Playing Bacharach/Aisha Ruggieri quartet (2010年)
伊太利亜の女性ジャズ・ピアニスト、アイシャ・ルジェリによるバカラック集です。
(画像は全てクリックすると大きくなります)

全10トラック中、バカラック作品は8トラック
1. A HOUSE IS NOT A HOME
2. MAGIC MOMENTS
3. THANATOS
4. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
5. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR
6. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
7. AFRODITA'S DINNER
8. THIS EMPTY PLACE
9. WALK ON BY
10. CASINO ROYALE
収録時間約53分
伊太利亜の女性ジャズ・ピアニスト、アイシャ・ルジェリによるバカラック集です。(ラスト・ネームはラッギーリと読む事例もあるようですが、本記事ではルジェリとしておきます)


2005年に最初のアルバムをリリース。本アルバムは3枚目のアルバムにあたります。写真のうち2枚は紙ジャケを開いたところにあったもの。残りの1枚はネットから拾ったもので、本アルバムのチラシのようです。
ピアノ、ドラムス、ベースに、ジャンルカ・カローロのトランペット/フリューゲルホーンをフィーチャーしたカルテット編成。ストレートでコンテンポラリーなジャズです。この手のジャズが苦手な人にはちょっと敷居が高いかもしれません。ですが、本気で曲に向き合ってる感じが伝わってきて好感が持てます。ネットでアイシャのことを調べていたら、本アルバムに対する彼女の思いが窺える記述がありました。私のテキトーな訳でどうぞ。
─ 大きな尊敬の念をもってこの作曲家(訳者注:バカラックのこと)を読み込まなきゃいけないと思ったし、過去の2枚のアルバムとは違うものにしたかったの。ブリリントな音色のジャンルカ・カローロ、加えて二人の優れたミュージシャンのサポートもあって、私は自分の好きな曲を自由にアレンジすることができたわ。ただひとつ気を配ったのは、リスナーが最初から我々の世界に入ってこれるよう、メロディを尊重したことかしら。 ─ (2012年の彼女のインタビュー記事より抜粋)
全10曲のうち8曲がバカラック作品ですが、そのうちT-8. 「 ディス・エンプティ・プレイス 」 とT-10. 「 カジノ・ロワイヤル 」 はジャズでは殆どといっていいほど取り上げられてこなかった曲です。アイシャ、けっこうチャレンジャーですね~。
演奏は全体的に硬派。各曲でのアドリヴ、特にトランペット/フリューゲル・ホーンのプレイは時に激しく時に甘くソフトに…メリハリが利いてます。リズムも凝ってる曲が多いです。アルバム冒頭のT-1. 「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 、4/4拍子のこの曲を7/8拍子(或いは倍テンポで4/4拍子+3/4拍子か?)で演奏したのには、いきなりで面食らいました。軽いボサノヴァに仕上げたT-5. 「 愛のハーモニー 」 ぐらいですかね、肩の力を抜いて聴けるのは。
特徴的だなぁと感じるのが、イントロでピアノが独自のフレーズを提示してそれを間奏部やアウトロでも差し込んでくる点。T-1.「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 、T-5. 「 愛のハーモニー 」 、 T-8. 「 ディス・エンプティ・プレイス 」 、T-10. 「 カジノ・ロワイヤル 」 あたりで見られるのですが、強い印象をリスナーに与えます。アイシャは意識してアレンジしたのだと思います。先に紹介した彼女のコメント ─ リスナーが最初から我々の世界に入ってこれるよう、メロディを尊重したことかしら ─ の一端でしょうか。
因みに、T-3.とT-7. はアイシャの自作曲。この2曲は、なんでもバカラックにインスパイアされて作曲したものだとか。出来はともかく、その心意気や良し!
本アルバム、Amazon/iTunesで視聴できます。気になる方はぜひご試聴を!
【データ】
『 Playing Bacharach 』
Aisha Ruggieri quartet featuring Gianluca Carollo
CD:2010年9月13日リリース
レーベル:GECO RECORDS (ITALY)
番号:100/005
All tracks composed by Burt Bacharach except T-3,7. composed by Aisha Ruggieri
All arrangements are written by Aisha Ruggieri
Musicians
Aisha Ruggieri - piano, arrangements
Gianluca Carollo - trumpet, flugelhorn
Edu Hebling - doublebass
Mauro Beggio - drums
Recorded in Calliano (AT) live recording at Studiottanta, mixered and mastered by Massimo Visentin December, 2009
リンク先消滅したためリンク貼り直し(2024/1/28)
Amazonリンク
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全10トラック中、バカラック作品は8トラック
1. A HOUSE IS NOT A HOME
2. MAGIC MOMENTS
3. THANATOS
4. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE
5. THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR
6. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
7. AFRODITA'S DINNER
8. THIS EMPTY PLACE
9. WALK ON BY
10. CASINO ROYALE
収録時間約53分
伊太利亜の女性ジャズ・ピアニスト、アイシャ・ルジェリによるバカラック集です。(ラスト・ネームはラッギーリと読む事例もあるようですが、本記事ではルジェリとしておきます)


