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2017年4月

2017年4月26日 (水)

1619 BROADWAY/Kurt Elling (2012年)

米男性ジャズ・シンガー、カート・エリングが2012年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

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全11トラック中、バカラック作品は1トラック

6. A HOUSE IS NOT A HOME (7:02)


米男性ジャズ・シンガー、カート・エリングが2012年にリリースしたアルバムです。

カートは1967年シカゴ生まれ。1995年にブルーノートと契約して6枚のアルバムをリリース。本アルバムは、2006年から在籍したコンコードにおける4作目です。アルバムタイトルの 『 1619 BROADWAY 』 とはニューヨークのブリル・ビルディングの所在地のこと。アルバムの副題 “ THE BRILL BUILDING PROJECT ” にあるように、ブリル・ビルディングのソングライター達に捧げられたアルバムだそうです。

本アルバムのリリース時は45歳くらいのはず。…なのに、ジャケ写がなんともシブ過ぎて。もっと年長の方かと思っちゃいましたょ。

曲目リストをみると、ジェリー・リーバー&マイク・ストーラー、バリー・マン&シンシア・ワイル、ジェリー・ゴフィン&キャロル・キング、バート・バカラック&ハル・デイヴィッドといった、ブリル・ビルディングを代表するソングライターの作品が並んでいます。他に、デューク・エリントン、ポール・サイモン、サム・クックなどの曲も取り上げています。私が知らない曲の方が多いですけど^^;。

バカラック&デイヴィッド作品はT-6. 「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 。バックは、ピアノ、ベース、ドラムス、ギターのカルテット。元々は4拍子のバラード曲ですが、3拍子っぽくしたり4拍子に戻ったりとリズムは凝っていてゆったりしたなかにも緊張感が漂います。カートもかなりメロディを崩して歌っています。原曲のエッセンスはかなり薄れて、なんか聴いてて落ち着かないです^^;。本人はカッコイイと思って演ってるのかしらん。カートの歌声はバリトンで深く渋味があって、私的には好みなのですが。

T-1. 「 オン・ブロードウェイ 」 はR&B風コンテンポラリー・ジャズという感じなのに対し、ブルースのT-5. 「 I'M SATISFIED 」 なんかはストレートなバップ・スタイル。一方、キャロル・キングのT-8. 「 SO FAR AWAY 」 はバラードよろしく丁寧に歌ってますし、T-10. 「 AMERICAN TUNE 」 はピアノだけをバックにシンプルに歌っております。

選曲にしてもパフォーマンスにしても、振れ幅の大きなアルバムでした。


【データ】
『 1619 BROADWAY THE BRILL BUILDING PROJECT
Kurt Elling

CD:2012年9月25日リリース
レーベル:CONCORD JAZZ
番号:CJA-33959-02

Produced by Chris Dunn, Kurt Elling and Laurence Hobgood
Co-Produced by Darryl Pitt
Recorded May 3-5, 2012 by Chris Allen at Sear Sound, New York, NY
Musicians:
  Kurt Elling - voice
  John Mclean - guitar
  Laurence Hobgood - piano
  Clark Sommers - bass
  Kendrick Scott - drums, congas
T-6. 「 A HOUSE IS NOT A HOME 」
  Arranged by Laurence Hobgood

2017年4月23日 (日)

Golden Hits (VolumeⅡ)/Roger Williams (1970年)

米国の男性ピアニスト、ロジャー・ウィリアムスが1970年にリリースしたベスト・アルバムです。バカラック・カヴァーを2曲収録!

