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2017年6月18日 (日)

Burt Bacharach MASTERPIECE Vol.2/V.A. (1994年)

'60年代のバカラックをターゲットにした日本編集のマニアックなコンピ集です。3部作の第2弾!

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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1. DON'T MAKE ME OVER  ~ The Swinging Blue Jeans ~  M
2. MESSAGE TO MARTHA  ~ Adam Faith ~  M
3. LOOK IN MY EYES, MARIA  ~ Cliff Richard ~  M
4. ANOTHER TEAR FALLS  ~ The Walker Brothers ~  M
5. IT'S LOVE THAT REALLY COUNTS (IN THE LONG RUN)  ~ The Exciters ~  F
6. AND THIS IS MINE  ~ Connie Stevens ~  F
7. THE LOVE OF A BOY  ~ Timi Yuro ~  F
8. CALL OFF THE WEDDING  ~ Babs Tino ~  F
9. KEEP AWAY FROM OTHER GIRLS  ~ Helen Shapiro ~  F
10. THE BLOB  ~ The Zanies ~  M
11. WARM & TENDER  ~ Johnny Mathis ~  M
12. SITTIN' IN THE TREE HOUSE  ~ Marty Robbins ~  M
13. MAGIC MOMENTS  ~ Perry Como ~  M
14. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ Richard Chamberlain ~  M
15. WIVES AND LOVERS  ~ Jack Jones ~  M
16. LOVING IS A WAY OF LIVING  ~ Steve Lawrence ~  M
17. TRUE LOVE NEVER RUNS SMOOTH  ~ Gene Pitney ~  M
18. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  ~ Tommy Hunt ~  M
19. THE BREAKING POINT  ~ Chuck Jackson ~  M
20. (THERE GOES) THE FORGOTTEN MAN  ~ Gene McDaniels ~  M
21. MEXICAN DIVORCE  ~ The Drifters ~  M
22. LONG AFTER TONIGHT IS ALL OVER  ~ Irma Thomas ~  F
23. ANY DAY NOW  ~ Oscar Tony Jr. ~  M
24. L'amour D'un Garcon (DON'T MAKE ME OVER)  ~ Francoise Hardy ~  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約62分


'60年代のバカラックをターゲットにした日本編集のコンピ集です。

本アルバムは、今は無きオールディーズ専門レーベル、エーサイド・レコードさんが1993年~1995年にかけてリリースした 『 バート・バカラック・マスターピース 』 シリーズ3部作の第2弾。1957年~1967年にリリースされたマニアックなバカラック作品をコンパイルしたものです。(ちなみに、第1弾のVol.1は未所有)

Photo

あまり聴いたことない曲名が多いです。アーティストもしかり。しかも、全24曲のなかで半数を超える13曲はその曲のオリジナル・バージョン。(なお、表中リリース年の欄に小さくBと書いてあるのはシングルのB面という意味です)

13曲あるオリジナル・バージョンのなかで、カヴァーされてない(少なくとも私は知らない)超レアな曲だけを5曲ピックアップ。

T-6. 「 アンド・ジス・イズ・マイン 」 は、米女性シンガーのコニー・スティーブンスが1961年にリリースしたシングル 「 Make Believe Lover 」 のカップリング曲。基本4拍子のこの曲、イントロ抜きでサビから始まるのですがこのサビの部分だけうまく拍子が取れないんですよねー。流れるようなメロディラインも含めて印象に残る曲です。

T-8. 「 コール・オフ・ザ・ウェディング 」 は米女性シンガー、バブス・ティーノの1963年のシングル曲。軽快な曲ですが、曲の構成やメロディにクセがあって2分半の短い曲なのにおなか一杯になります。

T-11. 「 ウォーム・アンド・テンダー 」 は、ジョニー・マティスが1957年にリリースしたシングル 「 It's Not For Me To Say 」 のカップリング曲。ジョニー・マティスが最初に歌ったバカラック作品です。歌というよりも何かを唱えてる風なイントロと馬の蹄のようなパカパカしたリズムの変な曲。バックのオーケストラはレイ・コニフ。(ご参考 ~ ジョニー・マティスが歌ったバカラック作品リストは こちら

