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2018年2月11日 (日)

Promises, Promises/Aimi Macdonald and Ronnie Carroll (1969年)

UKアーティストによるミュージカル 『 プロミセス・プロミセス 』 のスタジオ・キャスト・アルバムです。

(画像は全てクリックすると大きくなります)
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A1. OVERTURE  ~ Orchestra ~
A2. HALF AS BIG AS LIFE  ~ Ronnie Carroll
A3. UPSTAIRS  ~ Ronnie Carroll
A4. YOU'LL THINK OF SOMEONE  ~ Aimi Macdonald and Ronnie Carroll
A5. SHE LIKES BASKETBALL  ~ Ronnie Carroll
A6. KNOWING WHEN TO LEAVE  ~ Aimi Macdonald
B1. TURKEY LURKEY TIME  ~ Daphne Bonnet, Lissa Gray and Christine Parker
B2. A FACT CAN BE A BEAUTIFUL THING  ~ Ronnie Carroll and Patricia Whitmore
B3. WHOEVER YOU ARE, I LOVE YOU  ~ Aimi Macdonald
B4. WHERE CAN YOU TAKE A GIRL?  ~ Frank Holmes, Fergus O'Kelly, Eddie Lester and Charles Young
B5. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN  ~ Aimi Macdonald and Ronnie Carroll
B6. PROMISES, PROMISES  ~ Ronnie Carroll

収録時間約35分


─  ブロードウェイでの大ヒットを受け、『 プロミセス・プロミセス 』 ロンドン公演が10月2日プリンス・オブ・ウェールズ・シアターで始まった。「 THE STORY OF MY LIFE(ストーリー・オブ・マイ・ライフ) 」 「 WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE(世界は愛を求めている) 」 「 ANYONE WHO HAD A HEART(恋するハート) 」 などこの10年の間に数多くのヒット曲を生んだバート・バカラックとハル・デイヴィッドによる最初のミュージカルである。一番の人気曲 「 I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN(恋よさようなら) 」 は公演開始一週間以内にUKチャート1位となり、ショーの成功を改めて裏付けることとなった。そのほか注目すべき曲は、「 WHOEVER YOU ARE, I LOVE YOU(あなたはあなた) 」 「 WANTING THINGS(ウォンティング・シングス) 」 そして、とても楽しいタイトル曲である。 ─ (ジャケ裏のライナーノーツより)

1969年、『 プロミセス・プロミセス 』 のロンドン公演が始まって一週間経った頃の描写からライナーノーツは始まっています。前回記事で紹介したロンドン・オリジナル・キャスト・アルバムと同じく1969年にリリースされた本アルバム、ロンドン公演のキャストは一人も参加していません。

アルバムの名義はアイミ・マクドナルドとロニー・キャロル。ジャケットの2人です。略歴がライナーに書いてありましたので引用して紹介します。(邦題やUKチャートなど参考情報を追記しました)

─  フランスとアメリカでバレエのキャリアをスタートさせた後、アイミはイングランド戻ってミュージカル 『 On the Town(オン・ザ・タウン) 』 『 Boys from Syracuse 』 に出演。そのあと彼女はTVコメディ・シリーズ 『 At Last The 1948 Show 』 で大ブレーク、“ the lovely Aimi Macdonald ” のキャッチフレーズが付いた。シリーズ終了後すぐに彼女はガーシュインの 『 Lady, be good(レディー、ビー・グッド) 』 でLionel Blairと共演した。 ─

─  ロニー・キャロルは約12年間歌手として活動しており、「 Say wonderful things 」(1963年、UK6位)、「 Roses are red 」(1962年、UK3位)、「 Dear heart 」 などのヒット曲がある。リラックスした歌唱スタイルを持ち、長年にわたり多くのラジオやTV番組に出演してきた。このところ録音が減っていたが以前と同様に彼が歌うのを聴けて非常に喜ばしい。 ─

作品や曲がわからないので読んでもピンときませんがcoldsweats01

Pp_uk_studio_cast_5この2人以外に、一部の曲では他のアーティストも参加しています。左の表はミュージカルの役と本アルバム参加アーティストの関係をまとめたものですが、その曲を歌う役に合わせて歌手をあてがってるワケですね。

Wikiで調べて知ったのですが、公演キャストとは別にレコーディングしたアルバムをスタジオ・キャスト・アルバムって言うんですね。?マークの方は出身&生年等調べてもわからなかったのですが、UKの色々なスタジオ・キャスト・アルバムに名前が出てくる…そんな方々ばかりでございます。

Imgp5319cccImgp5320ccc 収録されているのは、オリジナル・キャスト・アルバム(以降、OC盤)の17曲からシェルドレイク役やドレイファス医師役が歌う曲などをカットした12曲。オケのアレンジはOC盤に似ているけど全くの別物。レコードを耳コピしてOC盤を再現しようとしたけど力及ばず…だったのかなぁと推察。唯一みられる独自の工夫は、A1. 「 序曲 」 の途中に 「 恋よさようなら 」 を挿入したこと。時間にして20秒間、アイディアは良いのですが惜しむらくはここのアレンジが安直で…。時間に余裕がなかったのかしらん。

チャック役ロニーの歌唱は安定していて、とびぬけたところはないけれど安心して聴くことが出来ます。一方、フラン役のアイミはちょっとツラい。ネコ声なのはいいのですが、若い(当時27歳)わりに声の張りは無く音程は不安定。特にバラードのB3. 「 あなたはあなた 」 はそれが顕著。他のアーティストが頑張ってるだけに余計アイミの不安定さが目立ちます。

全体的なクオリティは明らかにOC盤より低く、本アルバムはオススメ致しかねます。これだったらOC盤を買えばいいワケで…。企画意図がよくわかりません。イージーリスニングのように原曲とは一味違ったアレンジで特徴を出すのならまだ存在意義があるんでしょうけどね。

そういう意味では、超一流アーティストが歌うスタジオ・キャスト・アルバムを作ったら面白いと思うんですけどね。OC盤を上回る圧倒的なクオリティで! 英国だったら、ちょうど今 『 トゥギャザー・ジャパン・ツアー 2018 』 (2018年2月10~12日、@東急シアターオーブ)で来日しているマイケル・ボールとアルフィー・ボーでアルバム制作したらスゴイことになるだろうなぁ。チャック役はどちらもキャラ合わないけど、ふたりともバカラック作品をカヴァーしているのでオファーしたらOKしてくれそうだし…などと夢想するあるでおでした。
マイケル・ボール 『 BACK TO BACHARACH 』
アルフィー・ボー 『 TRUST 』


【データ】
『 Promises, Promises 』
Aimi Macdonald and Ronnie Carroll

LP:1969年リリース
レーベル:fontana (UK)
番号:SFL 13192

プロデュース、アレンジ等は不明。
Orchestra directed by Keith Roberts
その他クレジットは前述の表を参照ください。
Ⓟ1969

※ 日本のAmazonでの取り扱いは無し

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