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Original LP front cover/back cover

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所有CDのジャケット表/ケース裏

全11トラック中、バカラック作品は2トラック

3. ALFIE (3:53)
8. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU (3:28)

※所有CDはLPと収録順が異なっており、上記曲順はLPのものです。また、所有CDは1トラックカットされて全10トラックとなってます。


米国の男性ピアニスト、ロジャー・ウィリアムスが1970年にリリースしたベスト・アルバムです。

ロジャーは1924年生まれ(2011年没)。3歳からピアノを始め、大学やジュリアード音楽院でピアノを学びました。1955年、テレビのタレント発掘番組に出演したのがきっかけでKAPPレコードの創設者 David Kapp の目に留まり、「 枯葉 」 でシングル・デビュー。これがいきなり全米1位の大ヒット。以後、ポピュラー/イージーリスニングのピアニストとして活躍。ビルボード誌によれば、“歴史上最も売れてるピアノ・レコーディング・アーティスト”なんだそう。また、ロジャーは“大統領のためのピアニスト”として知られ、トルーマン以来9代の米国大統領のためにピアノを演奏した方なんだとか。(全てWikiより)

既に50枚以上のアルバムをリリースしていたロジャーにとって、本アルバムは 『 Greatest Hits 』 (1961年)、『 Golden Hits 』 (1967年)に続いて3枚目となるベスト・アルバム。それにしても、このLPジャケットはどうにかならなかったのでしょうか。イージーリスニングとしてこれはイカンでしょ。CDをリイシューするに際してジャケットを差し替えたのは正解ですね(リイシューCDのジャケットも安っぽくてそっけないですが^^;)。

さて、バカラック・カヴァーは2曲。T-3. 「 アルフィー 」 は、1968年のアルバム 『 The Impossible Dream 』 から。主役はピアノで、控えめにベース、アコギ、ストリングス、パーカション、ハープがサポート。ロジャーのピアノはリリカルで優しいタッチですが、たまにグリッサンドを派手にやらかす部分もあり、メリハリが効いたものです。

もう1曲は、1969年のアルバム 『 Happy Heart 』 からT-8. 「 ディス・ガイ 」 。金管の重厚なハーモニーが印象的なイントロに続いて、最初はリリカルなピアノ・ソロ。ちょうど1分経ったあたりからベース、ドラムス、アコギが加わってスウィングに。…と思ったら、サビは一転金管の重厚なアンサンブル。2コーラス目はまたスウィングになって、エンディングはピアノと金管アンサンブルが合体。なかなかユニークなカヴァーでございます。

他の収録曲も、何か一癖あるアレンジ&演奏です。音質は良いとは言えないし、現代でも通用する…といった類の演奏ではなく時代を感じるのは事実ですが。個人的には、メロディの合間に入れる和音の伴奏がユニークな 「 ビートでジャンプ 」 が印象に残りました。


【データ】
『 Golden Hits (VolumeⅡ) 』
Roger Williams

LP:1970年リリース (所有CDは、1994/11/3リイシューの米国盤)
レーベル:KAPP Records (所有CDは、MCA Records)
番号:KS 3638 (所有Cは、MCD-22100)

T-3. 「 ALFIE 」
  Producer - Hy Grill
  Arangd by Roger Williams
  Orchestrated by Ralph Carmichael
T-8. 「 THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU 」
  Producer - Hy Grill
  Arangd by Roger Williams
  Orchestrated by, Conductor Frank Hunter

2017年4月19日 (水)

ARTHUR/O.S.T. (2011年)

米映画 『 アーサー 』 2011年リメイク版のサントラです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

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全10トラック中、バカラック作品は1トラック

10. ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO)  ( 3:47 ) ~ Fitz and The Tantrums ~


Img363ss 米映画 『 アーサー 』 2011年リメイク版のサントラです。オリジナルは1981年でしたから、30年経ったんだ。

日本では劇場未公開。Amazonビデオのレンタルにあったので観ようかなと思ったのですが、まぁたぶん(いや、絶対)途中で寝るだろうと…結局レンタルしませんでした。というワケで、映画についてはノーコメントですm(__)m

サントラ収録曲は10曲。うち6曲は映画のための書き下ろしだそうで、総じてポップ/ロックなバンド・ミュージックです。アーティストはよく知らない方々ばかり。インディーズなのかしらん。面倒くさいので調べてません^^;。

