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2017年6月

2017年6月28日 (水)

バカラック スタイル/V.A. (1995年)

東芝EMIのカタログの中から選曲した日本編集のバカラック物コンピ集です。'70年代前半の和物インストが主体!

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1. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  ~ ソニア・ローザ ~  F
2. TRAINS AND BOATS AND PLANES ~ 航空自衛隊音楽隊 ~
3. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  ~ ロイヤル・グランド・オーケストラ ~
4. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  ~ 航空自衛隊音楽隊 ~
5. BOND STREET  ~ 航空自衛隊音楽隊 ~
6. BOND STREET  ~ 田代ユリ(ハモンドX-77) ~
7. THE LOOK OF LOVE  ~ 大田恵子(初期型シンセサイザーGX-707) ~
8. ALFIE  ~ 石川晶とカウント・バッファロー・オーケストラ ~
9. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  ~ 石川晶とカウント・バッファロー・オーケストラ ~
10. ALFIE  ~ ソニア・ローザ ~  F
11. THE LOOK OF LOVE  ~ ソニア・ローザ ~  F
12. THIS G'S IN LOVE WITH YOU  ~ 石川晶とカウント・バッファロー・オーケストラ ~
13. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ 猪俣猛とウエスト・ライナーズ ~
14. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ ポール・レモン・オーケストラ ~
15. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  ~ 川崎燎(ギター) ~
16. THE APRIL FOOLS  ~ 北野タダオとアロー・ジャズ・オーケストラ ~

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約51分


東芝EMIのカタログの中から選曲した日本編集のバカラック物コンピ集です。

選曲・監修は、コモエスタ八重樫さん(5th GARDEN)、浜田伸之さんのお二方。企画意図はライナーによれば ─  最近再び人気のバート・バカラック、このアルバムはそのバカラックの作品を日本のミュージシャンが自分達の感性で仕上げた作品を1枚のアルバムに編集したものです。 (中略) つまりこのアルバムは 『 レディメイド、バカラックを讃える 』 のアイディアをちゃっかり拝借、日本のミュージシャンに置き換えたものです。小西さん有難う! ─  ということでございます。

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セレクトされたのは1970年代前半のものばかり。ブラジルはサンパウロ生まれの女性シンガー~ソニア・ローザの3曲(T-1,10,11.)を除いてインスト物主体となっています。インストといってもビッグ・バンド系(T-8,9,12,13,16.)、イージー・リスニング系(T-3,14,15.)、吹奏楽(T-2,4,5.)、オルガン系(T-6,7.)という具合にジャンルはバラバラですが。

一般的な視点であればビッグ・バンド系やイージー・リスニング系に焦点が当たるのでしょうが、私の個人的なレコメンドは吹奏楽とオルガン系でございます。

吹奏楽は航空自衛隊音楽隊による演奏で、私が初めてバカラックを意識した原点のアルバム 『 ダイナミック・マーチ・イン・バカラック 』 からチョイスされたもの。既にウェブ・ページの 個人的な思い出 や当該アルバムの紹介記事で色々と語っていますのでここでは割愛します。

Photo_9X77_5Photo_10 オルガン系に私が興味津々なのは子ども時分にエレクトーンをちょっとかじったことがあるから。

オルガン奏者/ピアニストとして著名な田代ユリさんのT-6. 「 ボンド・ストリート 」 はドラムス、ベース、ギターを携えてのハモンド演奏。いかにもハモンドの音に途中のファンキーなアドリヴはこの曲にマッチしていますねー。画像は70年代のものと思われる田代ユリさん、ハモンドX-77、収録アルバム 『 ダイナミック・ハモンド・オルガン 』 のジャケットです。

Gx1_3Photo_13 エレクトーン(ヤマハ製電子オルガンの商品名)奏者、太田恵子さんのT-7. 「 恋のおもかげ 」 はソロ演奏。リズム無しの緊張感あるアレンジと演奏は全く独創的なものです。機種名のGX-707は、1975年に発売となるGX-1の発売前の仮の名前。本アルバムのライナーで “ 初期型シンセサイザー ” と説明されているように、厳密には電子オルガンではなくて多段鍵盤のポリフォニック・シンセサイザー。1975年発売当時の価格はナント700万円。それまでのエレクトーンやハモンドと違う音色は宇宙船のような外観と同様宇宙をイメージさせるものでした。私は生でGX-1(GX-707)の音を聴いたことありませんでしたから、本アルバムで聴けて嬉しかったです。画像はGX-1と収録アルバム 『 エレクトーン・リサイタル 』 のジャケット。ジャケ写の女性が太田さんです。

なんかバカラックと関係ない内容になってしまいスミマセンm(__)m。本アルバムに触れようとすると個人的な趣味でどうしてもこうなってしまうんです。悪しからず…

尚、石川晶とカウント・バッファロー・オーケストラ(T-8,9,12.)は、収録アルバム 『 ダイナミック・ビッグ・バンド・プレイズ・バカラック 』 を既に紹介済み。興味ありましたらリンク先までどうぞ。


【データ】
『 バカラック スタイル  Easy-listening Tokyo vol.1
V.A.

