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2017年7月30日 (日)

Johnny Mathis sings the music of Bacharach & Kaempfert/Johnny Mathis (1970年)

ジョニー・マティスが1970年にリリースした、バカラックとケンプフェルトの作品集です。

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ジャケット裏側の中央右、"25"と書いてあるのはシールです。剥がそうとしましたがビリビリになりそうで断念しました^^;

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LPダブルジャケット見開き状態

LP2枚組: 1枚目(SIDE1/SIDE2)はBert Kaempfert集で、2枚目(SIDE3/SIDE4)がBurt Bacharach集。

SIDE3
1. WALK ON BY
2. THE LOOK OF LOVE
3. I SAY A LITTLE PRAYER
4. HEAVENLY
5. THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU
SIDE4
1. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
2. ALFIE
3. ODDS AND ENDS
4. FAITHFULLY
5. DON'T GO BREAKING MY HEART

収録時間約32分 (2枚目のみ)


米国の男性ポピュラー・シンガー、ジョニー・マティスが1970年にリリースした、バカラックとケンプフェルトの作品集です。以下、2枚目のバカラック集のみ言及してまいります。

ジャケット見開きにジョニー・マティスが本アルバムに寄せたコメントが載ってまして、その一端をわたくしめの超意訳でご紹介。

─ 作曲家シリーズのアルバムを作ろうというアイディアを思い立った時、私はどこから始めたらよいかという難題に直面した。 … バート・バカラックとベルト・ケンプフェルトを取り上げたらどうだろう? 悪い考えじゃないぞっ!
 ニューヨークのイーストサイドにあるアパートで、あれは確か晴れた日の午後だったかな、バート・バカラックと故シドニー・ショウが 「 HEAVENLY 」 を作ってくれたんだ。(そういえば、バートは大型のボクサー犬を飼ってたな) 「 HEAVENLY 」 は、アルバムのコンセプトを発展させてくれた素晴らしい曲だった。その後、「 FAITHFULLY 」 、「 WARM AND TENDER 」 、 「 WALK ON BY 」 、「 ALFIE 」 、「 THE LOOK OF LOVE 」 、「 RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD 」 、そして最近ではアルバム 「 CLOSE TO YOU 」 のタイトル曲なんかを歌ってきた。いずれもとても楽しい経験だったょ。 (以降略)  ─


ジョニー・マティスが歌ったバカラック作品リスト(対象期間 : 1956年~1995年)がこちら↓
Photo

ご覧の通り、本アルバムはそれまでに歌ってきたバカラック作品(OriginalやCover)のなかから10曲をコンパイルした編集盤なんですね。アルバムの存在は知っていたのでCD化されるのをず~っと待っていたのですが、我慢できず中古LPを購入した次第。Amazonのマーケットプレイスに出品されていたのを今月たまたま発見! 見るとお店は英国。LPだし途中で割れないかなぁ~と若干心配だったのですが10日ほどで無事届きました。良かった良かったhappy01

コンピ集CDに入ってたりMP3をダウンロードしたりして知ってる曲もありますが、半数の5曲は初めて聴く曲でした。せっかくなので、全10曲、元々の収録アルバムを年代順に辿りながら紹介して参ります。

『 Heavenly 』、1959年8月リリース (CS 8152)
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彼がライナーで書いてる通り、SIDE3-4. 「 HEAVENLY 」 を収録。
バカラックが書下ろしたスローでしっとりした4ビートの曲。年代が年代だけに、メロディ他作曲面でバカラック臭は殆ど感じられません。アレンジ&指揮はグレン・オサー。ストリングスを中心としたオケとピアノ・トリオによるバックの演奏はオールドファッション且つ流麗そのもの。ジョニー・マティスの評価は悪くなかったワケで、職業作曲家として依頼された仕事を頑張ってこなしてたんだろーな…としばし想像。

『 Faithfully 』、1959年12月リリース (CS 8219)
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前作 『 Heavenly 』 に続くアルバムで、SIDE4-4. 「 FAITHFULLY 」 を収録。
これも書下ろし曲。韻を踏んでいる曲名やスローでしっとりした曲調も含めて 「 HEAVENLY 」 とは兄弟曲って感じ。さりげなく転調するところはちょっぴりバカラック臭がしますが。

