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2017年9月 3日 (日)

アルフィー / バート・バカラック・ソングブック/V.A. (1997年)

1997年にテイチクからリリースされた日本編集のバカラック物コンピ集です。

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1. ALFIE  ~ Dionne Warwick ~  F
2. RAINDROPS KEEP FALLING ON MY HEAD  ~ B. J. Thomas ~  M
3. BABY IT'S YOU  ~ The Shirelles ~  F
4. YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN (IF YOU BREAK MY HEART)  ~ Twice As Much ~  M
5. WIVES AND LOVERS  ~ Dionne Warwick ~  F
6. ANY DAY NOW  ~ The Drifters ~  M
7. THIS G'S IN LOVE WITH YOU  ~ B. J. Thomas ~  M
8. I SAY A LITTLE PRAYER  ~ Helen Shapiro ~  F
9. THE LOOK OF LOVE  ~ Dionne Warwick ~  F
10. MAKE IT EASY ON YOURSELF  ~ The Three Degrees ~  F
11. THE BREAKING POINT  ~ Chuck Jackson ~  M
12. EVERYBODY'S OUT OF TOWN  ~ B. J. Thomas ~  M
13. (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU  ~ Dionne Warwick ~  F
14. KEEP AWAY FROM OTHER GIRLS  ~ Helen Shapiro ~  F
15. PLEASE STAY  ~ The Drifters ~  M
16. WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE  ~ Dionne Warwick ~  F
17. WALK ON BY  ~ Janet Lee Davis ~  F
18. LONG AGO TOMORROW  ~ B. J. Thomas ~  M
19. I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF  ~ Helen Shapiro ~  F
20. THE APRIL FOOLS  ~ Dionne Warwick ~  F

※ メイン・ボーカル入りの曲は、F (Female-女性)、または M (Male-男性) と表記

収録時間約62分


1997年にテイチクからリリースされた日本編集のバカラック物コンピ集です。テイチクの洋楽部門レーベル OVERSEAS RECORDS のマークがCDケース裏の左下に見えます。セプターは日本ではテイチクが扱っていたんですね。そのセプターを中心としたコンピレーションとなっています。

前々回ご紹介したコンピ集 『 ~Alfie~ バート・バカラック・ラヴ・ソングブック 』 の6日後にリリース。タイトルが似てるし、キレイなお姉サマのジャケ写もモロかぶってます。しかもライナー執筆者まで同じ! 前々回、タイトルに “ Alfie ” を入れたのはTVドラマ 『 協奏曲 』 の影響だろうと書きましたが、本アルバムのライナーに以下のような記述が…。

─  今、大手のCDショップへ行くとバート・バカラックのコーナーが軒並み作られている。各社競って再発をしているからだ。その原因のひとつはドラマ 『 協奏曲 』 でバカラック・ナンバーがふんだんに使われ、テーマ・ソングになったヴァネッサ・ウィリアムスの 「 Alfie 」 が日本で大ヒットしたことにある。 ─


やっぱりヴァネッサの 「 Alfie 」 に便乗して売ろうという魂胆だったんだcoldsweats01

Photo

セプターでバカラックといえばディオンヌ・ワーウィックにB.J. トーマス。全20曲のうち半数がこの二人の曲です。

ディオンンヌは6曲入ってますが、T-20. 「 エイプリル・フール 」 以外の5曲はカヴァー。う~ん、ちょっと芯を外してる感じ。「 ウォーク・オン・バイ 」、「 小さな願い 」、「 サン・ホセへの道 」、「 恋よ、さようなら 」 などディオンヌがオリジナルの王道ヒット曲を入れなかったのは何故なんでしょう? ま、取り上げたディオンヌの曲はいずれも定番曲だし流石のクォリティでその点不満はないのですが。

B.J. トーマスは4曲。T-1. 「 雨にぬれても 」 はモチロン入ってますし、T-12. 「 アウト・オブ・タウン 」 、T-18. 「 ロング・アゴー・トゥモロー 」 の2曲が入ってるのが嬉しいですね。この2曲はいずれもバカラックの書下ろし曲。海外のバカラック物コンピ集には時々入ってますが、日本編集盤に入ってるのは珍しいと思います。この2曲は私的レコメンドですっ!

一方、レアなものもありまして。

ヘレン・シャピロは英国の女性シンガー。ライナーによれば3曲とも1991年録音版らしいのですが、バカラック書下ろしのT-14. 「 浮気はダメよ(キープ・アウェイ・フロム・アザー・ガールズ) 」 は明らかに1962年版。ライナーの誤記ですねー。T-8. 「 小さな願い 」 とT-19. 「 恋のとまどい(心乱れて) 」 は確かに'80年代後半っぽいアレンジ。レアなカヴァーだとは思いますが、ちょっと安易でチープな印象。Discogsで調べたら1990年リリースのベスト盤に収録されていましたのでリストには1990年リリースと記入しました。

ちなみに、スリー・ディグリーズのT-10. 「 涙でさようなら 」 も同時期の1989年版で他のコンピ盤には入ってないレアなカヴァーです。ヘレン・シャピロよりはアレンジに工夫がみられますし、気持ちの入った歌唱もなかなか聴き応えあります。

ドリフターズの2曲はライナーによると'70年代の録音。こちらもレアだとは思うのですが、T-6. 「 エニィ・デイ・ナウ 」 とT-15. 「 プリーズ・ステイ 」 どちらも陳腐なアレンジにチープな演奏にガッカリ (陳腐とチープって発音も意味も近いものがありますね)。リード・ヴォーカルは誰なのかわかりませんが歌もヒドいです。アトランティック時代の 「 プリーズ・ステイ 」 とは月とスッポン。こんなの入れるくらいならディオンヌをもっと入れて欲しかった。

もうひとつ私的なレコメンドは、トワイス・アズ・マッチのT-4. 「 ユール・ネヴァー・ゲット・トゥ・ヘヴン 」 。'60年代後半の数年間だけ活動した男性2人組らしいですが、なかなかユニークなカヴァーです。チェンバロのバロック風味、アコーディオンのケルト風味、それに英国ポップスの雰囲気がうまくバランスしています。


【データ】
『 アルフィー / バート・バカラック・ソングブック 』
(英題:ALFIE:BURT BACHARACH SONGBOOK)
V.A.

CD:1997年1月22日リリース  ライナーノーツは佐藤邦彦氏、歌詞付き
レーベル:OVERSEAS RECORDS (JP) / テイチク・レコード (JP)
番号:TECW-20418

Ⓟ1997
Manufactured & Distributed by TEICHIKU RECORDS CO.,LTD. Japan

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