CD:1995年3月22日リリース
レーベル:東芝EMI
番号:TOCT-8875

選曲・監修: コモエスタ八重樫(5th GARDEN)、浜田伸之

2017年6月25日 (日)

レディメイド、バカラックを讃える/V.A. (1994年)

ソニー・レコードのカタログの中から選曲した日本編集のバカラック物コンピ集です。

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ジャケットの表/ケース裏

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CDトレイの下(バックカバー)/ジャケットの裏表紙

◆ (14"初めのあいさつ?)

1. WHAT'S NEW PUSSYCAT? ~ Wendy Carlos ~
2. WHAT'S NEW PUSSYCAT? ~ The Roy Meriwether Trio ~
3. WIVES AND LOVERS ~ Percy Faith ~
◆ (37" 「 WIVES AND LOVERS 」 )
4. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN ~ Andre Kostelanetz ~  F
5. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE ~ Ray Conniff and The Singers ~
6. MY LITTLE RED BOOK ~ Mel Torme ~  M
◆ (27" 「 MY LITTLE RED BOOK 」 )
7. IT DOESN'T MATTER ANYMORE ~ The Cyrkle ~  M
8. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU ~ Spiral Starecase ~  M
9. ARE YOU THERE (WITH ANOTHER GIRL) ~ The Buckinghams ~  M
10. ARE YOU THERE (WITH ANOTHER GIRL) ~ Percy Faith ~
11. BLUE ON BLUE ~ Bobby Vinton ~  M
12. THE BLOB ~ The Five Blobs ~  M
13. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN ~ Charlie Byrd ~
◆ (74" 「 THE LOOK OF LOVE 」 )
14. THE LOOK OF LOVE ~ Deacon Blue ~  M
15. WALK ON BY ~ Mongo Santamaria ~
◆ (70" 「 ONE LESS BELL TO ANSWER 」、「 WANTING THINGS 」 )
16. ONE LESS BELL TO ANSWER ~ Vikki Carr ~  F
17. WANTING THINGS ~ Astrud Gilberto ~  F
◆ (68" 「 WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE 」 )
18. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE ~ The Hullabaloo Singers and Orchestra ~  FM
19. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE ~ The New Christy Minstrels ~  FM
20. WIVES AND LOVERS ~ Johnny Dupont ~
◆ (15" 終わりのあいさつ? )
21. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU ~ From O.S.T. "The Heartbreak Kid" ~

◆ BURT BACHARACH TALKS : バカラック語る
※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約58分


ソニー・レコードが所有するカタログの中から選曲した日本編集のバカラック物コンピ集です。

選者は、当時ピチカート・ファイヴの小西康陽さん、バカラック・コレクターの坂口修さん、当時sound impossibleと名乗っていた(その後Fantastic Plastic Machine、現在はFPMと変遷)DJの田中知之さんという、とてつもなく濃いお三方。ちなみに、ジャケットの裏表紙のサインは小西康陽さん直筆のもの。サインを頂戴した経緯は こちら をご覧ください。

このコンピ集のサプライズは、バカラックが本アルバムのために語ってくれたコメントを彼自身の肉声で収めていること。こんなコンピ集、後にも先にも本アルバムだけでしょう。

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オリジナル・アーティストによる曲はボビー・ヴィントンのT-11. 「 ブルー・オン・ブルー 」 とファイヴ・ブロッブス名義のT-12. 「 ザ・ブロブ 」 の2曲のみ。全21曲の残り19曲はバカラック有名曲を主体としたカヴァー物です。

全体的な印象は上品でお洒落で白っぽい感じ。コロンビアってそんなイメージのレーベルなのかしらん。それとも選者のセンスか? イージー・リスニング界有名楽団のひとつ~パーシー・フェイス(T-3,10.)をはじめ、アンドレ・コステラネッツ(T-4.)、レイ・コニフ・シンガーズ(T-5.)、フルバルー・シンガーズ(T-18.)などのイージー・リスニング系コーラスが目立っていますね。

ジャズ・ギタリストのチャーリー・バード(T-13.)、アフロ・ラテン・ジャズ・パーッカショニストのモンゴ・サンタマリア(T-15.)、オルガン奏者のジョニー・デュポン(T-20.)など、ジャズ系アーティストのカヴァーもクールです。