んで、ラストがT-10. 「 ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO) 」 。オリジナルの映画から使われたのはこの曲だけです。以下、アルバムのプロデューサーであるJason Winterのコメントを引用します。拙い訳でスミマセン。

─  過去の経験から、クラシックをリメイクするのは簡単じゃないことを私は知っています。 だからこそ、歓喜に満ちた 「 ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO) 」 を演奏してくれたフィッツ・アンド・ザ・タントラムズにとても感謝しています。 オリジナルに敬意を表しつつも独自にモダンなひねりを加えているところが、私は好きです。 ─ (アルバムのライナーより)

Aboutpress1 フィッツ・アンド・ザ・タントラムズは、スタジオ・エンジニア&ミュージシャンだったマイケル・フィッツパトリック(リード・ヴォーカル)を中心に2008年にLAで結成されたポップ・バンド。フィッツに女性ヴォーカル+サックス&フルート+キーボード+ベース+ドラムス&パーカッションを加えた6人組。2010年にインディーズのDangerbird Recordsと契約して同年1枚目のアルバムをリリース。2013年にElektraへ移籍、メジャー・デビューしました。

テンポは♩≒92で、クリストファー・クロスのオリジナルよりかなり速め。ブロウするサックス、和音を刻むピアノ、動き回るベース、8ビートのドラムス、パワフルなヴォーカル。そしてサビでは4ビートのタテノリ。ここまでノリの良い 「 ARTHUR'S THEME 」 のカヴァーは他にはありません。好きかと言われると返答に困りますが、彼らの意欲は買います。少なくとも、サントラ収録他曲との相性はいいと思います。

サントラ用にレコーディングしたときはまだインディーズ時代。相当思い切った起用だったと思うのですが、アルバム・プロデューサーのコメントからすると見事期待に応えたんでしょうね。良かった良かった(^^)


【データ】
『 ARTHUR 』
O.S.T.

CD:2011年4月5日リリース
レーベル:WaterTower Music / SONY CLASSICAL
番号:88697903432

Soundtrack Album Producer: Jason Winer
Music Supervisors: Dave Jordan and Jojo Villanueva
T-10. 「 ARTHUR'S THEME (BEST THAT YOU CAN DO) 」
  Produced by Michael Fitzpatrick and James King
  Performed by Fitz and The Tantrums

2017年4月16日 (日)

BORN FREE/LOVE, ANDY/Andy Williams (1967年)

アンディ・ウィリアムスが1967年にリリースしたアルバム2枚。それぞれバカラック・カヴァーを1曲ずつ収録!

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『 BORN FREE 』 original LP front cover/back cover

全12トラック中、バカラック作品は1トラック

8. ALFIE (2:51)

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『 LOVE, ANDY 』 original LP front cover/back cover

全11トラック中、バカラック作品は1トラック

3. THE LOOK OF LOVE (2:52)

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所有CD(2 on 1)のジャケットの表/ケースの裏


アンディ・ウィリアムスが1967年にリリースしたアルバム2枚をまとめてご紹介します。

アンディ・ウィリアムスは、1927年12月米中西部アイオワ州生まれ。バカラックは1928年5月生まれですから、約半年ほどアンディの方がお兄さんってことになりますね。2012年9月に84年の生涯を終えられました。そう言えば、ハル・ディヴィッドが亡くなったのも同じ2012年9月でしたね…。

アンディは米男性ポピュラー・シンガーを代表するひとり。「 ムーン・リバー 」 のカヴァーはあまりにも有名ですが、正直個人的には全く興味を抱かず今日まで過ごしてきました。The Chordettes(サ・コーデッツ)の1958年のヒット曲 「 LOLIPOP 」 のMVにアンディが出演して口に指を突っ込んで“ポンッ”と鳴らしてる間抜けな顔は印象に残ってるんですが(笑)。