アイシャ・ルジェリはイタリア北部ヴェネト州パドヴァ(Padova, ヴェネツィアの西あたり)の出身。最初はクラシックを弾いていたそうですが、17歳の時に2枚のレコード(ジョン・コルトレーンとビル・エヴァンス)を聴いて衝撃を受けジャズをやることに決めたんだとか。
2005年に最初のアルバムをリリース。本アルバムは3枚目のアルバムにあたります。写真のうち2枚は紙ジャケを開いたところにあったもの。残りの1枚はネットから拾ったもので、本アルバムのチラシのようです。
ピアノ、ドラムス、ベースに、ジャンルカ・カローロのトランペット/フリューゲルホーンをフィーチャーしたカルテット編成。ストレートでコンテンポラリーなジャズです。この手のジャズが苦手な人にはちょっと敷居が高いかもしれません。ですが、本気で曲に向き合ってる感じが伝わってきて好感が持てます。ネットでアイシャのことを調べていたら、本アルバムに対する彼女の思いが窺える記述がありました。私のテキトーな訳でどうぞ。
─ 大きな尊敬の念をもってこの作曲家(訳者注:バカラックのこと)を読み込まなきゃいけないと思ったし、過去の2枚のアルバムとは違うものにしたかったの。ブリリントな音色のジャンルカ・カローロ、加えて二人の優れたミュージシャンのサポートもあって、私は自分の好きな曲を自由にアレンジすることができたわ。ただひとつ気を配ったのは、リスナーが最初から我々の世界に入ってこれるよう、メロディを尊重したことかしら。 ─ (2012年の彼女のインタビュー記事より抜粋)
全10曲のうち8曲がバカラック作品ですが、そのうちT-8. 「 ディス・エンプティ・プレイス 」 とT-10. 「 カジノ・ロワイヤル 」 はジャズでは殆どといっていいほど取り上げられてこなかった曲です。アイシャ、けっこうチャレンジャーですね~。
演奏は全体的に硬派。各曲でのアドリヴ、特にトランペット/フリューゲル・ホーンのプレイは時に激しく時に甘くソフトに…メリハリが利いてます。リズムも凝ってる曲が多いです。アルバム冒頭のT-1. 「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 、4/4拍子のこの曲を7/8拍子(或いは倍テンポで4/4拍子+3/4拍子か?)で演奏したのには、いきなりで面食らいました。軽いボサノヴァに仕上げたT-5. 「 愛のハーモニー 」 ぐらいですかね、肩の力を抜いて聴けるのは。
特徴的だなぁと感じるのが、イントロでピアノが独自のフレーズを提示してそれを間奏部やアウトロでも差し込んでくる点。T-1.「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 、T-5. 「 愛のハーモニー 」 、 T-8. 「 ディス・エンプティ・プレイス 」 、T-10. 「 カジノ・ロワイヤル 」 あたりで見られるのですが、強い印象をリスナーに与えます。アイシャは意識してアレンジしたのだと思います。先に紹介した彼女のコメント ─ リスナーが最初から我々の世界に入ってこれるよう、メロディを尊重したことかしら ─ の一端でしょうか。
因みに、T-3.とT-7. はアイシャの自作曲。この2曲は、なんでもバカラックにインスパイアされて作曲したものだとか。出来はともかく、その心意気や良し!
本アルバム、Amazon/iTunesで視聴できます。気になる方はぜひご試聴を!
【データ】
『 Playing Bacharach 』
Aisha Ruggieri quartet featuring Gianluca Carollo
CD:2010年9月13日リリース
レーベル:GECO RECORDS (ITALY)
番号:100/005
All tracks composed by Burt Bacharach except T-3,7. composed by Aisha Ruggieri
All arrangements are written by Aisha Ruggieri
Musicians
Aisha Ruggieri - piano, arrangements
Gianluca Carollo - trumpet, flugelhorn
Edu Hebling - doublebass
Mauro Beggio - drums
Recorded in Calliano (AT) live recording at Studiottanta, mixered and mastered by Massimo Visentin December, 2009
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