男性ヴォーカルをフィーチャーしたカヴァーも、メル・トーメ(T-6.)やスパイラル・ステアケース(T-8.)、バッキンガムス(T-9.)など上品?なポップスが多いです。

R13544761238324045jpeg そんな中で私のイチオシは、アストラッド・ジルベルトのT-17. 「 ウォンティング・シングス 」 。フルートやストリングスによるふわっとしたサウンドとアルトラッド・ジルベルトのまったりした歌声が心地よく、4拍子のボサノヴァに変化するアウトロも素敵です。この曲はCTIレーベルから1971年にリリースされたアルバム 『 Gilberto With Turrentine 』 収録曲なのですが、共演アーティストであるスタンリー・タレンタインはこの曲には参加していないんですね。実は私、タレンタインの雑で大雑把なテナー・サックスが苦手でして。その意味でも嬉しいなと(笑)。
ちなみに彼女はそのアルバムで 「 WHERE THERE'S A HEARTACHE 」 (3:07) もカヴァー。この曲は 『 明日に向って撃て! 』 サントラ中のインスト曲 「 COME TOUCH THE SUN (太陽をつかもう) 」 にハル・デイヴィッドが詞をつけて改題したもので、1970年にサンドパイパーズが歌ったのが最初。このジルベルト版も 「ウォンティング~ 」 同様にふわっとしたサウンド&まったりした歌唱で心が洗われるようです。この曲でもタレンタインはサックス吹いてないし(笑)。

なお、スパイラル・ステアケースのT-8. 「 ディス・ガイ 」 については収録アルバムを拙ブログで紹介済みです。興味ありましたらご覧ください。 → こちら

小西康陽さんによるマニアックな解説も充実しています。しかも、─ さらに深く興味を持った方のために、ぼくの好きなバカラック作品 「 他社の推薦盤 」 リストを別に載せてみた ─ という嬉しいオマメ付き。一家に1枚欲しいアルバムです(^^)。


【データ】
『 レディメイド、バカラックを讃える THE READYMADE HALL OF FAME
the readymade collection of the great Burt Bacharach compositions 』
V.A.

CD:1994年11月2日リリース
レーベル:Readymade / Sony Records
番号:SRCS 7470

Supervised by KONISHI, yasuharu for Readymade Inc.
selectors: 小西康陽、坂口修、田中知之(sound impossible)
Ⓟ1994 Compiled by Sony Music Entertainment (Japan) Inc.
Ⓒ1994 Sony Music Entertainment (Japan) Inc.
Manufactured by Sony Music Entertainment (Japan) Inc.

2017年6月18日 (日)

Burt Bacharach MASTERPIECE Vol.2/V.A. (1994年)

'60年代のバカラックをターゲットにした日本編集のマニアックなコンピ集です。3部作の第2弾!

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1. DON'T MAKE ME OVER  ~ The Swinging Blue Jeans ~  M
2. MESSAGE TO MARTHA  ~ Adam Faith ~  M
3. LOOK IN MY EYES, MARIA  ~ Criff Richard ~  M
4. ANOTHER TEAR FALLS  ~ The Walker Brothers ~  M
5. IT'S LOVE THAT REALLY COUNTS (IN THE LONG RUN)  ~ The Exciters ~  F
6. AND THIS IS MINE  ~ Connie Stevens ~  F
7. THE LOVE OF A BOY  ~ Timi Yuro ~  F
8. CALL OFF THE WEDDING  ~ Babs Tino ~  F
9. KEEP AWAY FROM OTHER GIRLS  ~ Helen Shapiro ~  F
10. THE BLOB  ~ The Zanies ~  M
11. WARM & TENDER  ~ Johnny Mathis ~  M
12. SITTIN' IN THE TREE HOUSE  ~ Marty Robbins ~  M
13. MAGIC MOMENTS  ~ Perry Como ~  M
14. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ Richard Chamberlain ~  M
15. WIVES AND LOVERS  ~ Jack Jones ~  M
16. LOVING IS A WAY OF LIVING  ~ Steve Lawrence ~  M
17. TRUE LOVE NEVER RUNS SMOOTH  ~ Gene Pitney ~  M
18. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  ~ Tommy Hunt ~  M
19. THE BREAKING POINT  ~ Chuck Jackson ~  M
20. (THERE GOES) THE FORGOTTEN MAN  ~ Gene McDaniels ~  M
21. MEXICAN DIVORCE  ~ The Drifters ~  M
22. LONG AFTER TONIGHT IS ALL OVER  ~ Irma Thomas ~  F
23. ANY DAY NOW  ~ Oscar Tony Jr. ~  M
24. L'amour D'un Garcon (DON'T MAKE ME OVER)  ~ Francoise Hardy ~  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約62分