T-12. 「 シッティン・イン・ザ・トゥリー・ハウス 」 は米男性シンガー、マーティ・ロビンスが1958年にリリースしたシングル 「 She Was Only Seventeen 」 のカップリング曲。メロディにあまりバカラックっぽさは感じません。男性バックコーラスの口笛とトロンボーンの合いの手など、アレンジに時代を感じます。これもバックのオーケストラはレイ・コニフ。

T-16. 「 ラヴィング・イズ・ア・ウェイ・オブ・リヴィング 」 は米男性シンガー、スティーヴ・ローレンスの1959年のシングル 「 (I Don't Care) Only Love Me 」 のカップリング曲。これもバカラック臭の感じられないメロディ。アレンジはドン・コスタ。ちなみに、スティーヴ・ローレンスの奥様(1957年に結婚)はイーディ・ゴーメ。彼女のアルバムを紹介する記事でスティーヴ・ローレンスのことも書いてます。興味あれば こちら をご覧ください。

… T-6. 「 アンド・ジス・イズ・マイン 」 あたりは誰かカヴァーしてくれないかなぁ。あとはどーでもいいや(笑)。

─  この曲は聴いてお判りのように 「 ドント・メイク・ミー・オーヴァー 」 のフランス語バージョンである ─  とライナーに書いてあるT-24. に関してひとこと。フランソワーズ・アルディとやらが歌うフランス語はサッパリわかりませんが、メロディに関してはどう聴いても 「 ドント・メイク・ミー・オーヴァー 」 に聴こえないんですよねー。私の耳がイカレテルのかなぁ。


【データ】
『 Burt Bacharach MASTERPIECE Vol.2 』
V.A.

CD:1994年6月15日リリース、ライナーは福原武志氏
レーベル:A-Side Record (JP)
番号:AZ-5014

Planning and Compiled by "Baby Talk" Ueno and Yoshi Kaneko
Ⓟ1994 Manufactured by A-Side Record Company (Works Plus Inc.), Tokyo, Japan

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コメント

こんばんは。

このCDを買った時の事は未だに覚えています。
渋谷WAVEでした。当時私は自堕落な生活で、週末は昼夜逆転状態。
日曜は毎週午後3時過ぎに起きるのが定番でした。
(サンデーソングブックはタイマー録音していたので無問題)
で、だらだらした後に夕方くらいから、CDでも探しに行くかと、渋谷に出かけていき
CDを物色しているうちに週末が終わるという感じでした。
当時のWAVEは店員のレコメンに従い買うとアタリみたいな感じで
私にとっての神レコード店だったのですが、惜しくも閉店。
そのWAVEのバカラック棚にこのシリーズが置いてあり、一気に3枚オトナ買い、というわけにはいかず、1枚づつちまちま買った記憶があります。

今回、久しぶりに聴きなおしてみました。いやあやっぱVol.3だな。
このVol.2はあるでおさんと同じく「どーでもいいや」的な感じw。
Vol.1もそこそこいいけど、個人的にはVol.3です。
というわけで、あるでおさんのVol.3評には勝手に期待してしまっています。すいません・・・

えんぽんさん、こんばんは!
あるでおです。

よくは憶えてないのですが、近場(住んでる街や県庁所在地)のレコード屋さんには置いてなくて、たしか渋谷(最寄駅から電車で約1時間半)のタワーレコードまで行って買ったように思います。まだネット通販が無い時代でしたからね。渋谷に出るのは数か月に1回程度。シリーズ3枚ドーンとは置かれてなくて、Vol.2しか置いてないのでVol.2を、ある日はVol.3しか置いてなくてそれを、とかそんな感じだったと記憶しています。

渋谷WAVEは入ったことありません。買うとアタリのレコメンってスゴイですねー。私の経験ではアタリの確率はせいぜい3割がいいところ。お店、入ってみたかったなぁ。

Vol.3は3回くらい後の記事に登場予定なのですが、ハードル無茶苦茶上がっちゃいましたょ^^;。どーしましょ(>_<) 中身ショボくても何卒お手柔らかにお願いします~m(__)m

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