以上2曲はどちらもカヴァーを一度も聴いたことがない超レア曲です。

『 Love Is Blue 』、1968年3月リリース (CS 9637)
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SIDE3-1. 「 WALK ON BY 」 、SIDE3-2. 「 THE LOOK OF LOVE 」 、SIDE3-3. 「 I SAY A LITTLE PRAYER 」 、SIDE4-5. 「 DON'T GO BREAKING MY HEART 」 の4曲を収録。
「 WALK ON BY 」 は、短いイントロのあとジョニーがラララ~とメロディをハミングで歌うのに意表を突かれます。が、その部分も実はイントロで、転調して半音下がってからようやく1コーラス目が始まります。それ以外はディオンヌ版の焼き直しです。「 THE LOOK OF LOVE  」 は、途中までは平凡なカヴァーなのですが、エンディングでメロディをフェイクしてまったりとフェードアウトするところは印象的。「 I SAY A LITTLE PRAYER 」 もイントロの独特なフレーズや間奏やちょっとした対旋律など洒落たアレンジが好印象。反面、ジョニーの歌唱は印象薄いんですが。「 DON'T GO BREAKING MY HEART 」 はロジャニコ版とクリソツで可もなく不可もなくといったところ。

『 Those Were The Days 』、1968年11月リリース (CS 9705)
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SIDE3-5. 「 THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU 」 を収録。
以前ジョニー・マティスの1996年のアルバム 『 ALL ABOUT LOVE 』 を紹介した際取り上げましたので、ここでは割愛します。

『 Love Theme From "Romeo And Juliet" (A Time For Us) 』、1969年7月リリース (CS 9909)
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SIDE4-1. 「 I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN 」 を収録。
1コーラスめはアコギ主体の伴奏。一部女性ヴォーカルとのハモりもあってミュージカル 『 プロミセス・プロミセス 』 でチャック役が歌ったバージョンと似ています。転調後の2コーラスめはストリングスやピアノにグロッケン、それに女性コーラスなんかも絡んできて賑やかに。アウトロではストリングスが小粋なフレーズを奏でます。こういう曲にジョニー・マティスのまったりした声質は合ってるかも。
この曲はシングルでもリリースされました(1969年、4-44837)。カップリングは同じく 『 プロミセス・プロミセス 』 から 「 WHOEVER YOU ARE, I LOVE YOU 」 。この 「 WHOEVER ~ 」 はシングル・オンリーで収録アルバムは見当たらないんですよねー。聴いてみたいなぁ。

『 Raindrops Keep Fallin' On My Head 』、1970年2月リリース (CS 1005)
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SIDE4-2. 「 ALFIE 」 、SIDE4-3. 「 ODDS AND ENDS 」 を収録。
「 ALFIE 」 はオケが奏でるゴージャスなバックと較べてジョニーの歌はちょっと軽い感じ。エンディングの手前、 “ アルフィー ” のところを長~く伸ばして歌うなど頑張ってるんですけどね。一方の 「 ODDS AND ENDS 」 は、ピアノが奏でる雨だれのような可愛らしいイントロをはじめとした軽快なオケストレーションにジョニーのまったりした歌唱が良くマッチしてます。
アルバムのタイトル曲 「 RAINDROPS KEEP FALLIN' ON THE HEAD 」 は、残念ながら本アルバムには未収録。これも聴きたかったなぁ…。

評価は曲によってバラツキ大ですが、安価でしたら中古LP購入オススメします。


【データ】

『 Johnny Mathis sings the music of Bacharach & Kaempfert 』
Johnny Mathis

LP:1970年Autumn リリース
レーベル:Columbia
番号:CG 30350

Produced by Robert Mersey, except SIDE4-2 by Jack Gold
Arranged and conducted by Robert Mersey (SIDE3-1,2,3, SIDE4-1,5)
Arranged and conducted by Glenn Osser (SIDE3-4, SIDE4-4)
Arranged and conducted by D'Arniell Pershin (SIDE3-5)
Arranged and conducted by Ernie Freeman (SIDE4-2,3)

Written by Burt Bacharach & Hal David (except SIDE3-4, SIDE4-4)
Written by Burt Bacharach & Sidney Shaw (SIDE3-4, SIDE4-4)

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