'60年代のバカラックをターゲットにした日本編集のコンピ集です。

本アルバムは、今は無きオールディーズ専門レーベル、エーサイド・レコードさんが1993年~1995年にかけてリリースした 『 バート・バカラック・マスターピース 』 シリーズ3部作の第2弾。1957年~1967年にリリースされたマニアックなバカラック作品をコンパイルしたものです。(ちなみに、第1弾のVol.1は未所有)

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あまり聴いたことない曲名が多いです。アーティストもしかり。しかも、全24曲のなかで半数を超える13曲はその曲のオリジナル・バージョン。(なお、表中リリース年の欄に小さくBと書いてあるのはシングルのB面という意味です)

13曲あるオリジナル・バージョンのなかで、カヴァーされてない(少なくとも私は知らない)超レアな曲だけを5曲ピックアップ。

T-6. 「 アンド・ジス・イズ・マイン 」 は、米女性シンガーのコニー・スティーブンスが1961年にリリースしたシングル 「 Make Believe Lover 」 のカップリング曲。基本4拍子のこの曲、イントロ抜きでサビから始まるのですがこのサビの部分だけうまく拍子が取れないんですよねー。流れるようなメロディラインも含めて印象に残る曲です。

T-8. 「 コール・オフ・ザ・ウェディング 」 は米女性シンガー、バブス・ティーノの1963年のシングル曲。軽快な曲ですが、曲の構成やメロディにクセがあって2分半の短い曲なのにおなか一杯になります。

T-11. 「 ウォーム・アンド・テンダー 」 は、ジョニー・マティスが1957年にリリースしたシングル 「 It's Not For Me To Say 」 のカップリング曲。ジョニー・マティスが最初に歌ったバカラック作品です。歌というよりも何かを唱えてる風なイントロと馬の蹄のようなパカパカしたリズムの変な曲。バックのオーケストラはレイ・コニフ。(ご参考 ~ ジョニー・マティスが歌ったバカラック作品リストは こちら

T-12. 「 シッティン・イン・ザ・トゥリー・ハウス 」 は米男性シンガー、マーティ・ロビンスが1958年にリリースしたシングル 「 She Was Only Seventeen 」 のカップリング曲。メロディにあまりバカラックっぽさは感じません。男性バックコーラスの口笛とトロンボーンの合いの手など、アレンジに時代を感じます。これもバックのオーケストラはレイ・コニフ。

T-16. 「 ラヴィング・イズ・ア・ウェイ・オブ・リヴィング 」 は米男性シンガー、スティーヴ・ローレンスの1959年のシングル 「 (I Don't Care) Only Love Me 」 のカップリング曲。これもバカラック臭の感じられないメロディ。アレンジはドン・コスタ。ちなみに、スティーヴ・ローレンスの奥様(1957年に結婚)はイーディ・ゴーメ。彼女のアルバムを紹介する記事でスティーヴ・ローレンスのことも書いてます。興味あれば こちら をご覧ください。

… T-6. 「 アンド・ジス・イズ・マイン 」 あたりは誰かカヴァーしてくれないかなぁ。あとはどーでもいいや(笑)。

─  この曲は聴いてお判りのように 「 ドント・メイク・ミー・オーヴァー 」 のフランス語バージョンである ─  とライナーに書いてあるT-24. に関してひとこと。フランソワーズ・アルディとやらが歌うフランス語はサッパリわかりませんが、メロディに関してはどう聴いても 「 ドント・メイク・ミー・オーヴァー 」 に聴こえないんですよねー。私の耳がイカレテルのかなぁ。


【データ】
『 Burt Bacharach MASTERPIECE Vol.2 』
V.A.

CD:1994年6月15日リリース、ライナーは福原武志氏
レーベル:A-Side Record (JP)
番号:AZ-5014

Planning and Compiled by "Baby Talk" Ueno and Yoshi Kaneko
Ⓟ1994 Manufactured by A-Side Record Company (Works Plus Inc.), Tokyo, Japan

2017年6月14日 (水)

A Matter of Style/Russell Thompkins, Jr. (2002年)

スタイリスティックスのリードとして活躍したラッセル・トンプキンスJr.が2002年にリリースしたアルバムです。バカラック・カヴァーを2曲収録!

