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2017年5月 3日 (水)

The Best of BURT BACHARACH & HAL DAVID/Symphonette Society (2003年)

生オーケストラと混声合唱によるバカラック・カヴァー集です。

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1. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  FM
2. WALK ON BY  FM
3. DON'T GO BREAKING MY HEART
4. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  FM
5. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  FM
6. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
7. ANYONE WHO HAD A HEART
8. MESSAGE TO MICHAEL  FM
9. ALFIE
10. I SAY A LITTLE PRAYER  FM

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約31分


生オーケストラと混声合唱によるバカラック・カヴァー集です。

“ シンフォネット・ソサエティ ” ← コレを一応アーティスト名としましたが、実態は謎です。CDジャケットやライナーを捜してもこの名前はジャケット左上のロゴマークに見えるだけ。調べたところ、1997年~2003年の間にイージーリスニング系のアルバムをたくさんリリースしてる事までは確認できました。それにしても何なんですかね、このジャケット。楽譜がいくつか並んでるだけのチープなデザイン。その楽譜も、タイトルこそバカラック&デイヴィッドの曲名になってるけど音符はデタラメで曲にすらなってない代物。この手のデザインのジャケット、シンフォニエット・ソサイエティの他のアルバムでも散見されます。イージーリスニング的やっつけ仕事の典型例ですね~(笑)。

生オーケストラは、弦楽器・木管楽器・金管楽器にバンド(Eギター・Eベース・ドラムス・鍵盤楽器)を加えたもの。鍵盤楽器はピアノやオルガンだけで、シンセ系の音色は聴こえてきません。録音があまり明瞭でないことも加味すると、リリース時点よりもかなり昔の音源のように感じられます。ライナーに Compilation の記述があることからも新録じゃなく編集盤みたいですが、確たることはわかりません^^;

混声合唱は、女声2部と男声2部。生オケ+合唱という組合せのバカラック・カヴァー集は他に知りません。コーラスものでは THE ANITA KERR SINGERSNOVI SINGERS のカヴァー集がありますが、いずれも数人規模のコーラスですからねー。

タイトルの通り、収録されてる10曲は全てバカラック&デイヴィッド作品で、カヴァー定番曲ばかり。このうち、混声合唱がメイン・ボーカルを担うのは6曲だけで(T-1,2,4,5,8,10.)、残り4曲はオケのみです(T-3,6,7,9.)。

全体的に明るい色調のイージーリスニングなのですが、聴いててそれほど退屈せずに済むのはオケのアレンジの巧みさ故でしょう。派手な部分は少ないものの、各所で工夫が見られるアレンジは意外と新鮮に聴こえたりして。例えばT-3. 「 ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート 」 。1分間あるイントロでの物悲しいヴァイオリン・ソロはとても美しく、エンディングでは再び登場のヴァイオリンに加えてオーボエも美しいソロを吹きます。こんなに美しかったっけ?と、この曲を見直したほどです。続くT-4. 「 何かいいことないか子猫チャン 」 は猫の鳴き声のようなヴァイオリンとバスクラリネットの掛け合いが楽しい。T-7. 「 マイケルへのメッセージ 」 ではフルートがイントロやオブリガートで意外な活躍を見せます。ストリングスだけで奏でられるT-9. 「 アルフィー 」 はクラシカルなアレンジがなんとも優美です。

他にも、オブリガートやオカズのメロディも独自のものが多いです。そういった辺りもアレンジを新鮮に感じた理由のひとつかもしれません。混声合唱のアレンジやパフォーマンスはそれほど印象に残らなかったのですが、イージーリスニングとすれば良いのかもしれません。

曲数少な目だしジャケットはトホホですが、ユニークなバカラック・カヴァー集でした。安価なら手を出してみる価値あると思います。


Lovin_in_the_70sここからはオマケです。MP3で所有しているバカラック・カヴァーをご紹介。
シンフォネット・ソサエティの1998年リリース 『 Lovin' in The '70s 』 には、バカラック&デイヴィッド作品が4曲収録されています。「 THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU 」 (3:59)、「 (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU 」 (3:09)、「 ONE LESS BELL TO ANSWER 」 (3:07) の3曲が混声合唱入りで、「 THE LOOK OF LOVE 」 (2:53) はオケのみの演奏。「 ディス・ガイ 」 や 「 恋のおもかげ 」 は'60年代でしょ?と突っ込みたくなりますが^^;
全体の傾向は本アルバムと同様です。この4曲のなかでは、「 ONE LESS BELL TO ANSWER (悲しみは鐘の音とともに) 」 の合唱アレンジがとても素敵で印象に残りました。


【データ】
『 The Best of BURT BACHARACH & HAL DAVID 』
Symphonette Society

CD:2003年10月10日リリース
レーベル:Flashback Records / Rhino (US)
番号:R2 75455

Compilation Produced for Release by Mark Pinkus
その他、詳細クレジット無し

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