さて、アルバム 『 BORN FREE 』 は1967年4月リリース。アルバムのタイトルにもなっている 「 BORN FREE 」 は映画 『 野生のエルザ 』 の主題歌。他にも 「 サニー 」 、「 夜のストレンジャー 」 などを歌っています。これらは皆1966年にヒットした曲。バカラック・カヴァーのT-8. 「 アルフィー 」 も1966年の映画の主題歌ですもんね。歌い出しの伴奏はアコギだけ。ストリングスが加わったあと、ベース、ドラムス、ヴィブラフォン、ホルン、コーラスが入ってきます。アルト・サックスだけちょっと下品な音色で残念ですが、情感豊かなオーケストレーションは素敵です。アンディもそのバックに合わせた感じでソフトな歌いっぷりなのですが、気持ちがこもっていて優しいおじさんが若い女の子を諭してるかのような雰囲気が出ています。

もう1枚のアルバム 『 LOVE, ANDY 』 は、『 BORN FREE 』 の次作で同年10月にリリース。同年ヒットした 「 君の瞳に恋してる 」 や前年ヒットしたビーチ・ボーイズの 「 神のみぞ知る 」 なんかを歌っています。バカラック・カヴァーはT-3. 「 恋のおもかげ 」 。1967年の英国映画 『 007 カジノ・ロワイヤル 』 の曲ですから、これも旬なカヴァーです。イントロでソプラノ・サックス、ストリングス、ホルンが奏でる旋律にまず引き込まれます。ストリングスや金管によるオブリガートも、原曲のコピーじゃなくて独特の美学があり素敵です。アンディの歌はそれほど印象深くないんですが。

バカラック作品以外の収録曲も、アレンジに工夫が見られます。アンディ・ウィリアムスのようなシンガーは既にヒットしたを歌うのが仕事。“コピーに近いイージーリスニング的演奏+歌”の安易な作品が多いんだろうと思っていましたが、見事予想は外れました。ご紹介したアルバムは2枚ともニック・デカロがプロデュースし、アレンジも一部を除いて手掛けています。ニック・デカロといえば、著名なプロデューサー/アレンジャーの一人ですもんね。歌手を生かすも殺すもプロデュース・ワーク次第なのかも。


R920066014765758483848jpegここからはオマケです。MP3でしか所有していないバカラック・カヴァーをご紹介。
1970年の春にリリースされたその名も 『 RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD 』 というアルバムで 「 雨にぬれても 」 (3:11)をカヴァーしています。これが実にまったりしてまして。♩≒94の遅めのテンポで、この曲定番のシャッフルではなくソフトロック的8ビートのなおしゃれなリズム。アコギ中心のバンド、ヴィブラフォン、ストリングス、女性コーラスなどを配した厚めの演奏をバックに、アンディもあえて弾むような歌い方はせずにソフトで流れるような歌唱を聴かせます。オリジナルがヒットしてまだ数か月の段階ですが、他とは違った個性的なカヴァーだと思います。プロデューサーはDick Glasser、アレンジャーはAl Capps。どこの誰だか知りませんが、いい仕事してます。
実は、先月~3月15日のBS-TBS 『 SONG TO SOUL 』 を観るまでアンディのバージョンを聴いたことがありませんでした。そこでCDを入手しようとしたのですが、Amazonでは中古でも4,000円近い値付けが…。万年金欠病のあるでおとしてはおいそれと手が出せるものではなく…。この曲はMP3で我慢することにして、CD入手は超リーズナブルでしかも2 on 1の 『 BORN FREE/LOVE, ANDY 』 に流れてしまったワケでございます。お恥ずかしぃ^^;


【データ】
① 『 BORN FREE 』/② 『 LOVE, ANDY 』
Andy Williams

LP:① 1967年4月10日/② 1967年10月16日 リリース (所有CDは、1999年3月23日リリース)
レーベル:COLUMBIA (所有CDは、Collectables Records / Sony Music)
番号:① CS 9480/② CS 9566 (所有CDは、COL-CD-6049)

Produced by Nick DeCaro
Arranged by Nick DeCaro, Eddie Karam (①T-4,11), J. Hill (①T-3,5)

2017年4月12日 (水)

Sweet Illumination/Clémentine (2008年)

フランスの女性歌手、クレモンティーヌが2008年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを2曲収録!