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全12トラック中、バカラック作品は2トラック

3. NOTHING IN THIS WORLD  (4:38)
10. THE APRIL FOOLS  (3:33)  ※

※ 本アルバムでの曲名表記: (APRIL FOOLS) TRUE LOVE HAS FOUND US


元スタイリスティックスのラッセル・トンプキンスJr.が2002年にリリースしたアルバムです。

ラッセル・トンプキンスJr.はスタイリスティックスのオリジナル・メンバー。5人組だったグループは1980年に2名脱退&1名新加入して4人組に、1985年にはその新加入メンバーも脱退して3人組となります。以前ご紹介したアルバム 『 LOVE TALK 』 (1991年)は3人組時代の作品です。ラッセル・トンプキンスJr.はグループのリード・シンガーをず~っと務めてきましたが2000年にグループを脱退。ソロで2002年にリリースしたのが本アルバムです。

彼のファルセット・ヴォイスは本アルバムでも健在! 1951年生まれですから本アルバムリリース時は50歳をちょっと超えたくらい。オヤッ、意外と若いじゃないですか。もっとお年を召されてるのかと思っていました…^^;。

アニタ・ベイカーのヒットで知られる T-1. 「 ノー・ワン・イン・ザ・ワールド 」 、ガーシュイン作のジャズ・スタンダード T-5. 「 エンブレイサブル・ユー 」 、スタイリスティックスのセルフ・カヴァー T-7. 「 PEOPLE MAKE THE WORLD GO ROUND (愛の世界) 」 などが収録された本アルバムは彼のセレクションによるカヴァー集の趣き。新曲もあるのかもしれませんが、私にはわかりません^^;。

んで、バカラック・カヴァーは2曲。T-3. 「 ナッシング・イン・ディス・ワールド 」 はエンゲルベルト・フンパーディンクがオリジナルで、2000年リリースのアルバム 『 At His Very Best 』 に収録されています。オリジナル同様スロー・バラード仕立てですが、リズムやバックが賑やかなのとバック・コーラスのお陰でゴージャス感があります。でも、トンプキンスのファルセット・ヴォイスは何となく軽い印象。フンパーディンク版のシンプルで渋い歌声のほうがこの曲には好ましく思いました。

もう1曲はT-10. 「 幸せはパリで(エイプリル・フール) 」 。こちらはシンプルなアレンジ。トンプキンスはメロディの一音一音を長く保って丁寧に歌っています。特徴的なのは、普通にオリジナルの歌詞を歌ったあとでサビ部の最後の歌詞を5回もリフレインしてる点。こんなのトンプキンス版だけです。だからでしょう、本アルバムではその5回リフレインする歌詞を曲名にしちゃってます。曲名を変えてしまうなんて!

オマケとして、バカラック作品ではありませんがバカラック~ディオンヌつながりでエピソードをひとつ。前述したT-1. 「 ノー・ワン・イン・ザ・ワールド 」 のオリジナルは実はディオンヌで1985年リリースの 『 FINDER OF LOST LOVES 』 に収録されているのですが、この曲についてトンプキンスは後年次のように語っています。 ─  多くの人はアニタ・ベイカーでこの曲を知ってるんだろうけど、僕はそれ以前からこの曲を歌ってたんだ。バカラックの曲といえばディオンヌだろ。僕はディオンヌのレコードを全て買っていてね。それでこの曲を知ったのさ。それからアニタ・ベイカーがこの歌で大ヒットを飛ばしたワケさ。ディオンヌの影響は、僕のバージョンにもあると思うょ。 ─  トンプキンスはバカラックの大ファンなんだそうで、こんなことも語っています。 ─  これからも、レコーディングする1枚1枚のアルバムには、少なくとも必ず1曲は “ バカラック・ソング ” をやるつもりなんだ。 ─


【データ】
『 A Matter of Style 』
Russell Thompkins, Jr.

CD:2002年9月24日リリース
レーベル:Forevermore Music & Records (US)
番号:FVR 4614-2

Produced by Christopher Biehler & Russell Thompkins Jr.
T-3. 「 NOTHING IN THIS WORLD 」
  Arrangement: C. Biehler & A. Calabrese
  Synth Programming & Keyboards: Andy Calabrese
  Background Vocal Arrangement: Russell Thompkins Jr. & C. Biehler
  Background Vocals: Russell Thompkins Jr., Grace Myers, Susan Trexler & Terri Gore
  Producer's dedication: to the person in each of our lives who we call "our best friend."
T-10. 「 (APRIL FOOLS) TRUE LOVE HAS FOUND US 」
  Arrangement: C. Biehler
  Synth Programming & Keyboards: Andy Calabrese
  Drums & Percussion: Steve Curry
  Background Vocals: Russell Thompkins Jr.

