・ローパー、マイヤ、グラディス・ナイト、オリビア・ニュートン=ジョンの5人は説明不要ですね。グラディスは 「 愛のハーモニー 」 で一緒に歌った仲。義理堅いですね。

Kelis(ケリス)は1979年生まれの米国人シンガーソングライター。Reba McEntire(リーバ・マッキンタイア)は1955年生まれの米国人カントリー歌手。Wynonna Judd(ワイノナ・ジャッド)は1964年生まれの米国人カントリー歌手。彼女は1998年のトリビュート・コンサート 『 ONE AMAZING NIGHT 』 にも参加していました。Lisa Tucker(リサ・タッカー)は1989年生まれの米国人シンガー。彼女はアメリカン・アイドルのシーズン5(2006年)で10位になりました。現在は女優として活動中。Cheyenne Elliott(シャイアン・エリオット)はディオンヌの孫娘で、当時はナント12歳。左から紹介順に画像を載せておきます。シャイアン・エリオットの画像は最近のものです。
A828513975003641565jpeg A1102451150533664jpeg A2804651316019645jpeg_2 Images_2 2f7852c2c79e0c01e1eea24eb3508_4

Angie Stone(アンジー・ストーン)は1961年生まれの米国人シンガーソングライター。Chanté Moore(シャンテ・ムーア)は1967年生まれの米国人R&Bシンガー。Deborah Cox(デボラ・コックス)は1974年生まれのカナダ人R&Bシンガーソングライター。Da Brat(ダ・ブラット)は1974年生まれの米国人ラッパー。他の人達がディオンヌと1曲ずつデュエットしているのに対して、この4人は同じ曲でディオンヌとコラボしています。この4人も左から紹介順に画像を載せておきます~。
A317521258554882jpeg A45523013666520501882jpeg_3 A44915001jpg_2 Dabrattrapqueenremix_2

大トリは “ サルサの女王 ” と呼ばれたキューバ系米国人のCelia Cruz(セリア・クルース)。しかし彼女は2003年に77歳でお亡くなりになってまして、本アルバムに収録されてる音源は 『 DSD 』 でのデュエット曲をリミックスしてディオンヌの歌を載せ替えたバージョンと思われます。女王の在りし日の御姿を載せておきますね。モノクロ画像はお若い頃のものです。
Aymeenuviolaasceliacruztelemundo201 Celiacruztelevisionshow01_2

プロデューサーはディオンヌの次男、デーモン・エリオット。1973年生まれの彼はこの時33歳。『 DSD 』 や 『 DSDⅡ 』 でプロデュースしたのは一部だけでしたが、今回は全曲をプロデュース。クレジットには書いてありませんが、アレンジも彼なんでしょう。

取り上げられた13曲は全てディオンヌがかつて歌った曲。そのうちバカラック作品は9曲。元曲の構成を尊重しつつも、全体的にはヒップポップ風味に仕上がっています(曲によって味付けの濃い/薄いは有り)。ディオンヌは衰えたなりに頑張って歌っていますし、コラボした女性アーティストもそれぞれ “ らしい ” パフォーマンスを見せてくれてはいます。

でも、グロリア・エステファンとのT-1. 「 ウォーク・オン・バイ 」 や、シンディ・ローパーとのT-2. 「 マイケルへのメッセージ 」 などは、協力してくれた女性アーティストの良さを生かし切れていない印象を受けました。どうしてヒップポップ風味にする必要があるのか。特にシンディ・ローパーは居心地悪そうに聴こえますねー。シンディだったら、「 アルフィー 」 や 「 恋するハート 」 などのバラード曲を聴きたかった…とも思いますし、曲とのマッチングを含めてピップポップにこだわったプロデューサーの力量不足かなぁ…。

聴き応えがあったのはT-12. 「 世界の窓と窓 」 。前述した4人とコラボした曲で、ノリが良くラップもいい感じでハマってます。バカラック作品以外では、グラディス・ナイトとコラボしたT-4. 「 涙の別れ道 」 が良かったです。プロデュースどうこうより、グラディスの貫禄でしょう。


【データ】
『 MY FRIENDS & ME 』
Dionne Warwick

CD:2006年11月7日リリース
レーベル:CONCORD MUSIC GROUP (US)
番号:CCD-2310-2

Produced by Damon Elliott
Co-producer: Teddy "BEAR" Harmon
Executive producers: Dionne Warwick, Damon Elliott and John Burk
Grecco Burratto: Guitar
Trddy Harmon: Bass, Keyboards, Programming
Damon Elliott: Keyboards, Drums, Programming

« AT THIS TIME/Burt Bacharach (2005年) | トップページ | THIS GIRL'S IN LOVE/Rumer (2016年) »

ディオンヌ・ワーウィックのアルバム」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰しています。

あるでおさんの記事を参考にしながらここ3か月ばかりディオンヌの各アルバム
からバカラックの楽曲のみ集めたオリジナルCDを作っていました。
レンタルCDだと、歌詞カードも解説書もないので、どの曲がバカラックものか
よくわからなったのですが、あるでおさんのおかげで作業が進みました。
ありがとうございます。

さて、ついにルーマーの「ディス・ガール ~バカラック&デイビッド・ソングブック」が出ましたね!
私が一番好きな「ハスブルック・ハイツ」をラジオで聴いて以来、
ルーマーのバカラックカバーアルバムを熱望していました。
期待通り、ルーマー温かな歌声とゆっくりめテンポの曲は寝る前の安定剤。
この寒い冬にほっこりできる内容でした。
「ディス・ガール」での出だしのお経のようなバカラック翁のしゃがれ声は
ご愛嬌としても充分満足できる一枚でした。
あとはこのアルバムに以前発表した「ハスブルック・ハイツ」と「アルフィー」を足した
オリジナルCDを作りこの冬を乗り切るとします。

ずずさん、こんばんは。
あるでおです。お久しぶりでございます。
そして、コメントありがとうございましたm(__)m

拙ブログがいくらかでもずずさんのお役に立ったのなら、
駄文でも書いた甲斐があるってものです(^^)

ルーマーのニュー・アルバムですが、
先月26日にCD送られてきたものの
翌日から出張やら何やらで休みなしの日々。
出張の移動中にiPodで聴いてましたが、
ずずさんがおっしゃるように期待通りのアルバムでしたね~。

明日は久しぶりに一日ゆっくり休めますので、
拙宅のステレオでルーマーの世界に浸りながら
駄文を書こうと思っております。

ではでは

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/591595/64506686

この記事へのトラックバック一覧です: MY FRIENDS & ME/Dionne Warwick (2006年):

« AT THIS TIME/Burt Bacharach (2005年) | トップページ | THIS GIRL'S IN LOVE/Rumer (2016年) »

★ リンク ★

  • くう・ねる・時々・じゃず
    とても凛としていて、でも柔らかい歌声が魅力のジャズ・シンガー、三善香里さんの公式ブログです。
  • My Willful Diary
    shoppgirlさんが、「心に留めておきたい音楽とあれこれ」をたおやかな言葉で綴っていらっしゃる、素敵なブログです
  • バカラックマジックでまったりと
    バカラックさんをこよなく愛するまったりさんのブログです。バカラックファンとして大先輩でブログの師匠さんでもあります。
2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

最近のトラックバック