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全16トラック中、バカラック作品は2トラック

1. MAGIC MOMENTS (3:25)
10. Toute La Pluie Tombe Sur Moi [RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD] (4:19)


Img359fg フランスの女性歌手、クレモンティーヌが2008年にリリースしたアルバムです。

クレモンティーヌは1963年パリ生まれ。1988年にフランスCBSからデビューし、著名ジャズ・ミュージシャンと共演アルバムを数枚発表。その後は日本のレーベルに所属してポップスのフィールドで活動を続けているようです。アニソンの企画物もけっこうリリースしてるみたいですが。

2008年にはデビュー20周年記念3部作をリリース。本アルバムはそのラストにあたるクリスマス・ソング+代表曲を加えたシーズンズ・グリーティング&ベスト・アルバムなんだそう(CDの帯からの引用です)。アルバムのジャケットがもうモロそういう仕立てですね。

バカラック・カヴァーは2曲。T-1. 「 マジック・モーメンツ 」 はクリスマス・ソングの扱いでしょうか。新録みたいですし。本アルバムの中で、クレモンティーヌはなぜかこの曲だけ英語で歌っています。ズン・チャ・ズン・チャのリズムでチンドン屋のような演奏をバックに、クレモンティーヌはちょっと鼻にかかった声で棒読みしてるように軽ーく歌っています(囁いてると言っても過言ではありません)。なんかチープなカヴァーです。

T-10. 「 雨にぬれても 」 はフランス語歌詞で歌っています。イントロは雷と雨音のSEで始まり、続くギターのカッティングはこの曲にしては新鮮。リズムは軽い16ビート。クレモンティーヌの囁くような歌も軽い軽い。このクレモンティーヌのカヴァーは先月3月15日にBS-TBSで放送された番組 『 SONG TO SOUL 』 で初めて知ったヴァージョンでして、さっそくCDをゲットした次第。でも、調べてみたらこの曲は2002年リリースのアルバム 『 30℃ 』 に収録されてました。番組では2008年と紹介されてたんですけどねー(>_<)。

ほかの収録曲もそうですが、クレモンティーヌの歌声は軽すぎて音程も微妙だし…。はぁ~、脱力…。バカラック・カヴァーが入ってるから入手しましたが、そうでなかったら絶対自分では購入しない類のアルバムです^^;。


【データ】
『 Sweet Illumination 』 (邦題:スイート・イルミネーション)
Clémentine

CD:2008年11月26日リリース
レーベル:Sony Music Japan International
番号:SICP-2077

Executive Producers: Kazuhisa Saito, Orange Blue Productions
General Producer: Nobuya Higuchi
T-1. 「 MAGIC MOMENTS 」
  Realized and arranged by Eiko Sakurai
  Instruments recorded by Eiko Sakurai
  Voice recorded by Robson Galdino at Studio Robsound, Paris
  Guitar: Nobuyasu Horikoshi
  Trumpet: Luis Valle
  Trombone: Eijiro Nakagawa, Masayuki Okamoto (Bassoon)
  Chorus: Clémentine, Robson Galdino
T-10. 「 Toute La Pluie Tombe Sur Moi [RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD] 」
  Realized and arranged by David Kakon
  Guitar: Daniel Joseph
  Keyboards: David Kakon

2017年4月 9日 (日)

SEIKO JAZZ/松田聖子 (2017年)

松田聖子がスタンダードを歌ったアルバムです。バカラック・カヴァーを3曲収録!

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全10トラック中、バカラック作品は3トラック

4. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  (5:48)
6. ALFIE  (5:11)
9. THE LOOK OF LOVE  (5:33)


Img357ff_2 まさか拙ブログで松田聖子のアルバムを紹介する日が来ようとは!