2017年6月 7日 (水)

The Connoisseur Songbook Series : Burt Bacharach/Hal David/V.A. (1988年)

1988年英国編集のバカラック&デイヴィッド物コンピ盤です。

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全24トラック中、バカラック作品は23トラック

1. I SAY A LITTLE PRAYER  ~ Dionne Warwick ~  F
2. THE STORY OF MY LIFE  ~ Michael Holliday ~  M
3. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  ~ Jackie DeShannon ~  F
4. WHAT'S NEW PUSSYCAT?  ~ Tom Jones ~  M
5. ALFIE  ~ Cilla Black ~  F
6. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  ~ Sacha Distel ~  M
7. MESSAGE TO MICHAEL  ~ Dionne Warwick ~  F
8. TRAINS AND BOATS AND PLANES  ~ Billy J. Kramer and The Dakotas ~  M
9. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  ~ Dusty Springfield ~  F
10. MAKE IT EASY ON YOURSELF  ~ The Walker Brothers ~  M
11. DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE  ~ Dionne Warwick ~  F
12. A HOUSE IS NOT A HOME  ~ Shirley Bassey ~  F
13. 24 HOURS FROM TULSA  ~ Gene Pitney ~  M
14. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  ~ Sandie Shaw ~  F
15. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ Matt Monroe ~  M
16. THE LOOK OF LOVE  ~ Dionne Warwick ~  F
17. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART)  ~ The Stylistics ~  M
18. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  ~ Sacha Distel ~  M
19. ANYONE WHO HAD A HEART  ~ Cilla Black ~  F
20. WISHIN' AND HOPIN'  ~ The Merseybeats ~  M
21. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  ~ Bobbie Gentry ~  F
22. ONLY LOVE CAN BREAK A HEART  ~ Timi Yuro ~  F
23. WALK ON BY  ~ LEROY VAN DYKE ~  M
24. PROMISES, PROMISES  ~ Dionne Warwick ~  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約70分


1988年に英国で編集されたバカラック&デイヴィッド物のコンピ盤です。私が購入したCDは、1995年にリリースされた日本語ライナー付き輸入盤でした。

─  71年には来日公演も行い、その時の模様はライヴ・アルバムとして発表されたことがある。僕も同年日本武道館でのコンサートを楽しんだが、実に素晴らしいステージだったことを今でもよく憶えている。 ─  引用したのはライナーの一文で、執筆者は元・日本ローリング・ストーンズ・ファン・クラブ会長で音楽評論家の越谷政義さん。1971年にバカラックが来日したことを私はこのライナーで初めて知りました。

このコンピ盤の特徴は英国編集であること。英国でヒットしたバージョンや英国のアーティストが多く取り上げられています。以下、UKチャート(Music Week)とUSチャート(Billboard HOT 100)を曲名の邦題と併せてリストにしました。チャートの情報はライナーに詳しく書かれていたのですが、シングルのない曲は収録アルバムをDiscogs等で調べてリリース年のみ記載しました。尚、T-23. 「 ウォーク・オン・バイ 」 は、バカラック&デイヴィッド作品ではなくケンデイル・ヘイズ作曲の同名異曲。編集上の明らかなミス…と越谷さんも指摘しておられます。

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UKチャート1位が5曲もあってビックリします。これら5曲は他のアーティストのバージョンを含めてもUSチャートでは1位になってませんからネ。

英国のアーティストは、マイケル・ホリデー、トム・ジョーンズ、シラ・ブラック、ビリー・J・クレイマー&ザ・ダコタス、ダスティ・スプリングフィールド、シャーリー・バッシー、サンディ・ショウ、マット・モンロー、マージービーツの計9組。米国出身だけど英国を拠点に活動して T-10. 「 涙でさようなら 」 が全英1位となったウォーカー・ブラザーズ、軽快でノリの良いT-21. 「 恋よさようなら 」 が全英1位に輝いた米女性シンガーソングライターのボビー・ジェントリー、T-18. 「 雨にぬれても 」 が英国でヒットしたフランス男性シンガーのサッシャ・ディステル、このあたりも英国編集らしいチョイスだと思います。

そういえば、サッシャ・ディステルは2000年6月にロンドンで行われたバート・バカラック&ハル・デイヴィッドのトリビュートコンサートに出演して 「 雨にぬれても 」 を歌っていました。ちなみにB.J.トーマスの 「 雨にぬれても 」 はUK38位。英国でこの曲といえばサッシャ・ディステルなんですねー。

