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2017年4月16日 (日)

BORN FREE/LOVE, ANDY/Andy Williams (1967年)

アンディ・ウィリアムスが1967年にリリースしたアルバム2枚。それぞれバカラック・カヴァーを1曲ずつ収録!

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『 BORN FREE 』 original LP front cover/back cover

全12トラック中、バカラック作品は1トラック

8. ALFIE (2:51)

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『 LOVE, ANDY 』 original LP front cover/back cover

全11トラック中、バカラック作品は1トラック

3. THE LOOK OF LOVE (2:52)

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所有CD(2 on 1)のジャケットの表/ケースの裏


アンディ・ウィリアムスが1967年にリリースしたアルバム2枚をまとめてご紹介します。

アンディ・ウィリアムスは、1927年12月米中西部アイオワ州生まれ。バカラックは1928年5月生まれですから、約半年ほどアンディの方がお兄さんってことになりますね。2012年9月に84年の生涯を終えられました。そう言えば、ハル・ディヴィッドが亡くなったのも同じ2012年9月でしたね…。

アンディは米男性ポピュラー・シンガーを代表するひとり。「 ムーン・リバー 」 のカヴァーはあまりにも有名ですが、正直個人的には全く興味を抱かず今日まで過ごしてきました。The Chordettes(サ・コーデッツ)の1958年のヒット曲 「 LOLIPOP 」 のMVにアンディが出演して口に指を突っ込んで“ポンッ”と鳴らしてる間抜けな顔は印象に残ってるんですが(笑)。

さて、アルバム 『 BORN FREE 』 は1967年4月リリース。アルバムのタイトルにもなっている 「 BORN FREE 」 は映画 『 野生のエルザ 』 の主題歌。他にも 「 サニー 」 、「 夜のストレンジャー 」 などを歌っています。これらは皆1966年にヒットした曲。バカラック・カヴァーのT-8. 「 アルフィー 」 も1966年の映画の主題歌ですもんね。歌い出しの伴奏はアコギだけ。ストリングスが加わったあと、ベース、ドラムス、ヴィブラフォン、ホルン、コーラスが入ってきます。アルト・サックスだけちょっと下品な音色で残念ですが、情感豊かなオーケストレーションは素敵です。アンディもそのバックに合わせた感じでソフトな歌いっぷりなのですが、気持ちがこもっていて優しいおじさんが若い女の子を諭してるかのような雰囲気が出ています。

もう1枚のアルバム 『 LOVE, ANDY 』 は、『 BORN FREE 』 の次作で同年10月にリリース。同年ヒットした 「 君の瞳に恋してる 」 や前年ヒットしたビーチ・ボーイズの 「 神のみぞ知る 」 なんかを歌っています。バカラック・カヴァーはT-3. 「 恋のおもかげ 」 。1967年の英国映画 『 007 カジノ・ロワイヤル 』 の曲ですから、これも旬なカヴァーです。イントロでソプラノ・サックス、ストリングス、ホルンが奏でる旋律にまず引き込まれます。ストリングスや金管によるオブリガートも、原曲のコピーじゃなくて独特の美学があり素敵です。アンディの歌はそれほど印象深くないんですが。

バカラック作品以外の収録曲も、アレンジに工夫が見られます。アンディ・ウィリアムスのようなシンガーは既にヒットしたを歌うのが仕事。“コピーに近いイージーリスニング的演奏+歌”の安易な作品が多いんだろうと思っていましたが、見事予想は外れました。ご紹介したアルバムは2枚ともニック・デカロがプロデュースし、アレンジも一部を除いて手掛けています。ニック・デカロといえば、著名なプロデューサー/アレンジャーの一人ですもんね。歌手を生かすも殺すもプロデュース・ワーク次第なのかも。


R920066014765758483848jpegここからはオマケです。MP3でしか所有していないバカラック・カヴァーをご紹介。
1970年の春にリリースされたその名も 『 RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD 』 というアルバムで 「 雨にぬれても 」 (3:11)をカヴァーしています。これが実にまったりしてまして。♩≒94の遅めのテンポで、この曲定番のシャッフルではなくソフトロック的8ビートのなおしゃれなリズム。アコギ中心のバンド、ヴィブラフォン、ストリングス、女性コーラスなどを配した厚めの演奏をバックに、アンディもあえて弾むような歌い方はせずにソフトで流れるような歌唱を聴かせます。オリジナルがヒットしてまだ数か月の段階ですが、他とは違った個性的なカヴァーだと思います。プロデューサーはDick Glasser、アレンジャーはAl Capps。どこの誰だか知りませんが、いい仕事してます。
実は、先月~3月15日のBS-TBS 『 SONG TO SOUL 』 を観るまでアンディのバージョンを聴いたことがありませんでした。そこでCDを入手しようとしたのですが、Amazonでは中古でも4,000円近い値付けが…。万年金欠病のあるでおとしてはおいそれと手が出せるものではなく…。この曲はMP3で我慢することにして、CD入手は超リーズナブルでしかも2 on 1の 『 BORN FREE/LOVE, ANDY 』 に流れてしまったワケでございます。お恥ずかしぃ^^;


【データ】
① 『 BORN FREE 』/② 『 LOVE, ANDY 』
Andy Williams

LP:① 1967年4月10日/② 1967年10月16日 リリース (所有CDは、1999年3月23日リリース)
レーベル:COLUMBIA (所有CDは、Collectables Records / Sony Music)
番号:① CS 9480/② CS 9566 (所有CDは、COL-CD-6049)

Produced by Nick DeCaro
Arranged by Nick DeCaro, Eddie Karam (①T-4,11), J. Hill (①T-3,5)

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