Du är den ende/Lill Lindfors (1967年)
スウェーデンの女性シンガー、リル・リンドフォッシュのファースト・アルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!
全14トラック中、バカラック作品は1トラック
12. Alltid nåt som får mej att minnas - (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME - (2:51)
スウェーデンの女性シンガー、リル・リンドフォッシュのファースト・アルバムです。
1940年5月12日、フィンランドのヘルシンキ生まれ。なんと、バカラック爺と誕生日
が一緒
爺は1928年生まれなのでちょうど一回り違うワケですネ。
スウェーデンのストックホルム近郊で育ち、1960年頃から歌手として活動。1965年にミュージカル 『 ウェストサイド物語 』 のスウェーデン語版でアニタ役に抜擢されて広く知られるように。1966年のシングル 「 Du är den ende 」 (禁じられた遊びのテーマ) がヒットして、翌1967年にその曲名をタイトルにした本アルバムをリリース。 ─ 豊かな表現力と愛らしいルックスで60年代から70年代の北欧のトップアイドルに君臨 ─ したそうです。(日本盤CDの帯より引用)
収録されてる14曲、全てスウェーデン語で歌っています。前述したT-1. 「 禁じられた遊びのテーマ 」 (本アルバムの邦題:あなただけ) や T-3. 「 いそしぎのテーマ 」 (同様邦題:あなたの影)、 T-8. 「 マシュ・ケ・ナダ 」 (同様邦題:私のサンバ) など欧米ポップスやボサノヴァのカヴァーが目立ちます。「 マシュ・ケ・ナダ 」 での歌唱は、本家セルジオ・メンデス&ブラジル'66のヴォーカルであるラニ・ホールの声質にけっこう似てるかも。スウェーデンでは当時まだボサノヴァは少数派だったようで、本アルバムはスウェーデンの音楽制作におけるマイルストーンになったんだとか。
クレジットによれば2種類のオケが演奏してることになってますが、バンド、ストリングス、金管、木管、男女コーラスなどが曲によっていろいろな組み合わせで演奏しています。
んで、バカラック・カヴァーはT-12. 「 愛の思い出 」 。テンポは、オリジナルであるルー・ジョンソン版の♩≒154、英国でヒットしたサンディ・ショウ版の♩≒172に対し、その中間の♩≒160。バックの演奏は基本その二つのバージョンの完コピで新鮮味はありませんが、リズムはボサノヴァ色チョット強めでしょうか。リルの歌唱は、パワフルなルー・ジョンソンや元気いっぱいのサンディ・ショウと比べるとかなりおとなしく、まったり感すら漂います。アウトロのメロディ(サンディ・ショウは歌ってないけどルー・ジョンソンは歌ってるあのメロディ)なんか、まったりを通り越してウッフン的なセクシーさをアピール。なかなかユニークだったりします(笑)。
【データ】
『 Du är den ende 』 (邦題:たった一人のあなた)
Lill Lindfors
LP:1967年リリース (所有CDは、2000年12月20日リイシューの日本盤)
レーベル:Polydor (所有CDは、ユニバーサル・ミュージック / ビクターエンタテインメント)
番号:LPHM 46 258 (所有CDは、UICY-3075)
Producer - Curt Peterson
Marcus Österdahls Orkester (T-1~5,7~9,11.)
Sven-Olof Walldoffs Orkester (T-6,10,12~14.)
12. Alltid nåt som får mej att minnas - (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME - (2:51)

1940年5月12日、フィンランドのヘルシンキ生まれ。なんと、バカラック爺と誕生日


スウェーデンのストックホルム近郊で育ち、1960年頃から歌手として活動。1965年にミュージカル 『 ウェストサイド物語 』 のスウェーデン語版でアニタ役に抜擢されて広く知られるように。1966年のシングル 「 Du är den ende 」 (禁じられた遊びのテーマ) がヒットして、翌1967年にその曲名をタイトルにした本アルバムをリリース。 ─ 豊かな表現力と愛らしいルックスで60年代から70年代の北欧のトップアイドルに君臨 ─ したそうです。(日本盤CDの帯より引用)
収録されてる14曲、全てスウェーデン語で歌っています。前述したT-1. 「 禁じられた遊びのテーマ 」 (本アルバムの邦題:あなただけ) や T-3. 「 いそしぎのテーマ 」 (同様邦題:あなたの影)、 T-8. 「 マシュ・ケ・ナダ 」 (同様邦題:私のサンバ) など欧米ポップスやボサノヴァのカヴァーが目立ちます。「 マシュ・ケ・ナダ 」 での歌唱は、本家セルジオ・メンデス&ブラジル'66のヴォーカルであるラニ・ホールの声質にけっこう似てるかも。スウェーデンでは当時まだボサノヴァは少数派だったようで、本アルバムはスウェーデンの音楽制作におけるマイルストーンになったんだとか。
クレジットによれば2種類のオケが演奏してることになってますが、バンド、ストリングス、金管、木管、男女コーラスなどが曲によっていろいろな組み合わせで演奏しています。
んで、バカラック・カヴァーはT-12. 「 愛の思い出 」 。テンポは、オリジナルであるルー・ジョンソン版の♩≒154、英国でヒットしたサンディ・ショウ版の♩≒172に対し、その中間の♩≒160。バックの演奏は基本その二つのバージョンの完コピで新鮮味はありませんが、リズムはボサノヴァ色チョット強めでしょうか。リルの歌唱は、パワフルなルー・ジョンソンや元気いっぱいのサンディ・ショウと比べるとかなりおとなしく、まったり感すら漂います。アウトロのメロディ(サンディ・ショウは歌ってないけどルー・ジョンソンは歌ってるあのメロディ)なんか、まったりを通り越してウッフン的なセクシーさをアピール。なかなかユニークだったりします(笑)。
【データ】
『 Du är den ende 』 (邦題:たった一人のあなた)
Lill Lindfors
LP:1967年リリース (所有CDは、2000年12月20日リイシューの日本盤)
レーベル:Polydor (所有CDは、ユニバーサル・ミュージック / ビクターエンタテインメント)
番号:LPHM 46 258 (所有CDは、UICY-3075)
Producer - Curt Peterson
Marcus Österdahls Orkester (T-1~5,7~9,11.)
Sven-Olof Walldoffs Orkester (T-6,10,12~14.)
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