R39299414918364951347jpegR39299414918364996152jpeg 本コンピ盤の私的なレコメンドは、オーケストラをバックにシャーリー・バッシーがゴージャス且つドラマティックに歌い上げるT-12. 「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 。この曲は1968年リリースのアルバム 『 12 Of Those Songs 』 収録曲。写真のジャケットがそれなのですが、裏面をみてビックリ! ライナーを書いてるのはなんとショーン・コネリー! さすがはボンド映画の主題歌を3回も歌った彼女ならでは!(1968年時点ではまだ1964年公開の 『 GOLDFINGER (007/ゴールドフィンガー) 』 しか歌っていませんが^^;)。
「 ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム 」 はシャーリー・バッシーにとって初めてのバカラック・カヴァー。このあと彼女はバカラック作品を5曲もカヴァーしています。その5曲はすでに拙ブログで紹介済みですので、興味がありましたら こちら をご覧ください。


【データ】
『 The Connoisseur Songbook Series : Burt Bacharach/Hal David 』
(邦題:バート・バカラック/ハル・デヴィッド ソングブック)
V.A.

LP/CD:1988年リリース (所有CDは、1995/3/25リリースの日本語ライナー付き輸入盤。解説は越谷政義氏)
レーベル:CONNOSSEUR(UK) (所有CDは、ミュージックシーン)
番号:VSOP LP128/VSOP CD128 (所有CDは、MSIF 3261)

Compiled by Peter Summerfield.
Thanks to the following companies: EMI, POLYGRAM, KILO MUSIC, CHARLY, PRT, PROSADIS, JAC MUSIC LOS ANGELES.
This compilation Ⓟ & Ⓒ 1988 THE CONNOISSEUR COLLECTION, LONDON.

↓左:日本語ライナー付き輸入盤
 右:2000年リイシューCD。タイトルは 『 The Burt Bacharach Songbook 』 で、編集ミスのT-23. 「 ウォーク・オン・バイ 」 がカットされている。

2017年6月 4日 (日)

Great Songs of Bacharach & David/V.A. (1972年)

1972年米国キャピトル編集のバカラック物コンピレーション・アルバムです。

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A1. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU  ~ The Lettermen ~  M
A2. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ Matt Monro ~  M
A3. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  ~ San Fernando Brass & Voices ~
A4. I'M A BETTER MAN (FOR HAVING LOVED YOU)  ~ Al Martino ~  M
A5. THE LOOK OF LOVE  ~ The Sounds of Our Times ~
B1. WALK ON BY  ~ The Lettermen ~  M
B2. WHO IS GONNA LOVE ME  ~ The Sounds of Our Times ~
B3. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  ~ Tony Sandler & Ralph Young ~  M
B4. MAKE IT EASY ON YOURSELF  ~ Al de Lory ~
B5. (THERE'S) ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME  ~ Peggy Lee ~  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約28分


1972年米国キャピトル編集のバカラック物コンピレーション・アルバムです。全曲がカヴァーで目玉となるようなものはないのですが、T-A1,A2,B5.の3曲以外は普通のバカラック物コンピ盤に入ってないようなレアなものばかり。
本アルバムはCD化されておらず、中古レコード屋さんでLPを購入致しました。

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以下、アーティスト毎に簡単に紹介していきます。写真は収録元のアルバム・ジャケットです。