今年(2017年)3月にリリースされたばかり。巷では話題になっていたようですが、私は今月になって初めて知りました。入手したてのホヤホヤです。

スタンダードばかり10曲。ピアノトリオ、ギター、トランペット、サックス、パーカッション、トロンボーン(4本も!)、それにストリングスを加えた贅沢な布陣。デビッド・マシューズによるアレンジは、ジャズとポップスの中間的なものでしょうか…ちょっとステレオタイプで退屈な面もありますがまぁこんなもんでしょう。過去にポピュラーやジャズの歌い手さん方がたっくさんレコーディングしてきたフォーマットです。

バカラック1曲目は、T-4. 「 遥かなる影 」 。テンポはゆっくりめ。ソプラノ・サックスが主旋律、ストリングスが対旋律を演奏するイントロや間奏はなかなか新鮮。それに比べて松田聖子の歌唱はあまり印象に残りません。上手いとは思うのですが、平板なんですね。あと、サビ部分でのブレス位置が普通とズレてる点も気になりました。ゆっくりすぎるテンポのせいで息が続かないのかもしれませんが…。

2曲目のT-6. 「 アルフィー 」 、彼女は頑張って歌っていると思います。この曲は歌うのとっても難しいと多くの歌い手さんがおっしゃってますからねー。しかし、彼女のパフォーマンスは歌詞をただなぞって歌ってるようで、私の心に響いてきません。実に勿体ないです。

T-9. 「 恋のおもかげ 」 もやはり平板的な印象は変わりません。表情に陰影があまりないと言えばいいのか。低音域で声があまり出ていないのがこの曲では特に目立ちますしね。イントロのストリングスなんて一聴してこの曲とはわからずけっこう新鮮なんですが。

バカラック作品以外の各曲も、同じような印象を持ちました。彼女自身が本当に歌いたい曲なんだろうか…と勘ぐっちゃいます。アイドル時代のような張りはありませんが、高音域のブライトなところとか聖子ちゃんらしい特徴は出ています。その歌にふくらみが出て表現力が増せば、魅力あるスタンダード・シンガーになれるかもしれません。

それにしても、10曲のうちバカラック作品が3曲もあるとは! それは素直に嬉しかったです。自身の選曲だとしたら、彼女はバカラックが好きってことか? 今後のアルバム展開を注視していきたいと思います。

ここからは個人的などーでもいい話です…。
彼女がデビューした1980年当時、私は高2。アイドルを含めた歌謡曲はTVの歌番組などでよく耳にしてはいましたが、興味の対象からは外れてたんですね。アイドルのシングルで私が購入したことがあるのは、中学生時代の太田裕美と岩崎宏美(どちらも筒美京平さんの楽曲!)だけでしたから。ところが、大学生(1982年~1986年)になると、ドナルド・フェイゲン、ジョージ・ベンソン、アル・ジャロウ、カシオペア、大瀧詠一、山下達郎、杉真理、ユーミンなどとならんで松田聖子のアルバムもBGMでよく流したりしました(もちろんLP買うお金なんてありませんから、もっぱらレンタルレコード店で借りてきてカセット・テープにダビングしてですが)。『 風立ちぬ 』 ~ 『 Tinker Bell 』 あたりのアルバムは、アイドルとしてではなく普通のポップスとして楽曲もプロデュースもクォリティ高かったですからね。特に 『 Canary 』 はよく聴きました。収録されてる 「 蒼いフォトグラフ 」 という曲がもう大好きで。TBSドラマ 『 青が散る 』 の主題歌で、そのドラマ&原作小説とともに青春時代の思い出の1曲です。


【データ】
『 SEIKO JAZZ 』
松田聖子

CD:2017年3月29日リリース
レーベル:EMI / ユニバーサル・ミュージック
番号:UPCH-20446 (通常盤)

