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2017年4月 9日 (日)

SEIKO JAZZ/松田聖子 (2017年)

松田聖子がスタンダードを歌ったアルバムです。バカラック・カヴァーを3曲収録!

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全10トラック中、バカラック作品は3トラック

4. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  (5:48)
6. ALFIE  (5:11)
9. THE LOOK OF LOVE  (5:33)


Img357ff_2 まさか拙ブログで松田聖子のアルバムを紹介する日が来ようとは!

今年(2017年)3月にリリースされたばかり。巷では話題になっていたようですが、私は今月になって初めて知りました。入手したてのホヤホヤです。

スタンダードばかり10曲。ピアノトリオ、ギター、トランペット、サックス、パーカッション、トロンボーン(4本も!)、それにストリングスを加えた贅沢な布陣。デビッド・マシューズによるアレンジは、ジャズとポップスの中間的なものでしょうか…ちょっとステレオタイプで退屈な面もありますがまぁこんなもんでしょう。過去にポピュラーやジャズの歌い手さん方がたっくさんレコーディングしてきたフォーマットです。

バカラック1曲目は、T-4. 「 遥かなる影 」 。テンポはゆっくりめ。ソプラノ・サックスが主旋律、ストリングスが対旋律を演奏するイントロや間奏はなかなか新鮮。それに比べて松田聖子の歌唱はあまり印象に残りません。上手いとは思うのですが、平板なんですね。あと、サビ部分でのブレス位置が普通とズレてる点も気になりました。ゆっくりすぎるテンポのせいで息が続かないのかもしれませんが…。

2曲目のT-6. 「 アルフィー 」 、彼女は頑張って歌っていると思います。この曲は歌うのとっても難しいと多くの歌い手さんがおっしゃってますからねー。しかし、彼女のパフォーマンスは歌詞をただなぞって歌ってるようで、私の心に響いてきません。実に勿体ないです。

T-9. 「 恋のおもかげ 」 もやはり平板的な印象は変わりません。表情に陰影があまりないと言えばいいのか。低音域で声があまり出ていないのがこの曲では特に目立ちますしね。イントロのストリングスなんて一聴してこの曲とはわからずけっこう新鮮なんですが。

バカラック作品以外の各曲も、同じような印象を持ちました。彼女自身が本当に歌いたい曲なんだろうか…と勘ぐっちゃいます。アイドル時代のような張りはありませんが、高音域のブライトなところとか聖子ちゃんらしい特徴は出ています。その歌にふくらみが出て表現力が増せば、魅力あるスタンダード・シンガーになれるかもしれません。

それにしても、10曲のうちバカラック作品が3曲もあるとは! それは素直に嬉しかったです。自身の選曲だとしたら、彼女はバカラックが好きってことか? 今後のアルバム展開を注視していきたいと思います。

ここからは個人的などーでもいい話です…。
彼女がデビューした1980年当時、私は高2。アイドルを含めた歌謡曲はTVの歌番組などでよく耳にしてはいましたが、興味の対象からは外れてたんですね。アイドルのシングルで私が購入したことがあるのは、中学生時代の太田裕美と岩崎宏美(どちらも筒美京平さんの楽曲!)だけでしたから。ところが、大学生(1982年~1986年)になると、ドナルド・フェイゲン、ジョージ・ベンソン、アル・ジャロウ、カシオペア、大瀧詠一、山下達郎、杉真理、ユーミンなどとならんで松田聖子のアルバムもBGMでよく流したりしました(もちろんLP買うお金なんてありませんから、もっぱらレンタルレコード店で借りてきてカセット・テープにダビングしてですが)。『 風立ちぬ 』 ~ 『 Tinker Bell 』 あたりのアルバムは、アイドルとしてではなく普通のポップスとして楽曲もプロデュースもクォリティ高かったですからね。特に 『 Canary 』 はよく聴きました。収録されてる 「 蒼いフォトグラフ 」 という曲がもう大好きで。TBSドラマ 『 青が散る 』 の主題歌で、そのドラマ&原作小説とともに青春時代の思い出の1曲です。


【データ】
『 SEIKO JAZZ 』
松田聖子

CD:2017年3月29日リリース
レーベル:EMI / ユニバーサル・ミュージック
番号:UPCH-20446 (通常盤)

Produced by Shigeyuki Kawashima (川島重行)
All songs arranged by David Matthews
All Tracks Vocals by Seiko Matsuda
New York Recording Unit
Musicians
  Michael Rodriguez - trumpet, flugel horn
  Bob Malach - tenor sax, soprano sax, flute
  Ross Traut - guitar
  Mike Ricchiuti - piano
  Mike Hall - bass
  Terry Silverlight - drums
  Jim Saporito - percussion
<trombones>
  Birch Johnson - trombone
  John Fedchock - trombone
  Larry Farrell - trombone
  Dave Taylor - bass trombone
"Manhattan Strings"
Vocal Recorded & Mixed by Takeshi Hara (Sony Music Studio Tokyo)

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バカラックの曲がちょっと入ったアルバム」カテゴリの記事

コメント

あるでおさん こんばんは。
おおっ とうとう聖子ちゃんも洋楽スタンダートのアルバムを出すようになったのね。
(きっと買わないけど・・・笑 )
全盛期の80年代前半の頃こういったアルバムを作ってほしかったな。

彼女のレコードは、あるでおさんも 聴いていた『 Canary 』を持っています。
当時このアルバムに”SWEET MEMORIES”を入れてほしかったと思っていました。

あとはレンタルのダビングで済ましてました。ごめんね!聖子ちゃん。

ムンドリさん、おはようございます。
コメントありがとうございました。

『 SEIKO JAZZ 』 、レンタルで十分かと…。

『 Canary 』 のレコード持ってらっしゃるんですね!
懐かしいなぁ~。90分カセットの片面に入れて聴きました、何度も。

ちなみに、聖子ちゃんのアルバムを購入したのは今回が初めてです。
いままでごめんね! 聖子ちゃん(笑)

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