ザ・レターメン : LAで50年に結成された3人組のコーラス・グループ。イージーリスニング・コーラス・グループの代表とか言われていて、その時々のヒット曲やスタンダードを多くカヴァーしてるようです。T-A1. 「 ディス・ガイ 」 のコーラスはとろけるくらいソフトで、正にイージーリスニング。1968年のアルバムからですが、プロデュースはアル・デ・ローリーだそう。T-B1. 「 ウォーク・オン・バイ 」 のコーラスは 「 ディス・ガイ 」 より力感ありますがエコーの効きでソフトに聴こえる感じ。こちらは1964年のアルバムに収録。
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マット・モンロー : 1930年生まれの英国男性ポピュラー・シンガー。映画 『 野生のエルザ 』 や 『 ロシアより愛をこめて 』 の主題歌を歌ったお方です。T-A2. 「 遥かなる影 」 は、カーペンターズ版をよりゴージャスにした演奏をバックに余裕の歌いっぷりでバリトンの歌声を聴かせてくれます。
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サン・フェルナンド・ブラス&ヴォイセズ : イージーリスニングのビッグ・バンドらしいです。アルバムはサン・フェルナンド・ブラス名義の1枚のみ。T-A3. 「 雨にぬれても 」 はティファナ・ブラスを思わせる軽くソフトな金管が特徴で、コーラスもうっすら聴こえます。約2分半ほどなのですぐ終わっちゃいます^^;。
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アル・マルティーノ : 1927年生まれ(2009年没)の米国人俳優/シンガー。イタリア系で、映画 『 ゴッドファーザー 』 で女たらしの落ち目の中年シンガーを演じたそう。ジャケットをみてもいかにもイタリア系って感じ。T-A4. 「 ベター・マン 」 はオリジナルのエンゲルベルト・フンパーディンク版より少し早めのテンポでブリリアントに歌っています。バックの演奏もフンパーディンク版とほぼ同じアレンジですが、間奏での星が降るようなピアノなどはオリジナリティがあって私は好きです。
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ザ・サウンド・オブ・アワ・タイムズ : よくわからないイージーリスニングのオーケストラ。たぶん覆面グループなんでしょう。T-A5. 「 恋のおもかげ 」 はハープシコードっぽい音色で合いの手を入れるのがユニーク。音色はチープですけど。T-B2. 「 フー・イズ・ゴナ・ラヴ・ミー 」 は超レア曲。オリジナルはディオンヌですが、カヴァーしてるのは他にピーター・ネロくらい。どちらの曲も、時々聴こえるハーモニカっぽい音色に'70年代への郷愁を感じます。
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トニー・サンドラー&ラルフ・ヤング : サンドラー&ヤングというグループ名で知られる'60年代~'80年代に米国で活躍した男性デュオ。ヤングは1918年生まれ(2008年没)で、サンドラーより15歳も年上だったそうです。T-B3. 「 世界は愛を求めてる 」 はコンボ+ストリングスをバックにだら~っと歌っています。ところどころハモるのですが、全体的にボーカルというよりはコーラスって感じです。
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アル・デ・ローリー : 1930年生まれ(2012年没)の米国男性プロデューサー/アレンジャー/セッションミュージシャン(キーボード)。プロデューサー/アレンジャーとしてはグレン・キャンベルを手がけたのが有名です。前述の通りザ・レターメンもプロデュースしています。レッキング・クルーの一員でもあったそう。T-B4. 「 涙でさようなら 」 はコンボ+ストリングスをバックにピアノがメロディを奏でていますが、実に平凡なイージーリスニングです。アルバム・ジャケットはお姿がなかったので、もう1枚写真を載せておきます。
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ペギー・リー : 米国の女性ポップス/ジャズ・シンガー(1920年生、2002年没)。1956年リリース(DECCA)の名盤 『 ブラック・コーヒー 』 は私もCD持っています。T-B5. 「 愛の想い出 」 は、軽快なアレンジでノリの良い演奏と対照的に当時50歳だったペギーおばさんのノリはイマイチ。もう少し弾けて欲しい曲なのですが…。
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ここからはオマケです。MP3で所有しているペギー・リーのバカラック作品をご紹介。
T-B5. 「 愛の想い出 」 を収録している1970年のアルバム 『 Bridge Over Troubled Water 』 ではもう1曲、「 雨にぬれても 」 (2:53) もカヴァーしています。ゆったりめのテンポで、こちらはペギー・リーおばさんも上手くシャッフルのリズムに乗って歌っています。イントロの印象的なフレーズ、本編でのオブリガートなど、フルートを上手く使ったアレンジがいいですねー。

Peggy_lee_where_did_they_goまた、 1971年リリースのアルバム 『 Where Did They Go? 』 ではバカラック&デイヴィッドの新曲 「 MY ROCK AND FOUNDAION 」 (2:39) をレコーディングしています。 プロデューサーは Snuff Garrett で、アレンジャーは Al Capps。
ズンチャッチャのリズムで変拍子も入っているのでバカラックらしいといえばらしいのですが、このリズムが果たして50歳を過ぎたペギー・リーおばさんに合ってるかというと疑問です。サビのメロディの変な感じは1960年代半ばのバカラック作品を彷彿とさせるものですし、その昔に作曲してオクラ入りになってた曲なんじゃないかなぁ…。


【データ】
『 Great Songs of Bacharach & David 』
V.A.

LP:1972年リリース
レーベル:Capitol (US)
番号:QL-6734 (4 channel stereo), SL-6734 (stereo) ※
※私が所有しているのはQL-6734です。この頃キャピトルでは、通常の2チャンネル・ステレオ盤と4チャンネル・ステレオ盤の両方をリリースすることが多かったようです。レコード番号のQL/SLで識別できます。4チャンネルのことを英語では “ QUADRAPHONIC ” と呼ぶため頭文字をQにしたのでしょう。DECCAや日本ビクターの4チャンネル・レコードと異なり、キャピトルを始め当時の多くのレコード会社が採用していた4チャンネルはマトリックス式でした。マトリックス式のレコードは2チャンネル・ステレオとの互換性を重視した仕様のため、2チャンネル・ステレオでも再生可能です。

Album Director : Ernest K. Dominy

Amazonは取り扱い無し

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