Produced by Shigeyuki Kawashima (川島重行)
All songs arranged by David Matthews
All Tracks Vocals by Seiko Matsuda
New York Recording Unit
Musicians
  Michael Rodriguez - trumpet, flugel horn
  Bob Malach - tenor sax, soprano sax, flute
  Ross Traut - guitar
  Mike Ricchiuti - piano
  Mike Hall - bass
  Terry Silverlight - drums
  Jim Saporito - percussion
<trombones>
  Birch Johnson - trombone
  John Fedchock - trombone
  Larry Farrell - trombone
  Dave Taylor - bass trombone
"Manhattan Strings"
Vocal Recorded & Mixed by Takeshi Hara (Sony Music Studio Tokyo)

2017年4月 2日 (日)

ALFIE/O.S.T. (2004年)

英国映画 『 アルフィー 』 2004年リメイク版のサントラです。バカラック・カヴァーを1曲収録!

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全15トラック中、バカラック作品は1トラック

14. ALFIE (4:23) ~ Joss Stone ~


英国映画 『 アルフィー 』 2004年リメイク版のサントラです。

1965年版の映画は観たことありますが(勿論ビデオで)、リメイク版のコレは全く…。なので、映画のことは触れません。あしからず。

ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが元ユーリズミックスのデイヴ・スチュワートと一緒にレコーディング。それに、前年の2003年にデビューした英国の女性R&Bシンガー、ジョス・ストーンも参加。映画公開(2004年10月22日)の数日前にリリースされました。日本語ライナーによれば、本アルバムはミック・ジャガーのソロ作品として高く評価されるものだそう。Amazonのレビューにも同傾向のコメントが見られます。

拙ブログではミック&デイヴの作品はスルーして、本アルバム唯一のバカラック作品であり1965年版の主題歌をカヴァーしたT-14. 「 アルフィー 」 だけにスポットを当てます。歌っているのはジョス・ストーン。彼女は1987年生まれで当時17歳。デビュー・アルバムは全英4位(全米39位)、同年9月にリリースしたセカンド・アルバムは全英1位(全米11位)を獲得! と英国や米国などでヒットしていました。

─  タイトル・ソングは、僕ではなく別のアーティストに歌ってもらおうと思った。中々適任者がいなくて。すでにいろんな人がこの楽曲を録音していて、何たって知ってるだけで76ヴァージョンもある。デイヴがキャバレー・スタイルを見事にカットしたスタイルにアレンジしてジョス・ストーンに歌ってもらった。2テイクでOKになったんだ! ─ (2004年9月の記者会見でのミックのコメント。日本盤CDのライナーより)

ジョス・ストーンは当時旬のアーティストだっただけでなく、ミックが彼女の実力を高く評価していたから声を掛けたんでしょう。それともストーン繋がりか?(ストーンズ→ストーン…そんなこたぁないか^^;) いずれにしても、彼女の堂々たるパフォーマンスは圧巻です。ピアノとハモンドオルガンだけをバックにした繊細且つブルージーな歌唱はとても弱冠17歳とは思えません。単に歌が上手いだけじゃない、ソウルを感じます。大人の女性がアルフィー(映画の主人公)のような若いイケメンに諭す…この曲はそういう歌詞なんですが、聴いていて違和感ないですもん。素晴らしい!

ジョス・ストーンは、『 BURT BACHARACH A LIFE IN SONG 』 (邦題:バート・バカラック ライブ・イン・ロンドン 2015) でも抜群のパフォーマンスを披露しています。彼女は自身のアルバムではバカラック作品を取り上げてないようですが、是非他の曲もカヴァーして欲しいものです。


【データ】
『 ALFIE 』
O.S.T.

CD:2004年10月18日リリース (所有CDは、2004年12月8日リリースの日本盤)
レーベル:Virgin Records (所有CDは、東芝EMI)
番号:024386324122 (所有CDは、VICP-68709)

Soundtrack Album Producers: Dave Stewart and Mick Jogger
Executive Album Producers: Charles Shyer and Tony Wadsworth
T-14. 「 ALFIE 」
  Produced by Dave Stewart and Mick Jogger
  Piano: James Pearson
  Hammond B3 Organ: Raymond Anger
  Recrdd and Mixed by Peter Cobbin at Abey Road Studios, London

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