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2017年5月10日 (水)

和ジャズ・プレイズ ポップス/V.A. (2012年)

昭和を彩った日本のジャズ・ミュージシャンによる、ポップス・スタンダードのカヴァー・コンピ盤です。バカラック・カヴァーを9曲も収録!

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全20トラック中、バカラック作品は9トラック

10. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ 杉本喜代志 ~ (3:09)
13. I SAY A LITTLE PRAYER  ~ 宮沢昭 ~ (2:42)
14. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  ~ 原信夫とシャープス&フラッツ ~ (2:56)
15. REACH OUT FOR ME  ~ 渡辺貞夫 ~ (2:59)
16. WALK ON BY  ~ 岡崎広志とスターゲイザース ~ (2:35)  FM
17. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  ~ 見砂直照と東京キューバン・ボーイズ ~ (2:34)
18. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  ~ 稲垣次郎とリズム・マシーン ~ (2:58)
19. THE LOOK OF LOVE  ~ 稲垣次郎とリズム・マシーン ~ (3:27)
20. ALFIE  ~ 岡崎広志とスターゲイザース ~ (3:12)

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記


Img375gg 昭和を彩った日本のジャズ・ミュージシャンによる、ポップス・スタンダードのカヴァー・コンピ盤です。

サイモン&ガーファンクル、カーペンターズ、そしてバカラックなどを中心に1960年代~1970年代初頭の洋楽ポップスのカヴァーを集めたもので、稲垣次郎、原信夫とシャープス&フラッツ、渡辺貞夫、猪俣猛など、昭和を彩ったジャズメンによる演奏がコンパイルされています。

全20曲のうち、なんと半数近くの9曲がバカラック作品! 以後、バカラック作品に絞って演奏アーティスト順に取り上げてご紹介します。なお、オリジナル・リリース時アルバムにリンク先があるものは、拙ブログの当該アルバム記事に飛びます。興味ありましたら参照ください。

杉本喜代志 : 日本ジャズ界の重要ギタリストの一人。T-10. 「 遥かなる影 」 はピアノトリオ+ギター、サックス、フルート、ストリングス等による演奏。カーペンターズ版をインストで再現したものでメロディは少しフェイクする程度。 ◎1971年 『 マイ・スイート・ロード 』 (XMS-10033)

宮沢昭 : 日本のモダン・ジャズ黎明期を担ったサックス/フルート奏者。T-13. 「 小さな願い 」 はバンド+フルートによる演奏。ディオンヌではなくバカラック版がベースで、基本フルートが主役。アウトロでのフルートのアドリヴは疾走感があってなかなか。 ◎1972年 『 ジャズ・フルート・メソード 』 (JDX-80)

原信夫とシャープス&フラッツ : 日本を代表するビッグ・バンド。T-14. 「 雨にぬれても 」 はAメロをオーボエが吹く変化球をみせるものの、全体的にはビッグ・バンドらしい演奏。 ◎1972年 『 レイ・アンド・バカラック・オン・ブラス 』 (JPS-5232)

渡辺貞夫
: この方は説明不要ですね。T-15. 「 リーチ・アウト 」 はサックス、ギター、ベース、ドラムスに8人のホーンが加わった12人編成。原曲に近いテンポ・リズムで、あまり特徴がないです。 ◎1969年 『 サダオ・プレイズ・バカラック・アンド・ビートルズ 』 (XMS-10010)

岡崎広志とスターゲイザース : 岡崎広志はサックス奏者とシンガーの両方をこなした才人で、スターゲイザースは演奏もこなすヴォーカル・グループ。T-16. 「 ウォーク・オン・バイ 」 は、ピアノ、ベース、ドラムスに、サックス、フルート、クラリネット、トランペットなどが加わった演奏の上に4人の男性ヴォーカルが乗っかってます。疾走感のあるアレンジで、ヴォーカルのノリも良いし中間部のピアノのアドリヴも熱いです。T-20. 「 アルフィー 」 はヴォーカルなし。基本サックスがメロディを吹きアドリヴも披露します。 ◎1969年 『 スターゲイザース・バカラックを歌う 』 (YS-10072)

見砂直照と東京キューバン・ボーイズ : 長きに渡ってラテン・ビッグ・バンドの王座に君臨。T-17. 「 サン・ホセへの道 」 はマンボ・アレンジ。トランペットとトロンボーンがバリバリ吹いて、聴いてて楽しいです。 ◎1970年 『 ヴィーナス/東京キューバン・ボーイズ・ニュー・マンボ・アルバム 』 (JDX-39)

稲垣次郎とリズム・マシーン : 日本のジャズ・ロック界を語るのに避けて通れないサックス奏者。T-18. 「 恋よさようなら 」 はサックスとギターの入ったクインテットに、ストリングスや金管が加わった編成で、歌謡曲或いはカントリーっぽい演奏。T-19. 「 恋のおもかげ 」 も同様の編成。ストリングスの不協和音で始まり途中で激しいリズムになるアヴァンギャルドな演奏です。 ◎1970年 『 サン・ホセへの道≪バート・バカラックの世界≫ 』 (JPS-5201)

これ、ジャズ? と言いたくなる演奏もあります。でも、ジャズにせよイージー・リスニング(ムード音楽?)にせよ、インスト物の勢いがあった当時の雰囲気がよく伝わってくるコンピレーションでした。


【データ】
『 和ジャズ・プレイズ ポップス 』 JAPANESE JAZZ PLAYS POPS
V.A.

CD:2012年10月10日リリース
レーベル:日本コロムビア
番号:COCB-54018

Selected & Compiled by 遠藤亮輔

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