A Boy Called Po/O.S.T. (2017年)
バカラックが音楽を担当した2016年公開の米映画 『 A Boy Called Po 』 のサントラです。(CD無し/デジタル配信のみ)
(画像は全てクリックすると大きくなります)
全27トラック中、バカラック作品は19トラック
1. DANCING WITH YOUR SHADOW ~ Sheryl Crow ~ F
2. AMELIA SAYS GOODBYE
3. THE PIRATE
4. NURSES OFFICE
5. DRAWING ~ Joseph Bauer ~
6. THE LAND OF COLOR ~ Joseph Bauer ~
7. SCHOOLTIME
8. FAMILY TIME
9. GOODBYE DAD
10. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
11. AMELIA
12. DETACHED ~ Joseph Bauer ~
13. LOST ~ Joseph Bauer ~
14. THROUGH THE DOOR ~ Joseph Bauer ~
15. FISH TANK
16. THE PIER
17. ANOTHER WORLD ~ Joseph Bauer ~
18. MAGIC GARDEN
19. DAD PACKING
20. AIRPORT KISS
21. FINAL ~ Joseph Bauer ~
22. RAINBOW ON THE WALL
23. SHERWOOD FOREST
24. IT'S OKAY ~ Joseph Bauer ~
25. SUPERMARKET LOVE
26. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU ~ Bethany Joy Lenz ~ F
27. DANCING WITH YOUR SHADOW
※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記
収録時間約49分
2016年に米国で公開された映画 『 A Boy Called Po 』 のサントラです。2017年1月にデジタル配信のみでリリースされました。
『 A Boy Called Po 』 は、妻を癌で亡くし自閉症の10歳の息子を育てることになった父親の物語。バカラックが音楽を手掛けることになったきっかけは、2014年にこの映画の監督である John Asher と飛行機で一緒になったこと。その時、「 遥かなる影 」 を映画に使ってもよいか訊かれてバカラックは快諾します。その後映画を観たバカラックは、感動して自分から進んでスコアを書くと言ったそうです。それも無償で。バカラックの娘ニッキはアスペルガー症候群を患ってましたからね…、共感して心が突き動かされたんでしょう。
映画の当初のタイトルは 『 Po 』。ニューポートビーチ国際映画祭で2016年4月23日に、サンディエゴ国際映画祭で同年10月1日にそれぞれ上映されたあと、同年11月25日から一般公開されました。サンディエゴ国際映画祭では、10ある賞のうちのひとつ、“ Breakthrough Feature ” 賞を受賞したそうです。(画像)
その後、『 A Boy Called Po 』 に改題されて2017年9月1日より米国内劇場及びデジタル・プラットフォームで公開されました。
本サントラ・アルバムに収録されているのは27トラック。そのうち19トラックがバカラック作品です。バカラック作品以外の8トラックは Joseph Bauer (ジョセフ・バウアー)という映画音楽作家によるもので、アルバム・アートワークにもその由記載されています。
T-1. 「 DANCING WITH YOUR SHADOW 」 は映画の主題歌(リンク先は公式MV)。映画のために書き下ろしたもので、作詞はビリー・マン、歌はシェリル・クロウ。♩≒80くらいのゆったりとしたバラード曲で、バックはピアノとストリングスだけのシンプルなもの。高低差のあるメロディやサビに至るふわっとした転調はバカラックらしさが感じられます。一方で、バカラック作品の特徴である変拍子や不規則な小節数は封印。結果、地味だけど気品があり聴けば聴くほど味わいが深まる、そんな曲になっています。シェリル・クロウの淡々とした、それでいて温かみのある歌声も素晴らしい。そういえば、彼女は 『 ONE AMAZING NIGHT 』 でもしっとり歌ってましたね。
なお、作詞を担当したビリー・マンは、1968年フィラデルフィア生まれのシンガーソングライター/プロデューサー。Wikiによれば、ビリー・マンは自閉症児の父親でもあり、2011年バラク・オバマ大統領が自閉症再認防止法に署名した際には妻子と共にその場に立ち会ったそうです。
ヴォーカル入りの曲がもう1トラック。T-26. 「 遥かなる影 」 を歌っているベサニー・ジョイ・レンツは1981年フロリダ州生まれの女優/シンガーソングライター。バックはピアノを主体として、アンビエントなシンセが加わったもの。彼女の声は少しかすれていて、歌い上げる風ではなく等身大の歌い方。この映画の雰囲気には合ってるのかも。
T-27. 「 DANCING WITH YOUR SHADOW 」 はT-1. の歌なし版。その他は所謂劇伴で、1分弱~2分程度の短いものが殆ど。「 DANCING WITH YOUR SHADOW 」 のメロディをモチーフとしたものが半分くらいでしょうか。T-10. 「 遥かなる影 」 はピアノ・ソロですが、これも1分少々と短いです。ちなみに、ジョセフ・バウアー作の各トラックはアンビエントそのもので2分~4分程度のものが多いです。
「 DANCING WITH YOUR SHADOW 」 を聴く限り、バカラック爺のソング・ライティング力はまだ衰えていないと感じます。凄い爺やです。
※ 2017/9/2 作品名の改題を受けて、タイトル及び関連する記述を修正しました。アルバム・アートワークは 『 Po 』 のままです。悪しからずm(__)m
【データ】
『 A Boy Called Po 』
O.S.T.
MP3:2017年1月13日リリース
レーベル:The Movie Po, under exclusive license to Varese Sarabande Records
番号:?
↓ MP3 (サントラも2017年9月1日に 『 A Boy Called Po 』 と改題されて再リリース。『 Po 』 では見つかりません^^;)
リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/1/28)
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コメント
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deezerで 全曲聴きました
とても、ゆったりした曲調で、すてきです
バカラック 大好きです
投稿: cholopapa | 2018年6月25日 (月) 22時56分
cholopapaさん、コメントありがとうございます!
バカラックらしさが感じられるメロディですよね。映画も観てみたいです。
投稿: あるでお | 2018年6月26日 (火) 07時13分